この記事のまとめ
- 志望動機は「基本の書き方」と「差別化の方法」両方を網羅することが大切
- 就活のプロ5人に志望動機で重視するポイントを聞いてみた!
- 業界×学生時代の活動別の志望動機例文35選を参考に作成してみよう
- 志望動機作成ツール
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就職活動には欠かせない志望動機ですが、志望動機の必要性・重要性や正しい書き方がわからない人は多くいます。だからといってそのまま放置してしまっては評価されず、次の選考に進むことが難しくなってしまうでしょう。書類でも面接でも聞かれる志望動機は、応募者の印象や価値観を判断するための大切な質問項目なのです。
志望動機には、基本的な書き方と差別化するコツがあります。その方法を理解できれば、志望動機を正しく伝えつつ、自分の魅力もアピールすることもできるのです。
この記事では、さまざまな経歴を持つ8人のキャリアコンサルタントとともに志望動機の基本の書き方やポイント・注意点、ほかの学生と差別化する方法を解説していきます。業界別で志望動機例文35選も紹介するので、ぜひ参考にして自分らしさを含めた志望動機を作成していきましょう。
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志望動機は基本とワンランクアップの方法を知ることで差別化できる
「志望動機を書き始めたいけど、何をどのように書けば良いのかわからない」と悩んでいる人は少なくないのではないでしょうか。「内容のイメージが湧かない」という人もいるでしょう。そういった場合は、まずは基本の書き方から順を追って押さえていくことが大切です。
記事ではまず、志望動機を聞く企業の意図について解説します。「なぜ企業は志望動機を知りたいのか?」を押さえることで、求められている回答を用意することにもつながるので、まずは前提を理解していきましょう。
記事中盤では、4ステップで志望動機を書く基本の方法と、ほかの学生と差を付けるためのポイントを解説します。基本の書き方に併せて自分の色を乗せる方法を知ることで、ほかにはない志望動機の作成につながるため、しっかり押さえておきましょう。
後半では、志望動機の作成と面接で伝えるときに見落としがちな注意点を解説します。せっかく作成した志望動機がマイナス評価になってしまわないように、一つずつチェックしてください。最後に業界別で志望動機例文35選を紹介するので、例文を参考に志望動機の作成を進めてみてくださいね。
志望動機では企業が知りたいことを伝えたうえで、あなた自身の可能性をわかってもらう必要があります。そのためには基本的な作り方を押さえておいて、さらに一工夫してあなたについてより深く理解してもらえるようにするのが良いでしょう。
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志望動機の重要性とは? まずは企業の意図を理解しよう
企業が志望動機を聞く意図
- 自社とのマッチ度を測るため
- 入社意欲・熱意を確認するため
- 仕事に対する熱量を把握するため
「なぜその企業を志望するのか」を問う志望動機は、どの選考でも必ず聞かれるといっても過言ではない質問です。では、なぜ企業は志望動機を聞くのでしょうか。
企業が志望動機を質問する理由として、おもに3つの意図が含まれています。これらの質問の意図を知らずに回答を用意すると、企業が求める回答と方向性がずれてしまい、評価が下がってしまったり、選考通過が難しくなってしまう可能性があります。企業が志望動機を聞く意図を理解して、志望動機作成の土台を固めていきましょう。
企業の意図を把握するということは、志望動機が何のためにあるのかという理解を深めることにもつながります。
応募先が志望動機で知りたい内容を意識して書くことで、よりあなたの思いを理解・把握してもらえることにもなりますよ。
自社とのマッチ度を測るため
企業は、志望動機を通して自社と応募者の相性を確認しようとしています。マッチ度の高い応募者であればあるほど、自社の業務との相性が良く、貢献してくれると考えるためです。
多くの学生は「自分に合った企業は何か」を軸に仕事を探しているため、そこがマッチしている企業であれば長期的に働きたいと考えるものです。逆に、応募者本人が入社後に業務が自分に合っていないと感じた場合、仕事にやりがいを感じられずに意欲的に取り組めなかったり、短期離職をしてしまう可能性があります。
適した人材に長期的に活躍してもらうことで、事業を継続的に発展させることにつながります。企業は自社に貢献してくれる学生を探すために、志望動機からマッチ度を測ろうとしているのです。
- 志望企業が求める人物像と自分のスキルがマッチしていないのですが、応募して良いのでしょうか?
企業が求める人物像に完全にマッチしていなくても、応募は有効
大切なのは、自分の強みや経験が企業のニーズとどう関連しているかを明確に伝えることです。
たとえば、コミュニケーション能力やリーダーシップなど、求められるスキルの中で自信のある部分を前面に出し、それが企業のどのような課題解決に貢献できるかを具体的なエピソードを交えて説明しましょう。
また、自分が持っていないスキルは、向上心や学習意欲をアピールすることでカバーできます。企業は完璧なスキルセットよりも、成長意欲や柔軟性を高く評価することが多いです。
入社意欲・熱意を確認するため
企業が志望動機で知りたいこととして、入社意欲や熱意などの志望度の高さが挙げられます。このような意欲が高い学生は主体的に物事に取り組み、入社後も壁に直面しても乗り越えられそうという印象があるからです。
意欲が低いと感じた場合、業務にも受動的で、難しい課題に直面したときに諦めてしまいそうだと企業側は考えるでしょう。また、「ほかの会社を選ぶリスクもありそうだな」「適当に企業選びをしたのかな」とマイナスの印象を持たれてしまう可能性もあります。
志望度の高さを測って意欲的な人材を確保するために、企業は志望動機から入社意欲や熱意を知ろうとしているのです。
仕事に対する熱量を把握するため
志望動機では、就活の軸や過去のエピソードから応募者の価値観や思考傾向を知ることができます。企業はそこから、仕事への熱量を把握しようとしています。仕事への熱量が高ければ高いほど真剣に業務に取り組んで自社で活躍してくれると、企業は感じるためです。
また、仕事に対する熱量は周囲にも伝染します。熱量を持って仕事をしていれば周りの人もポジティブに取り組むことができますが、熱量が低い状態で仕事に取り組むと、周りもやる気をなくしてしまうでしょう。ポジティブな姿勢で仕事ができる学生を採用するために、志望動機では仕事への熱量を知ろうとしているのです。
就活のプロ5人に聞いた! 志望動機についてたった一つだけアドバイスするとしたら?
志望動機では、おもに3つの意図が含まれていることを説明しました。しかし、一般的によく聞くこの3つの意図以外にも、企業が意識していることはあるのでしょうか。
ここでは、普段から就活に関するアドバイスや採用経験をもとにアドバイスをおこなっているキャリアコンサルタントの永田さん、板谷さん、谷所さん、野村さん、渡部さんに、「志望動機で一番大切なことは何か?」を聞いてみました。一般的な質問の背景と併せてチェックして、志望動機作成の参考にしてくださいね。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る志望動機は自由度の高い質問! 意欲と共感でカバーできる
自己PRと比較するとわかりやすいと思いますが、自己PRは自分の体験や自己分析に基づいて実体験を添えて自分自身のことを語るため、そこには具体的な根拠と説得力が必要です。
しかし志望動機は、これから何がしたいか・どうなりたいかという未来についての質問なので、具体的な根拠はそれほど必要がなく、夢を語って意欲と共感でカバーすることもできます。
企業研究を徹底したうえで将来的に実現・貢献できることを表現すべし
そんな志望動機でたった1つ、という条件でアドバイスをするとしたら、私は「相手の期待値を高めること」を挙げたいと思います。自分が入社したらどんな将来が実現するのか、どんな役割を果たせるか、を担当者が想像しやすくし、組織にとって前向きな未来を描けるような内容を考えてもらいます。
ただし、前提条件として企業研究がしっかりできていなければなりません。企業研究ができていれば、その企業の成り立ち、目指すもの、顧客などがわかるので、それに貢献できる形で自分のやりたいこと、できることを表現していきましょう。
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見るその内容から「熱量が感じられるか」を面接官は見ている
面接官からすれば、その志望動機が「なんとなく作った志望動機」なのか「絶対にこの会社に入りたいと思いながら作った志望動機」なのかはすぐにわかってしまうものです。それほど個々人が持っている熱量には差があり、表現として変わってきます。
志望動機の文字数としては大体200〜300字だと思います。
その後、面接時に改めて口頭で質問を受けますが、その際のマインドとしても「聞かれたらうまく説明できるか心配だな」と思うよりも「早く私に志望動機の質問をしてくれ」と思えるくらいの内容を作り上げることで、話し方や態度、表情などにも影響し印象を大きく左右する要因になります。
自分の内側としっかりと向き合おう
まず、自分にその企業に対する熱量がどの程度あるのか? 本当にその企業に情熱を持って面接を受ける準備ができているか? 自分の心の本音を見極めましょう。
ついつい忘れがちですが、入社することはゴールではありません。あくまでスタートです。その辺りをしっかり考えて臨むことで、入社後のキャリアや人生もより輝きを増すものになってくる気がしています。
アドバイザーコメント
板谷 侑香里
プロフィールを見る結婚と就職はアプローチの仕方が似ている
「好きです。結婚してください」と突然見知らぬ人に声をかけられても、戸惑ってしまいますよね。1日の中で多くの時間を共にし、運命を共有するという側面で結婚と就職は似ています。
「この会社に入りたいです。入社させてください」という人がたくさん訪れたら、会社の文化に合っていて、存分に活躍してくれる人に入社してもらえるように選択する必要が出てきます。
自分の思いを受け取ってもらうために「志望動機」を活用しよう
自分自身は、どんなことをしてきたどんな人間なのか。どんなふうに企業の中で貢献したいと思っているのか。学生の背景となる思いと、企業とのマッチポイントを踏まえて志望動機を作成することで、学生の人となりを知ることができるのです。
志望動機は、思いを受け取ってもらえる機会でもあります。企業に伝えることはもちろん、自分自身のこれまでを振り返って、納得のいく志望動機を作成することはこれから社会人として歩んでいくうえでの指針にもなります。
たくさんの選択肢の中から、「この企業に入社したら、どのように自分自身の特性を活かして活躍することができるのだろう?」と未来の自分に思いを馳せながら、志望動機を作成することをおすすめします。
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アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見る「なぜ応募企業に魅力を感じたか」を明確にすることが重要
採用担当者は、「なぜ自社なのか」という理由に注目しています。どの企業でも良いといった漠然とした志望動機では、興味を持てません。応募企業の魅力は、企業の特徴や独自性だけではなく、「そういった企業だからこそ自分の能力が発揮できる」ということまで、志望動機で伝える必要があります。
自己分析と企業研究は必須項目
応募企業の魅力を考えるためには、自分の強み・適性・やりたいことといった自己分析をおこなう必要があります。特に強み・適性・やりたいことは、これまでの経験がベースになるので、なぜそう思うのかといったエピソードも考えていく必要があります。
そして強みや適性を活かして、やりたいことが実現できる企業を見つけるために、企業研究をおこないましょう。
このように、志望動機を作成するうえでは応募企業の魅力を考えることが大切です。企業の特徴や独自性だけでなく、強み・適性・やりたいことが実現できる企業だからこそ入社したいという理由を盛り込みましょう。
アドバイザーコメント
野村 芳克
プロフィールを見る志望動機作成は「自己理解」と「仕事理解」が重要な項目
自己理解は、自身の強みや志向性を明確にすることであり、これは志望動機を作成する際に不可欠です。過去の経験を振り返り、成長した点や克服した課題を挙げることで、志望動機に含めるエピソードを見つけることができます。
また仕事理解は、企業のビジョンや文化、事業戦略や業界の動向を理解することであり、これは自己のキャリアと企業の成長を結びつける重要な要素です。
業界のトレンドや企業のビジョンに共感し、自らの成長と企業の発展を同時に実現できる自分の夢や環境を求めることで、自分らしく働くことにつながるからです。
この2つを意識することで志望動機からマッチ度をアピールできる
自己理解と仕事理解を両立させることで、志望動機がより具体的で一貫性のあるものになり、採用担当者との共通項を見いだすことができるでしょう。
これにより、自己のやる気と熱意がより伝わりやすくなり、自らのキャリア成長と企業の発展に貢献できることが期待されます。自己理解と仕事理解を深めて志望動機をより具体的に表現し、将来の自身のキャリアと志望企業の発展を目指してWin-Winの関係を築く志望動機を熱く表現しましょう!
