「働きたいけど何をしたらいいかわからない……」。そう考えている人は意外にも多くいます。そもそも求人があるのかわからなかったり、同時期に就活をしている人がいなくて情報が集めづらかったりして、どのように就活を進めたらいいのか迷いますよね。
就活を進めていくためには、就活市場や内定が得やすい仕事を知り、今からできることを一つずつやっていくことが大切です。「働きたい」という思いを現実に変えるための方法を押さえていきましょう。
この記事ではすぐに実践できる就活の5ステップを解説しながら、キャリアコンサルタントの柴田さん、鈴木さん、永田さんに「働きたい」を叶えた人たちの成功体験を聞いていきます。真似できることから始めて、「働きたい」という思いを叶えましょう。
働きたいと思ったら成功体験に裏打ちされた行動から始めてみよう
働きたいと思った時、ただやみくもに就活するのはおすすめしません。多くの企業の選考を受ければ内定がもらえるわけではないからです。
働きたいと思ったら、自分が希望する条件や働き方を整理し、自分の現状に合った企業を見つけることが重要です。働くイメージが湧かないときは、内定をつかんだ人の体験談を参考に、自分の理想の働き方を見つけていきましょう。
記事では、働きたいと思っても就活に踏み出せなかった原因を一緒に検討したあと、就活を進めていける5ステップを取り上げます。自分の現状や考えを整理しながら、できることから着手してみてください。
働くイメージがなかなか湧かない人は、キャリアコンサルタントの3人が語る就活の成功体験を参考にしましょう。就活が思うようにいかなかったときに読み返すと、新しい発見をすることもあり効果的です。
最後に働きたいという思いを必ず実現するための2つの方法も紹介します。あなたの就活がより良い結果となるように、周囲への頼り方や機会の活かし方を知っておきましょう。
こちらのQ&Aでは、「働きたいけど働きたくない」という本音を持つ学生に、キャリアコンサルタントが回答しています。考え方を変える方法を解説しているので参考にしてくださいね。
面接が上手くいかないときは、面接回答集を活用してください
面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。
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働きたいけど求人はある? いまの就活市場を解説
いまの就活市場の特徴
- 求職者に有利な売り手市場が続いている
- 仕事によって有効求人倍率に大きな差がある
- 大卒後3年間は新卒として就活できる
働きたいと思ったものの、今からでも就職できる仕事があるのかと心配を抱く人もいるのではないでしょうか。就活を本格化させる前に、まずは今の就活市場を知り、方針を決めるための基礎としましょう。
これから就活市場の特徴を3つ解説していきます。特徴を押さえておくことで、就活への不安が軽減され、求人も見つけやすくなります。就活をスムーズに進めていけるように準備を整えてくださいね。
①求職者に有利な売り手市場が続いている
就活の市場は売り手市場が続いています。厚生労働省の一般職業紹介状況(令和5年6月分)によると、2023年6月の有効求人倍率は1.3倍となっています。新型コロナウイルス感染症が流行している2020~2021年にも1倍を下回ることはなく、求職者より求人数の方が多くなっているのです。
有効求人倍率
求人数を求職者の人数で割ったもの。1を超えると求職者の人数を超える求人数があり、就職しやすい状況だと判断できる
働きたいという考えが焦りになってしまう場面もあるかもしれませんが、求職者よりも求人数が多いという現状を踏まえ、自分に合った仕事を見つけることに力を注ぎましょう。
- 売り手市場は今後も続いていくのでしょうか?
少子高齢化によって今後も2~3年は続くと予想できる
売り手市場に関しては2〜3年ほどは続いていくのではないかと考えられます。その理由の一つとして少子高齢化が挙げられます。2070年には人口が現在より4,000万人減の8,700万人になると言われています。
そのため、働く人たちの労働人口が減り、企業からすると一定のスキルを持つ人材の確保が難しくなります。一方、求職者からすれば働く間口が広くなっていることは優位に働きます。
しかし、AI(人工知能)が発達し、自分が企業の求めるスキルに達していなければ機械に代替されてしまうことも懸念されます。
ライバルが多数いる就職という点においては、これまで以上に「自分の強み・オリジナリティ」を持って差別化していくことが必要になると考えられます。
②仕事によって有効求人倍率に大きな差がある
仕事 | 具体的な仕事内容 | 有効求人倍率 |
---|---|---|
建設躯体工事従事者 | とび職など | 9.5 |
保安職業従事者 | 警察官・消防士・自衛隊員など | 6.04 |
土木作業従事者 | 建設や道路工事現場の土木作業員 | 5.77 |
建築・土木・測量技術者 | 測量や検査などの作業員 | 5 |
採掘従事者 | ダムやトンネル、鉱物などの掘削作業員 | 4.62 |
仕事 | 具体的な仕事内容 | 有効求人倍率 |
---|---|---|
船舶・航空機運転従事者 | 船や飛行機の操縦士など | 0.52 |
事務用機器操作員 | パソコンなどを使った作業をする事務員 | 0.4 |
一般事務従事者 | 庶務や人事の仕事、秘書など | 0.33 |
そのほかの運搬・清掃・包装等従事者 | 官庁や学校の事務員など | 0.32 |
美術家,デザイナー,写真家,映像撮影者 | デザイナーやカメラマンなど | 0.2 |
有効求人倍率は平均すると1倍を超え、売り手市場が続いているといえます。しかし、職業によって倍率は大きく異なり、「働きたい」という気持ちを叶えるためには、就職しやすい仕事を把握して就活を進めていきましょう。
有効求人倍率が高い仕事をみると、上位5つの仕事のうち4つが建設業界の仕事となっています。建設業界は堅調な需要に反して、人手不足が深刻なため、就職を目指す業界としておすすめです。
一方、有効求人倍率が低い仕事は、パイロットやクリエイティブ職となっています。事務系の仕事も有効求人倍率が低い傾向にありますが、内容によっては有効求人倍率が高いものもあります。後半の「働きたいという気持ちを叶えやすい仕事18選」で解説します。
③大卒後3年間は新卒として就活できる
働きたいと考える人の中には、就活において新卒ではないことが不利だと考える人がいるかもしれません。しかし、厚生労働省の青少年雇用機会確保指針では、大学卒業から3年以内の人を新卒として扱うように企業へ呼びかけており、新卒として応募できる企業もあるのです。
新卒の学生向けと書いてある求人でも、応募対象の年齢や学校の卒業年を見ると、選考を受けられることが多くあります。求人を探すときには、自分が応募できるものかを必ず確認して、幅広い選択肢を持ちましょう。
ただし、厚生労働省の呼びかけには強制力がありません。企業によってはその年度に卒業する学生のみを対象としている場合もあるので、確認を怠らないでくださいね。
既卒3年以内の人がどのくらいの企業で受け入れられているのか気になる人は、こちらの記事を参考に不安を軽減してみてくださいね。
新卒はいつまで? 企業における定義や実態をデータをもとに徹底解説!
