この記事のまとめ
- 学校事務の志望動機は3つの注意点を押さえることが不可欠
- マッチ度をアピールするには強みも伝えることが効果的
- 学校事務の志望動機例文を学校規模別で6選紹介
- 志望動機作成ツール
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この記事を読んでいる人に
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学校事務の志望動機を作成している中で、「学校事務の志望動機の書き方がわからない」「ほかの学生と被らない志望動機がわからない」と悩んでいる人もいるでしょう。「例文を参考にしながら志望動機を作成したい」という人もいるかもしれません。
学校事務は就職倍率が比較的高いため、書き方や注意点を知らずに学校事務の志望動機を作成してエントリーシート(ES)の提出・面接に挑むと差別化ができず、選考突破が難しくなってしまいます。学校事務への就職を目指すには、志望動機作成時の注意点を確実に把握することが大切になります。
記事では、キャリアアドバイザーの田邉さん、杉原さん、谷所さんとともに学校事務の志望動機作成手順と注意点、ほかのライバルと差をつけるコツを解説します。学校の規模別で例文も紹介するので、これから学校事務の志望動機を作成する人は参考にしてくださいね。
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学校事務の志望動機は3つの注意点の把握が不可欠
学校事務としての就職を目指すにあたって避けられない志望動機ですが、注意点を知らずに作成すると志望度や熱意がうまく伝わらず、むしろマイナスの評価につながってしまう可能性があります。そのため、多くの学生が見落としがちな3つの注意点をしっかりと把握することが重要になるのです。
記事では、まず学校事務の仕事内容を解説します。小中規模の学校・大規模の学校に分けて仕事内容の特徴を解説するので、志望先の学校がどこに属するのかを知って理解を深めましょう。
そして、学校事務で活かせる強みを紹介します。強みを志望動機に含めることで志望先とのマッチ度をアピールできるので、自分の強みと照らし合わせてみてください。ライバルと差別化するコツも併せて解説するので、一歩リードした志望動機の作成を目指しましょう。
さらに、より魅力的な志望動機を作成するための準備項目と作成手順、必ず押さえておくべき注意点を解説します。自分の魅力と志望度を最大限に伝えるために、それぞれのポイントをチェックしましょう。
また、学校の規模別で学校事務の志望動機例文を6つ紹介します。それぞれのポイントを押さえた例文を参考に、熱意とマッチ度が伝わる志望動機を作成して選考を突破しましょう。
学校の規模によって異なる! まずは仕事内容を正しく理解することが大切
ひとくちに学校事務といっても、学校の規模によって職務内容はそれぞれ異なります。職務内容を詳しく把握していなかったり間違って認識してしまったりすると、業界研究・学校分析が不十分だと思われてしまうことはもちろん、入職後のミスマッチにもつながりかねません。
志望動機を作成する前に、まずは学校事務の職務内容を正しく理解して自分が志望する学校はどこに当てはまるのかを把握しましょう。小中規模の学校・大規模の学校に分けて職務内容を解説するので、それぞれの特徴を明確にして志望動機作成にスムーズに入れるようにしましょう。
学校事務は学生生活で関わる機会があり、イメージが湧きやすい学生が多いのではないでしょうか。しかし、イメージだけで志望したり志望動機を作ったりすると実態と異なる可能性もあります。
きちんとリサーチをして、ミスマッチがない内容にしましょう。
小中規模の学校はオールマイティに働くことが多い
独立して運営している小・中学校や高校、専門学校、予備校などの小中規模の学校では基本的に事務員が少ないため、複数の業務を掛け持ったり業務全般をこなしたりすることが一般的です。
少ない人数で幅広く業務を担う必要があるため大変だと感じる人もいるかもしれませんが、児童や生徒と近いポジションにいることから、やりがいや責任感を大きく感じられる仕事だといえます。
小中規模の学校の仕事例
- 採用
- 人事労務
- 庶務
- 会計
- 教務
大規模な学校は業務が細分化されている
大学や小中高一貫校などの大規模な学校は、学生数が多く業務量も大量なため分業制を取り入れている学校がほとんどです。大学は課や部署に分かれて分業をしています。
一人の学生に対して全般的にサポートすることは難しいですが、課によって職務内容が異なり、専門的なスキルを身に付けたり自分の特定の強みを活かせたりできる仕事です。
大規模な学校の課・部署例
- 教務課
- 学生課
- 総務課
- 経理課
- 人事課
- 学校事務で志望の部署がある場合は、志望動機でどのように伝えたら良いですか?
