この記事のまとめ
- web面接は5分前の入室が基本
- web面接独自のマナーを知ってツールや機材を準備しよう
- トラブル発生時の対応方法を状況別に紹介
新型コロナウイルス感染症の影響で、利用する機会が徐々に増えている「web面接」。ただ、そもそも何分前にURLへアクセスしておけばいいかわからない人も多いと思います。
web面接では、何分前に入室するかだけではなく、独自のマナーを押さえることや、web面接の特性に合った機材と環境の整備が必須となります。準備不足により、直前の思わぬトラブルで面接が受けられなかったり、独自のマナーを知らないことで悪い印象を抱かせてしまうことも多くあります。そういった悪い事態は避けたいですよね。
この記事では、web面接の何分前に待機をすればいいかだけではなく、面接をトラブルなく進めていくためのマナーや準備方法を解説します。トラブルが起こった際の対応方法も紹介しているので、状況に合わせて役立てることができます。
この記事を読んだあなたは、web面接の準備をしっかりと整えることができ、面接の良いスタートをきることができるでしょう。
web面接の全体的な流れや攻略法を知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
WEB面接の流れと攻略法! やってしまいがちな失敗も紹介
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web面接の何分前に入室するかで印象が変わる
web面接の何分前に入室するかは、面接官に良くも悪くも印象を残すことがあります。遅刻はもってのほかですが、早くから入室しておけばいいかというと、そうでもありません。対面面接で企業を訪問する時間に気を付けるように、web面接でもURLにアクセスする時間に気を配りましょう。
この記事ではまず、何分前に入室すればいいかを説明し、web面接の前提を確認していきます。そして、マナーや映り方を整える準備方法、トラブルを未然に防ぐ対策を解説しながら、web面接で使えるスムーズなコミュニケーションのコツも伝えます。トラブルが起こったときの対応方法も状況別に紹介するので、適切に対処できるようにしておきましょう。
web面接の準備を整え、当日慌てることなく面接を受けることができるようにしましょう。
- web面接の入室時間によって合否が変わることはありますか?
遅刻した場合は合否に影響する可能性がある
web面接の時間に間に合わなかった場合には合否に影響する場合があります。web環境は、急に回線の状況が悪くなってしまうことも予想されます。
このような場合は、落ち着いて企業に電話ができるように、面接担当者や企業の電話番号を事前に確認して、万が一に備えておくことが重要です。
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web面接は何分前に入室が正解か? 企業側の事情を解説
web面接の何分前に入室すればいいかを知るためには、企業側の視点を知ることが重要です。対面面接とweb面接では、面接官の事情が大きく異なるためです。
対面面接では、企業は会場を準備する必要があります。特に大企業の場合は会場を貸し切り、設営を専門の会社に発注、面接官が会社から面接会場まで移動して実施することもあります。しかし、web面接ではそれらの手間が省けることとなりました。
一方で、web面接は手軽に面接を進めることができるため、担当者が仕事の合間に面接官を務めることもあります。対面面接では採用面接につきっきりだった面接官が、web面接ではほかの仕事をしながら面接官をするような状況へと変化したのです。
web面接では、面接官が前後に業務があることを考慮し、適切な時間に入室することが求められます。
基本は5分前に入室しよう
web面接では基本的に、5分前になったらURLにアクセスし入室しましょう。早すぎることも、遅すぎることも避けてください。
入室自体は5〜10分前くらいで良いと思います。ですが席に付いて準備するのが5分前だと少し遅いと思うので、最低15分前からは座っていつでもアクセスできる状態にしておきましょう。
早めに入室することは準備が整っているとアピールができるように思えるかもしれませんが、web面接では逆効果です。学生がURLにアクセスすると、面接官にメールなどで通知がいくケースがあります。面接官はほかの業務をしていることもあり、急かしてしまうことになるので止めましょう。
また、開始時間ギリギリに入室しようとすると、一時的な機材不具合で開始時間を過ぎてしまう可能性があります。思わぬトラブルが悪い印象につながってしまうこともあるので、web面接では5分前を目安にログインするようにしてください。
企業から指定があればその時間に
もしも、企業から時間の指定があれば、その時間に入室してください。
企業が時間を指定している理由として、その日に多くの学生と面接をすることがあげられます。遅刻した場合や早い時間での対応ができず、指定時間以外に入室されても対応できないことを示しています。
また、使用するツールにもよりますが、同じURLを別時間の学生の面接に使用している可能性もあります。指定時間と違うタイミングで入室すると間違った面接に参加してしまうかもしれないので、気を付けましょう。
入室し終わった後は、画像、音声をオフにして待っておくか、最初からすべてオンの状態で待つようにしてください。この際に周囲の雑音や人の動きがないようにしておくことが肝心です。
5人に4人はweb面接をする! 知っておくべき4つの前提
web面接は、新型コロナウイルス感染症が広がった2020年から利用する企業が増え、定番の方法となりました。web面接を経験する学生のほうが圧倒的に多いのが現状です。
就職みらい研究所が発表した「就職白書2023」によると、面接選考でweb面接を一度でも受けたことのある学生が84%にのぼるとのことです。5人に4人がweb面接を受けた計算になります。
web面接は多くの学生が経験することになるため、web面接の前提をしっかりと押さえておく必要があります。
- 新型コロナウイルス感染症がおさまってきても、web面接はなくならないでしょうか?
