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男で事務職を選ぶのは情けないですか?
現在、転職活動中で事務職を志望している20代の男性です。でも、周囲から「男なのに事務?」という反応をされることがあり、だんだん自信がなくなってきました。
体力仕事や営業のような男らしい仕事を選ばなかった自分は、情けないのかな思うこともありますが、自分には事務の仕事のほうが向いている気がしています。
男性で事務職を選ぶのはやはり珍しいのでしょうか?
そう思われにくくする方法や、気にしないための考え方、実際に働いている方の体験談があれば教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
情けなくない! 自分の選択に自信と誇りを持とう
男性が事務職を選ぶことについて、他人からの評価を気にして「情けない」と感じる必要はまったくありません。
そもそも、他人と自分を比較しても仕方がないからです。大切なのは、自分自身の選択に自信を持つことでしょう。
自信とは自分を信じると書くように、もし事務職が自分に向いていると確信し、明確な意志を持って選んだのであれば、それは尊重されるべきキャリアの選択です。
周りの声に惑わされないようにしましょう。
志望する理由が自分軸にもとづくものであることが大切!
しかし、もしその選択が「楽そうだから」といった安易な理由や、自分自身の軸にもとづかない客観的な条件だけで決めたものなのであれば、一度立ち止まってキャリアの方向性を見直す必要があるかもしれません。
そういう気持ちで選んでいると、自分自身で「情けない」と感じてしまうことにつながります。
もし、周囲の言葉がどうしても気になってしまうのであれば、別の道を考えるのも一つの選択肢です。自分の心に正直になることが、後悔しないキャリアを歩むための第一歩となります。
周りの声は気にしない! 戦略と視野の広さで活躍しよう
決して男性が事務職を選ぶことを情けないとは思いません。ただ、戦略的には難しいほうを選んでいると思います。
まず、正社員の事務職求人がなぜ少ないかを考えてみてください。客観的に見ても求人倍率でほかの職種と大きな差があるはずです。
事務職でも法務や財務など専門性の高い仕事がありますが、職歴の浅い時期におこなう事務職はそれほど多くのスキルを必要としないものが多いでしょう。そのため、フルタイムである必要がなく、非正規社員や外注とバッティングすることがあるのです。
正社員のフルタイム前提の仕事であれば競争相手は少ないですが、非正規求人とバッティングする場合、家事都合や何らかの事情でフルタイムでは働けない有能な人材も競争相手になります。
また、AI(人工知能)や外注も事務職の仕事を奪うライバルになってくるでしょう。
現場経験を積んでから事務職にいくこともおすすめ! キャリアを考えてみよう
もう一つ考えてほしいことは、若いうちから事務職でやっていく場合と、現場を経験してから事務職になる場合と、どちらが有利かということです。
仮にあなたに現場仕事の適性が無かったとしても、将来的に会社から見て有望なのは現場も知っている事務職のほうではないでしょうか。
私が採用を担当していた会社の方針でも、どれだけ有望な候補者であってもまずは現場に入れるということをしていました。
実例ですが、マーケティングを学んで大学院まで行き、その学びを活かして広報をやりたいという応募者を採用したことがあります。このときは、本人と将来のキャリア設計をふまえて話し合ったうえで、まず現場で3年ほど経験を積んでから広報に異動してもらいました。
その人は30代以降で非常に活躍しているのですが、最初から広報をさせていたら恐らくここまでのレベルの良い仕事はできなかっただろうと思います。
最初から事務職を目指すのであれば、機械化、自動化されない部分での専門的なスキルを高めることを志向してください。
事務職でもプロの領域はいろいろありますので、高い目標を掲げて取り組んでいれば、そんな声は気になりません。そうでないなら、目先のことよりも、将来的に事務職で成功するために一度現場を知っておくという考え方も検討してみてほしいと思います。
以下の記事では事務職の具体的な仕事内容や就職に向けた対策方法などを解説しています。事務職への就職・転職を検討している人は、一度目を通しておきましょう。
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