既卒採用は、応募する仕事が経験者を求めるものでなくても、これまでどこでどのような仕事を経験し、何を成し遂げてきたのかで合否が決まります。
そのため、職歴がなかったり、少なかったりすると、どうしても職歴のある人と比べて見劣りします。
しかし新卒採用であれば、百戦錬磨の人と同じ土俵に上がらずに済みます。そのため、大卒3年目までは新卒扱いとなることを利用して就活することをおすすめします。
大学を中退した経験があって仕事探しをしている人は、こちらの記事をチェックしてみてください。就活を成功させるコツや詳しい面接対策について解説しています。
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大学中退者の就活は新卒よりも難易度が上がります。そのため、就職活動を有利に進めるには、企業選びや面接対策が重要です。この記事では、大学中退者が就職を成功させるためのロードマップについて、例文を交えてキャリアコンサルタントと解説します。
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無職期間に就活を適当にしていると、効率的に進められずもったいないものになってしまいます。こちらの記事では無職期間を工夫して就活での武器にする方法を解説しているので、現在無職で仕事を探しているという人は参考にしてみてください。
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あなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
働きたいのに就活に踏み出せない4つの原因を知ろう
働きたいと思っていても、就活になかなか踏み出せない人も少なくありません。中には悩んだり、焦ったりしてしまう人もいるはずですが、原因を知り克服していくことで、就活を始めていくことができます。
ここでは就活に踏み出せない4つの原因を解説します。自分に当てはまるものを確認して、何を克服していけばいいか知りましょう。
原因を克服するには、後半で紹介する5ステップを実践することが有効です。ここで原因をつかみ、ステップの実践に移りましょう。
引きこもりになってしまっていて、働きたいけどどのように行動を起こしたら良いのかわからないという人は、こちらの記事をチェックしてみてください。引きこもりから脱却する方法や、チャレンジしやすい仕事を紹介しています。
引きこもりから脱却する方法
ひきこもりから脱出したい人へ|自信を持って自立できる5ステップ
チャレンジしやすい仕事
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原因①働く姿がイメージできていない
働く姿がイメージできていないと自分に合う企業や仕事内容がわからず、仕事選びの方向性が定まらないので、就活が始めづらくなるのです。そもそも、働くイメージが湧かない根本的な原因は、2つ挙げられます。
1つ目の原因は、自己分析ができていないことです。自己分析ができていないと、働く意義や理想とする働き方が定まらないので、結果として働く姿を主体的に描くことが難しくなってしまいます。
2つ目の原因は、仕事に対する知識不足です。たとえば、目指す職業をテレビや身近な人の話から知った職業だけに絞ってしまうと、選択肢が狭く自分に合う仕事が見つけづらくなってしまいます。仕事を見つけるためには多くの選択肢を知るのが大切なのです。
働くイメージが持てないまま就職した場合、働いていることが辛くなり早期に離職してしまう可能性が高くなります。
自分ではどれだけ大丈夫と思っていても、実際働いてみたら「思っていたほど〇〇じゃなかった」という悩みにつながることが懸念されるのです。
働くイメージを膨らませるためには、キャリアビジョンを描いておくことが重要です。こちらの記事ではキャリアビジョンの描き方について詳しく解説しているので、参考にしてみてくださいね。
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現在仕事をしていなくて、働きたくてもやりたいと思える仕事がないという人もいるでしょう。こちらの記事ではやりたい仕事がないときの対処法や仕事の見つけ方を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
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原因②仕事ができる自信がない
働きたいという意気込みとは裏腹に、仕事ができる自信を持てない人もいますよね。しかし、この自信の無さは、仕事の内容を理解していないことが原因かもしれません。
たとえば、コールセンターの仕事について、臨機応変な対応が難しそうだと感じたとします。しかし、実際は詳細なマニュアルがあったり、顧客対応の前に十分な研修期間があったりすることもあり、それを理解すれば自信のなさが軽減されることもあるのです。
仕事内容への理解が不十分だと、想定している仕事内容が難しくなってしまい、就活に踏み出せなくなってしまうかもしれません。就活において、どんな仕事をするのかをしっかりと把握することが重要なのです。
- やったことのない仕事になかなか自信が持てません……。
自信が持てないのは当たり前! 働く中で自信を持とう
やったことのない仕事に対して自信が持てないということは、誰しもが当たり前に感じることなので安心してください。
このような場合は、その仕事の内容に対して興味が持てるポイントを探してみたり、働き始めてから業務で目標を達成し続けることでだんだんと自信が持てるようになるということを覚えておきましょう。
自分で目標を定めて達成していくというやり方は、自信がないときに有効なやり方なので、就活のほかの場面でも使ってみてくださいね。
メンタルが弱いから働けるか不安だという人もいるかもしれません。こちらの記事ではメンタルが弱い人に合う仕事を紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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「自分はメンタルが弱い.......」と悩む人向けに、メンタルの弱さを克服する方法や、キャリアの進め方、おすすめの仕事をキャリアコンサルタントと解説します。メンタルが弱いことではまったく悪いことではないので、自分をいたわりつつ少しずつ歩みを進めましょう。
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原因③すぐに辞めてしまわないかという不安を抱えている
働いた経験がある人の中には、以前の仕事を短期間で辞めてしまった経験を思い出し、新しい仕事もすぐに辞めてしまうのではないかと心配している人もいるのではないでしょうか。この心配が払拭できないと、就活に踏み出すのが難しくなってしまいます。
短期離職への不安があると、就活を進めるにあたってマイナス思考からなかなか抜け出せません。たとえば、就活を無駄に感じたり、企業に勤めることが向いていないと考えてしまったりするのです。
これらの不安を持たないように、自分が仕事を辞めてしまった原因を掘り下げ、同じことを繰り返さないような企業や仕事を選んでいく必要があるのです。
働きたい気持ちはあるのに仕事が続かないと悩んでいる人もいるかもしれません。こちらの記事では仕事が続かないときの対処法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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仕事が続かない人は、どうしたら仕事を続けられるのか、自分に合う仕事は何か悩む人も多いのではないでしょうか。記事では、仕事が続かない人に向けて、今の仕事を辞めずに済む思考法や自分に合う仕事を探す方法をキャリアコンサルタントと解説するので、ぜひ参考にしてください。
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向いていない仕事をしていると自分に合っていないと感じ、すぐに辞めてしまう可能性が高まります。こちらの記事では向いていない仕事を見極める方法を解説しているので、記事を参考にして自分が避けた方が良い仕事を理解しておきましょう。
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向いていない仕事を続けると、さまざまなリスクが生じるので注意が必要です。しかし、「今の仕事に向いていないな……」と思いながらも働き続けている人は多いのではないでしょうか。この記事では、「仕事に向いていない」と感じたときの対処法について、キャリアコンサルタントのアドバイスを交えつつ解説します。
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原因④職場で大きなミスをした経験があって働くのが怖い
以前働いていた時に、大きなミスをした経験があると、それがトラウマのようになってしまうことがあります。働くということに臆病になり、就活になかなか踏み出せない原因となってしまうのです。
仕事での大きなミスは、顧客だけではなく会社全体にも迷惑をかけてしまうことがあり、嫌な印象が心に残ってしまうこともありますよね。仕事に対しての苦手意識が芽生え、働きたいという気持ちよりも働くことの怖さが上回ってしまっているかもしれません。
これまでの仕事でしてしまったミスの記憶が、就活に影響していると考えられます。
仕事でミスをして落ち込んだ経験がある人は、こちらの記事をチェックして対処法を理解して活用できるようにしておきましょう。ミスで落ち込んだときの対処法や気持ちを軽くする方法を紹介しています。
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誰にでもミスはあるといっても、仕事でミスをしたときには落ち込んでしまいますよね。記事ではミスをして立ち直れないというときの対処法と次に活かす方法、そしてミスを防ぐ方法についてキャリアコンサルタントとともに解説します。「ミスのことばかり考えてしまう」という人はぜひ参考にしてくださいね。
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働くことや仕事が怖いと考えてしまうときは、こちらの記事を参考に脱却する方法を実践してみましょう。
働くことが怖い人
働くのが怖い人必見! 怖いと感じる原因と脱却するための方法を伝授
仕事が怖い人
仕事が怖い原因7選! 即効性がある対処法とNG行動も解説
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見る他者評価を軸に就活を進めようとすると一歩目が踏み出しづらい
働きたいのになかなか就活に踏み切れない人の特徴として、意思決定をするときに自分軸ではなく「他者評価」を基準に物事を決めるという点が挙げられます。
たとえば、企業選びの軸を自分の性格に合ったところにしたり、能力・スキルが活かせるところにするのではなく、「口コミサイトで評価が良いところ」「誰でも知っている会社」といったように、世の中がその会社をどう見ているのかを基準にしてしまっているのです。
できることとやりたいことを整理して就活を始めよう
また、仮に評判の良い大手企業であったとしても、自分の親がその会社を知らなかったりすると「心配させたくないから」と諦めることもあります。
しかし多くの場合、行動するための第一歩は自分で決めなければ踏み出すことはできません。評判は横に置いといて、自分のやりたいこと、できることを整理しながらどのような企業や業務が自分に合っているのかを見極めましょう。
意思決定のタイミングで周囲に振り回されてしまうと、仮に内定を得て働き始めたとしても、モチベーションも上がらず仕事が楽しいと思えないため、短期離職につながることも少なくないので注意が必要です。
「働きたいけど仕事が見つからない」「仕事の見つけ方がわからない」という人は、こちらの記事も併せてチェックしておきましょう。仕事が見つからないときの対処法を就活の専門家が詳しく解説しています。
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仕事が見つからない悩みは脱出できる! プロに聞く4つの突破口
仕事が見つからないと、不安や焦りでいっぱいになってしまうものです。この記事では仕事が見つからないときの原因と今からすべきアクションをキャリアコンサルタントが解説し、困ったときの相談先やNG行動も紹介します。確実に悩みを抜け出しましょう。
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「働きたい」が叶う仕事を5ステップで見つけよう!