希望に沿わない可能性があることを理解していることも併せて伝えることが大切
まず、最初から必ず志望部署に配属されるわけでないことを念頭に置いてください。そして、たとえ志望部署でなかったとしても将来的には人事異動が考えられます。
したがって、志望動機を書く際は「希望するのは〇〇部署だけです」「〇〇部署の仕事しか興味はありません」などの限定的な書き方は避けましょう。
特定の部署を希望するなら、その部署で活かせる自分の強みをアピールしましょう。たとえば、人事なら組織形成に興味があり何冊も関連本を読んでいること、経理なら簿記の資格や財務の知識があることなどです。
「どこになっても全力を尽くすが〇〇部署だと自分の持っている力を最大限発揮できるため学校の発展にさらに貢献できる」という軸で伝えてみると良いかと思います。
強みも伝えてマッチ度をアピールしよう! 学校事務で活かせる強みを紹介
学校事務で活かせる強み
- コミュニケーション能力
- 正確性
- スケジュール管理能力
学校事務の志望動機では、自分の強みを含めたエピソードを伝えることで志望先とのマッチ度をアピールすることができます。マッチ度をアピールすることで、応募先の採用担当は実務であなたが活躍している姿をイメージすることができるため、「必要な人材だ」という印象を与えることにつながります。
ここでは学校事務で活かせる強みを3つ紹介します。志望動機を作成する際に効果的にアピールできるように、自分の強みと照らし合わせてみましょう。
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コミュニケーション能力
学校事務の業務には生徒や保護者などの対応をする窓口業務があります。窓口業務では、各種申請への質問・相談や学生間のトラブルなど、多種多様な事柄に対して適切に対応しなければなりません。
そういったさまざまな課題に対して、窓口に訪れた相談者が求めていることを正しく聞き出して対応するコミュニケーション能力を業務で活かすことができます。
また、授業のカリキュラムや新入生の手続き・留学の手続きなど、一つの課・部署で完結することができない業務もあります。このような業務を円滑に進めるためには、ほかの課・部署のスタッフや関係者、教職員と連携する必要があるため、コミュニケーション能力が求められています。
コミュニケーション能力が問われる場面例
- 進路の相談
- 入学手続き
- 保護者の手続き対応
- 来客対応
- 電話対応
- 教職員との打ち合わせ
生徒や保護者などのトラブル対応をおこなう窓口業務では、コミュニケーション能力を発揮して相手の伝えたいことを把握し、感情的になっている相手に対して的確な対応をおこないます。また外部からの問い合わせなどでも、コミュニケーション能力を発揮できますよ。
コミュニケーション能力を効果的にアピールするには、言い換え表現を知ることが大切です。こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
コミュニケーション能力は12個の言い換えで勝負しよう! 例文つき
正確性
多くの学生の情報を管理して整理する学校事務では、一人で一貫して業務を完結させなければいけない場合もあります。さらに、小規模の学校では一般的に事務職員は1~2人としている学校が多いため、一人で複数の業務を並行して進める必要がある場合が多くなります。
また、入学・退学の手続きや留学手続き、給与計算など、細かい事務作業も多く存在しています。こういった書類の作成や手続きでは、ミスなく期日までに完了させる必要があります。
ほかの作業と並行しながら一人で一貫して業務を進め、間違いのないように事務処理をおこなわなければならないため、正確性を持ち合わせている人は、こういった場面で強みを活かすことができます。
スケジュール管理能力
学校事務では、幅広い業務をこなさなければなりません。また、ひとつずつ順番にこなすのではなく、前述の通り複数の業務・作業を並行して遂行しなければならない場合もあるため、優先順位を意識しながら業務をこなす必要があります。
学校事務の業務の中には、生徒や教職員から提出を受けてからようやく着手できる業務もあります。そのため、多数の生徒・教職員の進捗も加味する必要があるのです。
そういったマルチタスクが求められる場面で、それぞれをどのように取り組んだり進めたりすれば効率良く、そして期日までに完了させられるかを計画して業務を進められるスケジュール管理能力が活用できます。
志望動機で強みを含めたエピソードを作るときには、強みをアピールすることが目的にならないように注意してください。あくまでも、学校事務を志望するようになったエピソードの中で、「手段として強みを活かした」となるようにしてくださいね。
スケジュール管理能力は「計画性」とも言い換えることができます。強みである計画性を自己PRでアピールしたい人はこちらの記事をチェックしてみてください。
例文10選|企業に刺さる「計画性」の自己PRは3ステップで完成!
