Q

大学3年生
男性

海運業の大手企業には、どんな会社がありますか?

海運業界に興味があり、大手企業について調べています。日本には具体的にどのような大手企業があるのでしょうか?

いろいろと調べてはいるのですが、会社ごとの違いや強みがいまいちつかめず、混乱しています。

今後成長していくために、どのような視点で会社を選べば良いかなど、プロのキャリアコンサルタントの方から具体的なアドバイスをいただけますでしょうか?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

増田 和芳

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日本の輸出入を担う! 大手3社の特徴を知ろう

海運業は、陸上輸送や空中輸送とともに輸送で重要な役割を担う海上輸送にかかわる業界です。日本は原油や液化天然ガス、穀物など、さまざまなものを輸入に頼っています。

また、自動車や鉄などの金属、各種機械部品など、製造業が生産した製品が輸出によって海外に運ばれ、企業が利益を上げているビジネスモデルです。輸出入には欠かせない役割を担っていると言えます。

海運業の最大手企業が日本郵船、次いで商船三井川崎汽船がほかの大手企業です。なお、さまざまな社会環境の変化の影響を受け、業績に影響が出ることもあります。

ただ、こうした変化があったとしても、社内のシステムを整えたり、新たな事業での輸送商品取り扱いの拡大などによって乗り越えていこうとしているのです。

企業ごとに異なる! 各社の戦略や理念を比較して自分に合う企業を選ぼう

業界の中でも、企業によって取り扱う分野は異なりますし、どの分野で成長していくのかという企業戦略も異なります。各社の輸送商品の取り扱い内容や戦略などを見て変化に対応できる力があるのかを見極めると良いでしょう。

たとえば、環境やエネルギー分野を伸ばそうとしている会社や、さまざまな海外の航路を開拓しようとしている会社、輸送の仕組みを新しく創ろうとしている会社など、各社のさまざまな特徴をおさえ、特に関心の高い部分を中心に見極めて選ぶことをお薦めします。

また、経営理念や福利厚生などの特徴なども調べて、自分の考えにあった企業を探すのも良いです。さまざまな観点で比較して、志望先を探してみてください。

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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海運大手3社! それぞれの強みを知っておこう

日本の海運業界における大手企業としては、日本郵船(NYK)商船三井(MOL)川崎汽船(K Line)の3社が「三大海運」として有名です。

各社には特徴があり、NYKはコンテナ船などの定期船分野に強く、MOLはエネルギー輸送や自動車船に注力、K Lineはコンテナ事業を共同出資会社ONEへ統合し、資源輸送船で収益を伸ばしています。

これらの違いを理解することが、企業研究の第一歩です。

事業内容や輸送比率などを比較! 自分の価値観で企業を選ぼう

企業を選ぶ際は、保有する船の種類や構成、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資への姿勢、そして国内輸送(内航)と国際輸送(外航)の比率などを比較検討することが有効です。

また、もし女性の場合は、女性活躍の文脈もチェックしておきましょう。

この業界は語学力と安全運航への高い意識が必須となります。志望動機では、国際物流が社会に果たす意義と自身の考えを結びつけて語ると、熱意が伝わりやすくなるでしょう。

以下の記事では海運業界の特徴や向いている人などを解説しています。海運業界への就職を視野に入れている人は、事前にチェックしておきましょう。

あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう

就活では、自分に合った業界・職種が見つからず悩むことも多いでしょう。

そんな時は「業界&職種マッチ度診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけで、あなた気になっている業界・職種との相性がわかります

自分が目指す業界や職種を理解して、自信を持って就活を進めましょう。

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