働きたいという思いを叶えるためには、今からできることを一つずつ実践し、自分の現状と目指すべき方向性に合った企業を見つけていくことが大切です。そのために、これから解説する5ステップを実践していきましょう。
もしも、なんとなくのイメージや理想だけで選考を受けていると、なかなか企業とのマッチングが合わず、内定がつかめないかもしれません。「働きたい」という思いを実現させるためにも、5ステップで就活の方針を定め、自分らしい就活を進めていきましょう。
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ステップ①興味の湧く業界や企業から調べる
まずは興味の湧く業界や企業から調べて、働きたいと思える仕事を見つけましょう。興味のある仕事から探すことで就活のモチベーションを保つことができ、自分が知らなかった仕事を知ることもあります。
調べるときはインターネットで「音楽業界 求人」「建築 仕事」「企業名 業務内容」などのように調べ、どんな仕事があるのかから調べてみてください。ほかにも、就職サイトやハローワークで調べてみると、より具体的な求人情報を知ることができます。
そもそも興味の持てる仕事がわからない時は、次で解説するステップ2から進めてみてくださいね。
就職活動にあたってどのような業界があるのかを整理したい人は、こちらの記事の業界一覧を参考に、仕事内容や動向を押さえていきましょう。
就職活動で役立つ業界一覧|仕事内容から動向まで各業界を徹底解説!
やりたいことがわからない人は、こちらの記事を参考に自分の中に隠れた本心を見つけてくださいね。
やりたいことがわからない人
やりたいことがわからない人必見! 隠れた本心を見つける思考・行動
仕事で何をしたいのかわからない人
仕事で何がしたいかわからない人必見|未来を切り拓く1stステップ
楽しい仕事をしたいと思っている人もいるのではないでしょうか。こちらの記事を参考に、楽しい仕事を見つけてみてくださいね。
楽しい仕事20選|3ステップで自分にぴったりの仕事を見つけよう
まずはスマートフォンを使って、興味のある仕事を探してみましょう。興味がある業種や業界について「アパレル 仕事内容」といった感じで調べてみると、いろいろな情報が出てくるので見てみてくださいね。
ステップ②未経験や既卒でも挑戦できる仕事から探す
気になる業界や企業を見つけたら、求人の中から自分が挑戦できそうなものを絞っていくことが大切です。就職サイトやハローワークの求人情報サイトで未経験や既卒というキーワードを入力してみて、自分に合った求人を見つけていきましょう。
未経験でも応募ができる仕事は人手を欲している場合が多く、内定が得やすい傾向にあります。また、既卒向けの求人では、過去に既卒者を採用した実績があったり、働いていない期間があることにも理解があったりするので、選考がスムーズに進むと予想されます。
未経験や既卒というキーワードを適切に使い、働きたいという思いを叶えられそうな仕事を見つけてくださいね。
既卒の就活を進めるためには、進め方とやりがちな失敗を押さえておくと、スムーズに進めることが可能です。こちらの記事を参考に既卒の就活を進めていきましょう。
既卒の就活を確実に成功させる5箇条! ストレスなく進める秘訣
職歴がないことを不安に思う人は、こちらの記事を参考に企業へのアピール方法を確認していきましょう。
職歴なしでも就職できる! ビハインドを脱却して成功を収める方法
- 企業にとって、未経験や既卒の人を採用するメリットって何なのでしょうか?
組織に適応しやすく育成しやすいというメリットがある
未経験者、既卒者を採用するメリットはさまざまですが、企業が人材を育成する際に、ほかの会社のやり方に染まっていない、白紙の状態であることを歓迎する場合があります。
未経験者や既卒者の方が組織に適応しやすく、柔軟性を持って行動できることが多いからです。
さらに、未経験だからこそ意欲が高い場合も多く、新しいことを吸収しようといったモチベーションが高いことも好まれる一因です。
ステップ③自己分析で仕事の得意不得意を整理する
選考を進めていくにあたって、自己分析は必ずしましょう。なぜなら自己分析をすることで自分の得意不得意が整理され、働くイメージを持ちやすくなるからです。
たとえば、自己分析によって臨機応変に人と話すことよりも、自分の作業に黙々と取り組むことの方が得意だとわかれば、事務職が向いていると考えられます。一方で、自己分析をせずに営業職が楽しそうと考えて就職してしまったら、のちのち後悔することになるかもしれません。
自己分析ではマインドマップや自分史を使うと、得意不得意を整理しやすくなっています。働くイメージを描き、働きたいという気持ちを自信を持って伝えられるようにしましょう。
内定につながる自己分析を知りたい人は、こちらの記事を参考に自己分析を進めてみてください。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
マインドマップを使った自己分析には注意点があります。注意点をしっかり押さえ、効果的な自己分析にしたい人はこちらの記事を参考にしてください。
マインドマップで自己分析を極めよう! 活用方法や注意点を徹底解説
自分史を使った自己分析には、周囲と差を付けるためのコツが存在します。詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
自分史を最大限就活に活かす方法とは? 記入例付きで作り方から解説
39点以下は危険!就活の弱点を克服するために今すぐ診断しよう
就活では気をつけるべきことが多いです。いざという時に「その対策はしていなかった…」と後悔したくないですよね。
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ステップ④OB・OG訪問で業務内容を聞く
企業のことを調べ、自己分析をしたことによって、徐々に働くイメージを持てるようになったはずです。しかし、このイメージだけでは実際に働く姿と合っていない可能性もあるので、OB・OG訪問で具体的な仕事内容を聞いていきましょう。
実際に働く社員の話から、イメージしていた仕事内容や働き方が合っているのかを確認するのが大切です。逆にこの確認がないまま働くと、イメージより残業時間が長かったり、職場の雰囲気がなじみづらかったりして早期退職の原因となってしまうかもしれません。
OB・OG訪問でおすすめの質問5選
- ○○職の一日のスケジュールを教えてください
- ○○さんが感じる仕事のやりがいを教えてください
- ○○さんから見て働いている人の雰囲気はどのようなものでしょうか
- 難しいと感じる仕事とその理由を教えてください
- 活躍できる人材はどのような人でしょうか
OB・OG訪問は家族や友人のツテを使ったり、大学によってはキャリアセンターでも対応してくれたりします。また、選考を受けたい企業に直接連絡することで対応してくれることもあるので問い合わせてみましょう。
OB・OG訪問をより効果的にするには、質問選びが重要です。こちらの記事にあるおすすめの質問100選を参考に、質問を決めていきましょう。
OB・OG訪問は質問選びが鍵! おすすめ質問100選を紹介
- OB・OG訪問できる人脈がありません。どのように見つければいいのでしょうか?