志望動機の基本的な書き方4ステップ! わかりやすい文章構成を押さえよう
企業が志望動機を聞く意図が理解できたら、志望動機を作成するための基本的な方法を押さえていきましょう。志望動機では、わかりやすい文章にすることを意識することが大切です。
文章構成を意識せずに志望動機を作成すると、一番伝えたい大事なポイントが採用担当者にうまく伝わらず、魅力をアピールできない志望動機になってしまいます。
ここでは4ステップで志望動機を作成する方法を解説するので、わかりやすい文章で採用担当者の心をつかむ志望動機にするために、一つずつ手順を追っていきましょう。
文章構成を意識せずに志望動機を作成すると、読み手に伝わりにくく、採用担当者が最後まで読まずに不合格と判断する可能性があります。適切な構成を学ぶことがあなたらしさを伝えることにつながりますよ。
ステップ①結論を簡潔に述べる
志望動機ではまず初めに、結論を簡潔に述べて、これから話す内容について相手にイメージしてもらいやすくします。そのため、一文目はわかりやすく簡潔な文章になるように心掛けましょう。
一文目がわかりづらい文章、あるいは具体的すぎて長くなり抽象的すぎる文章の場合、理解するまでに時間がかかってしまい、採用担当者の興味が逸れてしまう可能性があります。下記例文を参考にして、まずは志望理由を「簡潔にわかりやすく」を意識して考えてみましょう。
志望動機一文目の結論の例
私が貴社への入社を志望する理由は、他社以上に「顧客ファーストのサービス提供」に力を入れている点に魅力を感じ、その一員として社会に貢献したいと考えたためです。
- 伝えたいことが多く、どうしても志望動機を簡潔にまとめられません……。
紙に書き出して一つずつ比較していこう
伝えたいと思うことを、1枚の紙に一つずつ書き出してみましょう。大きめのポストイットがおすすめです。
書き出せたら、ここからトーナメントで比較します。ランダムに、2枚ずつの組み合わせを決め、1対1でどちらをより伝えたいかを判断します。より強く伝えたいと思った方を残して、もう1枚は脇に置きましょう。
全部の組み合わせを比較したら、残したポストイットを1対1で比較していきます。ポストイットが奇数になっても、やり方は同じです。
これを繰り返して最後まで残った1枚が、あなたが最も伝えたいことではないですか。
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ステップ②結論につながる理由を短く説明する
結論を簡潔に述べたら、次はその結論につながる理由や根拠を端的に説明しましょう。ここでは詳細を伝えすぎず、理由を軽くまとめて述べます。そうすることで前提となる内容を伝えられるため、このあと詳しく話す内容について採用担当者はイメージをしやすくなります。以下の例文を参考にしてみてください。
志望動機の理由の例
以前貴社の商品に関する相談をした際、真摯に私の話に耳を傾けてくださり、その後も気持ちよく商品を使用することができました。この経験を通じて、貴社であればこのように顧客にポジティブな気持ちになってもらえると考えました。
このあとに具体的な内容を述べるため、ここでは志望動機の結論を補足する程度となるように意識しましょう。また、以降で伝える内容がほかの企業でも通用するものにならないように、根拠を用意するこの段階で意識してみてくださいね。
ステップ③志望動機につながる体験やエピソードを伝える
志望動機につながる根拠を端的に述べられたら、具体的に詳細を伝えていきましょう。
ここでは、あなたの価値観や思考傾向、大事にしたいことなどが表れる部分なため、他者との違いを大きく出せる箇所でもあります。企業とのマッチ度や求められる人物像を思い浮かべながら、具体的なエピソードを伝えてみましょう。
志望動機につながる体験やエピソードの例
5年前に貴社の〇〇という商品を購入し数年間使用していたところ、うまく動作しなくなってしまったことがありました。
保証が切れていたので新規のものを購入しようと相談したところ、「使用するうえで何を重視するか」など、具体的な箇所までヒアリングをおこなってくださり、納得のいく購入ができるまで真摯に対応してくださったことがあります。
自分の知識だけでは納得のいく買い物ができなかったと考えているため、誠心誠意顧客に対応する姿勢に心を打たれました。
ここでは、数字などわかりやすい指標を用いて伝えることで、具体性が増して説得力を持たせることができます。数字を用いて説明できるエピソードの場合は、積極的に活用してみてください。詳しいエピソードの考え方は後述します。
ステップ④入社後の活躍・貢献方法を添える
志望理由や根拠を詳しく伝えられたら、最後に入社後の活躍方法や貢献方法を述べてアピールしましょう。具体的な場面や内容を想定して述べることで「企業研究がしっかりできる」「入社後も見据えている」というアピールにもなり志望意欲が高いことが伝わるため、より効果的に志望動機を伝えることができます。
自分の強みを理解している場合は、強みを活かしてどのように活躍・貢献できるのかを伝えてみてください。そうすることで採用担当者は、あなたが入社後に活躍している姿をイメージしやすくなるでしょう。
入社後の活躍・貢献方法の例
貴社に入社後は自身の傾聴力と提案力を最大限活用して、顧客が満足してもらえるようなサービスを提供できるように貢献したいと考えています。
「自分の強みがわからない」という人は、こちらの記事を参考にして自分の強みを見つけ出しましょう。
関連記事
強み一覧付き|自分の強みが必ず見つかる方法9選とアピール方法
就活で自分の強みを何て答えれば良いかわからない、そもそも自分の強みが浮かばない人に向けて、キャリアコンサルタントが自分の強みを見つける方法やアピールのコツを解説していきます。強みを伝える例文も紹介するので、参考にしてください。
記事を読む
入社後の活躍・貢献方法を語る際は、自己分析に基づいた具体的な自分の強みを活かす方法を示し、それが企業の課題解決にどのように結びつくかを明確に伝えましょう。
そうすることで再現性を伝えることができ、活躍している姿をイメージしてもらえますよ。
志望動機は構成だけでなく、書き出しと締めくくりでも与える印象を大きく左右します。下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
構成
志望動機はこの構成で決まり! 盛り込む6要素と伝える順番を解説
書き出し
例文8選|志望動機の書き出しで本気度を見せ差別化する方法
締めくくり
志望動機の締めくくり例文13選! そのまま使えるテンプレも紹介
「家から通いやすい」という理由で企業を志望する人もいるかもしれません。こちらのQ&Aではそういった理由を志望動機として伝えることの是非について、キャリアコンサルタントが解説しています。
志望動機につながるエピソードがどうしても思い浮かばない場合の対処法
「志望動機につながる体験やエピソードがない」と悩んでいる人もいるかもしれませんが、そういった場合は、無理に入れようとしなくても問題ありません。もちろん具体的なエピソードや自分の経験に基づいたものがあれば説得力を持たせることができますが、「原体験に結びついていないから不採用」とはならないからです。
とはいっても具体的にその企業を志望した理由を述べる必要はあります。応募先の企業を志望したのには、「フィーリングが合うと思った」「自分に合っていると感じた」など必ず何かしらの理由があるはずです。これらの曖昧な部分をしっかりと言語化して詳しく伝えることで、原体験がなくても十分な志望動機になるでしょう。
原体験がなくて志望動機が書き進められないという人は、以下の項目を参考にして、その企業を志望する理由を深掘りしてみてください。
志望動機に結びつくエピソードがない場合に深掘りするべき項目
- 企業の魅力に感じた点
- 企業に共感したポイント
- 自分と企業が合っていると思った理由
- その企業で将来的にできると思ったこと
私が志望動機につながる具体的なエピソードがないと相談されたときは、「本当にその会社に入りたいのか」を一緒に再検討します。
自分の気持ちを疑って客観的に考えてみることで、今まで見えてなかった会社の魅力が見えてくることがありますよ。
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ありきたりな志望動機にしないためには? 差別化する4つのポイント
志望動機で差別化するポイント
- 自己分析:多方面からおこない自己理解を深める
- 企業研究:実情を正しく把握する
- 企業とのマッチ度:企業が求める人物像と自分を照らし合わせる
- 活躍・貢献方法:理想の将来像を明確にする
ほかの学生と似たような志望動機では差別化できないと思っている人もいるでしょう。ここでは、ありきたりな志望動機にしないために、ほかの学生と差別化する4つのポイントを解説します。
ほかの学生に埋もれない志望動機にするためにも、各ポイントをしっかりと押さえてから作成し、選考に挑むようにしましょう。
①自己分析:多方面からおこない自己理解を深める
まず大前提として、志望動機作成には自己理解をしっかりと深めることが必須となります。正しく自己理解ができていなければ、自分に合った企業が見つけられないだけでなく、応募先に自分の魅力をアピールできないからです。
強み・弱み、特技、やりたいこと、頑張ってきたことなど紙に書き出して自己分析を進める方法が一般的ですが、多方面から自分を見つめてみることで、自分では気が付けなかったことを知れることがあります。自分で自分を理解するだけでなく、家族や友人などの第三者の意見を受けることでも新たな発見があるので、活用してみてください。
自己分析の方法 | やり方 | メリット |
---|---|---|
自己分析アプリ | 各質問に答えていく | ・受動的に答えるため手軽 |
マインドマップ | 頭の中で考えていることを脳内に近い形に描き出す | ・脳内を可視化できる ・発想を広げやすい ・情報を網羅できる |
モチベーショングラフ | 過去の出来事をモチベーションの起伏とともに書き起こす | ・人生をくまなく振り返れる ・自分が求めることがわかる ・面接の頻出質問への回答が見つかる |
自分史 | 項目に沿って自分の人生を振り返る | ・自分に向いている仕事が見極められる ・説得力のある自己アピールが見つかる |
他己分析 | 他者に自分の強みや弱みなどの特徴を教えてもらう | ・客観的に自分を見れる ・自分では気づかない発見がある |
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見る自己分析は志望動機作成には外せない必須項目
就活における自己分析は、自分の内面を深く掘り下げ、それを通じて企業に対する熱意や適性を示す重要なプロセスです。