web面接は今後も主流のままだと予想される
なくならないと思います。企業側も業務効率化を図るうえでweb面接の活用は切っても切り離せないものになってきているのが現状です。
オフラインでおこなうとなると会場を押さえるコストがかかったり、人や時間などのリソースも余計にかかってしまいます。そういった点からも、新型コロナウイルス感染症が収まった後でも継続してweb面接や会議などは引き続きおこなわれるでしょう。
オンラインでできることはどんどん利用していくという雰囲気は強まっていくと考えられるので、ますます注目度は高くなっていくことが予想されます。
Web面接とは別に録画面接を実施ている企業もあります。以下の記事ではweb面接との違いや対策方法をまとめているので参考にしてみてください。
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①web面接は一次・二次面接で多い
web面接は一次・二次面接で多く実施される傾向にあります。
一次・二次面接は、特に大企業の場合は選考に参加する学生が多くなります。面接を効率的に進めていくために、webで面接を実施するケースが増えています。海外などの遠方に住んでいる人材にも選考を受けてもらうために、実施する企業もあります。
また、面接官は、一次面接が若手社員や人事担当者、二次面接が現場の責任者が務める場合が多いです。面接官の勤務先がバラバラなこともあるため、web上であればそれぞれ違った場所から面接官を務めることができるというメリットがあります。
一次面接の通過率を向上させたいと考えている人はこちらの記事も参考にしてくださいね。
一次面接の通過率は? 合格率を劇的に上げる対策方法も徹底解説
二次面接の通過率や必須対策を知りたいと考えている人はこちらの記事も参考にしてください。
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web面接であっても、集団面接がおこなわれる可能性があります。集団面接では、企業が求める最低限の採用要件が満たされているかを確認します。それをweb上でおこなうことで、企業は効率的に採用活動をおこなうことができるのです。
②質問されることや流れは対面面接と同じ
質問されることや面接の流れは、対面面接と同じです。独自のマナーや準備はありますが、話す内容が変わるわけではありません。web面接だからこそ言わないといけないことや、アピールポイントがあるわけでもありません。
対面面接と同じく、しっかりとマナーを押さえ、志望動機や自己PRなどの準備をして臨みましょう。
基本的な面接の流れを知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
直前でも間に合う! 面接の流れを頻出質問6例文付きで徹底解説
対面とwebとでは質問内容や流れが共通しているからこそ、面接のコツにも共通点が多くあります。面接の通過率が上がるコツを知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
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③通信環境を整える責任は学生にある
web面接を滞りなくおこなえるように準備する責任は、学生にあります。通信速度だけではなく、周辺の物音や明るさなどの環境を整えましょう。
対面面接では面接会場の準備は企業側に任されていました。しかし、web面接では会場を整えるのは学生です。周囲がうるさかったとしても、企業側はその事情をくんでくれることはありません。
- 通信環境が悪かったり、周りがうるさい状態で面接を受けていた場合、企業側はどのような印象を抱きますか?
事前の準備不足な学生だと思われるので注意
通信環境が悪かったり、周りがうるさい状態での面接については、聞きたいことが聞けず、事前の準備ができていない学生であるという印象を持たれやすいです。
特に、通信環境が悪い場合は、スマホとのテザリングで対応することができるので解決できますが、周りがうるさい状態の場合は、面接の場をつくることができない学生であるという印象を持たれかねません。十分に注意して場所選びをすることが重要です。
④面接官の見える範囲が限られる
web面接では、お互いの見える範囲が限られてしまいます。そのため、面接の際は表情や身振り手振りによりいっそう気を配りましょう。
対面面接では、扉を開閉する所作や服装、顔を向ける方向などでマナーや個性を示すことができました。しかし、web面接では顔と手元くらいしか映らず、情報量が限られてしまいます。
表情や身振り手振りが重要な要素となるので、自分の映り方をしっかりと確認しておきましょう。
面接での身振り手振りの方法をより詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてくださいね。
面接は身振り手振りを適切に使って制す! 好印象を残すコツを解説
web面接独自のマナー4選を押さえておこう
web面接は対面面接にはない、独特のマナーがあります。見える範囲が互いに限られていることや、面接をするための環境を学生側で整える必要があるためです。
マナーを押さえないままweb面接を始めると、相手に失礼な印象を残し、面接の内容を評価されなくなってしまいます。しっかりと面接官とコミュニケーションを取れるように、マナーを確認していきましょう。
対面面接も含めた基本的な面接のマナーはこちらの記事を参考にしてください。
絶対に落とせない面接のマナー! 「即不合格」にならないための作法
①実施場所はプライバシーが守れる静かな個室で
web面接の実施場所は、必ずプライバシーが守れる静かな個室でおこないましょう。あなたの個人情報だけではなく、企業があまり公にしていない情報をやりとりする可能性もあります。守秘義務を守るためにも実施場所に気を付けてください。静かな環境でおこなうことは、コミュニケーションを円滑にとるためにも重要です。
まずは、窓が開いていないか確認しましょう。次に、車がよく通る道路に面している窓際や、電化製品の近くなどは音がなってしまう可能性があります。家の中で静かな場所を選びましょう。
個室であることも重要です。静かだからといって学校の教室などで実施すると、急な訪問者がいたり、ほかのことで使う予定だった人が来たりして、面接が中断してしまう恐れがあります。うまく進んでいた面接が水の泡にならないように気を付けてください。
- 個室を準備するのが難しいので、話していないときだけマイクをミュートにすれば問題ないでしょうか?