人脈がなくてもアプリや就職エージェントなどを利用してみよう
人脈がない人はOB・OG訪問ができないのかというと、そういうわけでもありません。知り合いや友人がいなかった場合には以下のような選択肢が挙げられます。
・OB・OGとつながれるウェブサービスやアプリを活用する
・SNSで直接連絡してみる
・就活・転職エージェントに紹介してもらう
・直接企業へアポイントをとる
・大学のキャリアセンターを活用する
人脈がないところからでもできるアプローチはさまざまあります。行動すれば自ずと道が開けてくると思うので、まずはできることから試してみましょう。
ステップ⑤理想の働き方を定める
企業選びの際に現時点の希望だけではなく、働き始めた後のこともしっかりと検討しておきましょう。自分らしく働けることで、持っている実力を発揮しやすく、やりがいを感じられるからです。
まずは自分が理想とする働き方を書き出してみましょう。具体的には転勤の有無や給与、休日の日数などです。これらが納得いかない状態で就職してしまうと、働きたいという希望は叶ったものの、退職の原因となってしまいます。
ただ、すべての理想を叶えることは難しい場合が多いです。そのため、理想とする働き方に優先順位をつけたり、条件を緩和してみたりして、自分が納得できる条件で働ける仕事を見つけましょう。
理想の働き方を定めるやり方の例
- 理想とする働き方を書き出す
【例】
勤務体系:完全週休2日
転勤:なし
給料:月収25万円以上
年間休日:120日以上
勤務地:東京 - 条件を緩和して優先順位をつけてみる
【例】
①転勤:なし
②勤務体系:完全週休2日
③給料:月収22万円以上
④勤務地:東京、神奈川、埼玉、千葉
⑤年間休日:120日以上 - 納得できる条件で働ける仕事を探す
【例】
まずは転勤なし、完全週休2日、月収22万円以上の条件で仕事を探す
理想の働き方を考えている時に、自分らしく生きたいと感じる人もいるのではないでしょうか。こちらの記事を参考に、自分らしく生きるための方法を把握しましょう。
自分らしく生きるためには? すぐできる11個のコツとやめるべきこと
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る自己分析で仕事の得意不得意を整理してみよう
働いていない状態から仕事を見つけるために最も重要なステップとしては、「自己分析で仕事の得意不得意を整理する」ということだと考えます。
自己分析の結果から仕事の得意不得意を整理することで、自分が社会で働く中でどんな仕事が向いているのかを客観的に理解することができます。
これまでの自分を改めて見返すことで、考えていた自分というものとはまったく違う自分がいることに気づくこともあるはずです。
今わかった自分らしさは働いてからも役立つ
この気づきがあると、働き始めてから新しい仕事に取り組むときも、得意不得意を客観的に捉えられます。そして、それぞれの仕事への取り組み方を工夫していくことで、自分に合った働き方を見つけることにもつながるのです。
どのような仕事でも、働くということは事業の方針を決めたり、顧客の対応を瞬時に判断したりと、判断の繰り返しになります。得意な仕事を把握し、積極的に得意な仕事に取り組むことで評価も得られやすいですよ。
専門家に聞く! 「働きたい」を叶えた成功体験
専門家に聞く! 「働きたい」を叶えた成功体験
- 柴田さん:ニートから就職を叶えた人のエピソード
- 鈴木さん:働きたい仕事を見つけた自分の体験
- 永田さん:働きたいという思いを叶える考え方
「働きたい」を叶えるためのステップはわかったものの、実際に就活を進めていけるのか不安を持っている人もいるのではないでしょうか。自分らしく就活を進めていくために、働きたいという夢を叶えた人の成功体験を知っておきましょう。
ここからはキャリアコンサルタントの3人に、これまで携わってきた人の就活体験や自分自身のキャリア形成を聞いていきます。この成功体験を通して、就活を進めていくイメージををつかみましょう。
柴田さん:ニートから就職を叶えた人のエピソード
柴田さんはこれまで、若者自立支援センターや公共職業訓練校で、働きたいと考えている人たちのサポートをおこなってきました。仕事がなかなか見つからない人にも寄り添った経験があるので、今回はニートから就職を叶えた人のエピソードを聞きます。
柴田さんのエピソードに出てくる人と同じ立場の人は、考え方や行動を真似してみましょう。もしも就活で不安になったり、自信がなくなったりしたときにも、こちらのエピソードを読み返してみてくださいね。
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見るニートからでも多種多用な仕事についている人が多くいる
これまで私が支援してきたニートの人は、今さまざまな分野で活躍しています。塾講師、公的機関の事務員、介護スタッフ、人材紹介会社の営業、CADオペレーター、医療事務職、経理スタッフ、製造スタッフなど業種も職種も実に多岐に渡っています。
自分の「やりたい」と「できる」を言語化することが就活への第一歩
支援の中で私は「自分の考えを言語化すること」を重視していました。特に「やりたいこと」「できること」については誰でも漠然と頭の中に考えがあっても、それを話す機会がなければ言葉にすることはありません。
しかし、第三者に伝えるためにまず文字で書き、次に口に出してみると「やりたいこと」が明確になり、「できること」は自信へとつながります。そのように自分の考えを言語化し、誰かに聞いてもらうと少しずつ就活のハードルが下がり、面接で内定を勝ち取れるのです。
ただ、そのような試みも最初の一歩を踏み出すのにすごく勇気がいります。うまく話せるのかという不安もありますが、それよりも自分の考えを伝えたところで受け入れてもらえるのかが心配なのです。
そのため、支援の中では、ニートの人のどのような発言も否定せず、そこから自分の「やりたいこと」「できること」を見出すのに集中しています。
鈴木さん:働きたい仕事を見つけた自分の体験
鈴木さんは豊富な経験を持つキャリアコンサルタントです。大学卒業後、上場企業の営業や管理部門を経験し、家業を継ぎました。その後、会社を設立し、キャリアコンサルタントの知見を活かしながら、企業の経営支援などをおこなっています。
鈴木さんには、働きたいと思える仕事を見つけられた理由を伺います。鈴木さんがもつ哲学や考え方、行動のメソッドを知って、働きたいという思いを叶えるきっかけとしていきましょう。
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見るキャリアの軸はほかの人とかかわりながら自分も成長すること
自身のキャリアを振り返ると、外から見ればいろいろな道をたどってキャリアを築いてきているように思われるかもしれません。しかし、私の仕事の根幹には、「他の人とのかかわりを通じて自分も成長できる環境に身を置くことが常に大切である」という信念があります。
新卒で入社した企業の仕事は、終末医療に関連した医療機器の営業で、人の最期と向き合う機会が多い仕事でした。
当初は営業成績を重視して仕事をすれば良いのだと考えて入社しましたが、終末医療の現場では、たくさんの人の感情に触れる機会が多々ありました。
その中で、多くの人々の喜びや悲しみに触れ、他人とのつながりと、それが持つ意義について深く考えるようになりました。この経験から、どんな状況においても人とのつながりを大切にすることの重要性を学びました。
仕事で人の役に立てることが喜びに変わっている
仕事は、ただお金を稼ぐ手段ではなく、ほかの人々に貢献する方法でもあります。その積み重ねが今の私のキャリア形成につながっています。
仕事を通じて人々の役に立つことが、私にとっての喜びであり、これからもその喜びを追求し続けたいと思っています。
永田さん:働きたいという思いを叶える考え方
永田さんはカウンセリングを大切にしながら、元受刑者など社会のさまざまな立場の人の就職活動やキャリア形成をサポートしています。さまざまな立場の人と携わる中で見つけた、働きたいという思いを叶える考え方を伺います。
たとえ立場が違う人の話であっても、自分の就活に活きる要素は十分にあります。共感する考え方を見つけ、自分の就活に活かしていきましょう。
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見る「働きたい」を叶えるためには思いを持ち続けて行動をやめないこと
働きたいという思いを叶えるためには、「思いが叶うまで思い続けること」が重要だと私は考えています。
元受刑者の就労支援を例として取り上げます。犯罪を犯した人たちが刑期を終え、次のステップは社会復帰です。しかし、社会復帰と一言で言っても、実際はそう簡単に進むものでもありません。
そもそも、犯罪歴がある人を採用しようと思う企業はほとんどないのが現状です。就職できる会社の選択肢は減り、業界もかなり絞られ、仕事できる場所も制限されます。彼らはそれがスタート地点なのです。
就活で得た知識や経験は決して無駄にはならない
しかし、その中でも「どうにかここで働きたい」と意欲的に考えている人もいます。そういった方に伝えるのは「諦めずに思い続けてとにかく行動をしましょう」ということです。
万が一、その通りにうまくいかなくなっても、それまで得た知識や経験は無駄にはならず、その都度方向転換して目標を修正していけば良いのです。
目標の修正は失敗ではなく、達成までの「過程」になります。どんなことでも諦めてしまうから手が届かないので、しっかりと目標を決め、照準を合わせたらとにかくやること。このシンプルなことをやり続けるだけでいいのだと思います。
働きたいという気持ちを叶えやすい仕事18選
働きたいという気持ちを叶えやすい仕事18選
ここからは働きたいという気持ちを叶えやすい18の仕事を解説していきます。いずれの仕事も有効求人倍率が全体の平均よりも高く、比較的内定が得やすいものです。
取り上げる仕事を大きく3つのタイプに分類し、業務内容やどんな人に向いているかを取り上げていきます。自分の性格や強みに合った仕事を見つけてみてくださいね。
向いている仕事がわからないと感じる人は、こちらの記事も参考にしながら仕事探しをしてみましょう。
向いてる仕事がわからない……図解で読み解く適職の見つけ方
①黙々とした作業が好きな場合
働きたいと考えている人の中には、活発なコミュニケーションよりも、黙々と作業をすることが得意な人もいるのではないでしょうか。ここではそんな人におすすめの仕事を解説していきます。
黙々と作業をする仕事はいずれも高い集中力が求められます。また一人でおこなう作業も多いので、自らを律する力も必要です。
一方で、黙々とした作業は多いものの、周囲との協力が求められる場面もあります。仕事は一人で完結するわけではないので、その点は理解しておいてくださいね。
人とかかわらない仕事についてもっと多くの仕事を知りたいと考える人は、こちらに35選が載っているので参考にしてくださいね。
人とかかわらない仕事35選! 求める条件別におすすめの職種を紹介
黙々と作業をすれば良い職場でも「あいさつ」だけはしっかりするようにしておきましょう。
あいさつには「今私がここにいます」「今から職場を離れます」ということを認識してもらうという意味もあります。
黙って席に着いたり離れたりすると業務に支障をきたすことがあるので、大きな声であいさつをするよう心掛けてくださいね。
清掃員
清掃員はビルや病院、学校などで床を清掃したり、ゴミを回収したりすることが主な業務内容です。ホテルなどの場合はシーツやタオルを交換したりすることもあります。未経験から働きやすい仕事のため、働きたいという思いを叶えやすくなっています。
清掃員の仕事で求められる能力は臨機応変な対応です。日や場所によって汚れは異なり、一定の品質に仕上げるためには、時間配分や使う道具などを工夫する力が求められます。また、清掃は分担しておこなうこともあるので、最低限のコミュニケーションも必要です。
清掃は早朝や深夜におこなうことがあったり、移動や清掃道具の運搬で体力を使うこともあります。体力に自信がない人は避けた方が無難です。
こちらの記事では清掃業の志望動機の書き方を解説しています。清掃員の仕事に応募しようとしている人はぜひチェックしてみてくださいね。
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清掃業の志望動機は働く場所や仕事内容によってしっかり書き分けなければなりません。この記事では清掃業への就職を目指す人向けに志望動機の書き方をキャリアコンサルタントと解説します。例文も紹介しているので、参考にして選考突破を狙いましょう。
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配送ドライバー
配送ドライバーは、家や店舗に商品を運んだり、回収したりすることが業務内容になります。割れ物や生ものを運ぶこともあり、丁寧な仕事も求められるのです。大型トラックなどの免許がなくても取得支援をしてくれる会社もあるので、挑戦のしやすさも特徴です。
働くうえで、計画性と報連相が必須になります。商品の配達・回収が遅れてしまうと顧客に迷惑がかかるため、計画的に一日の仕事を進めるのが大切です。そして、もしトラブルが起こったときはしっかりと報連相をすることで、被害を最小限にすることができます。
ドライバーは、特に長距離の運転となると勤務時間が長くなる傾向にあり、体力が求められる場面も増えます。勤務の時間帯や長さが自分に合っているかを確認しておきましょう。
- 配送ドライバーは男性が多いイメージがあるのですが、なぜなのでしょうか?