たとえば、何らかの診断ツールを利用して自己の特性を分析した結果、コミュニケーション能力が高いという特徴が明らかになったとします。この情報をもとに、チームワークを重視する企業への志望動機を考える際には、以下のように具体的なエピソードを交えて表現することができます。
「大学時代にプロジェクトチームのリーダーを務め、メンバー間の意見調整や目標達成に向けたコミュニケーションを取る中で、自分の強みを活かせる環境がある貴社に強い興味を持った」
また、前述のモチベーショングラフを作成することで、自分が何に価値を見いだしやりがいを感じるのかを明確にすることもできます。
たとえば、あるプロジェクトでの成功体験がモチベーションのピークであった場合、そのときの具体的な状況や感じた達成感を振り返り、下記のように志望動機に反映できるでしょう。
「新しいことに挑戦し、それを成し遂げることで大きなやりがいを感じる自分にとって、常に革新を追求する貴社は理想的な職場環境であると考えます」
自己分析は「自己理解」だけでなく「アピールする土台の準備」にもなる
自己分析を深めることは、自分自身の理解を深めるだけでなく、その結果をもとにした志望動機の作成を通じて、企業に自分の強みや適性、熱意を的確に伝えるための土台を築くことにもつながります。
自己分析は一度きりの作業ではなく就活を進める中で繰り返しおこなうことで、より自分自身を深く理解し、それを活かした魅力的な志望動機を書くことができるようになります。
上記で紹介した自己分析の方法について、以下でいくつか詳しく解説しています。ぜひ活用してみてください。
自己分析マニュアル
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
自己分析シート
簡単15分! 自己分析シートのフォーマット6選
マインドマップ
マインドマップで自己分析を極めよう! 活用方法や注意点を徹底解説
モチベーショングラフ
テンプレ付き|モチベーショングラフを駆使して自己分析を深めるコツ
自分史
自分史を最大限就活に活かす方法とは? 記入例付きで作り方から解説
他己分析
他己分析の質問例20選|やり方から選考への活かし方まで徹底解説
②企業研究:実情を正しく把握する
企業研究は、志望動機で志望度をしっかりと伝えるために、そして自分らしく働けるかを判断するために欠かせない項目です。ホームページ(HP)をくまなく確認して研究を深める方法が一般的ですが、それだけでは実情を知るためには足りない場合があります。
業界や企業の実情を正しく把握するためには、会社説明会やOB・OG訪問など、実際に足を運ぶことで現場の声を聞けたり、HPだけではわからない雰囲気を感じとれたりします。HPには答えが載っていない疑問を解消するためには、実際に働く社員に質問することが効果的です。
会社説明会などに参加した際には、積極的に質問をして疑問を解消し、プラスアルファの情報を得ることを意識して挑んでみてください。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る応募先企業を取り巻く環境や業界の動向をしっかりと理解しよう
企業が発信している情報だけを読み込んでその企業を研究しても、ほかの応募者との差別化は難しいと思います。
たとえば応募先企業のミッション・ビジョン・バリュー(以下、MVVと記載)が、サイトに掲載されていたとします。その意味を理解するだけでなく、その企業がなぜそのMVVを決めたのかを、自分なりに解釈できていますか。
ここを理解するためには、応募先企業を取り巻く事業環境や競合の動向なども、知っておく必要があります。
競合他社との違いを比較することで魅力が明確に見えてくる
「A社を取り巻く環境はこうなっているからこういうMVVにしたのか。でも同じ環境下でも最大競合のB社はこんなMVVを持っているぞ。なぜA社とB社は違うMVVを持つようになったんだろう?」
このように考えを進めていけば、自社の魅力や特徴、強みとして応募先企業が発信していることが腹落ちして、理解できるはずです。
そうなれば、しめたものですね。あなたが理解した応募先の魅力をあなたの言葉で、志望動機として伝えてください。
「そもそも企業分析のやり方がよくわからない……」という人は以下の記事を参考にして、企業への理解を深めてみてくださいね。
企業分析のやり方
企業分析のやり方を完璧にマスターする3ステップ|よくある注意点も
企業研究ノート
作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!
企業説明会
企業説明会で絶対に聞くべき質問30選! 聞かない方が良い質問も
③企業とのマッチ度:企業が求める人物像と自分を照らし合わせる
企業の求める人物像と自分の特徴を照らし合わせることで、応募先とのマッチ度を測ることができます。ここを理解せずにただ自分の特徴や強みを志望動機で伝えただけでは、企業がその特徴を求めていない場合、アピールにはつながらないでしょう。
企業が求める人物像を明確に理解することは、企業研究の延長線上にあります。説明会やOB・OG訪問をした際に下記の例を参考に質問し、現場で求められている人物像を把握しましょう。
企業が求める人物像を知るための質問例
- どんな強みを持った人が活躍していますか?
- 今までで印象に残っている学生の特徴を教えてください。
- 未経験で入社する人にどんなことを求めますか?
- どんな人と一緒に働きたいですか?
必要とされる人物像がわかったら、自分の強みや特徴と照らし合わせてみてください。そこでマッチするものがあれば、志望動機でアピールするとマッチ度が伝わるでしょう。
もしマッチしているものがない場合は、求められている人物像を目指すための具体的な方法を添えて伝えられれば、「求められるスキルがないからどうしよう」と心配する必要はありません。以下の例文を参考にしてみてくださいね。
応募先と自分の特徴がマッチしていない場合の例文
貴社で求められる人物像を目指して活躍できる人材になるために、入社後は何事にも主体的に挑戦しながら自己研鑽を怠らずにマーケティングのスキルを伸ばし、いち早く貴社に貢献できるよう尽力します。
マッチする強みをアピールするコツは、以下の順序を意識することです。
①マッチする強みが何かを完結に伝える(私の強みは◯◯です! )
②強みといえる背景を伝える(具体的なエピソード)
そうすることで、聞き手もなぜ貴方の強みが◯◯なのかをしっかりと理解してくれるでしょう。
④活躍・貢献方法:理想の将来像を明確にする
志望動機の最後には活躍・貢献方法を添えることを説明しましたが、ここを明確にして再現性をアピールするためには、理想の働き方や将来像を言語化する必要があります。
まずは、社員の働き方や今までのキャリアパスを参考にして理想の働き方や将来像を明確にしたうえで、自己分析でわかった強みから活躍・貢献方法を考えてみてください。たとえば、アルバイトを通じて傾聴力を学んだのであれば、入社後も傾聴力を活かして事業をサポートし貢献できるなどと伝えられます。
「入社から今までどのようなキャリアパスを歩んできたか」「今後どのように働いていきたいか」「一日の働き方」などを質問して、社員の働き方やキャリアパスを参考にしてみてくださいね。
「いざ志望動機を書こうとするとどうしても手が進まない」と悩んでいる人は、下記の記事をチェックしてみましょう。
関連記事
「志望動機が書けない」から確実に卒業する3ステップ|例文付き
志望動機が書けない人は、やるべきことを整理し、一つひとつステップを踏む意識を持つと良いです。この記事ではキャリアコンサルタントと、志望動機を作成する3ステップを解説します。基本から理解でき、かつ参考にできる例文もあるのでぜひチェックしてください。
記事を読む
多くの学生が見落としがち! 志望動機の注意点を解説
志望動機の注意点
志望動機の作成手順や差別化のコツを理解できたら早速作り始めたいところですが、それだけでは、せっかく魅力的な内容でもマイナスの評価になってしまう可能性があります。
ここでは、多くの学生が見落としてしまいがちな志望動機の注意点を解説します。あなたの魅力を詰めた志望動機で効果的に志望度をアピールするためにも、注意点もしっかりとチェックしていきましょう。
他の企業に通じる内容にしない
志望動機を作成する際は、他社でも通用するような内容は避けましょう。ほかの企業でもそのまま通用してしまう志望動機では、「うちでなくても良いのかな」「企業研究ができていない」「志望度が低そう」と思われてしまいます。
こういったマイナスな印象にならないようにするためには、応募先企業ならではの特徴を踏まえた内容にすることが大切です。そうすることで、「なぜその企業を志望するのか」を伝えられるからです。企業研究をしっかりと深めて、その企業だけの特徴を志望動機に含められるようにしましょう。
ほかの企業でも通用するNG例文
私は、成長する企業に身を置くことに興味があるため貴社への入社を志望します。貴社は業界で成功を収めているため、自身の好奇心・向上心を活かして貢献したいと考えています。また、貴社で経験を積んで、自己成長につなげたいと考えています。
上記の例文では「成功を収めているから志望する」という内容になっていますが、ほかにも成功を収めている企業はたくさんあります。成功を収めているということにフォーカスする場合は、以下のように「どういった点で成功を収めているのか」「どのような工夫に魅力を感じたのか」を考えて、志望動機を作成してみてください。
改善したOK例文
私は、成長する企業に身を置くことに興味があるため貴社への入社を志望します。貴社は、〇〇という商品を販売する際、ほかの企業にはないデジタルマーケティングを活かすという視点から販売を促進し、ヒットを生み出していました。
このように、新たな視点を常に追い求める貴社に身を置いて経験を積み自己成長につなげ、貴社に貢献したいと考えています。
企業が志望動機で最も重視するのは、「なぜ当社なのか」です。特に採用後短期間で退職する若手社員が増えている現在、企業はなんとか自社に合った、定着してくれる人材を採用しようとしています。
他社でも通用するような志望動機では、早期離職のリスクを感じさせます。
自己PRにならないようにする
志望動機で「自分の強みをできるだけアピールして好印象を残そう!」と考え、自己PRと同じような内容になってしまう人が多くいますが、あくまで企業は、志望動機では「なぜうちを志望するのか」を知りたいのです。そのため、企業の意図にマッチした、志望理由を伝える内容になるよう注意しましょう。
しかし、志望動機で強みを伝えることは問題ありません。志望動機を聞かれた際に回答全体を通して自分のアピールにしてしまうのではなく、志望する理由に併せて「強みを活かして貢献できること」を伝えると、強みも一緒にアピールすることができます。
自己PRのようになっているNG例文