学校事務の志望動機でライバルを引き離すコツとは? 就活のプロが解説
志望動機で採用担当者の印象に残るようにするためには、「いかにほかの学生と差別化できるか」がカギとなります。「差別化するにはどうしたら良いのだろう……」と悩んでいる人もいるかもしれませんが、ほかの学生と一味違った志望動機を作成するには、実はコツがあるのです。
ここで、企業での採用経験があるキャリアコンサルタントの谷所さんから、学校事務の志望動機でライバルから一歩リードするためのコツを教えてもらいます。就活のプロからの視点を知ることで、質を高めたオリジナリティのある志望動機の作成が目指せます。
学校事務ならではの志望動機作成のポイントを知って、ほかの学生と差を付けた志望動機を作成できるようにしましょう。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見る客観的に求められることを志望動機に含めると効果的
大学と専門学校の事務職員に就きたい人のサポートをした経験があります。「応募する学校の特徴を踏まえた教育や学校事務への思い」と、「求められている人材を把握し関連する能力」を志望動機でアピールした人が採用されました。
大学の事務職員に就職した人は、いずれも地方都市の大学で、転居をしてでも学校事務の仕事に就きたいといった強い思いがありました。一方、安定しているから学校事務に就きたいだけで教育や学校事務への思いをアピールできない人は、学校事務の仕事に就くことはできませんでした。
「なぜ学校事務なのか」「共感していること」「発揮できる能力」をセットで伝えよう
採用担当者は、なぜ一般企業の事務職員ではなく学校の事務職員なのかを知りたいと考えています。これまでの学校事務職員とのかかわりなどのエピソードを交えて、学校事務に就きたい理由を具体的に伝えましょう。
また、学校ごと(特に私学)に、校風・教育理念などでそれぞれ特徴があります。応募する学校の特徴を把握したうえで、共感していることを志望動機に盛り込むことで「なぜその学校を志望するのか」を伝えることにつながります。
学校ごとに特徴が異なるように、学校事務の仕事はそれぞれの学校で求めている人材が違います。パソコンなどの事務スキルに加えて、コミュニケーション能力、語学力、企画力など求められている能力があることを志望動機で伝えると良いでしょう。
こちらのQ&Aでは、事務職で採用されやすい人の特徴についてキャリアコンサルタントが回答しています。学校事務に限らず、「事務職で活躍してくれそう」と採用担当が思う特徴をチェックしてみましょう。
学校事務の志望動機を魅力的にするために! 作成前に4つの項目を準備しておこう
魅力的な志望動機を作成するための準備項目
- 学校事務を目指すようになったエピソードを詳しく説明できるようにする
- 応募先の学校の特徴を押さえる
- 自分の強みを正しく把握する
- 今後のビジョンや目標・やりたいことを語れるようにする
学校事務の志望動機を作成する前に4つの項目を準備しておくと、頭を悩ませることなくスムーズに作成に取り組むことができます。
では、準備しておくべき項目を具体的に解説していきます。作成に時間がかかる志望動機でも効率的に作成するために、各項目をしっかりと準備してから作成に取り掛かるようにしましょう。
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「この業界に就きたい!」と思っていても、なぜそうなのか相手により伝わるように説明できないと悩む学生は多いです。
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ぜひ活用して、志望業界の選考を突破しましょう。
①学校事務を目指すようになったエピソードを詳しく説明できるようにする
まずは、学校事務を目指すきっかけとなったエピソードを具体的に説明できるようにしましょう。志望理由が表面的だったり、簡素な理由だったりすると、志望度が低いような印象を与えかねません。
具体的にどのようなことがきっかけで学校事務を目指すようになったのかを言語化することで、採用担当を納得してもらえたり、自分自身もあらためて学校事務を目指すきっかけを振り返ることができます。
学校事務を目指すきっかけとなったエピソードを探るには、年代別で印象に残っていることを項目ごとに振り返られる自分史の作成が効果的です。下記の例を参考に作成してみましょう。
小学生 | 中学生 | 高校生 | 大学生 | |
---|---|---|---|---|
嫌だったこと | 夏休みのラジオ体操 | 数学の授業 | 授業の補講 | 自己分析で自分を素直に振り返ること |
大変だったこと | 宿題の提出 | 自分をうまく表現ができずに親友とのけんかが絶えなかった | 苦手な授業をメインに対策した受験勉強 | 自己分析が苦手で就活が思うように進まなかった |
うれしかったこと | クラス問わずたくさんの友人ができた | 学級委員長に立候補された | 第一志望の大学に受かった | キャリアセンターの事務員が相談に乗ってくれ、将来が見えたこと |
楽しかったこと | ほかの学年との交流 | 修学旅行でいろいろな場所を訪問した | 部活仲間との放課後 | 不安が消えたあとの就活 |
この自分史の例を見てみると、大学時代に大学の事務職員とのエピソードがあることがわかります。この例のように、年代ごとに印象的に残っていることを書き出してみると、きっかけを思い出せるはずです。
思い出したエピソードに「そのあとどうしたいと思ったか」という項目を追加することで、最終的に学校事務を目指すようになったことが書き出せるでしょう。
たとえば、「不安がたくさんある状況でキャリアセンターの人が相談に乗ってくれてその後の就活が楽しくなったから、自分も不安を抱えている学生をサポートしたい」のように、「過去→未来」の形で考えてみてください。
「フォーマットを見てもよくわからない……」という人は、自分史の作成方法を詳しく解説しているこちらの記事を参考に作成してみてください。
自分史を最大限就活に活かす方法とは? 記入例付きで作り方から解説
自分史に限らず、具体的なエピソードやきっかけ、経験を振り返るには自己分析が効果的です。こちらの記事で自己分析の方法を解説しているのでぜひ参考にしてください。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
- 学校事務を目指すようになったエピソードはたくさんあるのですが、どのように絞れば良いですか?