力仕事が中心のため男性が多いが女性が担える仕事もある
配送ドライバーに男性が多いというのは、統計にも表れています。理由としては、力仕事が多くきついイメージがあるからです。
そのため、女性からの応募が少なく、就職しても続けられないという現場もあります。
しかし、現在は仕事内容が細分化され、女性が活躍できるような食品の個人宅配なども増えてきています。力仕事に自信がない場合は、業務内容をしっかりと確認しましょう。
配送ドライバーの仕事を目指すときは、物流業界について知識を深めておくと、自分にとって適職かどうかを見極めることができます。こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
例文8選|物流業界の志望動機は2つのコツで差別化しよう
工場作業員
工場の作業員は未経験でも人材を募集していることが多く、働きたいという思いを叶えやすい仕事の一つです。仕事内容はマニュアルに沿って作業をすることが多く、黙々と作業に集中できる人にはうってつけといえます。
また、働き始めるためには資格がいらない場合が多いです。そして、経験を積んだり、資格を取得していくことによって、業務内容がより専門的となり、キャリアアップを目指すことができるのも特徴になります。
工場作業員は企業によってシフト交代制で夜に働くことがあったり、土日が休みではないこともあります。理想とする働き方に合うかはしっかりと確認してくださいね。
倉庫作業員
倉庫作業員は倉庫にある荷物の搬入や搬出、詰め替えなどの作業をおこないます。荷物の種類や個数を正確に把握して仕事をする必要性があるため、正確性や綿密さが求められます。
また、倉庫作業員はフォークリフトなどの機械を使うことがあります。資格の取得ができると業務の幅が広がるため、コツコツと勉強をすることができる人にも向いているといえます。
倉庫作業は冷蔵や冷凍の施設となる場合もあります。そのため体調管理の能力が求められるので、体調を崩しやすい人や体力に自信がない人は避けた方が無難といえますね。
倉庫作業の仕事は特に、事故への注意が必要です。倉庫には商品や荷物がたくさん置いてあります。そして、リフトやトラックも常に動いているため、不注意によるヒヤリハットは日常茶飯事です。
事故は思わぬ形で起きると予想され、周囲に注意を払って作業することが重要になります。
ビルメンテナンス
ビルメンテナンスはオフィスビルや大型商業施設などで、電気や空調、給排水の設備などを点検する仕事です。エレベーターの保守点検や空調の管理、飲料水のためのタンクの管理など、幅広い知識を身に付ける必要があります。
最初は資格がなく働き始めることができますが、働き始めてからさまざまな経験や知識を積み、資格を取得することが求められます。日々勉強をしていける人が向いています。また、故障などが発生した場合は、論理的な思考で原因を突き止める力も必要です。
ビルメンテナンスの仕事は、8時間の交代制勤務となっている企業もあるため、夜勤や土日出勤となることもあります。一方で、勤務時間が読みやすいというメリットもあるので、自分が理想とする働き方に合っているかをしっかりと確認しましょう。
事務職
事務職は人気の高い仕事で、有効求人倍率が1倍を下回っているものもあります。その中で、有効求人倍率が約3倍と高く働きやすいのは、水道やガスなどの検針員です。生活にとって欠かせないライフラインにかかわるので、やりがいを感じることもできます。
水道やガスの検針員は、メーターに表示された数字を専用の端末に打ち込み、顧客に知らせる仕事です。専門的な知識もあまり必要とならず、未経験でも始めやすいのが特徴となっています。
ただし、気温が高い夏や雪の日などにも外を回らないといけない場合があるため、一定の体力や根気は求められるといえるので、考慮しておきましょう。
事務職に向いている人には9つの特徴があります。自分が事務職の適性があるのかを、こちらの記事を参考にチェックしてみてくださいね。
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事務職の中で就職しやすい業界としては、物流業界の事務職が挙げられます。物流業界では昼夜を問わずに荷物を動かしており、働く時間帯にこだわらなければ求人が多く出ているのです。
こちらの記事では事務職の志望動機の書き方を解説しています。事務職志望の人は記事を参考にして志望動機を作成してみてください。
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事務職の志望動機は、強みやスキルとのマッチ度を伝えることが大切です。さまざまな事務職があるので、それぞれに合ったものを伝えましょう。この記事では、キャリアコンサルタントと、事務職の仕事内容を徹底的に解説。そのうえで、事務職に合う強みの見つけ方やアピール方法を、例文を交えて説明します。
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クリエイティブ職
在宅ワークでできるクリエイティブ職は自分の空間で仕事ができるため、黙々とした作業が得意な人には最も適しているといえます。業務内容はたとえば、記事の執筆や翻訳、動画の編集などが挙げられます。
正社員として働くこと以外にも、個人事業主として働くことも可能で資格がいらない仕事も多いです。たとえば以下のプラットフォームには企業からの依頼などが多く載っているので、気になる人は挑戦できそうな仕事を探してみましょう。
ただし、個人事業主として在宅ワークを始めたとしても、最初はなかなか案件を獲得できないかもしれません。経験者に仕事が回りやすく、未経験でもできる仕事は単価が低いためです。希望の金額を稼ぐことができるかは慎重に検討しましょう。
よく「コミュニケーションが苦手なので在宅ワークを希望します」という声を耳にします。確かに家で仕事をするので、人と話す機会は少ないかもしれません。
しかし、遠隔でさまざまな打ち合わせをし、意思疎通を図ることは会社で同じ空間を共有してやりとりするよりもかなりハードルが高いことを認識しておきましょう。
自宅でできる仕事を知りたいと考えている人は、こちらの記事を参考に興味の湧く仕事を見つけてみてくださいね。
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在宅でできる仕事を得るためには、3つのコツを知っておくことが有効です。こちらの記事を参考に仕事を軌道に乗せていきましょう。
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②体力に自信がある場合
次に体力に自信がある人におすすめの仕事を取り上げていきます。体力が必要な仕事を担える人は多くなく、特に年齢が上がってしまうとなかなか挑戦しづらくなります。現時点で体力が活かせそうと感じるのであれば、積極的に選考を受けてみましょう。
また、体力が必要な仕事は、労災事故が起こりやすいとも考えることができます。たとえば家族の介護をしていたり、身体的な障害がある場合には慎重に検討してくださいね。