私は、新しいことに常に挑戦できる向上心旺盛な人間です。貴社では自分の向上心旺盛さを発揮して、売り上げに貢献したいと考えています。また、私の経験やスキルを活かして業務に積極的に参画し、入社後は自身のキャリアを築いていきたいと考えています。
上記の例文では、自分の強みをいかにして業務で活かせるかに重点を置いた内容となっています。しかし、これでは「なぜその企業を志望するのか」の理由が伝わりません。下記のように「その企業ならではの特徴」を含め、志望動機がしっかりと伝わるようにしましょう。
改善したOK例文
貴社にはさまざまなことに挑戦できる環境があり、自身の強みである向上心を活かせると考えたため入社を志望します。OB・OG訪問では、何事にも挑戦できる機会があることで多方面でのスキルを伸ばすことができ、会社・社会に全面的に貢献できるということを伺いました。
入社後は、できないと一度思ったことに対してもまずは挑戦してスキルを伸ばし、いち早く貢献できるよう全力を尽くしたいと考えています。
会社の特徴を述べただけで終わりにしない
志望動機ではその企業ならではの特徴を含めて述べるようにすることを伝えましたが、会社の特徴を述べただけではただの会社紹介になってしまい、志望動機とはかけ離れてしまいます。
会社の特徴を述べただけのNG例文
貴社では、最新技術を用いて革新的なアプローチで業界を率いて、先進的なテクノロジーでサービスを提供をしています。そのため、私は貴社での経験を通じてスキルを身に付け、業界のトレンドを意識した環境で働きたいと考えています。
貴社の「常に技術を追い求める」というビジョンに共感したため、その一員として働きたいという強い思いがあります。
この例文では、企業の強みや特徴だけを述べた内容になっていて、自分の強みやなぜその企業なのかという点には触れられていません。自分が調べた会社の特徴を述べたうえで、「そこになぜ魅力を感じたのか」、「どうしてそう思うのか」を伝えるようにしてください。
改善したOK例文
貴社では、最新技術を用いて革新的なアプローチで業界を率いて、先進的なテクノロジーでサービスを提供をしています。
私自身、ほかの企業がまだ取り掛かっていないような新しい技術をいち早く社会に取り入れることで顧客の潜在的なニーズを汲み取ることができると考えているため、貴社に魅力を感じました。
入社後は自身の情報収集力・分析力を活かして、常に最新の情報を取り入れ、貴社、そして顧客に貢献したいと考えています。
一度にいろいろなことをアピールしようとしない
志望動機では、あれもこれもと伝えたいことが多くなりさまざまな事柄を詰め込みたくなってしまう人もいるかもしれません。しかし、伝えることが多ければ多いほど文章にまとまりがなくなり、採用担当者は「結局何を伝えたいのかよくわからない」と思ってしまうでしょう。
また、アピールしている強みと企業を志望する理由に一貫性がなかったり、見当違いだったりする場合は、むしろマイナスのアピールになってしまう可能性があります。下記のNG例をチェックして、一貫性を保った志望動機の作成を意識しましょう。
内容に一貫性のない例文
貴社を志望する理由は、歴史ある安定した基盤を保ちつつ、安心・安全のサービスを提供しているためです。私は新しいことにチャレンジすることが好きで、大学時代は常に何かしら挑戦をしてきました。
貴社の安定した基盤に加えて、自身のチャレンジ精神を活かして事業展開につなげていきたいと考えています。
上記の例文では、志望先の「安心・安全性」とは反対に位置する「挑戦力」をアピールしています。安定性を求めている企業で挑戦力をアピールすることは、求めている人材とは不一致だという印象につながってしまうでしょう。
企業の特に魅力に感じた点、そして自分の強みを活かして貢献できることを伝える際は、それぞれ可能な限り1~2つに絞って伝えるようにしましょう。そうすることでわかりやすい文章になり、伝えたいことを採用担当者に正しく受け取ってもらうことができます。
改善したOK例文
貴社を志望する理由は、歴史ある安定した基盤を保ちつつ、安心・安全のサービスを提供しているためです。
私は大学時代、何かに取り組んだ際には必ず振り返りをおこない、次はどうするべきかを考えるように意識付けをしていました。この力は、貴社での安心・安全を謳うサービス提供に活かせると考えています。
入社後は、自身の振り返り力に加えて実践力を身に付け、顧客に安心を届けられるよう尽力します。
内容に一貫性のない志望動機は、企業に対してあなたが真剣に考えていない印象を与えてしまう場合があります。
企業は志望度の高さや社風・ビジョンとのマッチ度を重視していて、一貫性のない回答はそれらを疑わせるため、思うような選考結果にならない可能性があるでしょう。
書類とまったく異なる内容は避ける
「書類と面接の志望動機は違う内容にした方が良いのかな?」と考えている人もいるかもしれませんが、まったく異なる内容にならないように注意しましょう。
それぞれで正反対のことや全然違うことを述べていたりすると、一貫性がなく、「結局なぜうちを志望しているのかよくわからない」と思われてしまう可能性があります。
履歴書と面接の志望動機は同じで問題ありません。しかし、面接では志望動機をより深掘りされることがあるため、企業研究や自己分析を深めたり、志望動機に含めたエピソードをしっかりと伝えられるように万全な準備をしておきましょう。
長くなりすぎないようにする
「アピール内容や熱意をすべて伝えきらなくては」と思い、面接で志望動機を長く述べてしまうこともあるかもしれません。しかし、あまりにも長すぎるものだと途中で興味を失われてしまう可能性があります。
面接は「会話のキャッチボール」で成り立っています。採用担当者はより深掘りしたいと思ったことについて質問するので、一気に話そうとする必要はありません。志望動機に限らず、簡潔にわかりやすくを意識して質問に回答してください。
面接で志望動機を伝える際に長くなりすぎないようにするためには、構成を決めて、話す内容を準備することが大切です。
この記事で紹介されている基本の作り方や、「なぜこの業界・仕事を選んだか」「なぜ御社なのか」「入社後何をしたいか」の三段構成でも良いので話す内容を整理しておきましょう。
下記の記事では面接の志望動機で適切とされる長さについて解説しています。ぜひチェックしてみてください。
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面接の志望動機の最適な長さは? 時間別の例文付きで解説
面接の志望動機の長さは1分間程度が目安です。1分間でまとめる基本構成やどんな長さでも話せるようになる準備方法などをキャリアコンサルタントが解説します。基本を押さえて柔軟に対応できるようになりましょう。
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志望動機例文35選! 「業界×シーン」別で紹介
志望動機の作成手順や差別化のコツ、注意点は業界問わず共通しています。しかし、実際に志望動機を作成するとなると、自分の希望業界や興味のある業界のものを参考にしたいと考える人が多いでしょう。
ここでは、7つの業界に分けて志望動機例文35選を紹介します。気になる業界がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
IT業界の志望動機例文
新しいことに挑戦したいと考えて、IT業界を志望する人もいるのではないでしょうか。激務ともいわれていた時代もありますが、現在は働きやすさを重視した企業が増えてきていることが特徴です。
日常生活を送るうえで、IT業界は気づかなくともかかわっていることが多くあるため、エピソードを見つけやすい傾向にあります。ここでは5つのシーンに分類して例文を紹介するので、ぜひ作成の参考にしてください。
IT業界の志望動機を作成する際は、企業の意図を加味して作成することはもちろんですが、業界の志望理由や自身の強み・キャリアの目標を明確にしましょう。
またそれだけではなく、技術の進化や進歩も早いIT業界でどのように最新の技術や情報を取得し、活躍していこうと考えているのかも伝えるようにするのがおすすめです。
IT業界に興味がある人は、以下の記事を参考に業界研究を深めてから志望動機を作成してみましょう。
IT業界について
IT業界を徹底解剖! 押さえておきたい将来性やトレンドまで解説
業界研究
IT業界を徹底研究! 今後の動向から選考対策まで完全網羅
①アルバイト
①アルバイト
私が貴社を志望した理由は、アルバイトで最先端の技術に触れ、ITに関する仕事がしたいと考えるようになったからです。
私はIT業界に属する会社でアルバイトをしていました。そもそもこのアルバイトをしようと思った背景には、子どもの頃からPCに触れる機会が多く、ITは身近に感じていたことが挙げられます。
そのアルバイト先では書類や資料の作成がメインだったのですが、社員の方々がITの最新技術に触れているのを間近で見ることができました。見ていただけでワクワクし、私もこのようなITの最新技術を扱う仕事がしたいと考えるようになりました。
その中で、貴社は最新技術を駆使してさまざまなサービスをリリースしている先進的な会社と認識しています。私もその一員として、IT業界のさらなる発展に貢献したいと考えています。
②ゼミ
②ゼミ
私が貴社を志望する理由は、柔軟な環境で「楽しい」を追求できる会社だと思ったからです。
私はこれまで「楽しい」を追求して生きてきました。特に印象に残っているのはゼミ活動です。私が所属するゼミは特定のテーマは決まっておらず、それぞれの好きな研究をするという形式でした。
最初は日本の未来について考えることに興味があり、「2030年の日本」というテーマで研究をしていました。その中でITは切っても切り離せない存在であったため、研究を深めました。するとITの未知の領域を展開するという楽しさに気づき、就職後も携わりたいと考えるようになりました。
貴社も「人々がワクワクする技術革新を」という理念のもと事業に取り組んでいると存じます。その理念には大変共感しており、貴社の一員としてITを通じて人々がワクワクできる日本にしたいと考えています。
ゼミのエピソードはガクチカにもできます。以下の記事でゼミのガクチカを作るコツを解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
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例文8選|ガクチカでゼミ経験を魅力的にアピールする8ステップ
ガクチカでゼミ経験をアピールするなら8ステップで作成するのが効果的。詳しい作り方のコツをキャリアコンサルタントとともに解説。研究内容と仕事との関連性に応じたアピール方法や、ゼミの分野別の例文8選も掲載。
