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面接に落ちた理由を企業に聞くのはOKですか?

現在就活中の大学生です。先日、面接を受けた企業から不採用の連絡をもらいました。手応えがあっただけに、悔しい気持ちと納得できない気持ちとが混在しています。

このままでは、次の選考に向けて気持ちを切り替えることができないので、なぜ不採用だったか企業に質問してみようかと思っているのですが、一般的に、不採用になった企業の担当者の方にその理由を聞くのは失礼にあたるでしょうか?

もし聞いても良いのだとしたら、どのような聞き方をすれば、快く理由を説明してもらえるでしょうか?

逆に聞くのはまずい、ということであれば、どうやってこのモヤモヤや疑問を解消して気持ちを切り替えられるかについて、解説していただけると助かります。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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面接の不合格理由を聞くのはおすすめできない! 企業の事情を理解しよう

面接に落ちた理由を企業に直接聞くこと自体はマナー違反ではありませんが、あまりおすすめできません。

多くの企業は、個人情報保護や公平性の観点から、不合格の具体的な理由を開示しない方針をとっています。そのため、問い合わせても明確な回答が得られないことがほとんどです。

それでもどうしても聞きたい場合は、「学習目的である」という明確な姿勢と、「必ずしも対応してもらえなくてもかまわない」という柔軟な姿勢が不可欠です。

企業は採用活動をおこなっているのであって、個々の学生の成長にコミットしているわけではないですからね。

企業側も、多数の応募者のなかから合否を判断するため、一人ひとりに具体的なフィードバックをすることが難しいという事情もあります。

丁寧な姿勢が絶対! 回答が得られなくても自己分析で補完しよう

もし聞く場合は、メールでまずこの度のお礼と選考への感謝を述べ、そのうえで迷惑を承知のうえでフィードバックをもらえれば、今後に活かす旨を200字以内で簡潔に伝えましょう。これなら、あなたの誠実な姿勢を示せます。

回答が得られなかったとしても、それ以上追撃せず、自己分析で自身の課題を補完することが大人の対応といえるでしょう。

モヤモヤとした疑問や反省点については、「自分なりの面接の振り返りをおこなって反省点を洗い出す」ことや、「模擬面接などでその反省点がどのように改善されているかをチェックする」など、前向きに改善策を考えることを優先するほうが、今後の就職活動にとって有益だと思います。

過去の失敗から学び、次へと活かす姿勢が最も重要です。

国家資格キャリアコンサルタント

馬場 岳

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聞くのはOK! でも期待しすぎない心構えが大事

面接に落ちた理由を企業に聞くこと自体は、必ずしも失礼にはあたりません。ただし、企業側の対応はさまざまで、必ずしも詳細なフィードバックがもらえるわけではない、ということは心に留めておきましょう。

そのため、教えてもらえなくても、落ち込む必要はありません。

もし理由を聞く場合は、まず選考に参加させてもらったことへの感謝を伝えたうえで、「今後の自身の成長のために、どのような点を改善すべきかご教示いただけますでしょうか」といったように、あくまでも謙虚な姿勢でお願いすることが大切です。

電話かメールで、問い詰めるような雰囲気や批判的な態度にならないよう、十分に注意しましょう。

就活のプロに聞く! 客観的な視点を取り入れて次の成長につなげよう

企業によっては、不採用の理由を伝えない方針を決めている場合や、内容がデリケートな問題を含むため、具体的な回答を避ける傾向があることも事実です。

もし企業から直接フィードバックが得られず、どうしてもモヤモヤしてしまう場合は、大学のキャリアセンターの相談員や、私たちのようなキャリアコンサルタントに相談するのも一つの有効な手となります。

面接でのやりとりを客観的に振り返り、第三者の視点から改善点を見つけるサポートができます。

以下の記事では面接で落ちた際に考えられる原因を10選紹介しています。自分に当てはまるものがないか確認し、改善・対策に取り組んでいきましょう。

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