マイクのミュートでもOKだが注意点あり
どうしても個室が用意できないときには、マイクのミュート機能を活用して面接参加も可能です。ただし、可能な限り個室の準備をすることがおすすめです。
本文で解説されているとおり、オープンスペースで面接に参加するとプライバシーが守れない可能性があります。また、あなたの音声以外も聞こえてしまい、採用担当者が集中できなくなる可能性もありますよね。
個室をレンタルできるサービスもあるので、面接でマイナス印象になる可能性があることは徹底的に排除して面接に臨みましょう。
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学校や駅のブースも可能! 利用時間や物音に注意しよう
もしも自宅に適した場所がない場合は、学校や駅にあるブースを使うこともおすすめです。しかし、利用時間と物音については十分に気を付けてください。
利用時間については、必ず面接の時間より長くブースを確保するようにしてください。たとえば1時間の面接予定だった場合は、前後15分ずつ長くブースを確保することをおすすめします。前に使っていた利用者が長引いたり、面接が予想以上に盛り上がり長くなるなど、不測の事態が起こるかもしれないからです。
物音については、必ず事前に確認しましょう。防音性が保たれたところが多いとは思いますが、利用者の多い駅にあるブースは周りの音が気になったり、線路の真下にあるブースでは振動が大きかったりといったトラブルも予想されます。事前確認は怠らないようにしてください。
②身だしなみは対面面接と同じように
身だしなみを整える際、対面面接と同じように整えるようにしましょう。
web面接では、対面面接よりも見える範囲が限られるため、見た目の印象はより強く相手に残ります。自宅で面接を受ける手軽さから、服装や髪型などを整えることを忘れてしまいそうになりますが、対面面接と同じように準備をしてください。
服装についても下半身が見えないからといって、パジャマや部屋着のまま面接を受けることはやめましょう。最後に起立を求められる可能性もあります。不本意な印象を残さないためにも準備をしておきましょう。
web面接における化粧や髭などの身だしなみについては、個性が尊重される時代となっている今でも、整えておくことが必要です。特にweb面接では、あなたの雰囲気が伝わりにくく視覚的な情報が重視されるので、気をつけてください。
web面接だったとしても服装に気を付けないと選考に通過できない原因となってしまいます。こちらの記事を参考に、面接時の服装を決めてくださいね。
面接の服装に迷う就活生必見! 基本マナーから私服対策まで完全網羅
マスクはいらない
web面接ではかならずマスクを外しましょう。マスクを着けていると面接官が見える範囲がさらに狭くなり、あなたが一生懸命に動機などを話しても伝わる熱意が半減してしまいます。
特に、自宅ではなく学校などの出先で面接を受けるときには、外すことを忘れないように気を付けてくださいね。
web面接ときはマスクを外すことがわかりやすいですが、対面の面接でマスクをどのようにしたらいいか迷ったら、この記事を参考にしてみてください。
面接でマスクは外すべき? コロナ禍就活でも好印象を残す秘訣
③目線が正面になるようにカメラを固定する
web面接で使う機材についているカメラを、顔の正面になるように固定してください。機材は机に置いただけだと自分の顔より下にあることが多く、その場合は面接官を見下ろすような角度で映ってしまいます。
見下すような角度から見られて良い気持ちになる人はあまりいません。機材を台のうえに乗せたり、高さを変えることができる付属品を購入して調整しましょう。
④画面には頭のうえから胸まで映す
画面上には頭のうえから胸まで映るようにカメラの位置を調整してください。
web面接では映る範囲が限られているため、表情が見えるようにカメラを設置することが重要です。また、身振り手振りを加えることで熱意や伝えたいポイントを表現することができるので、身振り手振りが映るようにしておくことも大切です。
カメラに近すぎず、なおかつ表情が小さくなりすぎないように、頭のうえから胸まで映る位置でカメラを固定しましょう。
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見るweb面接のマナーを通して企業は2つのポイントを見ている
web面接のマナーを通して企業が見ているポイントは、「自己管理能力」と「状況判断力」です。
一つ目の「自己管理能力」は、web面接という他者の目が届かないところで、自分を律して行動できるかが焦点になります。家で面接ができるからといって直前までダラダラしていたりすると、そういう態度は画面越しでも言葉や表情に現れるので注意が必要です。
いざ社会人になってからでもリモートワークなどになった際に「見られてないからいいや」「誰にも注意されてないからいいや」と自分を甘やかしてしまい評価を落とす原因になりかねません。
社会人になってもweb面接のマナーは活きる
二つ目の「状況判断力」は、相手を考える力があるかが焦点になります。web面接を受ける場所を騒音のうるさい場所にしたり、自分の表情が暗く見える設定であったりすると、相手の立場から客観的に考えることができないと捉えられてしまいます。
就業後の顧客とのやりとりの中でも影響してくるので、きちんと最低限のマナーをわきまえておくことが大切です。
web面接の前日までに準備しよう! 映り方を整える5ステップ
web面接の映り方を整える5ステップ
- 端末はパソコンを用意しよう
- Wi-Fi速度は10Mbps以上になるように準備しよう
- 背景は無地で明るいものにしよう
- マイク付き有線イヤホンを用意しよう
- 撮影用ライトを準備しよう
web面接は映り方によって印象が大きく変わります。そのため事前に映り方を調整しておくことはとても重要です。
これから紹介する5ステップを、かならず面接の前日までにやっておきましょう。5ステップはいずれも、当日に急遽準備できるものではありません。当日慌てないようにしておきましょう。
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①端末はパソコンを用意しよう
使用する機材はパソコンがもっともおすすめです。
使い勝手がよく、スマートフォンと比較すると動作が早いことが特徴です。当日使用するツールもパソコン用に最適化されていることが多く、トラブルになることが少ないです。また、ツール上でテキストのやり取りをすることができるので、急なトラブルが起こったときにも対応がしやすいのが特徴です。
パソコンを用意したら、前日までにパソコンを起動し、ソフトウェアが最新のものに更新されているかも確認しましょう。ソフトウェアのインストールや再起動が必要な場合もあります。面接途中にフリーズしたり、ソフトウェアの更新が完了せずに面接を始めることができないということがないように確認してくださいね。
スマホはなるべく避ける
スマホはなるべく避けましょう。パソコンに比べて処理能力が低く、フリーズやアプリケーションが強制終了してしまうといったトラブルが起こる場合があります。
画面が小さいため、面接官の表情が見えづらくコミュニケーションがずれてしまうことや、スライドなどを使って面接官が説明をしたときにも読み取れないというデメリットもあります。
個人の事情があるので、企業側が「スマホ不可」としていないのであれば、スマホでweb面接を受けても特に問題はありません。ただ、接続が切れたりと扱いづらい点があることを考えると、重要な面接という場面なだけに「PCは用意できなかったのかな」と疑問を持つことはありますね。