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③部活
③部活
私が貴社を志望する理由は、強いチームワークによってIT技術が生まれることに関心を持ったからです。
私はチームで何かを成し遂げることに生きがいを感じています。このような考えを持った背景には部活動があります。
私は小学校から大学までサッカーに取り組んでいました。サッカーは個々の技術も大切ですが、チームワークが非常に重要です。個々の技術が発揮されるようチームワークを作り上げることで、やっと勝利にたどり着くことができます。
このようにチームで何かを成し遂げることに魅力を感じる中で、IT技術が生まれるまでの過程を知りました。そして、貴社は「チームワークを尊重して技術を発展させる」という理念を掲げており、その点に深く共感しました。
貴社の一員としてチームワークを発揮し、これまでにない技術革新を巻き起こして貢献したいと考えています。
④それ以外
④それ以外
私が貴社を志望する理由は、自分のペースで働けることに魅力を感じたからです。
自分のペースで働けることに魅力を感じたきっかけには、インターンの経験が挙げられます。大学2年生のとき、IT企業でインターンとして働き、おもに資料作成に取り組んでいました。その会社は働き方が自由で、期日までに成果物が出ていれば良いという風潮でした。
その働き方が自分に合っており、社員の方々から褒めていただけるほど成長することができました。
貴社も同じように自分のペースで働くことができる風潮と認識しています。その中でも成果のクオリティも重視しており、貴社で働くことで私自身も早いスピードで成長できると考えました。
貴社に入社後は、自分のペースで働きつつも、クオリティの高い成果を出すことに重きを置いて貢献したいと考えています。
⑤原体験なし
⑤原体験なし
ITにおける幅広い分野でさまざまな業界に触れながら、最先端の分野・技術に携われるということに非常に魅力を感じたため、貴社へ入社したいと考えています。
貴社は、業界・分野にとらわれず幅広い面においてシステム開発をおこなっており、私の「さまざまな業界・分野に触れながら新しい知識を増やし、社会に貢献したい」という思いを実現できると考えました。
ゼミ研究から学んだ「多くの答えを導き出す発想力」を活かしながら、貴社で新たなことを学び、貴社、そして社会に貢献したいと考えています。
「上記以外にもIT業界の志望動機例文を見たい!」という人は以下の記事をチェックしてみてください。
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IT業界の受かる志望動機の書き方|職種別の例文10選も紹介
IT業界は5業種に分かれ、それぞれに特化した志望動機の作成が必要です。キャリアコンサルタントが業種・職種別の例文を交えながら、IT業界の志望動機を解説。IT業界の知識を押さえて、受かる志望動機を作成し、選考を突破していきましょう。
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広告業界の志望動機例文
華やかなイメージのある広告業界は、人気の就職先の一つでもあります。電車で見かける広告や、SNSで見るような広告の企画、宣伝に携わりたいと考えている人も多いでしょう。
広告業界は人気である分、差別化をしっかりと意識して志望動機を作成することがカギとなります。以下の5つの例文を参考にして、ほかの学生からリードした志望動機の作成を目指しましょう。
人気業界である広告業界の志望動機では、「広告は認知を獲得するための手段の一つ」という、広告の本質を押さえてから作成しましょう。認知を獲得する手段は、SNSなど広告以外にもあります。
それらと比較して、広告にどんな可能性を感じているのか、自分の考えを持ちましょう。
①アルバイト
①アルバイト
私が貴社を志望する理由は、これまでにない広告を作り、影響力の大きい仕事がしたいと考えているからです。
このような考えを持った背景には、大学2年生の頃のアルバイト経験があります。飲食店でアルバイトをしていたのですが、街全体は人で賑わっているにもかかわらず、金曜日の夜の集客がうまくできず悩みを抱えていました。
このような状況で、さらに集客するにはこのお店に来たいと思える言葉を投げかける看板が必要となり、私自身も飲食店の繁盛を求めていたため看板作成を担当しました。そして「〇〇」という言葉を書いた看板を出したところ、仕事で疲れた社会人の方々がたくさん来るようになりました。
この経験から、言葉の力の凄まじさを知りました。
貴社は「言葉で人の心を豊かにする」ということに注力をしているため、コピーライティングで業界トップの貴社であれば、人々に大きな影響を与えられると考えました。入社後は、実務を通してさらに技術を磨き、多くの人に影響を与えられるよう貢献したいです。
②ゼミ
②ゼミ
私が貴社を志望する理由は、自分の強みを活かして多くの人の生活に良い影響を与えたいと考えているからです。
このような考えを持つようになったのは、ゼミでの研究が背景にあります。大学のゼミでは、ただ「好きだから」という理由で文学について研究をすることにしました。研究を重ねるうちに言葉の偉大さや影響力の大きさを知り、奥の深さに没頭しました。
幼少期から人を喜ばせたり感動させたりすることに興味があったため、研究で得た学びをアウトプットすることにしました。SNSを通じてコピーライティングのような言葉遊びを発信していたところ、多くの人に見てもらえるようになりました。
基礎から応用までの研修が充実していてPDCAを重点的におこなってスキルを伸ばすことに注力している貴社であれば、自身の経験で得た強みをさらに強化し、多くの人々に良い影響を与えながら貴社に貢献できると考えています。
入社後は、現状に満足せずより高みを目指して広告を作成し、多くの人に良い影響を与えられるよう貢献したいです。
③部活
③部活
私が貴社を志望する理由は、チームで協力して成果を追い求められる仕事をしたいと考えているからです。
私は幼少期から高校まで野球に励んでいました。野球は個人のスキルが高くても、チームとして強くなければ試合に勝てません。中学生までは自分だけの能力を伸ばそうと必死でしたが、チーム力の重要性に気づいてから、チームとして強くなるにはどうするかを重点的に考えるようになりました。
その結果、成果が出るようになり、チームで何かを成し遂げることの楽しさを知ることができました。
チーム単位で業務をおこない、成果物を入れ替えてチームごとにフィードバックをおこなっている貴社であれば、自身が楽しく仕事ができるだけでなく、難しい課題に直面しても乗り越えることができると考えています。
入社後は貴社の一員として、チームワークの重要性を身をもって体感しながら、事業発展に貢献できるよう全力を尽くします。
④それ以外
④それ以外
私が貴社を志望する理由は、言葉と写真を通じて人の心を動かす仕事がしたいと考えているからです。
私は写真撮影が趣味なのですが、風景写真やポートレート、スポーツ写真など、ジャンル問わずさまざまな写真を撮影しています。
あるとき、撮影した写真を見返しているとどうしても伝えたい感情が生まれ、その言葉を載せた写真をSNSにアップしました。すると多くの人から「感動した」や「私もそう思う」など、共感の声をいただきました。
この経験から、写真と言葉をセットにすることで多くの人の心を動かせると知り、現在でも続けています。
その中で、貴社が、日常の節々を切り取った写真と言葉を組み合わせて、人々の共感を集めていることを知りました。また、「ふとした場面と言葉で世の中を彩る」という貴社の理念に、私の理想がマッチしていると考えています。
入社後は、貴社の一員としてこれまで以上にスキルを伸ばし、人々の生活、そして貴社に貢献したいと考えています。
⑤原体験なし
⑤原体験なし
私が貴社を志望する理由は、写真や映像などのクリエイティブが人の人生を変えられるほどの影響力があることに興味を持ったからです。
貴社はLP制作をメインに取り組まれていると存じます。私自身もネットショッピングが好きで、これまでたくさんのLPを見てきましたが、貴社サイトの事例にあるLPは、他社にはない切り口から差し込んで顧客のニーズに答えているものが多くあり、非常に魅力を感じました。
貴社であれば、潜在的なニーズを汲み取る際に自身の発想力を活かして、さらに斬新な切り口を見つけられるスキルを身に付けられると考えました。
自身の発想力を活かしつつ、入社後はさらなるスキルアップを目指して自己研鑽を忘れずに、貴社の発展に貢献したいと考えています。
「上記以外にも広告業界の志望動機例文を見たい!」という人は以下の記事をチェックしてみてください。
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例文7選|広告業界で勝ち抜く志望動機の書き方と差別化のコツ
広告業界の志望動機は説得力を増すために業界知識をつけることが重要です。まずは広告業界の特徴を押さえましょう。この記事では志望動機の作り方や作成時の注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。
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食品メーカー業界の志望動機例文
日常的に身近に感じられる食品メーカーも、人気の就職先の一つに挙げられます。新しく企画や計画、そして発信したりと、ものづくりをする業界のため、やりがいを強く感じられる業界です。
こういったものづくりの業界では、顧客としての「消費者視点」ではなく企業側の「提供者視点」に立って志望動機を作成することが大切です。例文を参考に、提供者視点で志望動機を伝えられるようにしましょう。
食品メーカーでの志望動機作成では、単に「食べることが好き」という理由では不十分です。食品を通じて人々の健康を支え、社会に貢献したいという熱意や、食への深いこだわりを示すことが重要です。
また、食品業界の動向や課題を理解し、幅広い視点から企業に貢献できることをアピールすることが求められます。
①アルバイト
①アルバイト
私が貴社を志望する理由は、冷凍食品の可能性や幅を広げ、全国の家庭に「簡単」と「おいしい」を届けたいという願いがあるからです。
私は大学1年生から3年生までディスカウントストアでアルバイトをしていました。品出しや在庫管理など多岐にわたる業務を経験させていただいたのですが、業務の中で冷凍食品の需要の高さを感じることが多々ありました。
貴社の新商品である冷凍食品はお弁当のおかずに限らず、主食や主菜として食べられることを謳っており、忙しい現代人のニーズに的確に応えていると感じました。そして、貴社であれば私の「簡単」と「おいしい」を届けたいという思いを実現できると考えています。
