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中途採用の二次面接、逆質問で何を聞いたら良いですか?
現在、中途採用で転職活動を進めており、先日一次面接を通過して、いよいよ二次面接を控えています。一次面接では一般的な逆質問をしてしまったのですが、二次面接ではもっと踏み込んだ質問をして、入社への意欲や企業への理解度をアピールしたいと思っています。
中途採用の二次面接で、面接官に「お、良い質問だな」と思ってもらえるような逆質問とは、具体的にどのようなものでしょうか? 企業文化やチーム体制、具体的な業務内容など、どのような点に注目して質問を考えれば良いのか、アドバイスをいただきたいです。
一次面接での逆質問とは差別化を図りつつ、二次面接で効果的な逆質問をするためのポイントや、避けるべき質問など、プロのキャリアコンサルタントの方に詳しく教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
二次面接の逆質問は貢献意欲と企業理解を示す場にしよう
二次面接は、あなたのスキルや経験だけでなく、企業文化への適合性、入社後の活躍イメージ、そして会社への貢献意欲が深く見られます。そのため、逆質問もこれらの要素を意識して組み立てることが重要になります。
まず、企業への深い理解を示す質問は非常に効果的です。
企業のWebサイトやIR情報、ニュースリリースなどを徹底的に読み込み、一次面接では聞けなかった、より具体的な事業戦略や今後の展望、業界内での立ち位置に関する質問をすることで、あなたの関心の深さをアピールできます。
経験やスキルを踏まえた具体的な質問で熱意を伝える
次に、入社後の貢献意欲を示す質問は、面接官にあなたが会社でどのように活躍できるかを具体的にイメージさせます。
単に「教えてください」と尋ねるのではなく、「私はこれまでの経験で〇〇というスキルを培ってきました。御社で〇〇に貢献したいと考えているのですが、そのために今後どのような能力を磨いていくべきでしょうか」といったように、自身の考えや意見を前置きとして加えることで、質問の質を高めることができます。
また、企業文化や働く環境への関心を示す質問も重要です。社員の働き方、チームの雰囲気、評価制度、キャリアパスなど、入社後の働き方を具体的にイメージしていることが伝わる質問は、入社意欲が高いと評価されます。
ただし、給与や休日などの待遇に関する質問に固執しないようにしてください。
具体的な質問例としては、企業戦略に関する質問では「御社の中期経営計画を拝見し、〇〇事業の拡大に注力されている点に興味を持ちました。この事業を推進するうえで、現在最も注力されていることは何でしょうか?」などが挙げられます。
チーム体制や文化に関する質問では「入社後、私が配属される部署では、どのような時にチームとしての一体感を最も感じるでしょうか?」、業務内容については「このポジションで入社した場合、入社後半年で達成を期待される具体的な目標はどのようなものでしょうか?」といった質問が効果的です。
一方で、調べればすぐにわかる質問や待遇に関する質問ばかり、漠然とした質問、ネガティブな質問、そして一次面接で既に質問した内容は避けるべきです。
二次面接の逆質問は、あなたが「この会社で本当に働きたい」という熱意と、入社後に活躍できる具体的なイメージを面接官に持ってもらうための大切な機会です。
二次面接の逆質問は「企業研究×当事者視点」でほかの求職者と差をつけよう
一般的でない踏み込んだ質問ということになると、それは深い企業研究をもとにした具体的な質問ということになると思うのですが、応募先の情報が無いので例示でお伝えしようと思います。
まず、企業文化については創業からの歴史を分析してみると、事業が成長した転換点や低迷した時期からの回復などのトピックがあると思います。
これまで発想の転換で若い人材が新しい事業を切り開いてきた会社などでは現状否定や任せえる経営などのキーワードが残っていたり、昇進や登用が早かったりするので、その際の課題やどういう困難を克服したかを聞いてみるとリアルな話が聞けるかもしれません。
チーム体制については、たとえば組織図が特徴的な会社などもあります。中間管理職が極端に少ないフラットな組織や、指示命令系統が複数存在するマトリックス組織などです。
そういう会社には、過去の組織との変化を述べたうえで、どのような経緯でそうなったのか、と質問するだけでも、面接官は「よく調べてきているな」と感じることもあるかもしれません。
働くイメージを持ち合わせた当事者意識が評価されることも
業務内容についても、自分がそこで働いているイメージで考えた質問はより具体的になるはずです。
私が採用担当のときに、応募者が当時最も競合していたライバル会社の店舗を5店舗、顧客の視点でリサーチをしたうえで、その会社と比較した自社の弱み、強みについて質問をされたことがあります。
リサーチのレベルはそれほど高くなくても、それだけ足を運んで時間をかけて資料をまとめてくれたことについて、役員を含む面接官全員が終了後すぐ「あの人を採用したい」と言ってきたケースがありました。
こうした当事者感覚のある質問は誰にでもできることではないので、インパクトも大きいと考えられます。
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