②Wi-Fi速度は10Mbps以上になるように準備しよう
Wi-Fi速度をかならず計測し、アップロード(上り)もダウンロード(下り)も10Mbpsあることを確認しておくようにしましょう。これより速度が遅い場合は、web面接がスムーズにおこなえない可能性が高くなります。
web面接で使用するツールは企業によって異なりますが、たとえばよく使用されるZoomでは10Mbpsほどあれば、通信に問題なく利用できます。Google meetなども同様です。
通信速度の測定は、Fast.comやUSEN GATE02など、無料で利用できるものが多くあるので、使いやすいものを利用してみてください。
部屋の場所によって速度が違うことも
通信速度が安定する場所を見つけておくことも重要です。建物の構造やWi-Fiルーターの設置場所によって異なるため、かならず確認しましょう。
確認するには、Wi-Fiミレル(App store / Google Play)やWi-Fiアナライザー(Google Play)などの無料アプリケーションがおすすめです。部屋の中を移動しながら、Wi-Fiの強度をチェックしてみましょう。
有線LANケーブルを接続することも有効です。やりやすい方法で速度を安定させるようにしましょう。
急な不具合時にはスマホのテザリングも検討
もしも、web面接の直前にWi-Fiが不具合になったときには、スマホのテザリングを使うことも検討しておきましょう。スマホのテザリングとは、モバイルデータ通信をパソコンなどで使うことができるサービスです。
ただし、スマホのテザリングの場合は、通信速度が遅くなることもあります。また、利用するには事前申し込みが必要だったり、web面接の時間の長さやプランによって料金が高額になったりする可能性もあるので気を付けてください。電池切れの恐れもあるため、あくまで緊急用に使えるように確認しておくことをおすすめします。
公衆Wi-Fiは接続が安定しなかったり、一定の時間で切れるものがあります。面接が中断してしまう原因となるため利用しないようにしましょう。
③背景は無地で明るいものにしよう
web面接での背景は無地で明るいものに設定しましょう。基本的には白色がおすすめです。輪郭を際立たせ、表情を見えやすくすることができます。
無地で白色の背景にするには、部屋の壁がもっとも使いやすいです。もしカーテンを利用する場合は、風で動かないように窓を閉めること、強い日差しで逆光になってしまい顔が暗くなってしまわないかに注意しましょう。
バーチャル背景は、顔や頭に飾りが付くものがあったり、色合いが面接に適さなかったりするものもあります。相手に無用な印象を残さないために、なるべく使わないようにしましょう。
- 背景の色で自分らしさを表現してもいいのでしょうか?
基本は背景で個性を出さないようにしよう
基本は止めておいた方が良いです。これは背景に彩りがあると、面接官が背景に意識を持っていかれてしまい、面接の内容がおろそかになりかねないからです。
しかし、「背景であなた自身を表現してください」という指定が入るような企業もあるので、そのときは自分らしいと思われる背景にすることが必要になります。
④マイク付き有線イヤホンを用意しよう
web面接では音声もとても重要です。イヤホンはマイク付きの有線のものを用意しましょう。
マイクがついているイヤホンにすることで、面接官に声をはっきりと届けることができます。イヤホンにマイクがついていない場合はパソコンなどのマイクを使うことになりますが、性能が低く、聞き取りづらいことが多くあります。
有線のイヤホンがおすすめな理由は、接続が安定していることにあります。無線のイヤホンは通信状況の不具合で接続が切れてしまったり、電池切れを起こしてしまう可能性があるため注意が必要です。
面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!
自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
「面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。
39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
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- 自信のあった面接に落ちてしまった人
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⑤撮影用ライトを準備しよう
撮影用のライトを準備し、表情がはっきりと見えるようにしましょう。
ライトは顔の正面に来るように設置し、真正面から光をあてると表情をはっきりと見せることができます。近頃は100円ショップでも売っていることがあり、電池式ではなくパソコンにも付いているUSBに接続して点灯するタイプもあります。
自宅は天井からの灯りのため、表情が暗く見えてしまうデメリットがあります。光の差す窓際でweb面接を受けるという選択肢もありますが、外からの物音が響いてしまう可能性もあります。ライトを準備するのが良いでしょう。
ライトがないときは白い紙を手元に
もしもライトがない場合は、手元に白色の紙を置く方法もあります。写真撮影の時に使うレフ板のような効果で表情が明るく見えることがあります。
しかし効果は限定的です。あくまで補助的なものなので、事前に確認してあまり意味がないようであれば、ライトを準備しましょう。
- 映り方が悪いからといって面接で通過できないということはあるのでしょうか?
映りの悪さだけで選考に落ちることはない
たまに映り方が悪く、暗かったり画面の角度が正面でなかったりすることもありますが、そういったことだけが理由で通過できないということはありません。しっかり面接の内容を加味して判断はされます。
しかし、選考通過の候補者として同時に複数の名前が上がったときには、比較対象として印象が良かった方を選択することになります。そうなってくると、しっかりと準備をしてweb面接に臨んだ方を選ぶことになると考えられます。
わずかな気配りで煩わしく感じるかもしれませんが、学生の誰もが意識している最低限のラインと考えて当たり前のように動いておいた方が無難かもしれません。
web面接の前日までに確認しよう! トラブルを防ぐ3ステップ
web面接のトラブルを防ぐ3ステップ
- web面接のツールを利用可能な状態にする
- 緊急時の連絡先を確認する
- 同居家族に面接日程を伝える
機材や通信環境が整ったら、当日のトラブルを防ぐ3ステップを確認しましょう。web面接は機材などを準備しても、ツールの準備や面接時の環境の整備を怠ると、面接が始められなかったり、中断してしまったりします。
面接を受けることができないという最悪な状況にならないためにも、トラブルを防ぐための準備をしておきましょう。
①web面接のツールを利用可能な状態にする
web面接で利用するツールを事前に確認しましょう。企業から送られてきたメールに使用するツールが記載されている場合がほとんどです。URLしかない場合は、よく利用される下記のアプリケーションの名称がURLに入っていないか確認しましょう。
web面接で利用するツール
- Zoom
- Google Meet
- Microsoft Teams
メールに記載がなかったり、URLを見ても使用するツールがわからない場合は、企業の担当者に事前に質問をしておきましょう。
- 利用するツールについて企業に質問することは、機械になれていないなどマイナスな印象を残してしまうでしょうか?
