Q

大学4年生
女性

「お客さまを笑顔にするため」という志望動機はありですか?

私は現在、サービス業への就職を考えており、志望動機で「お客様を笑顔にしたい」という思いを伝えたいと考えています。

ただ、この気持ち自体は本心なのですが、その企業に向けた志望動機になるような作り方がわかりません。そもそも、「お客さまを笑顔にしたいから」という志望動機はありなのでしょうか?

この気持ちを志望動機として伝える場合、どういった工夫をすれば、当たり障りがない感じをなくして、ほかの就活生と差別化できるのか、詳しくアドバイスしていただけると嬉しいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント

馬場 岳

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自分自身の言葉を付け加えることでオリジナリティが生まれる

「顧客を笑顔にしたい」という志望動機は、サービス業などを目指すうえで非常に大切な価値観です。しかし、この言葉は多くの学生が使うため、そのまま伝えると抽象的で印象に残りにくいのも事実でしょう。

大切なのは、あなたにとっての「笑顔」とは何かを定義し、なぜそう思うのか、その企業でなければならない理由は何かを、具体的なエピソードで掘り下げて伝えることです。

言葉の背景にある、あなた自身の価値観や哲学を示すことで、志望動機に深みとオリジナリティが生まれます。

構成が命! 過去の経験をどう企業で活かすのかを伝えて説得力UPを目指そう

説得力を持たせるには、構成を意識することが重要です。まず、自身の原体験として「アルバイトで、自分のこういう働きかけが顧客を笑顔にした」といった具体的なエピソードを語ります。

次に「なかでも御社の〇〇というサービスは、私が届けたいと考える△△な笑顔を生み出すという点で、強く共感した」と、その企業との接点を明確に示しましょう。

そして最後に、「私も御社の一員として、自分の強みを活かし、目の前の人の気持ちに寄り添いながら笑顔を生み出したい」と、入社後の貢献意欲を添えることで、ありふれた言葉があなただけの力強いストーリーに変わります。

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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「顧客を笑顔に」を行動と成果で具体的に語ろう!

「顧客を笑顔にしたい」という思いはサービス業の本質であり、素晴らしい動機です。しかし、この言葉だけでは抽象的な評価になりがちなので、その伝え方には工夫が必要です。

まず、思いを述べたうえで、「具体的にお話ししますと」と続け、その気持ちを原動力として、どのような行動を起こしたのかを具体的なエピソード(根拠)と共に語ることで、採用担当者の理解を深めることができます。

入社後の貢献イメージまで提案して熱意を伝えきろう!

次に、この志望動機がどの企業にも当てはまってしまうのではないか、という懸念を払拭するためには、入社後に「どのように貢献したいか」という具体的な提案を加えることが極めて重要です。

たとえば、その企業の事業内容や売上目標などを踏まえ、「自身の〇〇という経験を活かし、貴社の△△というサービスの顧客満足度を□%向上させることに貢献したい」というように、その企業ならではの文脈に落とし込んで貢献策を示すことで、ほかの応募者との明確な差別化を図ることができるでしょう。

こちらの記事では志望動機の基本の書き方やポイント・注意点、ほかの学生と差別化する方法について解説しています。業界別の志望動機の例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

人を笑顔にする仕事については、以下の記事で紹介しています。人を笑顔にする仕事の志望動機の回答や例文も紹介しているので、参考にしてみましょう。

次のQ&Aでも人を笑顔にする職業についてキャリアコンサルタントが回答しています。併せてチェックしてみてください。

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 (IT業界の場合) 
私は貴社が掲げる顧客維持率向上に貢献し、日本企業のIT化の一助になりたいと考えています。私は飲食店でアルバイトをしているのですが、感染症の増加により新しい施策に取り組むことを余儀なくされていました。このとき、新しいシステムを導入してオンライン販売を開始すると、常連客の注文率が60%以上になりました。この経験から、リピーターをつくることとシステム導入の大切さを実感しています。貴社は、先端技術を活用したSaaSを提供しているだけではなく、顧客維持率の向上を事業戦略に掲げており魅力に感じております。入社した際には、営業職として企業へのSaaSの提案・リピート顧客獲得で貢献したいと思っています。

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