エピソードを絞るときにはエントリー企業に合わせて考えよう
学校事務を目指すきっかけがいくつかあり、絞れずに複数のエピソードを伝えようか悩んでいるかもしれません。結論、エピソードはひとつに絞った方が採用担当者にアピールしやすいため、伝えるエピソードは志望先が求める人物像に合わせて変えることがおすすめです。
たとえば、先生間の協調性を重視する学校の志望動機で「特定の誰かをサポートした経験」をアピールしても、必要な人材だと思われない可能性があります。一方で、同じエピソードでも生徒と向き合う誠実さを重視する学校では評価される可能性が高いですよね。
このように、複数のエピソードがある人は、学校が求める人物であることをアピールするようにしましょう。
②応募先の学校の特徴を押さえる
学校の規模によって基本的な職務内容や特徴は異なりますが、同規模の学校でもそれぞれに特徴や強み、教育理念、働き方の違いがあり、自治体によって教育方針が異なることもあります。自分と志望先の理念や目的が大きく異なっていると、「学校研究ができていないのでは?」と思われてしまいます。
自分の理想とする志望先で就職を目指すためには、自分と志望先の理念や方針のすり合わせをしましょう。志望先のホームページ(HP)で学校独自の特徴を押さえ、自治体の方針も忘れずにチェックしてください。「教育振興基本計画」や「教員育成指標」で自治体の方針や方向性を確認できるのでぜひ参考にしてください。
③自分の強みを正しく把握する
学校事務の志望動機では、強みも含めて伝えることで志望先とのマッチ度をアピールできることを説明しました。しかし、自分がアピールしたい強みと志望先が求めている強みや人物像が異なっていると、採用担当者は「見当違いなアピールだ」「ほかの学校・企業の方が向いている」と感じ、結果的に無駄なアピールになってしまいます。
応募先が求める人物像と自分がアピールしようとしている強みを照らし合わせ、通ずる部分や共通するところがあるのかを確認してから志望動機に含めるようにしましょう。
応募先が求める人物像と自分の特徴を照らし合わせる例
応募先が求める人物像:計画性がありマルチに作業ができる人
自分の特徴
①新しいことに積極的に挑戦できる
②タスクに優先順位を付けて片づけられる
③人の意見に耳を傾けて意見を引き出せる
→応募先が求める人物像と②がマッチしているから②をアピールする
学校事務の志望動機で活かせる自分の強みを正しく把握するには、後天的に得たスキルと持って生まれた性質で分けて考えましょう。「タイピングが早い」などは努力して得たスキル、「細かい作業が好き」は元からの性質です。
つまり、「できる・得意」と「好き・苦痛ではない」ものを探してみると強みを把握することにつながるのです。
「そもそも自分の強みがよくわからない」という人もいるかもしれません。こちらの記事では強みを見つける方法を解説しているので、参考にしてみてくださいね。
強み一覧付き|自分の強みが必ず見つかる方法9選とアピール方法
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「この職種に就きたい!」と思っていても、なぜそうなのか学生時代に培ったスキル・経験を踏まえて伝えるのに苦戦する学生は多いです。
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(IT業界の場合)
④今後のビジョンや目標・やりたいことを語れるようにする
