Q
その他
回答しない
グループディスカッションのタイムキーパーで気を付けることは何ですか?
ある企業の選考で、グループディスカッションがあることがわかりました。人の前で積極的に意見を言うことが苦手なので、タイムキーパーをやろうと考えています。
ただ、タイムキーパーは時間を計れば良いってわけではありませんよね......。評価が受けられるポイントや、逆にやらない方が良いことがあれば教えてほしいです。
そもそも、企業はタイムキーパーをする学生をどのように評価するのでしょうか。地味な役割だとも思うので、少し心配です。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
時間の管理だけではなく議論が逸れた場合の修正も求められている
グループディスカッションにおけるタイムキーパーの役割は、単に時間を管理するだけではありません。その役割は非常に重要で、適切に役割を果たすことで企業からの評価を高めることができます。
タイムキーパーとして最も基本的な役割は、時間配分をしっかりとおこなうことです。時間配分が適切にできていないと、ディスカッションの流れが乱れ、結果的に全体の評価が下がる可能性があります。
そして、タイムキーパーは時間の管理だけでなく、議論の進行や内容の管理も大切な役割です。議論が停滞してしまった時や、話が逸れてしまった時に適切なフォローをして、ディスカッションをスムーズに進めることが求められています。
時間を常に意識しないといけない中で積極的に発言をすると高評価になる
また、タイムキーパーは時間を常に意識しなければならないため、議論に参加しにくいと感じるかもしれません。しかし、それを理由に発言を控えるのではなく、ほかの参加者よりも積極的に発言すると、存在感を示すことができます。
企業の人事は学生の能力だけでなく、グループディスカッションにどれだけ真剣に取り組んでいるのかという姿勢や態度も評価しています。そのため、タイムキーパーとしての役割を果たしながらも議論に積極的に参加することで、評価が高くなることが期待できるのです。
タイムキーパーという役割は地味に感じるかもしれませんが、その背後には多くの責任と期待があります。適切な時間管理はもちろん、議論の進行や内容の管理、そして積極的な発言など、多岐にわたるスキルが求められるのです。
これらのスキルをしっかりと身に付け、タイムキーパーとしての役割を最大限に活かすことで、企業からの評価を大きく上げることができるでしょう。
タイムキーパーなら意見を言う機会が少ないというのは大きな誤解
グループディスカッションにおいて、「人前で積極的に意見を言うことが苦手」という理由から、できるだけ意見を述べないで済むようにタイムキーパーをしようと考えていると、選考に落ちてしまうでしょう。
なぜならディスカッションでは、積極的に自分の意見を述べることがチームに協力することだからです。自分が苦手だからという理由で共同作業に非協力的な姿勢を取ることは、社会人として評価が下がります。
自分の好き嫌いに関係なく、与えられた役割に徹し、チームのために貢献しようという姿勢が組織で求められています。タイムキーパーをやること自体は良いことですが、「意見を言う機会を減らせるだろう」という理由でタイムキーパーを選んでいることが問題なのです。
全体の進捗をコントロールするという大きな役割を果たそう
タイムキーパーをしながらも自分の意見を表明することはでき、むしろそれが大切です。自分の意見を伝えながらも、与えられた時間内でどこまで作業が進んでいるかにも気を配り、チーム全体の進捗をコントロールすることがタイムキーパーの役割になります。
つまり、タイムキーパーは高度なスキルを求められ、「地味なポジション」というのはまったくの誤解です。
タイムキーパーとしてやらない方が良いことは、意見を言わないまま時間の進行だけを気にして「あと何分です」「あと何分です」と淡々と伝えることです。 これではディスカッションに参加していることになっていません。それであればスマートフォンでタイマーをセットすれば良いのです。
グループディスカッションでタイムキーパーをやるならば、事前に進め方を熟知しておくとより良い働きができるはずです。こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
もしもグループディスカッションが初めての場合は、グループディスカッションの種類などを熟知していると、初めてのタイムキーパーでも失敗しないかもしれません。こちらの記事を参考にしてみましょう。
話すことが苦手なためタイムキーパーを選んだ人は、こちらのQ&Aも参考にしながら、評価されるポイントを押さえておきましょう。