警備員
警備員はいろいろな仕事の場面で必要とされる仕事です。工事現場などがすぐに思い浮かぶ人も多いと思いますが、イベント会場や商業施設、駅など生活の至る場面に活躍の場があり、どの地域でも一定の働き口があるのが特徴になります。
業務内容は不法侵入の防止や、事故や火災などの早期発見、トラブル時の対応です。立ち仕事となることが多く、緊急時には率先して現場の整備にあたるため、体力が必要とされています。
働くにあたっては資格は必要なく、働き始めてから「警備員指導教育責任者講習」などの資格を取得することでキャリアアップが望めます。
建設作業員
建設作業員は生活に欠かせない住宅や公共施設、道路などを建設するうえで非常に重要な役割を担います。有効求人倍率をみると、高所作業をするための足場を作るとび職の需要が多くなっています。有効求人倍率は9倍ほどで、すべての職業の中で最も高いです。
建設作業員は重い資材を運ぶほか、高所や足場の悪いところで作業をおこなう場合もあります。体力だけではなく、安全を点検しながら作業をおこなう緻密さも求められるのです。
働く中で大型機械を扱う資格を取得していけるとキャリアアップが望めます。建設に興味がある人は、比較的挑戦しやすい建設作業員から始めてみましょう。
建設業界は有効求人倍率が高いため検討している人も多いと思いますが、業界の全貌を把握して志望動機をより説得力のあるものとしましょう。こちらの記事を参考にしてくださいね。
建設業界の全貌がわかる! 課題・動向から仕事内容まで徹底解説
肉体労働が多くなるため毎日の体調管理と事故への注意が必要ですね。建設現場の労災事故はよくニュースになっています。建設途中は足場もかなり不安定なので、運動や体を使うことは得意じゃないという人は控えた方が無難でしょう。
介護職
介護職は少子高齢化が進む日本で需要が拡大し続けている仕事です。高齢者だけではなく、障害を持った人も含め、食事や入浴の介助をしたり、リハビリを手伝ったりすることがおもな仕事内容となります。
働き始めるにあたって資格を取得する必要がないため、働きやすいという特徴があります。また、介護にはさまざまな資格があり、資格を取得することで給料も上がる企業が多いので、ステップアップの実感が得やすいという側面もあるのです。
介護は利用者を支える体力と、きめ細やかなコミュニケーション能力が大切になります。人とのコミュニケーションが好きで、体力に自信がある人が最適な仕事です。
介護職を目指している人は以下の記事も参考にしてみてください。志望動機の書き方を解説しています。
例文7選|介護職の志望動機の書き方4ステップ! ポイントも解説
引っ越し作業員
引っ越しの作業員は、家具を運んだり、家具家電を設置したりする仕事になります。人の生活にかかわる仕事なので、顧客の喜びの声を直接聞けたり、役に立っている時間が得られやすい仕事です。アルバイトから始めやすいというのも魅力です。
スキルとしては荷物を運ぶ体力だけではなく、広い視野が必要になります。運んでいる家具をぶつけないように気を付けたり、効率的な積み込みや運搬を考えたりする場面が多いためです。
また体力が必要な仕事の中でも、室内との温度差が大きい日に作業をしたり、重いものを運んだりするため、最も体力が必要な仕事の部類です。耐えることができるかは、OB・OG訪問などで聞いてから判断しましょう。
- 引っ越し作業員はアルバイトが多いイメージですが、正社員になるメリットはありますか?
正社員は収入が安定し仕事に集中しやすい環境が整っている
引っ越し業界の利益の半分以上は3月から4月に集中しているといわれています。アルバイトであれば時給・日給制なので、それ以外の時期の収入が安定しているとは言い切れないのです。
一方、正社員であれば繁忙・閑散期にかかわらず収入が安定しているので、安心して仕事に集中することができます。
また、正社員であれば退職金やボーナスの支給、福利厚生などのメリットを得られる場合もあります。
ポスティング
ポスティングの仕事は、チラシや郵便物をポストへ投函する仕事になっています。作業自体は単純なため、仕事を始める自信がまだあまり持てない人には挑戦しやすい業務内容といえます。
ただ、チラシを何百枚と運んだり、炎天下の中で作業をするので体力が必要とされるので、体力に自信がない人は避けた方が良いでしょう。
また、原則的には納期が決められています。納期が短い場合は、一日に多くの場所を回らないといけないので、辛く感じてしまう人もいるはずです。
③人とコミュニケーションを取りたい場合
どの仕事も人とコミュニケーションを取る機会はありますが、その中でもコミュニケーション能力が必要な仕事を紹介していきます。特に顧客とコミュニケーションを取る仕事は、顧客からの反応を受け取る機会が多く、やりがいに感じやすいことが特徴です。
一方で、顧客とコミュニケーションを取る仕事は、クレームを受けることもあります。そのため、顧客とのやりとりの中で精神的な負担をあまり感じたくないという人は、これから紹介する仕事は避けましょう。
知らない人と話すことに抵抗がなかったり、顧客とコミュニケーションを取りたいと感じる人は、これから解説する仕事を視野に入れてみてくださいね。
人とかかわる仕事の仕事内容や注意する点を詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
人とかかわる仕事19選|具体的な仕事内容や注意点まで徹底解説
受付
受付とは、企業や団体の受付で来客者に対して対応をする仕事です。来客者にとって受付での対応がその企業の第一印象となることがあり、企業にとっての重要な役割になります。ちなみに会社の営業時間内の対応となるため、残業が少ないというメリットがあります。
受付は、さまざまな要望を持って訪問する来客者の要求を正確に聞き取り、社内の担当部署へつなげる必要があります。そのため、相手の話を真摯に聴く傾聴力や、状況判断能力が必要とされるのです。
また、来客者に不愉快な思いをさせないために、礼儀正しさも必要です。知らない人や目上の人と接することが得意な人に向いているといえます。
営業職
営業職とはその会社の商品やサービスを売ることが仕事内容になっています。業界や業種を問わず、ほとんどの企業で必要とされている仕事です。未経験で始める人も多いので、挑戦しやすいという特徴があります。
営業職として仕事をするためには、自社の商品やサービスを熟知し、顧客の状況に合わせて提案する力が求められます。また、一日に何件もの顧客のところに訪問することもあるため、体力も必要です。
注意する点としては、営業職は顧客からハードルの高い要求や、クレームを受けることもあります。そのため、精神的な負担を感じてしまう人も一定程度いるので、顧客との交渉やクレーム対応をしたくないと感じる人は避けるようにしましょう。
営業職に挑戦してみたいものの、自分に適性があるのかを気にしている人は、こちらの記事で確認してみましょう。
営業に向いてない人の16の特徴|不向きな人におすすめの道も解説
- 営業をするうえで大切な資質はなんでしょうか?
