Q
大学3年生
男性
好きなことを仕事にするデメリットってあるんでしょうか?
就職活動を始めた大学3年生です。将来のキャリアを考えるなかで、好きなことを仕事にするのが1番良いなと思っています。
しかしSNSなどでは好きなことを仕事にするのは「難しい」とか「続かない」といった意見を見かけることがあります。
好きなことを仕事にするのは、何かデメリットがあるのでしょうか?
また、好きなことを仕事にしていきいきと働けるようにするためには、今からどういった準備をしておくとかなえやすいのか、アドバイスもいただけると嬉しいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
想定以上の責任やギャップに苦しむデメリットがある
はい、好きなことを仕事にすることには、いくつかのデメリットも存在します。
一つは、純粋に楽しめていたことに「責任」や「プレッシャー」がともなうようになる点です。たとえば、化粧品が好きで化粧品会社に就職したけど「販売力」や「顧客とのコミュニケーション」でつまずいてしまう、といったことです。
また、好きな業界の裏側や厳しい現実を知り、「思っていたのと違う」と落胆することもあります。バイクが好きでバイクショップのスタッフになったけど、暑さや寒さに関係なく、何時間も屋外でバイクの整備をし、体力的につらくなる、などです。
好きは原動力になる! 仕事の実態を知って準備しよう
しかし、私自身は好きなことしか仕事にしてきませんでしたが、それで大正解だったと思っています。
どんな仕事にもメリット、デメリットは付きものですが、「好き」という気持ちがあれば、デメリットも受け入れやすく、それを乗り越えてより良い仕事をしようという気持ちになります。
これから好きなことを仕事にしたいと考えているなら、できるだけ多くの情報に触れ、その職業の裏側や実態を深く知ることが重要です。
そのうえで「それでもこの仕事がしたいか」と自身に問いかけることで、心の準備ができ、現実とのギャップを最小限に抑えることができるでしょう。
デメリットはあるが必ず不幸になるとは限らない
これは私見も含みますが、私が周りを見ている範囲でいうと、「好きな領域を仕事にしている」ことで不幸になっているような話はほとんど聞きません。
とはいえ、好きなことを仕事にした場合、以下の3点が代表的なデメリットとして挙がります。
①市場の評価軸と自分のこだわりがずれて収益化に苦労しやすい
②熱中と収入を両立させるために「やりたくない工程」も避けられず楽しさが薄れる
③成果が自己肯定と直結し精神的に揺らぎやすい
特に趣味を収益化すると、数値目標や納期がからみ、創造の過程を第三者の仕様に最適化せざるをえなくなるため、ストレスが増すケースが目立ちます。
好きなことが仕事にできるかどうかを確かめよう
一方で、好奇心が長期的な学習を支え、専門性が深まりやすいという事実も揺るぎません。「ずっとやっていても苦ではない」という感覚は、キャリアを大成させるための一つの大きなポイントです。
デメリットを軽減するコツは、「好き」「得意」「市場ニーズ」の三つの円が交わる領域を、学生のうちに小さく検証することです。
たとえば、クラウドソーシングで依頼を受けて、顧客の要件と自分の作風の折衷点を試行錯誤することで、報酬設定や納期管理を体で学べます。
感情の逃げ場として「完全に趣味として続ける部分」を残すことも、情熱の枯渇を防ぐうえで有効ですよ。
好きなことを仕事にすることのデメリットは、次の記事でも詳しく解説しています。好きなことを仕事にしたいと感じている人はチェックしてみてください。
以下の記事では自由でやりがいのある仕事についてまとめているので、併せて参考にしてみてください。
こちらのQ&Aでは、「好きなことを仕事にするな」と言われている理由について、キャリアコンサルタントが解説しています。併せて確認してみましょう。
自己分析ツールで今月中に自己分析を終わらせてください
自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「これ、本当に強みって言えるのかな?」と悩んでいる人は多いはず。
そんな時は「My Analytics」を活用しましょう。このツールを使えば簡単な質問に答えていくだけで、あなたの強み・弱みが簡単にわかります。
無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。
自分の長所を分析するなら「My Analytics」がオススメ
今すぐあなたの強みを診断する【無料】
・自己PRや志望動機に使える長所を知りたい人
・自分にあった仕事を知りたい人









