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税務署勤めです。あまり出世したくない場合はどうすれば良いですか?

現在、税務署で働いていますが、正直なところ出世には興味がありません。相談に来る方たちと話したり、基本的な税務業務をしたりする今の状態に普通に満足しています。

上司や先輩を見ていると歴が長い人ほど、管理職や教育係などに回っていて、大変そうだなとも思います。

自分のように出世したくない場合、税務署のような場所でもその選択は可能なのでしょうか?

出世したくないという意思を示すことで、今後の仕事がやりにくくなったり、望まない部署異動を被ったりなどといったリスクはあるでしょうか?

また、出世意欲がないことを伝えつつ、評価を下げないようにする方法があれば、具体的なアドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/fc-styling代表

冨永 実希

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出世だけがすべてじゃない! キャリアの目標を再設定しよう

「出世=管理職に昇進」と考えている場合、自身は何を目指したいのでしょうか。働くうえで目標を設定することは重要です。

役職が上がることを望まないなら、現場でスペシャリストになることを目指すこともできます。相談に来た人々と話すことには適性があるのではないでしょうか。

「出世したくない」とそのままの気持ちを言語化すると、まるでやる気がないと判断される恐れがあります。

表現を工夫して、現在の業務にやりがいを感じていることや、この業務でさらに成長したいといったポジティブな表現を考えると良いでしょう。

前向きな考えが必要! 異動は受け入れる心構えを持とう

一方で、人事異動は定期的にあるため、今後違う業務に就く可能性は否めません。

出世を望まないからといって罰ゲーム的に異動させられることはないでしょうが、どこかの部署から人が異動してくると、誰かがその部署を移らなければならないものです。異動は断れないと思っておくと良いでしょう。

そして、自身で適性をしっかり分析しておくことが大切です。

「責任を取りたくないから正社員になりたくない」というアルバイトと同じ発想だと思われたり、今の仕事も仕方なくしぶしぶやっているだけというような発想だったりするのであれば、長く続けるのは難しいかもしれません。

どこかで考えをリセットする必要があるでしょう。

今の仕事が嫌で、そのうえで出世の話が来た場合に、今の仕事を仕方なくやろうというスタンスだと、そもそも将来的に続かない可能性もあります。

不安解消のためにも、ポジティブに「今の仕事がやりたいのか」と自身に問いかけることも大切です。

キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事

若林 宏美

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出世にこだわらない人はいる! 今の仕事が好きだとアピールしよう

「自分は管理職として組織をまとめるよりも、現場の仕事が好きだ」ということを積極的にアピールすると良いでしょう。

税務署のような役所に限らず、たとえば警察官が昇進試験を受けずに現場にこだわり続けるように、公務員のなかでも出世に興味がない人は一定数存在します。

キャリアに対する考え方は人それぞれであり、労働者の意思に反して使用者が昇進を強制することは法的に難しい側面もあるのです。

大丈夫! 明確な理由があれば評価は変わらない

一般企業でも同様で、とくに女性の場合、管理職になりたくないと考える人も多いのが現状です。これは、企業が女性管理職の登用を進めるうえでの課題ともなっています。

「なぜ管理職を目指さないのか」について、前向きで明確な理由やビジョンがあれば、それが人事評価においてマイナスに響くことは考えにくいでしょう。

「現場が好き」という思いを、自信を持って伝えてみてください。

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