学校事務の職に就いた後にどうしたいか、何をしたいか、どのようになりたいのかを自分の言葉で語れるようにすることも大切です。ビジョンを明確にせずに志望動機を作成すると、その場しのぎのような文章になってしまい、自分の将来性をアピールできない可能性があります。
目指したい姿や身に付けたいスキルなどを、具体的な業務を想定してイメージし言語化しておくことで、志望動機で「どうしても学校事務の職に就きたい」ということをアピールできます。また、ビジョンを見据えているということで業界研究をしっかりおこなっているという印象を与えることにもつながります。
今後のビジョンを考える例
教育機関の経営にかかわる仕事がしたい
→専門的なスキルを身に付ける必要がある
→実務を通してスキルを身に付けながら資格を取得するところから始める
学校事務として経験を積むことで、部署をまとめるリーダーとして管理業務に就くことや、経験を積んで学校経営に携わるビジョンなどがあります。
また、より規模の大きい学校の学校事務や民間企業における事務職へ転職する道もありますよ。
将来や入職後のイメージが湧かない場合は、こちらの記事をチェックしてみましょう。キャリアプランの考え方や伝え方を詳しく解説しているので、ヒントになるはずですよ。
例文14選|面接で聞かれるキャリアプランを効果的に伝えるコツ4選
学校事務の志望動機を4ステップで構成しわかりやすい文章に仕上げよう
志望動機作成のための準備項目がそろったら、次は作成手順を押さえましょう。熱意やエピソード、強みを学校事務の志望動機で伝えるには、手順に沿って作成してわかりやすい文章に仕上げることが大切です。
ここでは、4ステップに分けて学校事務の志望動機の作成手順を解説します。相手に伝わりやすい文章にするためにも、1ステップずつ順番に取り組んでみましょう。
ステップ①学校事務を志望する理由を簡潔に述べよう
志望動機では最初に結論を述べることで、志望動機に伝えたい主軸をはっきりと伝えられます。志望動機を作成する際は、冒頭で学校事務を志望する理由を簡単に述べましょう。
結論を志望動機の終盤で伝えてしまうと、こちらが何を伝えたいのかが採用担当にうまく伝わらず、「結局のところ何が言いたいのかよくわからない」と思われてしまう可能性があります。これからどういったことを述べるのかを簡単に伝えてから話を進めることで、わかりやすい文章になるのです。
学校事務の志望理由例
- 人生に大きく影響する時期に努力する生徒を陰から支えたい
- 成長段階にいる多くの児童をサポートする存在になりたい
- 一人でも多くの学生が志望企業に合格できるようサポートしたい
ステップ②具体的なエピソードを用いて説明しよう
端的に結論を述べたら、次は結論に至るまでの具体的なエピソードを説明しましょう。志望動機の背景に実際のエピソードや具体性を含めることで、説得力があり納得度の高い志望動機になります。事前に準備したエピソードで、具体性を含めましょう。
しかし、闇雲にエピソードを選んで話すだけでは、信頼度を上げられない可能性があります。今までで印象に残っている出来事を書き出して、自分の価値観や特徴、思考傾向を踏まえたエピソードを選びましょう。
エピソード例
- 進路に悩んだときに、担任だけでなくほかの教師や事務員などたくさんの大人が相談に乗ってくれて自分の納得する道を導き出せた
- エピソードで昔の学校事務員さんとの思い出を伝えるのはありきたりですか?
