Q
CMプランナーの業務内容を教えてください。
私は、商品やサービスを魅力的にPRするCMを作るCMプランナーに興味を持っています。ただ、CMプランナーはCMを作る人というのはわかるのですが、具体的な役割や業務内容についてはわかっていない状態です。
周りにCMプランナーとして働いている人や目指している人がいないため、CMプランナーに向いている人の特徴や必要なスキルについても、よくわからない部分があるので教えていただきたいです。
また私は、企業選びの基準として収入も重視していて、CMプランナーの収入も気になっています。他の職業と比べた時に、CMプランナーの収入は高い方なのでしょうか。CMプランナーについて詳しく教えてください!
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
CMを作るまでの仕事だけでなく作った後の数値分析もしなければいけない
CMプランナーはその名の通り、CMをプランニングする人です。まずはクライアントから「こんな商品・サービスについてのCMを作ってほしい」と依頼を受け、その後詳しいヒアリングをして、コンセプトや大事にしたい方向性などを確認します。
そのうえで企画書や絵コンテなどを作り、クライアントにプレゼンテーション・提案をし、それでOKをもらえれば制作スタッフとの打ち合わせをします。
併せて撮影に関するスケジューリングや調整、できあがってきたCMのチェックやクライアントへの確認をし、その後テレビ局などに納品しますが、これで終わりではありません。CMプランナーとして絶対に忘れてはならないことは「効果がどれくらいあったのかの検証」です。
つまり数字で「アクセスがどれくらい伸びた」とか「問い合わせがどれくらいあった」ということを分析し、改善するにはどうすれば良いかを研究することも重要になります。
地道な作業をしていくことも求められる
CMプランナーと言うと「クリエイティブな仕事」というイメージが強いかと思います。トレンドに敏感であり、柔軟な発想力を持ち、コミュニケーション能力にも長けているというのはもちろん求められますが、数字を追いかけて分析するという地道な作業もあるのです。
そんなCMプランナーの気になる収入ですが、Indeedの調査によれば、2023年8月時点でCMプランナーの平均年収は約400万円前後。これは日本人の平均年収とほぼ同程度です。
ただし、所属する企業の大きさや、自身の能力によって大きく異なってくるので、このあたりは自分が就職する会社の給与水準をきちんと確認しておいた方が良いですね。
CMの企画から制作までいろいろな仕事に携われる
CMプランナーは、広告業界でCMの企画や制作に携わるクリエイターです。CMを受注したクライアントの意向を踏まえて、CMのコンセプトを決定しどう魅力を伝えるか計画を立てて制作します。
具体的な仕事内容は、CMの企画立案や制作スタッフの選定、演出の確認、制作の進行管理、製品の最終チェックなどが挙げられます。また、CMプランナーには、企画力、市場のニーズを見極める能力、プレゼン力などが求められるのです。
最初からCMプランナーとして採用されるケースは少ない
一般的にCMプランナーとして採用されることはなく、広告代理店や広告制作会社に総合職や企画職として就職をするので、必ずしもCMプランナーになれるとは限りません。
配属部署で適性や能力を認められて、CMプランナーのアシスタントとしてスタートするのが一般的です。
就職試験では、クリエイティブなセンスやコミュニケーション能力が重視されます。CMプランナーの仕事は、クライアントの意向をしっかり汲み取り企画ができることが大切ですので、相手の要望を理解し対応できるコミュニケーション能力が求められます。
ちなみに年収は大手広告代理店であれば高い年収が期待できますが、規模が小さい広告代理店や広告制作会社であれば、他の業種と比較をしてもそれほど高くありません。
以下の記事では、広告業界の志望動機の書き方を詳しく解説しています。広告業界を志望している人は参考にしてみてくださいね。
総合職についてよく理解できていない人は、以下の記事で一般職との違いを踏まえて解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
企画職に関心がある人は、こちらの記事で仕事内容や企画職の就活対策を解説しているので、ぜひ確認してください。
クリエイティブさが求められるCMプランナーの選考では、発想力の自己PRが効果的です。以下の記事で発想力の自己PRの作り方や伝え方を解説しているので、参考にしてくださいね。
CMプランナーで重視されるコミュニケーション能力の自己PR法は、以下の記事で詳しく解説しているので併せてチェックしてください。
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