貴社に入社した際には、誰にどんな需要があるのかを徹底的にリサーチし、貴社の事業発展と顧客のニーズへの提供に尽力します。
②ゼミ
②ゼミ
私が貴社を志望した理由は、健康管理問題を解決し、多くの人が自ら進んで健康管理に努める世の中にしたいと考えているからです。
私は栄養士になりたいと思い、栄養士を目指す人が集まるゼミに所属しています。そのゼミでは健康管理の問題に関する研究をしています。研究をする中で、日本の多くの人が自らの健康にあまり関心がないことがわかりました。当然、この状況はあまり良いものではないと考えています。
このような問題を解決したいと考える中で業界研究をしていると、健康問題の解決に多方面から精力的に取り組む貴社に出会いました。
貴社の目指す姿は私が目指すものでもあります。貴社の一員として開発職に従事し、日本の健康管理問題の解決に努めたいです。
開発職に関心がある人は、以下のQ&Aで開発職に就職する方法を解説しているので、併せてチェックしてください。
③部活
③部活
私が貴社を志望する理由は、貴社が掲げる「食事がすべての可能性を創る」というビジョンが私の価値観と一致しているからです。
私は〇〇大学で野球部のマネージャーをしています。〇〇大学は大学野球の1部のトップに位置しており、強豪校といわれることが多々あります。
マネージャーをする中で、栄養士さんと提携して選手の食事を管理しているのですが、食事を徹底している選手は成長率が高く、一方で食事を疎かにしている選手は成長率が乏しいという違いが見られました。食事を徹底している選手の中には、3軍から1軍に昇格した選手もいます。
この経験から、食事には可能性を創る力を秘めていることがわかりました。
そして貴社はプロスポーツ選手だけでなく、学生のスポーツ支援活動にも注力しているため、活動やビジョンに非常に共感しています。入社後は、貴社のビジョンの実現に向けて取り組み、スポーツ支援活動にもかかわれたらと考えています。
④それ以外
④それ以外
私が貴社を志望する理由は、お子さんを持つ全国の人が手軽に栄養満点の料理ができる世の中にしたいと考えているからです。
私には10歳離れた弟がいます。両親は共働きなため少しでも負担を軽減したいと思い、大学入学後は私が弟の弁当を作っています。
大学では栄養士になるべく勉強をしているのですが、弁当を作る中で栄養満点の料理を短時間で作るのは難しいということを実感しました。お金をかければ可能かもしれませんが、誰しもが弁当に多額の費用をかけられるわけではありません。また、弁当を作るための十分な時間がないという人もいると思います。
そこで必要なのが手軽に栄養満点の料理を安価で作れることです。これを解決できる仕事がしたいと考えているとき、貴社が栄養重視の冷凍食品を作っていることを知りました。その取り組みには非常に共感しており、多くの人に利用してもらいたいと考えています。
貴社に入社後は、忙しくて十分な栄養のある食事を取ることが難しいと悩んでいる人に向けて手軽においしい食事ができるように、貴社の一員としてサポートしたいです。
⑤原体験なし
⑤原体験なし
私が貴社を志望する理由は、貴社の「食が人生を変える」という理念に興味を持ち、その理念を多くの人に届けたいと思ったからです。
企業訪問を通じて、貴社は「食が人生を変える」という理念のもと「時短」や「栄養」、「高級」などさまざまな視点にフォーカスしてサービスを提供することを心掛けていることを知りました。
人それぞれ食に求めることは異なりますが、「人生を支えるもの」という点は共通していると思います。その中で貴社は、視野を広げて多くの顧客の要望に高クオリティの食品で答えようとしており、その姿勢に感銘を受けました。
入社後は、私も貴社の一員としていかなる人の求めることを網羅することを意識しながら業務に取り組み、高いクオリティの食品を届けられるよう努めたいと考えています。
「上記以外にも食品業界の志望動機例文を見たい!」という人は以下の記事をチェックしてみてください。
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例文9選|食品業界の志望動機でやりがちなNG例と高評価のコツ
食品業界の志望動機は、「食べることが好き」という理由だけではNGです。この記事では、食品業界の志望動機に重要となるのは食への熱意や幅広い視点であるということを、キャリアコンサルタントによるアドバイスつきでポイントを解説します。食品業界に関する基礎知識から、評価つきの例文まで、魅力的な志望動機を作るヒントを掲載しています。
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商社業界の志望動機例文
商社業界の仕事は非常に幅広いため、多くの場面で活躍・成長して力を身に付けたいという人におすすめです。商品やサービスの魅力を顧客にアピールして販売するため、購入や契約につながった際には大きなやりがいになるでしょう。
「かっこいい」というイメージから商社業界を志望する人は多くいますが、曖昧なイメージのままにせず、しっかりと業務内容を理解したうえで「なぜ専門/総合商社なのか」を伝えられるようにしてください。下記の具体例を参考に、作成してみてくださいね。
商社といえば「7大商社」「5大商社」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
このように一括りにされることが多いですが、各社には歴史があり、社風や事業にも違いがあります。この点を理解しておかないと、企業選びにミスマッチを起こしかねません。
商社業界を目指したい、興味があるという人は、まずは下記記事を参考に業界理解を深めていきましょう。
5大商社
5大商社を徹底比較! 事業や社風の違いから内定への道筋まで解説
7大商社
7大商社への就職を成功させる3つの対策|各社の特徴や魅力も解説
①アルバイト
①アルバイト
私が貴社を志望する理由は、チャレンジの機会に溢れる業界・会社で働き、身近なところから日本の未来を変えたいという思いがあるからです。
このような考えを持った背景には、コンビニアルバイトの経験があります。大学2年生のときにコンビニアルバイトをしており、接客や品出し、在庫管理などを担当していました。
たくさんの新商品を見ている中で「この商品は誰かがチャレンジングな提案をしたことでできあがった」ということに気づきました。現在の「ないものはない」という時代で新商品が販売されるのは、誰かが「これを販売することで何かが変わる」と意気込んで提案したものだと思います。
その背景を考えると私もチャレンジして、身近なところから日本を変えたいと思うようになりました。その中で、貴社はチャレンジ・実践・失敗する文化を尊重しており、私が求めている環境そのものです。
貴社に入社後は、臆せず何事にも挑戦し、会社や業界、ゆくゆくは日本の未来を変えられるよう努めてまいります。
②ゼミ
②ゼミ
私が貴社を志望する理由は、これまで学んだことを活かして自分の夢を実現したいと考えているからです。
私は大学で商学部に所属しており、ゼミでは世界の物流について研究していました。私の故郷のような田舎は比較的物の流れが遅く都心部より発展が遅れているのが実情なため、私の故郷でも国内外からの物流がスピーディにおこなわれることを目標として、ゼミで勉強してきました。
その中で、貴社は「地方の可能性を見いだして特性を活かし、国内外の物流を発展させる」ということにフォーカスしていることを知りました。貴社であれば、私の思いを実現できると考えています。
入社後は貴社の一員として、日本全国で国民全体が満足できる素早い物流を実現するために、実務を通してスキルを伸ばし、貢献できるよう努めてまいります。
③部活
③部活
私が貴社を志望する理由は、グローバルに活躍して日本のさらなる発展に貢献したいと考えているからです。
私は幼少期から現在までサッカーに取り組んでおり、これまでヨーロッパやアメリカなど、さまざまな国に遠征に行った経験があります。
先進国に遠征に行くたびに思うことが、「この海外での経験を日本に持ち帰って、日本をもっと良くしたい」ということです。サッカーもそうですが、私生活面でも同様です。
たとえば、海外のスーパーは自国の食材を残しつつも海外の商品をたくさん置いています。一方で、日本のスーパーは「海外輸入品コーナー」と設けてありますが、少しのスペースでしかおこなわれていません。
決して悪いことではないと思いますが、「多様性」という面で、日本は遅れているのではないかと感じました。その中で、貴社は食品を中心に、時代の流れをいち早く取り入れながら海外製品の輸入に注力して取り組まれており、その点に非常に共感しました。
入社後は貴社の一員として、これまでの経験を活かしながらスキルを伸ばしてグローバルで活躍し、日本のさらなる発展に貢献できるよう努めてまいります。
④それ以外
④それ以外
私が貴社を志望する理由は、経済の発展に大きく貢献できる仕事がしたいと考えているからです。
このような考えを持った背景には、父の存在が挙げられます。私の父も商社業界で働いており、これまで数多くの経済の変化を見てきました。父からは、「変化のときは大変だが、それにかかわったという経験は大きな財産となる」ということを学びました。
この話を聞いたとき、自分も経済の発展にかかわり、日本の未来をより良いものにしたいと考えるようになりました。
そして、貴社は商社業界の中でも大きな影響力を持っているため、貴社であれば、私の考えを実現させながらさまざまな状況に置かれた人々に大規模な変化をもたらすことができると考えました。
入社後は貴社の一員として自身にできることを常に追い求め、日本の経済をさらに発展できるよう努めてまいります。
⑤原体験なし
⑤原体験なし
私が貴社を志望する理由は、貴社がほかの企業と比べてもチャレンジングな事業に取り組んでいることに興味を持ったからです。
商社によって扱う商品は異なるものの、多くの企業の業務内容は似通っているのが正直なところかと思います。その中で、貴社は日本のスポーツや文化など、ニッチな部分への普及にも注力しており、ほかの企業では実施できないようなチャレンジングな取り組みをしている点が印象的です。
私自身もこれまでさまざまなチャレンジをしており、自身と社会の成長のために社会人になってもチャレンジすることは続けたいと考えているため、貴社であればこの思いを実現できると思いました。
貴社に入社後は、新たな視点からの提案を心掛け、自身のチャレンジが貴社の発展につながるよう努めてまいります。
「上記以外にも商社業界の志望動機例文を見たい!」という人は以下の記事をチェックしてみてください。