楽観的に気持ちを素早く切り替えられる人材が向いている
私の個人的な意見にはなりますが、良い意味での「適当さ」ではないでしょうか。楽観的とも表現できますね。
これまで営業の仕事をしている人をたくさん見てきた中で、やはり「ある程度適当にこなす」ことでみなさん長く仕事を続けているのです。
営業職は顧客と直接顔を合わせることが多いので、時には厳しく批判されたり指摘やクレームを受けたりすることもあります。それらを深刻に受け止めてしまう人だと、「なんであの時あんなことしたんだろう」と気持ちが沈んでいってしまいます。
良い意味で楽観的な性格だと、叱られた日があっても次の日にはリセットして仕事に取り組めるのだと思います。
そのほかにも、もっと重要な資質があるのだとは思いますが、素早く気持ちを切り替えるということは営業職において大事な要素だと考えています。
販売職
販売職の業務内容は顧客に商品を売ることになります。自分が愛用している商品があれば、その経験や商品の知識が働くうえでの武器となるので、私生活が仕事に結び付くともいえるのです。
販売職は顧客のニーズを聞き取る傾聴力が大切になります。たとえば顧客が誕生日プレゼントを探しているということを聞き出すことができれば、そのニーズに合わせた商品の提案だけでなく、ラッピングなどを勧めることで満足度を上げることもできるのです。
一方で、販売職は立ち仕事になることが多く、在庫の補充や管理などで物を運ぶ機会もあると考えられるので、体力が必要です。立ち仕事ができるかもしっかりと考慮してくださいね。
販売職の仕事内容をより詳しく知って、就活を成功させるコツを体得したい人はこちらの記事を参考にしましょう。詳しい志望動機の書き方も解説しています。
販売職の仕事内容
販売職を徹底調査! 仕事内容から就活を成功させるコツまで紹介
販売職の志望動機
販売職の志望動機例11選|差別化できる書き方とよくあるミスを解説
以下の記事では立ち仕事のメリット・デメリットをまとめているので立ち仕事に不安がある人は参考にしてみてください。
立ち仕事28選! メリット・デメリットと長く働くためのケアも解説
コールセンター
コールセンター業務は顧客からの電話を受け、要望や困りごとを聞き取ることが主な仕事内容になっています。また顧客に対して電話をかけ、商品の販売やアンケート調査などをおこなうこともあります。
顔が見えない相手とコミュニケーションを取るため、丁寧な言葉遣いや相手のペースに合わせた対応が必要です。もしも顧客の要望をうまくくみ取れないと、会社全体の評判を落としたり、クレームにつながったりしてしまうため、重要な役割を担っているといえます。
コールセンターは金融業や製造業などの企業が設置していますが、職場が大都市だけではなく地方都市にも置かれている傾向があります。そのため、自分が希望する土地で働きやすいことも特徴の一つです。
理想の働き方をしやすいコールセンターの仕事に惹かれた人は、こちらの記事を参考に志望動機を作っていきましょう。
例文8選|コールセンターの志望動機で絶対盛り込むべき4要素
プログラマー
プログラマーはITのシステムを開発する際に、設計通りにプログラムを作ることが主な業務内容です。プログラマーがいないとITのシステムが動かないため、IT業界において重要な役割を担っています。
プログラマーは、IT業界の需要拡大にともない、人材不足が指摘されている仕事です。そのため、未経験人材も募集しており、入社後の手厚い研修が用意されている企業もあるので挑戦がしやすくなっています。
IT業界は変化が多いため、常に勉強を続ける必要性があります。IT業界に興味を持ち、勉強し続けられる人に適した仕事といえるのです。
プログラマーの仕事への志望度が高まってきたら、こちらの記事を読んで適性を確認しましょう。
プログラマー志望は最初に読みたい! 仕事内容から適性まで完全網羅
IT関連の技術は留まることを知らない成長を遂げており、次から次へと新しいサービスが登場しています。今後も人材の需要は高く、スキルを身に付ければ長きに渡って活躍できる業界といえるのです。
公務員
公務員はどの自治体にもある仕事で、生活に密着したさまざまな仕事に携わることになります。保険や年金、議会事務局など、多様な仕事があるので、興味の湧く仕事を見つけやすいというメリットもあるのです。
求人倍率をみると、消防士や警察官、自衛隊の募集が多くあります。需要がなくなることもないので、安定して働くことができるといえます。
公務員になるためには公務員試験を受ける必要があります。公務員試験は対策本が出ていたり、予備校がある場合もあるので、選考の対策を整える環境が整っているのも特徴的です。
一方で、公務員は異動も多く、気の進まない仕事を担うことも多くあります。都道府県レベルの自治体で働くときには、希望する土地で働けない可能性もあります。理想の働き方ができない場合もあるので、事前に業務内容や異動についても確認してくださいね。
公務員を目指す人の中には民間企業との併願も考えている人がいるのではないでしょうか。共倒れとならないように、こちらの記事で両立のコツを知っておきましょう。
公務員と民間企業の併願で共倒れ? 状況別で両立のコツを解説
公務員を目指している人のうち、資格を取得して就活を有利に進めたいと考えている人もいるでしょう。こちらの記事では公務員に有利な資格を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
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公務員を目指す際、有利になる資格とアピール方法を知ることでほかの応募者と差をつけることができます。この記事では、キャリアコンサルタントのアドバイスとともに有利になる資格とアピールのポイントを解説します。公務員を目指している人はぜひ参考にしてください。
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視野を広げよう! 「働きたい」を必ず実現するための2つの方法
就活を進めていく中で、時には行き詰った感覚を持つこともあるはずです。その時には専門家の力を借りたり、できる仕事から始めたりしてみると、あなたが考える「働きたい」という気持ちを叶えることができます。
ここからは、働きたいという気持ちを必ず実現させるための2つの方法を紹介していきます。もちろん就活に行き詰まりを感じる前から実践していっても良いので、あなたの就活の幅が広がるように取り組んでみてください。
①就職エージェントやハローワークに相談する
専門家の力を借りると、仕事選びの視野が広がったり、選考の対策をしたりすることができます。専門家に頼るには2つの方法があります。
1つ目は就職エージェントに頼ることです。インターネットで検索すると無料で利用できるサービスも多いので探してみましょう。
おすすめの就職エージェント3選
2つ目はハローワークに相談することです。就職サイトに載っていない求人を紹介してくれたり、選考対策の講座があったりします。既卒でも3年以内は新卒枠で応募できる企業もあるので、新卒者向けのハローワークも活用することで、就活を確実に進めることもできます。
東京都のハローワークの例
もしも就職エージェントやハローワークを利用していて自分に合わないと感じたら、違うエージェントを使ったり、担当者を変えてもらうことを伝えましょう。人によって仕事選びの見方やアドバイスの方法が異なるので、自分に合った担当と就活を進めてくださいね。
- 就職エージェントはいろいろありますが、どのような基準で選べばいいのでしょうか?
自分が就職したい業界にコネがあるエージェントを選ぼう
就職エージェントを選ぶときは、自分が就職したい業界に強いコネクションがあるかを判断基準にしましょう。インターネットで「○○業界 就職エージェント」などと検索すれば、出てくる場合が多いです。
業界にコネクションがあると求人が豊富で、就職につながるアドバイスも具体的になります。あなたの就活に大きな影響があるのです。
また、担当者について気になる人もいると思いますが、就職エージェント会社には多くの担当者がいるため、もし自分に相性が合わない場合には、担当変更を申し入れることができますよ。
②気になる仕事のアルバイトから始めてみる
仕事選びで悩んでしまう人もいるはずです。そんな時には、まずアルバイトから始めてみることも検討しましょう。アルバイトの場合は仕事を始めるハードルが低い傾向にあり、仕事との適性を見極めることに適しています。
また、アルバイトから正社員に登用されることもあります。求人票を確認したり、企業に対して事前に問い合わせをしたりしてみましょう。事前の確認は意欲の高さと捉えられることもあるので、問い合わせを遠慮する必要はありません。
フリーターから正社員になるためのコツを知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
フリーターから正社員になる7つのコツ! おすすめの職種も紹介
アルバイトから正社員を目指す人は、「アルバイト以上の仕事をする」ということを意識しましょう。これは業務量を増やすということではなく、正社員が持つ責任感と同じ意識で仕事をするという意味です。
この感覚で毎日仕事をしていれば、自然と正社員登用の声がかかると思いますよ。
ニート期間があるときは? 選考で働きたい意欲を伝える3つのコツ
ニート期間があるときに選考で働きたい意思を伝える3つのコツ
- 嘘をつかずに正直に伝える
- ハキハキと答える
- 今後に活かす方法に言及する
働きたいと考える人の中には、働かずに過ごしたニートの期間のことが引っかかっている人もいるのではないでしょうか。面接などでその期間の話になったときに、なんと伝えたらいいか迷いますよね。
ここからはニート期間のことを企業側に伝える際の3つのコツを解説していきます。ニートの期間があったことが企業にマイナスに受け取られないためにも、このコツをマスターしてくださいね。
ニートからの就職を成功させたいと考えている人は、こちらの記事を参考に就活の進め方を押さえておきましょう。
ニートから就職は可能! 成功に導く3つの方法を解説
コツ①嘘をつかずに正直に伝える
ニート期間について面接官に聞かれた際には、嘘をつかずに正直に伝えるようにしましょう。ニート期間があったという事実は変えられないため、嘘をつくと後で辻褄が合わないことにつながってしまうかもしれません。
企業にとってニート期間がマイナスな印象となっている場合は、そもそも履歴書やESが選考に通過しないことが考えられます。ESに通過した場合はニート期間が大きなマイナスとはなっていないといえるので、面接での伝え方を考えていきましょう。
- ニートだった経験は企業にマイナスな印象を残してしまうのではないのでしょうか?