ツールの確認はマイナス印象にならない
たしかに、「事前にツールを確認しないと対応できない学生なのか」とマイナス印象にならないか不安ですよね。結論、事前確認はマイナス印象になりませんし、むしろ好感を持たれる可能性が高いです。
社会人になってからも、プレゼン前に機材の確認などの準備は失敗しないために欠かせません。そのため、ツールの詳細が書かれていないときには、メールで質問をして操作の確認を済ませておきましょう。
アカウントを作成する
ツールを利用する場合は、無料のアカウントを作成しましょう。多くのツールはメールアドレスさえあれば作ることができます。面接直前だと、予想より入力しなくてはいけない項目が多く面接時間が迫ってきたりしてしまうので、前日までに実施してくださいね。
ZoomやTeamsはアカウントがなくても接続することができますが、アカウントを作成しておけば画像や名前などの設定を保存することができます。面接の直前に設定で慌てないためにもアカウントの作成を強くおすすめします。
Zoomを使った面接をより詳しく知りたい人はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
Zoom面接で失敗しない! 魅力的に伝えるコツや準備を徹底解説
画像を就活用に変更する
アカウントを作成したら、画像を証明写真などのフォーマルな写真にしましょう。アイコンとなる画像は面接中も表示されることがあるので、意外と面接官の印象に残ります。
アカウントの写真がアニメや風景などの場合は、準備不足のように捉えられてしまう可能性があります。また、友達とふざけている写真や不適切なイラストの場合は、マナーがないとまで判断をされてしまう恐れもあります。
エントリーシート(ES)や履歴書で使った証明写真の画像データに変更するのがおすすめです。
web面接で使うツール用の写真が用意できていないときは、こちらの記事を参考に就活用の写真データを用意してくださいね。
証明写真をデータ化する方法4選! 活用方法や注意点など徹底解説
証明写真以外におすすめの画像としては、あなたらしさを表現できている画像を選択されると良いです。企業によっては、あなたらしさを表す写真を準備してくださいと指定してくるケースもあります。
面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう
不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。
そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。
簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。
- 近く面接本番を控えている人
- 自分の面接の改善点を知りたい人
- 過去の面接で力を発揮しきれなかった人
表示名をフルネームにする
表示名はデフォルトだと文字の羅列やメールアドレスになっていることがあります。自分のフルネームに変えましょう。
面接官は一日に多くの学生に対応していることから、一人ひとりの名前を把握できていない可能性があります。また集団面接になった場合は、学生の名前と顔が一致しなくなってしまうこともあります。面接官が一目でこちらの名前がわかるようにしましょう。
集団面接のときの流れを知りたい人はこちらの記事も参考にしてください。
集団面接の流れを完全攻略|入室前から退室まで手順を丁寧に解説!
失敗例として、アカウントの表示名が、友人との飲み会やサークルで使っていたときのあだ名に設定されている場合があります。就職活動に合わない表示名になっていると、面接官が余計な部分に気をとられ話したことに説得力がなくなってしまうことがあるので気をつけてください。
URLが有効か確認する
企業から送られてきたURLに、事前に一度アクセスしておきましょう。
たとえばZoomの場合は、有効なリンクであれば「ミーティング起動」という表示がでます。ミーティングを起動というボタンを押せば、画面が移行するアナウンスが出るので有効なリンクです。
一方で、もし削除されてしまったような無効なリンクの場合だと、ミーティング起動というボタンを押しても以下のように「このミーティングリンクは無効です」という表示がでます。
Zoom以外のいずれのツールでも、面接の名称や時間が間違っていないか、リンクが有効かどうかを確認しておきましょう。
②緊急時の連絡先を確認する
web面接の案内メールに記載がある緊急連絡先を、必ず確認してください。案内メールの下部やweb面接用のURLの近くに記載されている場合が多いです。
web面接は予期せぬ通信障害でやりとりができなくなることもあります。また、自分の通信環境などは整っていても、企業側でトラブルが起こることもあります。
接続ができない、時間になっても面接が始まらないといったトラブルが起こったときにはすぐに担当者へ連絡をすることがマナーです。連絡先をきちんと確認しておきましょう。
③同居家族に面接日程を伝える
同居家族がいる場合は、web面接の日程を伝えてください。
面接で話が盛り上がっている最中に、家族が入室してしまい話が途切れてしまうのは非常にもったいないです。家族が途中入室してきたことが強く印象に残り、志望動機などがかすんでしまう可能性もあります。
また、web面接は一次・二次面接で多く、面接時間も15~30分程度になります。時間が短いため、話が中断してしまうデメリットは非常に大きいといえます。
同居家族には面接の日程を伝え、面接当日にはドアに「面接中」などの張り紙を張るといいでしょう。
面接中に家族などが入室してしまうと、「入社後にも仕事のセキュリティを守れない人なのでは」とマイナス印象を持たれてしまいます。
また、面接中に「他人の入室が原因で選考落ちになるのでは」と不安になり面接に集中できないなどのデメリットもあるため、本文で解説されている対策を徹底しましょう。
web面接の当日10~30分前に確認しよう! 4つのチェックリスト
web面接の10~30分前に確認しよう! 4つのチェックリスト
- 充電ケーブルに接続しよう
- カメラの位置と明るさを最終調整しよう
- イヤホン、マイクをテストしよう
- スマホはマナーモードにしよう
web面接の当日、開始の10~30分前に最終確認をしましょう。良いスタートを切るためには、当日の微調整が必須です。4つのチェックリストは5分ほどで終わるので、気を抜かずに点検してくださいね。
①充電ケーブルに接続しよう