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毎年、就活生に人気の商社ですが、選考を突破するために徹底した業界・企業研修を実施したうえで志望動機を作成する必要があります。記事では、キャリアアドバイザーの解説を交えながら、商社の志望動機を作成するうえで押さえておくべきポイントや注意点を解説します。総合商社・専門商社の志望動機も交えて解説しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
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人材業界の志望動機例文
人とかかわることやサポートをすることが好きという点から人材業界に興味を持っている人もいるでしょう。人材業界もほかの業界と同様、たくさんの職種で成り立っている業界です。
そのため、自分の特性が人材業界のどこで活かせるのかを理解して志望動機を作成することが大切です。下記の志望動機例文を参考にして、どのように活躍できるのかをイメージしながら作成してみてください。
人材業界の志望動機を作成する際は、業界への理解を深めることが最も重要です。具体的には、人材業界の特徴を把握し、その中で自分がどのように貢献できるかを明確にする必要があります。
また、自分の経験やスキルを活かして企業にどのような価値を提供できるかを考え、それを具体的なエピソードとして表現することがポイントとなります。
下記記事では人材業界に向いている人の特徴を解説しています。人材業界に興味のある人はぜひチェックしてみてくださいね。
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①アルバイト
①アルバイト
スマホショップでのアルバイト経験で磨いた対応力や提案力が活かせると考え、貴社を志望します。
アルバイト経験から、窓口でスマートフォンやタブレットの購入や修理、料金プランの変更などさまざまな案件に対応する中で、顧客のニーズを的確に把握し解決策を提供することの重要性を痛感しました。
業務では顧客の問題を丁寧に聞き出し適切な製品やサービスを提案することを常に意識していたため、リピートして指名を受けるなど顧客満足度の向上に貢献できたと自負しています。
この経験は人材業界でのキャリアにおいて、求職者と企業のニーズに寄り添い、最適なマッチングを実現するために活かせると確信しています。
貴社は新卒の活躍に意欲的で、さまざまなことに挑戦できる環境が充実しています。入社後は早期に即戦力となれるように努め、定期的なキャリア相談やトレーニングプログラムの提供を通じて個々の成長を支援し、ともに成長することを目指します。
②ゼミ
②ゼミ
ゼミの活動で培ったリーダーシップ経験が人材業界でのキャリアに活かせると考え、貴社を志望します。
私はゼミ長として、メンバーのニーズや能力を理解しメンバーが持つ個性やスキルを最大限に活かし、共通の目標に向かって協力することがチームの成果を最大化することを学びました。
たとえば、プレゼンテーションの準備段階では、各メンバーの得意分野や興味関心に合わせた適材適所な役割分担をおこない、チーム全体のパフォーマンスを高めました。この経験は人材業界における求職者と企業の橋渡し役として必要なスキルであると考えます。
貴社は新卒の成長を支援する環境づくりに力を入れており、その方針に共感しました。入社後はリーダーシップ経験を活かし、貴社での成長とともにチームの一員として目標達成に向けて貢献したいと考えています。
③部活
③部活
野球部の経験が人材業界でのキャリアに活かせると考え、貴社を志望します。
私はキャッチャーとして、試合中に相手チームや打者の特性を分析し、戦術を立てることが求められました。たとえば、ある試合では逆境に立たされながらも、相手チームの攻撃パターンを読み解き相手の裏をかく配球で打者を打ち取り、チームの勝利に貢献しました。
この経験から得たリーダーシップや分析力、判断力は、人材業界における求職者と企業の間に立つ橋渡し役として戦力になれると考えます。
貴社は第二新卒に特化した事業運営で成長しており、その特異性を活かしたビジネスに共感します。貴社での挑戦に魅力を感じたため、入社後は野球部で培った経験を活かし、チームの一員として貴社の目標達成に向けて全力で貢献したいと考えています。
④それ以外
④それ以外
貴社を志望する理由は、OB・OG訪問で大学の先輩が貴社でのキャリアを通じて活躍する姿を見て、人材業界への憧れが芽生えたためです。
OB・OG訪問をした際、大学の先輩である〇〇さんが仕事に対する情熱と貴社への愛着を語っており、その姿勢に感銘を受けました。特に、〇〇さんが人々の可能性を引き出して求職者の自己実現を手助けしている具体的なエピソードを聞き、深い感動を覚えました。
私は人と接することが好きで、誰かの人生をポジティブに変える手助けをすることに充実感を感じます。また、人々のキャリアに関する悩みや目標を聞き、解決策を提供することで、彼らの成長を支援したいと考えています。
貴社は社員が自らの意見を発表し、アイデアを実現する機会が豊富であると伺いました。また、貴社のビジョンや文化が個人の成長とともに組織全体の成長を重視していることに共感しました。このような環境で自らも成長し、貴社の一員として貢献したいと思います。
⑤原体験なし
⑤原体験なし
貴社のビジョンと実践力に深く共感したため、貴社への入社を志望します。貴社は常に人々の成長と発展をサポートすることに注力しており、多様なサービスを提供している点に魅力を感じました。
私は幼い頃から個々のニーズや要望に寄り添い、サポートすることで社会にポジティブな影響を与えられるような仕事に就きたいと考えていました。貴社のビジョンは、このような価値観を体現しており、社会貢献に対する真摯な取り組みに胸を打たれました。
また、貴社では社員が自らのアイデアを実現し、チームとして成果を上げる文化が根付いています。このような環境で、私も自己実現し人々の成長と社会の発展に寄与したいと考えています。貴社での活躍を通じて社会に価値を提供し、ともに成長できることを心から楽しみにしています。
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例文6選|人材業界の志望動機を作る3ステップとやりがちなNG例
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コンサル業界の志望動機例文
成長できそう、スキルが身に付きそうという理由からコンサル業界を志望する学生は少なくありません。事実、専門的な知識を用いて顧客と取引をおこなう仕事なため、深い知識を身に付けられる業界です。
コンサル業界は一般的に競争率が激しく、選考を突破するためには狭き門を潜り抜けなければいけません。そのためには、採用担当者の印象に残るような自分だけのエピソードを含めた志望動機を用意する必要があります。
以下の例文を参考に、ほかの学生と重複しない、自分の魅力をアピールできるエピソードを見つけ出して志望動機を作成してみましょう。
コンサル業界では論理的思考力や分析力はもちろんですが、自分なりのものの見方を持つことも求められます。コンサルティングには仮説構築と検証が欠かせません。日頃からニュースに触れて、自分なりに解釈する習慣を付けましょう。
①アルバイト
①アルバイト
貴社への志望理由は、コンビニのアルバイト経験を通じて培った柔軟性と迅速な対応力が貴社のビジョンとマッチしているためです。
アルバイト時代、混雑時に急な商品の品切れが発生した際、私は即座に状況を把握し、同僚と連携して近隣の他店舗から商品を調達しました。その結果、顧客の不満を解消し、顧客満足度を高めることにつなげることができました。
貴社のビジョンは、顧客の課題を迅速かつ効果的に解決し、成果を上げることに特化しています。私はアルバイトでの経験から、顧客のニーズに合わせた最適な戦略を提案する際に必要な柔軟性や迅速な対応力を身に付けました。
貴社での業務において柔軟な意思決定と迅速な対応力を活かして顧客のニーズに最適なソリューションを提供し、貴社のビジョンの実現に貢献したいと考えています。
②ゼミ
②ゼミ
私はゼミでの「地域活性化プラン策定プロジェクト」を通じて、コンサル業界への志望をさらに強固にしたため、貴社へ入社したいと考えています。
このプロジェクトでは、私がチームリーダーとして地域活性化を目指すために、現地調査をおこないました。地域の課題やニーズを詳細に把握したうえで地域の特産品を活かしたイベントやマーケティング戦略を提案し実行した結果、観光客数が前年比30%増加し、地域経済にも大きな影響を与えました。
貴社は、データを主体としたアプローチを取り入れながら、革新的な解決策を提供することに力を入れています。貴社であれば、ゼミのプロジェクト経験から身に付けたニーズ詳細を調査する力・分析力・実行力を活かして貢献できると考えています。
入社後は、貴社の先進的な取り組みやビジネス文化に触れることで一段と成長し、地域社会の発展に寄与したいと考えています。
③部活
③部活
私はラグビー部での経験からコンサル業界でのキャリアを志すことを決意したため、貴社への入社を志望します。
ラグビーは単なるスポーツではなく、チームワークやリーダーシップ、そして厳しい状況下での冷静な判断力を養う場でもありました。昨年の大会では、我々は途中から相手チームの戦術が変化したときに、迅速かつ的確な対応を迫られました。
その時、私はキャプテンとしてチームメイトと緊密に連携し、新しい戦略を即座に展開することで試合の流れを変え、見事に逆転勝利を収めました。
この経験で培ったスキルが、顧客のビジネス課題を分析して適切な戦略を提案するコンサル業界で役立つと確信しています。貴社は顧客のビジネス課題に対して革新的で効果的な解決策を提供しており、その志に共感しました。
入社後はラグビーで培った経験を活かし、貴社のチームとともに顧客の課題解決に取り組み、成果を上げていきたいと考えています。
④それ以外
④それ以外
私は父から学んだコンサルティングスキルの魅力により、コンサル業界に強い関心を抱いたため、貴社へ入社したいと考えています。
父がコンサル業界で働いており、日常生活の中で論理的思考や問題解決能力を活用する姿を見てきました。何かを購入する際には、常にデータを分析し、結果に基づいて最適な選択をおこなうことを教えてくれました。
大学時代に参加したビジネスプランコンテストでも、父から顧客に対するプレゼンテーションの重要性やデータの分析方法についての貴重なアドバイスを受けました。その結果、最優秀賞を獲得し、コンサルティングで社会に貢献できる魅力に引き込まれました。
貴社は革新的なアプローチで顧客のビジネス課題に取り組む姿勢や、徹底したデータ分析に基づく提案が強みであり、その点に非常に魅力を感じました。私はこれまでの経験と学びを活かし、貴社での活躍を通じて顧客に貢献したいと考えています。
⑤原体験なし
⑤原体験なし
