Q

大学3年生
女性

60分のグループディスカッションの時間配分はどうするのが正解ですか?

就職活動中の大学3年生です。今度の選考で初めてグループディスカッションに参加します。時間は60分程度と聞きました。

事前にインターネットで調べたところ、グループディスカッションは時間配分が重要だと書いてあったのですが、具体的にどう時間配分をおこなえば良いのでしょうか?

過去に大学でグループディスカッションの練習をした際は、30分程度だったので60分の話し合いでの時間管理のコツがよくわかりません。

ちなみに、当日はタイムキーパーではなく別の役割をやってみたいのですが、その場合でも時間配分は全員でおこなったほうが良いですか?

また、いろいろ聞いてしまって申し訳ないのですが、時間が足りなくなりそうなときの対処や、効率よく時間を使えるポイントなども、もしよければお聞きしたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント

馬場 岳

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60分GDの時間配分は5つの項目にわけるとスムーズに進む!

60分のグループディスカッションは、じっくり話せる分だけ時間の使い方が評価に大きく影響します。役割に関係なく、全員で時間配分を共有することが成功のカギです。

基本的な目安として、以下のような配分が参考になります。

①課題の確認・全体の理解(5〜10分)
全員で認識をそろえることが大切です。

②方向性の設定・論点の洗い出し(10〜15分)
「何を議論するか」「ゴールは何か」を決める時間として活用しましょう。

③アイデア出し・意見交換(15〜20分)
自由に意見を出し合ってできるだけ多くの視点を集めてください。

④意見の整理・方針決定(10〜15分)
アイデアを絞り込んで1つの結論に向けて整理を進めましょう。

⑤発表内容のまとめ・役割分担(5〜10分)
誰が何を話すかを決め、最後に全体で発表内容を確認して終了です。

各項目ごとの目安を意識して全員で議論の流れをコントロールしよう

たとえタイムキーパーでなくても、「今、全体の◯分の1が経過したね」と自然に声をかけられると、評価にもつながります。

時間が足りなくなりそうなときは、結論から逆算して考えることが有効です。途中で「一度方向性を整理しよう」と提案できる人は、全体の流れを見ている証拠になります。

時間配分は全員で共有する意識が大切です。落ち着いて、相手の話を受け止めながら進める姿勢が好印象につながりますよ。

国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

山田 圭佑

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GDは開始時の時間配分で勝負が決まる! 冒頭で認識を揃えよう

60分間のグループディスカッションを成功させるためには、議論の冒頭で時間配分をチーム全体で共有することが最も重要です。

たとえば「最初の10分で自己紹介と役割分担、次の15分でアイデアを出し、そのあとの30分で議論を深めて結論を固め、最後の5分で発表準備をしましょう」といったように、具体的な計画を最初に提案し、合意形成を図りましょう。

最初に全体の設計図を描いておくことが成功に導くコツとなります。

常に時間を意識! 軌道修正を担うことであなたの評価を上げよう

たとえタイムキーパーの役割でなくても、常に時間を意識し、議論が脱線したり、時間が押し迫ったりした際には「残り時間も少なくなってきたので、そろそろ結論の方向性をまとめませんか」といったように、議論を軌道修正する発言を主体的にすることが求められます。

こうした進行管理への貢献は、リーダーシップの一つの形として高く評価されるでしょう。全員で時間を意識することが、質の高い議論につながります。

グループディスカッションの進め方や突破のコツなどは以下の記事で解説しています。突破して次の選考に進めるようにするためにも、コツを確実に押さえておきましょう。

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