パソコンを充電ケーブルに接続してください。面接途中で充電がなくなり面接が中断してしまった場合、面接を受け直すということができないかもしれません。
充電が満タンであっても、不測の事態が起きたときに対応ができなくなってしまいます。たとえば、面接が想定より長引いたり、パソコン内で予期せぬソフトウェアが働き充電の減りが早くなってしまうこともあります。
万が一、不測の事態が起きてもトラブルにつながらないように充電ケーブルには必ず接続しましょう。
突然の原因不明のトラブルで端末の電源が落ちてしまった場合は、早急に対処し復旧することで理解が得られるかもしれません。しかし、充電不足により切れてしまった場合は準備不足と思われて評価は著しくさがってしまう可能性が高いです。
②カメラの位置と明るさを最終調整しよう
web面接で使うツールのテスト機能を使いながら、カメラの位置と明るさを最終調整しましょう。
カメラの位置は前日までに準備したときとほぼ変わらないかもしれませんが、明るさについては当日の天候に大きく左右されます。部屋の証明やスタンドライトの明るさを調整したり、部屋の中のカーテンを開閉するなどして表情が明るく見えるようにしましょう。
たとえば、Google Meetの場合は2ステップで確認することができます。
Google Meetでの確認
- 参加予定のURLにアクセスする
- 出てくるプレビューを使ってカメラの位置や明るさを調整する
直前の最終調整を怠ると、前日までの準備が無駄になってしまいます。相手に良い印象を残せるように微調整していきましょう。
画面の端に生活感が残っていないかも確認しよう
カメラの確認をしている際に、画面の端にも注目してください。ハンガーや洋服、食器など生活感が残っていないかをチェックしましょう。
自宅に毎日の生活で使うものがあるのは当然ですが、それらが映っているとだらしない印象になってしまうケースがあります。悪い印象につながらないように、余分なものは片づけておきましょう。
③イヤホン、マイクをテストしよう
イヤホンやマイクをつなぎ、ツールのテスト機能を使って準備しましょう。前日までに準備していた機械が壊れてしまうこともあります。当日も使えるのか確認しましょう。
音声が聞こえずやりとりできないということは面接を始められません。面接を後日に受け直すことができない場合もあるので注意しましょう。もしも準備していたイヤホンが壊れてしまっていた場合はパソコンのイヤホンやマイクを使ったり、別のイヤホンを使ったりしましょう。
Zoomの場合はミーティングテストという機能があります。利用して最終チェックをしましょう。
①ミーティングテストにアクセスする
②参加ボタンをクリック
③「ミーティングを起動」をクリック
④歯車マークをクリック
⑤オーディオのマイクの入力レベルのところが左右に動いていたらマイクが反応している
④スマホはマナーモードにしよう
スマホはマナーモードに設定し、音が鳴らないようにしましょう。バイブレーションもオフにしておけるとなお良いです。両方の設定で、面接が中断してしまうことを防ぐことができます。
web面接では、緊急時の対応のため、スマホをパソコンの近くに置く人が多いと思います。そのため、マナーモードにしていても、バイブレーションが大きいと机が振動し大きな音を立ててしまう可能性があります。
音もバイブレーションも鳴らないようにしたうえで、机に置いておくことをおすすめします。
事前に「会議ツールのアップデートがないか」もあわせて確認をしましょう。ツールによっては、アップデート対応をしなければ使用できないこともあります。web面接の数分前に事前アクセスして、スムーズに参加できるかを確認してくださいね。
web面接ならではの3つのコツ
web面接ならではの3つのコツ
- 表情はいつもより笑顔を意識しよう
- 目線はカメラに向けよう
- 話し方も通常よりはきはきしよう
web面接では、お互いの見える範囲が限られるため、対面面接よりも表情と話し方に気を付ける必要があります。web面接ならではのコツを押さえて、より良い印象を残せるようにしましょう。
①表情はいつもより笑顔を意識しよう
表情はいつもより笑顔を意識しましょう。話を聞いている時にも、意識的に口角を上げながらあいづちを打ちましょう。
たとえば、入室してすぐは下記のように笑顔で挨拶するといいでしょう。
「○○大学より参りました○○です。本日はどうぞよろしくお願いします」
対面での面接では、入室した瞬間に表情や服装、所作などいろいろな情報を面接官は読み取ります。しかし、web面接では表情と服装の一部といったごく限られた情報しかわかりません。面接官が見えやすい表情の部分で、良い印象を残していきましょう。
こちらのQ&Aでは、面接で笑顔ができないと悩む人へキャリアコンサルタントがアドバイスをしています。笑顔を作るための具体的なアドバイスもあるので、ぜひチェックしてみてください。
②目線はカメラに向けよう
目線はカメラに向けて話すようにしましょう。カメラ目線で話す姿は、面接官からすると自分の目を見て話をされているように感じます。web面接では表情が主に映るため、目線をどこに向けているかはとても重要です。対面面接で面接官の顔をみるように、カメラを見て話すようにしましょう。
目線がずれていると、緊張や不安がないかと勘違いをされてしまう場合があります。またカンペを読み上げているという誤解にもつながり、マイナスな印象へと変わってしまうので注意してくださいね。
どうしても画面に面接官が映るので、そこを注視している人は多く、仕方のないことだと思います。しかし、あまりにキョロキョロしたり目を伏せてばかりいると印象はよくありませんね。画面とカメラを7:3の割合で交互に見れるとスムーズかと思います。
③話し方も通常よりはきはきしよう
話す際は、通常よりはきはきと話すことを心掛けてください。web面接では声がマイクを通して相手に届きます。対面の面接と比較すると音がこもって聞こえることが多く、お互いの機械の性能が悪いとより聞き取りづらくなってしまいます。
意識してはきはきと話したほうが、web面接では聞き取りやすく感じます。対面での面接よりも意識的な話し方にしましょう。
会話中は相手の返答から2拍空けるのがおすすめ
面接官と話す際は、相手の返答から2拍空けることをおすすめします。
web面接では、お互いの見える範囲が限られるため、話を交代するタイミングが読みづらいというデメリットがあります。そのため、相手が話し終わったかと思っても続いていることがあり、コミュニケーションがずれてしまうことがあります。