ありきたりではないが「さらに良くする工夫」をしてみよう
ありきたりとは思いませんが、温かい思い出を語るだけで終わってしまってはもったいないです。
それがどのように自分の進路選択に影響したのか、その進路を選んでからは目標達成のためにどのような努力をしたかなど、感情論だけでなく論理的に自分が進んできた道につなげてみましょう。
教育は「おしえ・はぐくむ」と書きます。学生の立場から見ると「みちびかれ・そだつ」です。学校事務員との交流のエピソードはまさに教育を体現していると、教育関係者なら非常にうれしく思うはずです。
教育は生涯にわたりその人の人生に大きく影響します。学校は教育の場。学校で働くなら、そうした教育の重要性を理解していることが大切ですね。
ステップ③応募先の学校でなければならない理由を伝えよう
どの学校でも当てはまるような志望動機を作成して選考に挑むと、応募先に「なぜうちを志望するのか」が伝わらず、どんなに志望度が高くても熱意をアピールできません。そのため、具体的なエピソードを述べた後は志望動機作成前に準備した「応募先の学校の特徴」を活用して応募先を選んだ理由を伝えましょう。
応募先のHPを隅々までチェックしてそこだけの特色や強みを押さえたり、ほかの学校と比較したりして学校研究を深めてください。
応募先を選ぶ理由例
「生徒の考えを尊重し、生徒自身で答えを導き出せるようにサポートする」という理念に共感した
学校の特徴や強みを比較するときには、「学校の理念や教育方針」「仕事内容・裁量」「協働する人々」に着目しましょう。すると、同じ学校事務という仕事であっても、ほかの学校には当てはまらない志望動機が作れるようになります。
ステップ④入職後の貢献方法や活躍イメージを添えよう
採用担当は、志望動機から志望度やマッチ度だけでなく、入職後にどのように活躍・貢献してくれるのかも確認しようとしています。応募先の学校でどのように活躍していきたいのか、力になりたいのかも最後に忘れずに伝えましょう。
貢献方法や活躍イメージは、抽象的な表現ではなく具体的な場面を想定して伝えることで、よりいっそう好印象を与えることができます。作成前に明確にした今後のビジョンや目標を、具体的にどのような業務でどのように貢献したいのかを自分の言葉で伝えられるように準備してみましょう。
貢献方法・活躍イメージ例
- ミスの許されない書類や申請業務において、自分の強みであるスケジュール管理能力を活かして、全面的に生徒をサポートしたい
こちらの記事では、志望動機の構成をより詳しく解説しています。より完成度を高めた志望動機を作成するためにも、こちらも併せてチェックしてみてくださいね。
志望動機はこの構成で決まり! 盛り込む6要素と伝える順番を解説
知らないと評価がマイナスに!? 学校事務の志望動機作成時の3つの注意点とは
学校事務の志望動機作成時の注意点
- ほかの教育機関でも通用する志望動機だと熱意が伝わらない
- 「安定しているから」は仕事への意欲が感じられない
- 「一人で黙々と進められるから」はネガティブな印象を与える可能性がある
学校事務の志望動機を作成するには、注意点も併せて把握するようにしましょう。準備項目や作成手順を押さえたわかりやすい志望動機でも、注意点を知らずに作成すると、どんなに入職への熱意があっても伝えきれなくなってしまいます。
ここからは、学校事務の志望動機を作成する際に見落としてしまいがちなポイントを解説します。一つずつしっかりとチェックして、志望度を正しく伝えられる志望動機を作成しましょう。
①ほかの教育機関でも通用する志望動機だと熱意が伝わらない
教育系の職場は学校に限らず、保育園や児童福祉施設、塾など多岐にわたります。そして、教育機関によって生徒や児童とのかかわり方や求められる人物像も異なります。
「学校事務の職に就きたい」といっても、ほかの教育機関でも通ずる志望動機では志望する根拠が伝わりません。また、学校事務である必要性も伝わらないでしょう。「なぜ学校事務なのか」「なぜ応募先でなければならないのか」を必ず志望動機に入れるようにしましょう。
NG例文
児童や生徒とかかわる仕事でたくさんの人をサポートしたい
OK例文
今後に人生を大きく左右する高校生活を、多方面から生徒をサポートする姿勢を保っている貴校で生徒が安心して学校生活を送れるようにサポートしたい
②「安定しているから」は仕事への意欲が感じられない
勤務先の学校によって異なりますが、学校によっては学校事務は公務員であることがあります。そのため、「安定しているから」という理由で学校事務を志望する人も少なくないでしょう。
しかし、学校事務は生徒や児童がいてこそ成り立つ職業であり、特に社会貢献度が求められる仕事です。そのため、安定性に触れた志望動機では独りよがりな印象を与えてしまう可能性があります。前向きな姿勢で仕事に取り組めることを伝えるために、安定性を重視した志望動機の作成は避けましょう。
- 安定していて、かつ自分のスピードで進められること以外に学校事務を志望している理由がありません……。
企業があなたを採用するメリットを考えてみよう