ニート期間に意味を見出せたらマイナスな印象にはならない
ニートだったことを自分なりに振り返り、そこに意味を見出せるのであればマイナスな印象にはなりません。
たとえば、ニートだった時期にも自分のやりたいことを探し、さまざまな行動を起こした経験や、そこから学んだことや成長したことを伝えるのも良いですね。
また、今回の就活を通して、今後はどのようなキャリアを積み上げたいのかといった決意を示せば、ニートだったこともその人の個性であったり、その経験が糧になっていると採用担当者は捉えるはずですよ。
コツ②ハキハキと答える
ニートの期間があったことについては、負い目を感じている人もいるかもしれません。ただ、面接では自信のなさが面接官に伝わらないように気を付け、ハキハキと回答するようにしましょう。
自信がないという印象を残してしまうと、採用担当者は採用をためらってしまいます。なぜなら、採用しても早期に退職を選んでしまったり、自信のなさから担当する業務をこなしていくことができないと考えられてしまうためです。
面接では堂々と話すことで、無用な心配や疑念を招かないように心掛けましょう。
面接ではどうしても緊張してしまってうまく話せないという人もいるかもしれません。こちらの記事では面接でうまく話せないときの対処法を解説しているので、記事を参考にして自信を持って面接に臨めるようにしましょう。
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「面接で上手く話せない」を克服する6つのコツ|緊張緩和の方法も
面接で上手く話せない人はコツさえ押さえれば克服できます。面接で上手く話せるようになるコツや緊張の緩和方法などやキャリアコンサルタントが解説します。面接の頻出質問と回答例も紹介しますので、参考にしてください。
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コツ③今後に活かす方法に言及する
ニートの期間をほかにはない経験と捉え、今後に活かす方法を考えていきましょう。ニートの期間を通して学んだことを伝えることで、仕事においても逆境に立ち向かえたり、困難を乗り越えていけることをアピールできます。
今後への活かし方を考えるには、ニートとなったきっかけとその期間中に考えたことを明確にしてください。
たとえば就活で失敗が続きニートになったとしたら、自分自身に向き合う時間が増え、本当にやりたいことを見つけることができたと言い換えることができます。
ニート期間を今後に活かす方法に言い換えた例4選
- 働くイメージが持てずにニートになった
→いろいろな仕事を納得いくまで調べる機会になり、自分に合った仕事を探すことができた - 仕事ができる自信がなくニートになった
→自分の強みを深く考え、活かせる仕事を見つける機会になった - 前職をすぐに辞めたため新しい仕事を長く続けられないと思いニートになった
→自分の得意不得意を知ることができ、長く続けられる仕事を見つけることができた - 前の職場で大きなミスをしてしまいニートになった
→自分が苦手とすることを知る機会になり、仕事の適性を見極めることができた
ニート期間に考えたり、悩んだりしたことを活かして、今後どのように働いていきたいかを考えてみましょう。
ニート経験がある人は選考で、ニート期間に嫌いな自分と向き合い続けていたということを話す人が多いです。
この期間の体験は、モヤモヤする感情と向き合い克服したということを明確に伝えられます。つまり、人間性に厚みが増したことをアピールしましょう。
働きたいけど前向きに考えられない時の3つの対処法
働きたいけど前向きに考えられない時の3つの対処法
- 家族や友人に話す
- 運動や趣味でリフレッシュする
- 相談窓口や病院に相談する
働きたいと考える人の中には、どうしても前向きになれず、辛い思いをしてしまっている人もいるかもしれません。就活が心の負担になってしまったときには、自分にとって適切な対処法をとり、前向きに考えていけるようにしましょう。
「働きたい」と考えながらも落ち込んでしまった時の3つの対処法を紹介します。適切に息抜きしながら、自分に合ったペースで就活を進めていけるようにしてくださいね。無理は禁物です。
①家族や友人に話す
身近な存在である家族や友人に話すことによって、悩みが和らぐことがあります。相談しやすい人に、働きたいと悩んでいることを伝えてみましょう。
話すことで悩みが解決するとは思わない人もいるはずです。根本解決にならないかもしれませんが、話すことで悩みが整理されたり、不安が緩和されることが期待できます。また、相談相手が応援してくれることで、自信を持って就活に臨めるかもしれません。
いろいろな人を頼りながら、自分らしく就活を進めていきましょう。
- 家族や友人に話しても現状が変わるわけではないと思いますが、話した方がいいのでしょうか?
話すことで悩みが整理できることもある
たしかに現状がすぐに変わるわけではありません。ただ、解決にならないから話さないという判断をするには少し早いかもしれません。
家族や友人に話すメリットとして、話すうちに自分の頭が整理できるということがあります。
悩んでいる状態の時は、大体頭の中がごちゃごちゃしていて整理できていません。しかし、誰かに聞いてもらうことで、頭にある情報を自然と整理し言語化していくことができます。
その過程で「私は自分のことをこんなふうに思ってたのか」という気づきを持てることがあります。その気づきから次の行動のヒントを得ることができ、問題が解決する場合もあるのです。
②運動や趣味でリフレッシュする
就活は取り組む時間が長ければ長いほど良いというものではありません。そのため、就活がしんどくなったり、嫌だと思うようになったりしたら、運動や趣味でリフレッシュするようにしましょう。
運動や趣味でリフレッシュするのは週1回程度を目安に、就活をしんどいと感じたときで構いません。その時はスマホの電源をオフにしたり、就活関連の本を見ないようにして、一時的に就活から離れるようにしてくださいね。
心をリフレッシュして、就活に前向きに臨めるような状態にしましょう。
就活を前向きに臨めるように、より多くのストレス解消法を知りたい人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
就活のストレス解消法57選|悩みを根源から断ち切り楽に進める方法
運動や趣味でリフレッシュするときのコツとしては、強制的に外部との連絡を遮断できる環境作りをしておくことが良いです。運動や趣味に没頭できる環境は自分で作るようにしましょうね。
③相談窓口や病院に相談する
就活をしていて、しんどいと感じる頻度が以前よりも増えてきた場合は相談窓口や病院を頼ることも検討してください。心を壊した状態で就活するのは得策とは言えず、あなたの生活が崩れてしまうと考えられます。
就活がしんどいと感じたときの相談窓口
- 就職だれでも相談
- よりそいホットライン
0120-279-338
岩手県・宮城県・福島県
0120-279-226
また、就活をつらく感じ心身に不調が表れ始めた人は、心療内科を受診してみてください。就活の悩みを伝え、心の平穏が保てるようになるまで休んでみることも検討してみましょう。
就活ができないからといって、「人生が終わり」「生きている意味がない」ということは決してありません。適切な相談窓口や病院に頼ってくださいね。
既卒だからといって人生終了ではありません。既卒からの就活を成功させる方法を知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
既卒=人生終了じゃない! 既卒就活を成功させる人生逆転法とは
「就活の相談をしたいけど、誰に聞けば良いのかわからない」という人もいるでしょう。こちらの記事では就活の相談先や適切な選び方を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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「働きたい」は就活の大きな一歩! 今から挑戦できる仕事で叶えよう
働きたいと考えている時点で、あなたは就活の大きな一歩を踏み出しているといえます。モチベーションはばっちりなので、できることから少しずつ就活を進めていくようにしましょう。
記事ではすぐに実践できる5ステップと、専門家であるキャリアコンサルタントから見た成功体験を解説しました。自分の現状に合った仕事を見つけることができるように、ステップを一つずつ実践し、成功体験の知見も活かして進めていってくださいね。
働きたいという思いを叶えるためには、いろいろな道があります。今から挑戦できる仕事を見つけ、自分らしく働きだしましょう。
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見る働きたいと考えているのは行動を起こそうとしている表れ
働きたい気持ちがすでにあるのは素晴らしいことです。働きたいと漠然と考えていたとしても、何か行動に移したい気持ちの表れだと読み解くことができるので、今の気持ちを大事にしてほしいです。
とはいえ、まず何から始めたら良いのかよくわからず、インターネットで検索して調べているのだと思います。今一度、この記事を振り返って要点を押さえつつ、自分に今必要な行動をしてみましょう。
今からできる行動を少しだけでもやってみることが大切
働きたいという思いを叶えるためには、やはり「行動あるのみ」だと私は思います。どれだけ素晴らしいアイデアやひらめきも、動かずに頭の中で考えているだけでは何も生まれません。
たとえば、音楽を作ってみよう、小説を書いてみようなどと考えているだけで行動しなければ、実際には何も生み出されていませんよね。これでは前に進んでいきません。一歩でも、半歩でも昨日より前に進むためには、今この瞬間に何かできることを少しだけでも良いので取り組むことが必要です。
ここまで読んだあなたなら絶対に行動できます。大丈夫です。焦らず今できることを少しずつ取り組んでいきましょう。応援しています。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー
Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
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