貴社を志望する理由は、貴社の経営理念やビジョンに深い感銘を受け、貴社でキャリアを築くことに強い関心を抱いたためです。
貴社が掲げる「顧客・ファースト」の経営理念は、顧客の成功を第一に考え、常に革新的で効果的なアプローチで課題に取り組む姿勢を象徴しています。
たとえば、貴社が最近導入したデータ分析プラットフォームを利用して、顧客のニーズをより詳細に把握し、よりパーソナライズされたソリューションを提供している事例に触れ、貴社のビジョンを支える一員として活躍したいという思いが高まりました。
また、貴社が地域コミュニティや環境保護活動に積極的に参加し、社会貢献活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献している姿勢が胸に響きました。私は貴社のこのような価値観とともに成長し、社会に良い影響を与える一翼を担いたいと考えています。
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コンサル業界は志望する学生が多いため、周囲と差別化できる志望動機を作れるかがポイントです。この記事では、まずコンサル業界の魅力を解説。そのうえで、それを盛り込んだ志望動機を作成する方法を説明します。ほかにもアピールすべき要素や避けたい点など、キャリアコンサルタントとともに解説するので、参考にして周囲と差別化しましょう。
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金融業界の志望動機例文
社会経済や人々を支える金融業界も、やりがいを感じられる業界の一つです。しかし、難しいイメージのある金融業界では、具体的な志望動機が思い浮かばないという人も少なくないかもしれません。
サービス提供者視点に立って志望動機を作成することが大切ですが、なかなか日常的にかかわる機会が少ないからこそ、イメージしづらい場合があります。下記の5つの例文を参考にしてイメージを膨らませて、納得のいく志望動機を作成してみてくださいね。
金融業界の志望動機では、業界の役割や企業の特徴を深く理解し、自分がどのように貢献できるかを明確にすることが重要です。具体的な経験や強みを交え、論理的で一貫性のある動機を示しましょう。
待遇の良さや「経済を回したい」といった一般的な理由は避け、自分だけの独自性をアピールすることがポイントです。
金融業界は複雑なため、徹底的に業界分析を深めることが重要になります。下記記事を参考にして、理解を深めていきましょう。
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①アルバイト
①アルバイト
コールセンターでのアルバイト経験を通じて貴行に対する深い関心と興味が芽生えたため、入社を志望します。
顧客と直接やり取りする機会があり、金融サービスが顧客の日常生活にどれほど重要かを実感しました。ローンやクレジットカードの手続き、不正利用の報告など、さまざまな案件に対応する中で、顧客のニーズを的確に把握し、解決策を提供することの重要性を痛感しました。
貴行は顧客志向のサービス提供に注力していることで有名です。特に、貴行が導入したオンラインバンキングアプリのユーザーインターフェースの改善や、AIを活用した顧客サポートシステムの導入など、ユーザーファーストの取り組みには深い感銘を受けました。
貴行のチームとともにこれらの革新的なプロジェクトに携わり、顧客のニーズに最適な解決策を提供することで、貴行の成長と顧客満足度の向上に貢献したいと考えています。
②ゼミ
②ゼミ
貴社を志望する理由は、金融のゼミ活動を通じて、貴社に対する関心と熱意が高まったためです。
ゼミでは株式市場や投資信託、債券などの金融商品について学び、実際の市場動向や投資戦略を分析する機会がありました。特に、私はXXX社の市場動向分析や投資戦略の立案にかかわり、YYY報告書の作成に携わりました。
その報告書では、最新の市場トレンドや投資機会について詳細に分析し、有益な情報を提供できたと自負しています。
その経験から貴社の高度な市場分析力や顧客志向のサービス提供を知り、貴社の投資商品やサービスを通じて顧客が資産を増やし、リスクを最小限に抑えながら将来の目標を達成できるようサポートしたいという思いが強くなりました。
貴社では、市場動向に敏感に対応し、顧客のニーズに合った投資戦略を提供するプロフェッショナルとして成長していきたいと考えています。
③部活
③部活
10年間にわたるバスケットボール部での経験が貴社でのキャリアに活かせると考え、志望しました。
中学校から始めた部活動では、試合戦術や状況判断の訓練を通じてリーダーシップやチームワークの重要性を強く認識しました。特に、厳しい試合中のタイムアウトでは、チームメイトとの対話を通じて新しい戦術を練り、チーム全体の士気を高めることが求められました。
私はそのような状況で持ち前のリーダーシップを発揮し、チームの結束力を高める貴重な経験を積みました。
貴社は業界トップの地位を維持し、顧客のニーズに合わせた柔軟なソリューションや迅速な対応に力を入れており、この点に魅力を感じました。
入社後は、バスケットボールで培ったリーダーシップやチームワークを活かし、貴社のチームと協力して顧客の期待を超えるサービスを提供するために全力を尽くします。
④それ以外
④それ以外
貴社の生命保険によって家族が経済的な負担から救われた経験から、生命保険会社でのキャリアを追求したいと考えたため、貴社への入社を志望します。
数年前、父がトラックから降りた際に骨折し入院するという予期せぬ事態に直面しました。幸いにも貴社の生命保険に加入していたことで、治療に専念することができました。
このような状況から、生命保険が家族の安心とセーフティーネットであることを痛感し、そのような救いの手を差し伸べる会社でのキャリアを望むようになりました。
貴社はネットで申し込めるサービスの提供や格安で手厚い保険商品を展開しており、その先進性と顧客第一の姿勢に魅了されました。
入社後は、顧客との信頼関係を築きながら適切な保険プランを提案するだけでなく、保険に関する啓発活動や顧客教育の促進など、顧客の安心と安全を追求するための積極的な取り組みをおこない、社会に貢献したいと思います。
⑤原体験なし
⑤原体験なし
貴行の高いソルベンシーマージン比率に魅力を感じ、将来にわたって安定性があり成長し続ける組織でキャリアを築きたいと考えたため、志望します。
私は、金融のゼミで経済の変動によるリスクや不確実性の重要性を学び、その中で貴行のリスク管理の真剣さや専門性に感銘を受けました。
私の学びから、高いソルベンシーマージン比率は顧客の資産を保護し、持続可能な成長を支える重要な要素であることを確信しています。特に、貴行はリスク管理において業界をリードしており、リスクを適切に管理して安全性を確保する高い専門性を保有している点に魅了されました。
貴行に入行後は、顧客の信頼を維持しながら、より効率的なリスク管理や金融安定性の強化に貢献し、貴行の使命を支える一員として積極的に活躍したいと考えています。
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構成と差別化ポイントを網羅した志望動機で内定を勝ち取ろう!
志望動機では、自己と企業の両方の理解を深めたうえで作成する必要があります。そのため、何から着手すれば良いのかわからないという人は多くいるでしょう。
しかしここまで解説したとおり、基本的な書き方と差別化する方法を意識して手順に沿って作成すれば、納得のいく志望動機が作成できるのです。
もちろん調べることに溢れていて大変かもしれませんが、調べるべきことがわかれば、少しは気が楽になるのではないでしょうか。
企業側の意図を捉えつつ、記事で紹介した注意点や例文を参考に、自分らしさを含めた志望動機を作成して、自信を持って選考に臨んでくださいね。
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見る志望動機では企業に魅力を感じた「理由」と「背景」を明確に伝えることが重要
企業は、あなたが単に何に魅力を感じたか(what)ではなく、その背後にある価値観や判断基準(why)に注目しています。この「なぜ」に対する答えは、あなたの人生経験や成長の過程から導き出されるものであるべきです。
加えて、あなたがその企業で働くことに対して真剣なモチベーションを持っているかを企業は見極めたいと考えています。そのため、志望動機を構成する際には、「何に魅力を感じたか」を簡潔に述べた後、大部分を「それはなぜか」という理由の説明に割くことをおすすめします。
「自分」にフォーカスしてほかの応募者との差別化を図ろう
可能であれば、入社後に挑戦したいことや、自分の強みがどのように仕事で活かせるかについても触れると良いでしょう。
しかし、何よりもまず、根強い動機を伝えることが最優先です。具体性を持たせることも忘れてはなりません。曖昧な表現や一般論ではなく、自分の経験や具体的なエピソードを交えて志望動機を語ることで、説得力を増すことができます。
また、「企業」よりも「自分」に焦点を当て、自分ならではの価値観や経験をもとにした志望動機を作成してほかの応募者との差別化を図ることも大切です。
これらのポイントを心掛けることで、あなたの志望動機はより魅力的で説得力のあるものとなるでしょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Yoshiko Kato〇人材会社で約15年間、18,000人以上のキャリア相談を受けてきた。独立後は企業や大学、個人と契約し、キャリア構築の支援をおこなう。キャリアコンサルタント歴は20年以上
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー
Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/コラボレーター代表
Yukari Itaya〇未就学児から大学生、キャリア層まで多様な世代のキャリアを支援。大企業からベンチャー、起業・副業など、幅広いキャリアに対応。ユニークな生き方も提案するパーソナルコーチとして活躍
プロフィール詳細キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表
Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表
Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表
Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績
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