安定していて、かつ自分のスピードで進められるという志望理由は、自分のメリットしか考えていないと受け取られます。学校事務でどういった貢献をしたいかという視点で考えてみましょう。
たとえば、「事務スキルやコミュニケーション能力を活かして生徒が充実した学生生活が送れるようにサポートしたい」というように、学校や生徒に対してできることを考えてみると良いです。
また、応募する学校の教育方針や校風などの特徴を把握したうえで、応募する学校に共感し事務職として貢献したいという志望動機も有効です。
③「一人で黙々と進められるから」はネガティブな印象を与える可能性がある
学校事務の仕事は、着実にこなす必要のある職務内容が多くあるため、業務内容によっては黙々と作業を進めることが好きな人には向いているといえます。
しかし、「一人で黙々と進められるから学校事務の仕事がしたい」という理由だけではネガティブな印象を抱く採用担当者もいるでしょう。学校事務の業務をスムーズに進めるにはほかの関係者とコミュニケーションを取る必要があるため、そういった業務には向いていないと採用担当者が感じる可能性があるからです。
コミュニケーション能力・融通性に欠けるという印象を与えてしまわないように、ポジティブな言い換えをしてみましょう。
「一人で黙々と進められる」という言葉を「集中して物事に取り組む」や「地道に努力できる」といった表現に言い換えると、真面目な人柄だということを伝えられます。
ほかにも、そうした人は物事を継続できる力も持っています。どれを選択しても、仕事をするには必要な資質といえるでしょう。
学校規模別で紹介! 学校事務の志望動機例文6選
最後に、学校の規模別で学校事務の志望動機例文を紹介します。
記事で解説した作成手順やコツ・注意点を踏まえて作成した例文となっているので、まとめのチェックとして、例文を確認してみてください。
また、規模ごとに学校の特徴は異なることを説明しましたが、同規模の学校の場合でも学校の種類によって特徴に違いがあります。6つの学校種別で例文を紹介しているので、志望先の学校の規模や種類に合わせて、参考にしてみてくださいね。
小中規模
小中規模の学校の志望動機例文
- 小学校
- 高校
- 専門学校
- 予備校
オールマイティに働くことが必要とされる小中規模の学校では、少ない事務職員の中でもミスなく業務を遂行する必要があるため、「責任感を持って職務を果たせる」ということを伝えるように意識しましょう。
ここでは、小学校・高校・専門学校・予備校に分けて志望動機の例文を紹介します。志望先の学校を当てはめて作成の参考にしてください。
小学校
小学校
成長段階にいる多くの児童をサポートする存在になりたいと考えているため、小学校の学校事務を志望しています。
私自身、小学生時代に友人関係に悩んでいて担任にも相談できずにいたことがありました。そんなとき、学校の先生ではない身近な大人である学校事務の職員さんが親身に寄り添って、私の相談を聞いてくれたことを覚えています。
このことをきっかけに、私自身も学校事務の職員として、相談できずに困っている児童をサポートしたいと考えるようになりました。
大学で施設の人を訪問するボランティアサークルに所属していたのですが、この経験を通して身に付けた傾聴力を、学校事務の仕事で活かせるのではないかと考えています。
貴校は「児童のこころを第一に」という教育理念を掲げていて、私は児童のよりどころになりたいと考えているため大変共感しました。児童を最優先に考える貴校で自身の傾聴力を活かしながら、児童の成長へのサポートに貢献したいです。
小学生時代の学校事務職員との関わりをエピソードとして盛り込んでおり、学校事務に就きたい思いを感じます。教育理念に共感している応募校で、大学のサークルの経験で身に付けた傾聴力を強みとして貢献していく姿がイメージでき好感が持てます。
相手の言葉だけでなく表情なども注意して聞くなど、傾聴力について具体的に説明するとさらに良いですね。
高校
高校
私が貴校の学校事務を志望する理由は、高校という今後の人生に大きく影響する時期に必死に目標に向かって努力する生徒を陰から支えたいと考えているからです。
私が高校生の頃は、学校の先生になることを目指して日々勉強に取り組んでいました。先生になるためには教員免許を取得できる大学に進学しなければいけません。しかし、志望大学に合格するための点数が足りず、悩んでいた時期がありました。
そのとき、気軽に話すことができた学校事務の方に相談したところ、「まずは目標に向かって努力することに意味がある。そのうえで、視野を広げて、本当にやりたいことを見つけることが大切」と話してくれました。
そこから考え方が変わり、教えるのではなく生徒を支えたいと考えていることに気がつき、学校事務を目指すようになりました。
貴校では、生徒の考え方を第一に行事や取り組みを決めるという特徴があり、非常に共感しています。貴校に入職後は、生徒が自身の目標に向かって思う存分取り組めるよう陰で支えたいと考えています。
具体的なエピソードが書かれており、高評価が得られる志望動機です。
