Q
その他
男性
未経験からIT業界へ応募する際、志望理由をうまく伝えるコツはありますか?
現在、異業種で営業職をしています。未経験からIT業界への転職を考えているのですが、志望理由をどのように伝えたら良いか悩んでいます。
IT知識や実務経験がないなかで、なぜIT業界を志望するのか、採用担当者に納得してもらえるような理由が見つかりません。
これまでの営業経験をIT業界でどう活かせるのかも、うまく結びつけられず困っています。
未経験からIT業界を目指す上で、志望理由を考える際のポイントや、具体的にどのような内容を盛り込めば効果的か、アドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
転職理由が重要! なぜIT企業なのかを言語化しよう
一番大切なのは、なぜIT業界なのか、これに明確に答えることができるということだと思います。
経験がないこと自体はそんなに大きなマイナスではなく、なんとなく興味があるといった曖昧な理由のほうが、採用担当者の納得を得るのが難しいでしょう。
まずは自分のこれまでの経験や価値観とIT業界がどうつながっているのかを言語化してみてください。
たとえば、以下の内容で、自分の原体験とITとの接点を探してそれをアピールするのは良いでしょう。
「業務効率化だったり、仕組み作りに関心があって、営業職としてすでにExcelやSFA(Sales Force Automation)、CRM(Customer Relationship Management)といったツールの活用を工夫していた経験から、ITを使って人だったり業務を支える側に回りたいと思った。」
営業経験もアピール! どのように活かすか語ろう
また、これまでの営業経験は、IT業界でも大きな強みになります。
たとえば、顧客との信頼関係構築、課題ヒアリングと解決策の提案、社内外との調整力などは、ITコンサルタントやプリセールス、カスタマーサクセスといった多くのIT職種で求められるスキルです。
技術的な知識がなくても、営業職で培ったこれらのビジネススキル(ポータブルスキル)を具体的なエピソードとともに示すことで、未経験の弱点を補えます。
それどころか、異業種出身だからこそのユニークな強みとして、採用担当者にアピールできる可能性も十分にありますよ。
志望動機の伝え方は、関心のきっかけとなる原体験のエピソードを引っ張ってきて、そこからなぜその業界で働きたいのか、そしてどんなふうに貢献していきたいのかという未来志向で話すのが良いでしょう。
IT企業に行く理由に自分なりの回答を用意しよう
実務経験も知識もない状態からIT業界を志望する場合、「なぜIT業界なのか」という問いに、自分自身の言葉で答えを見つけることが不可欠です。「理由が見つかりません」という状態では、相手を納得させることはできません。
まず、自分で「なぜ」という問いを立て、その答えを自分の中から見つけ出す必要があります。無理やり見つけ出すような気持ちで向かうべき業界ではないかもしれませんが、そこを乗り越えることが第一歩です。
問い繰り返して深掘る! 核心を志望動機にしよう
もし「給料がよさそう」「格好よさそう」といった漠然としたイメージしかないのであれば、「なぜ給料が良いと思うのか」「なぜ格好いいと感じるのか」と、自分自身に「なぜ」を繰り返し問いかけてみてください。
その問いを深掘りしていくことで、自分がIT業界に本当に魅力を感じている核心部分が見えてくるはずです。その「核心」こそが、あなたの志望動機です。そこを自信を持って伝えることが、うまく伝える一番のコツです。
こちらの記事ではIT業界を志望する学生向けに志望動機で盛り込むべきポイントや職種別の例文などを解説しています。新卒向けの記事ですが、IT業界への転職を考えている人もぜひ参考にしてみてください。
未経験からIT業界の転職を検討している人は次の記事も読んでみてください。IT業界の仕事の流れから職種の紹介、転職を成功するためのアドバイスなどを詳しく解説しています。
以下のQ&Aでは、IT未経験でも第二新卒として挑戦したいと考える相談者に向けてキャリアコンサルタントがアドバイスをしています。併せて参考にしてみてください。
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