また、通信速度が遅く映像と音声がずれているということもあります。コミュニケーションのずれや気付いていないだけの不具合に影響されないように、相手が話し終わったと思ってから2拍空けるようにしましょう。
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見るweb面接は意思疎通が取りづらいので注意が必要
web面接であなたらしさを伝えるためには、事前準備が最も大切だということを覚えておいてください。これは、対面で受ける印象とwebでの印象がまったく異なるからです。
対面の場合は、同じ空間にいるので意思疎通が伝わりやすく、お互いに相手をくみ取ることができます。しかし、web面接の場合は画面越しで臨場感がないため、意思疎通が伝わりづらい環境です。
このことから、記事にあるようにweb面接ならではのポイントをしっかり押さえて面接に臨むことが、非常に重要なポイントになります。
web面接の準備で結果が変わる
面接に対して、少しの工夫と準備をするだけで、web面接では結果が変わります。この事前準備をしっかりして、web面接に臨むようにすることで、あなたの志望企業への道が開けます。面倒くさがらないで、このポイントをしっかり守って良い面接としてください。
誤解しやすい! web面接ならではの3つの注意点
web面接では、面接官に見られている範囲が限られているため、自分にとって都合の良い行動をとってしまうことがあります。しかし、意外にも目線や音などで行動がばれ、悪い印象へとつながってしまうことがあるので、3つの注意点をやらないようにしましょう。
①カンペはなるべく用意しない
カンペを用意して読み上げることは、面接官にあまり良い印象を残しません。カンペは用意しないという前提を持っておきましょう。
web面接では、面接官にとって見える範囲の多くを表情が占めているため、目線の動きは一目瞭然です。カンペを作成し読み上げているのはすぐにわかります。カンペは自信の無さや準備不足の現れともいうことができ、悪い印象を残すことになってしまうでしょう。
カンペにしたい情報は覚える必要があると考え、準備をしていきましょう。
企業側の立場として「カンペを読み上げていること」がわかったときには、きちんと企業のことがリサーチができていないのではとマイナス印象を抱く可能性もあります。徹底的にリサーチをしていれば、カンペを用意せずに自分の言葉で話せますよね。
カンペを用意するときにも、文章を用意するのではなくキーワードなどの用意にとどめましょう。
②スクショや録画は勝手にしない
web面接の場合、パソコンに映ったものを手軽に保存できる利便性があります。しかし、スクリーンショットや録画を許可なしにすることはやめましょう。
面接の内容は、会社にとって秘匿事項であることがほとんどです。学生に見せる資料は企業の秘匿情報が含まれている可能性があります。また、面接の内容がほかの学生に知れ渡り、面接対策をされすぎてしまうことは、企業としては学生の本音が読み取り切れず採用活動に支障がでます。そのような情報を漏らした学生を採用する企業はほぼないでしょう。
もし、どうしても今後の面接のために知っておきたいことや、資料として手元に置いておきたいものがあれば、許可を得たうえで保存するようにしましょう。
許可を取らずにスクリーンショットを撮影した場合、ケースによっては損害賠償を請求される対象となる可能性があります。また企業側としては内部情報の漏えいにより多大な利益の損失につながるリスクがあります。お互いに良いことがないので、安易な気持ちで撮影・録画はしないようにしましょう。
③許可なしでメモを取らない
メモに関しても、必ず許可をとってから取るようにしてください。面接官はこちらの手元が見えないからといって、メモを取るのはやめましょう。メモを取っている動作もすぐにばれてしまいます。
対面面接でもメモを取るときは許可を得ると思います。対面面接でもしないことをweb面接ではすることは、相手に悪い印象を残してしまいます。
面接を受けていて感銘を受けたことや新しい発見があった場合は、理由を説明し、必ずメモの許可をとりましょう。
状況別に解説|web面接中のトラブル対応方法
どんなに対策をしてもトラブルになってしまうことはあります。web面接では面接を受ける場に面接官がいるわけでもなく、企業に訪問しているわけでもないため、企業側が学生の事情をくみ取るということはほぼできません。
状況に合わせてきちんと報連相をすることが、事態を最小限に収束できる鍵となります。
遅刻・接続できないとき:担当者にすぐ電話を
web面接に遅刻しそうなときや、急な通信トラブルで接続できないときは、すぐに担当者に電話をかけましょう。事情を説明し、その後の対応をどのようにすればいいか指示を仰いでください。
遅刻をしそうだから、遅刻をしてしまったからといって諦めないようにしましょう。事情によっては後日に面接を受けたり、時間をずらしたりできる場合があります。何も連絡をせずに面接をドタキャンすることが最も悪影響をおよぼします。必ず担当者に電話しましょう。
遅刻したときの対応をより詳しく知りたい人はこちらの記事も参考にしてくださいね。
面接に遅刻=不採用とは限らない! 正しい対応方法や注意点を徹底解説
面接をばっくれてしまうとリスクが大きいので注意が必要です。リスクを回避する方法が気になる人はこちらの記事を参考にしてください。
面接ばっくれが就活に及ぼす知られざる悪影響|リスク回避のコツとは
相手の声が聞き取りづらいとき:正直に伝える
声が聞き取りづらいときには、なるべく早く面接官に伝えるようにしましょう。ツールに挙手という機能もあるので利用しても構いません。画面上で見えるように手を上げて発言の機会をもらうのもいいでしょう。
挙手ボタンはツールごとに下記のようになっています。
Zoomの場合
①画面下のリアクションと書かれたボタンを押す
②手を挙げるというボタンが出るので押すと挙手できる
Google meetの場合
①画面下にある手の形をしたボタンを押すと挙手できる
teamsの場合
①画面上にある手の形をしたボタンを押すと挙手できる
面接官があまりweb面接に慣れておらず、声が小さいこともあります。また機器が壊れているということもあります。声がよく聞こえないままコミュニケーションをとるとずれる可能性が多く、的を射ていないやりとりは内定につながりづらいです。
ごくまれにですが、パソコンの音量が小さかったということもあります。端末を確認することもしてみましょう。
- 相手の声が聞きづらいときはどんな言葉で伝えるのが失礼にならないでしょうか?
