Q

留学で2年休学していますが、就職留年もすると就職は厳しいですか?

私立大学の文系学部に通う女です。留学に1年半行っていたため、既に2年休学しています。

しかし、就職活動がうまくいっておらず、就職留年も視野に入れ始めました。浪人も単位不足での留年もしていないのですが、3年遅れは就職は厳しいのでしょうか。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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原因は休学期間よりも就活への取り組み方にあるのかもしれない

留学経験があることは、多くの企業にとって魅力的なポイントです。留学中に得た国際的な視野やコミュニケーション能力は、グローバルに展開している企業にとっては非常に価値のあるスキルです。

また、2年の休学も留学という有意義な経験のためであれば、多くの企業は理解してくれるでしょう。ただし、就職活動がうまくいっていないということは、何らかの原因があるかもしれません。

まずは自分のアピールを客観的に見直してみよう

自分の強みや過去の経験をうまくアピールできているか、エントリーシート(ES)や面接でのコミュニケーションが適切か、また、自分の希望する業界や職種に対して十分な知識や準備ができているか、これらのポイントを再確認してみてください。

3年の遅れが就職に影響するかどうかは、企業や業界によって異なりますが、一般的には、あなたのスキルや経験、そして将来に対する意欲が重視されます。過去の経歴よりも、これからどれだけその企業に貢献できるかが採用の決め手となります。

また、就職留年を視野に入れることも一つの選択肢ですが、その間に何をするか、どう自分を成長させるかが重要です。ただ時間を過ごすのではなく、スキルアップや資格取得、インターンシップなど、自分を成長させるためのアクションを取りましょう。

大切なのは、自分を信じて前向きに取り組むことです。あなたの経験やスキルは、きっとどこかの企業で必要とされています。

以下の記事では、ESと履歴書の違いを解説しています。それぞれの書類でアピール方法も異なるので、違いをしっかりと押さえて採用担当者の印象に残る記入をしましょう。

インターンの特徴や参加するメリット、インターンの選考対策法などをこちらの記事で解説しています。併せて参考にしてくださいね。

キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

谷所 健一郎

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原因がわからないうちに就職留年を決めるのはおすすめできない

就活に打ち込みたいという理由以外の目的を持たない就職留年は、デメリットの方が大きいでしょう。

たとえば就職活動がうまくいかない原因がスキル不足など、原因がはっきりしているならば、改善して再チャレンジする選択肢もありますが、特になければ留年をして3年遅れることで、就活がうまくいかなかったという印象を与える可能性があります。

就職留年して今年より良い条件になる見込みがなければ、今年の就活に打ち込んだ方が良いでしょう。思うような企業ではなくても、就職をしてスキルや知識を高めていくことで、希望する企業へ転職するという選択肢もあります。

まずは就職活動がうまくいかない理由を明らかにしよう

留学で学んだ語学力や知識などが活かせない企業であれば、休学がうまくいかない原因の一つかもしれません。留学の目的、留学で得たこと、語学力などについて、語学や知識などが活かせる企業へしっかりアピールすることが大切です。

これまで応募してきた業界や企業が、競争率が高い大手企業のみということはありませんか?

大手企業がうまくいかなければ、企業規模や業界について考えてみても良いでしょう。これからの時代は、どの企業に就職したかより、何ができるかがより重要になってきます。

1年半の留学経験は、貴重な経験であり強みとしてアピールすべきです。留学経験があるからこそ発揮できる能力を、必要としている企業へ積極的にアピールしてください。

志望する企業の内定がもらえずに、就職留年か就職浪人かを悩む人もいるかもしれません。そんな人に向けたアドバイスはこちらのQ&Aをチェックしてみてください。

こちらのQ&Aでは、就職浪人をしようかと悩んでいる学生に向けて、キャリアアドバイザーが回答しています。

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