相手の声が聞きづらいときは「ネット環境の確認」として伝えよう
web面接をしていると、マイクが音声を拾えていなかったり、インターネットの環境が悪かったりして聞き取りづらいこともありますよね。前者については確認がしづらいため、後者の確認として質問をすると、失礼にならずに伝えられます。
具体的には「◯◯様、お話中失礼します。音声が途切れてしまうのですが、こちらの音声は届いていますでしょうか」などと伝えましょう。そうすることで、相手も音声チェックをしてくれるため、スムーズに確認することができますよ。
音や映像が中断されたとき:画面上でアクション
音や映像が中断された場合は、画面上でアクションしましょう。挙手ボタンやメッセージを送るのもいいですし、画面だけ暗くなり音が出ている場合は画面が見えなくなったことを申告しましょう。
メッセージを送る場合はツールごとに下記のようになっています。
Zoomでメッセージを送る方法
①画面下にあるチャットというボタンを押す
②右側にメッセージを送信する枠が出るのでメッセージが送れる
Google meetでメッセージを送る方法
①画面右下にあるふきだしの形をしたボタンを押す
②右側にメッセージを送信する枠が出るのでメッセージが送れる
teamsでメッセージを送る方法
①画面下にチャットのボタンを押す
②右側にメッセージを送信する枠が出るのでメッセージが送れる
もしも、完全にツールが落ちてしまったり、接続が切れてしまったときは担当者に電話をするようにしましょう。
不具合が起きたまま面接を継続してしまうことはお互いのメリットになりません。伝えられる手段を使って、必ず担当者に伝えるようにしましょう。
どうしてもトイレに行きたくなったとき:画面と音声をオフに
腹痛などでどうしてもトイレに行きたくなったときは面接官に伝え、画面と音声をオフにして中座しましょう。
中座しないでいいように、面接の前にトイレに行っておいたり、カフェインを取りすぎないなどの配慮はしましょう。
トイレに行きたくなるのは生理現象なので仕方ありません。その場合は、面接官に対して「大変申し訳ありませんが、急にトイレに行きたくなってしまいまして、お時間をいただけないでしょうか」という伝え方を忘れないでください。
トラブルがあった面接の最後には必ず謝罪とお礼をしよう
トラブルがあった場合、面接が終わる際に必ず謝罪とお礼をするようにしましょう。トラブルやミスが起きてしまったことを消すことはできません。フォローをしっかりとすることが大切です。
特にweb面接の場合は、通信の具合が悪かったり、音声が聞き取りづらいなどトラブルが起きやすくなっています。どんなに小さなトラブルでも、起きた場合は謝罪とお礼を伝えるのが丁寧です。
web面接までの段取りとマナーを把握して予期せぬミスをなくそう!
web面接で何分前に入室するかで、面接官に残る印象が変わります。そのため、web面接の前提や企業側の都合をつかみ、適切な時間に入室をしておくことが大切です。
また、web面接で5分前に入室するためには、前もって機材や面接を受ける環境を整えておく必要があります。思わぬトラブルが起こってしまった場合の対策もしておき、トラブルを最小限に抑えられるようにしましょう。
準備を進めるときには、この記事の手順に沿って整えていきましょう。すべての手順をしっかりと踏めば、面接官の受け取る印象はぐっと良くなることでしょう。
ほかの学生と差をつけ、ミスやトラブルの起こらない有意義なweb面接にしてくださいね。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見る入室時間を気にするスタンスが内定に近づく
学生によっては「何分前にweb面接に入室すれば良いかさえわかればいい」と思っているかもしれません。たしかに、面接対策として「5分前に入室すればマイナス印象にならない」ということを知ることは重要です。しかし、もっと大切なことは「なぜ5分前に入室をすればマイナス印象にならないか」の背景を知ることです。
背景を考えずに答えだけを求めてしまうと、相手の目線で考えることができなくなってしまいます。企業のビジネスの本質は顧客やカスタマーの課題を解決することですよね。つまり、相手の目線に立って考えることが社会人には求められているのです。
web面接の何分前に入室するかも同じで、相手の目線に立ったときに「相手を急かさないようにする」や「トラブルで貴重な時間を奪わないようにする」など相手に寄り添った結果に「5分前には入室しておくことが重要」ということを覚えておきましょう。
そして、web面接の入室時間など細かいことを気にするということは、社会人に必要なスタンスが身についているとも考えられます。ほかのことでも相手目線になって考えて、ほかの学生と差をつけて内定獲得を目指しましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー
Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
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