より良くするためには、最後の「陰で支えたい」を学校の具体的な仕事に当てはめて説明をしましょう。すると、仕事と学校についてリサーチしている熱量もアピールできますよ。
専門学校
専門学校
私が貴校の学校事務を志望する理由は、管理栄養士を目指して日々努力する学生を裏方としてサポートしたいと考えているからです。
このような考えに至った背景には、私の母の存在があります。私の母は管理栄養士として働いています。幼少期の頃は何も思っていなかったのですが、母の偉大さを感じたのは私が大学2年生のときです。
大学2年生のとき、一人暮らしで食生活が乱れたことから、長期にわたって体調を崩していました。このことを母に相談すると、足りていない栄養素や食べるべき食事などをアドバイスしてくれました。そのアドバイスが非常に的確で、母のアドバイス通りの食生活をしたところ、体調不良がすぐに回復しました。
この経験から管理栄養士の偉大さを感じたのですが、私は専門学校に通っているわけではないため、今から管理栄養士を目指すのは難しいです。しかし、これから管理栄養士になりたいと考えている人を支えることはできます。
貴校に入職後は、裏方として学生の活動をサポートし、不自由のない学習環境を提供できるように努めてまいります。
特定分野に特化した専門学校は、その分野(業界)で即戦力として活躍できる人材の輩出を目指しています。
アルバイト先で専門学校生の働きぶりに感動したなど、専門学校ならではの教育システムを理解しているとアピールしてみると効果的ですよ。
予備校
予備校
私が貴校の学校事務を志望する理由は、志望校を目指して努力する学生の心の支えになりたいと考えているからです。
このような考えを持った背景には、私の予備校時代の経験があります。
私は大学受験に失敗し、1年間予備校に通っていました。友人が大学生活を楽しんでいる様子を見たり、両親からのプレッシャーを感じたりしたこともあり、精神的に厳しい状況にある時期もありました。
そのようなときに私の心の支えになってくれたのが、その予備校の学校事務の方です。週に1回以上は雑談をしていたのですが、その方の言葉で勇気が出てくることが多々ありました。
このような経験から、私も私のような状況にいる予備校生をサポートしたいと思い、学校事務を志望するようになりました。
そして、貴校ではただ授業をするだけでなく、学生の心のサポートにも力を入れていると伺いました。その取り組みには非常に共感しており、私も貴校の一員として一人でも多くの学生が志望校に合格できるようにサポートしたいです。
精神的に厳しい予備校時代の学校事務職員とのかかわりから、予備校生をサポートしたい気持ちが伝わってきます。学生に寄り添い心の支えになっていく側になるための適性や能力について、具体的なエピソードがあれば伝えると良いですね。
大規模
大規模の学校の志望動機例文
- 中高一貫校
- 大学
大規模な学校では、多数の生徒や児童の情報管理・手続きをするため、分業制が取り入れられています。業務を分業していることが多い大規模の学校の志望動機を作成するには、どのような業務をしたいのかをはっきりと述べることを意識して、自分の強みを実務でどのように活かせるのか・どんなスキルを習得したいのかを伝えられるようにしましょう。
中高一貫校・大学に分けて志望動機例文を1つずつ紹介します。例文を参考に、具体性のある志望動機の作成をしてみましょう。
中高一貫校
中高一貫校
私が貴校の学校事務を志望する理由は、中高一貫校で夢に向かって努力する生徒を陰からサポートしたいという想いがあるからです。
私は〇〇大学への進学を目標に中高一貫校に通っていました。周りからは「高校受験がなくていいね」と言われることがあったのですが、中高一貫校ならではの悩みもありました。
それは、中学生の段階から大学受験を意識しなければならなかったことです。また、同級生の学習レベルが高く、それについていけていないと悩む時期もありました。
このような悩みを抱えていたときにサポートしてくれたのが学校事務の方です。休み時間のときに親身に相談に乗ってくれ、おかげで無事に志望大学合格を達成することができました。
貴校にも同じ悩みを抱えている生徒がいると思います。貴校の学校事務として役割を果たしながらも、できる限り生徒に親身になってサポートしたいと考えています。
この例文のように中高一貫校だからこそ抱える悩みを伝えることで、小中規模の学校事務には当てはまらない内容になっています。
より良い志望動機にするためには、「親身に相談に乗ってくれたこと」を具体化しましょう。すると、採用された後に生徒とどのようなかかわりをするのかを採用担当者がイメージできるようになります。
大学
大学
私が貴校の就職支援課を志望する理由は、一人でも多くの学生が志望企業に合格できるようサポートしたいと考えているからです。
私も大学では就職支援課の方々に非常にお世話になりました。特にお世話になったのが、「何を目指したいか」という目標の設定の段階です。
私はやりたいことが見つからず、就職先も絞れずにいました。そのようなときに就職支援課に相談したところ、3時間ほどかけて「何を目指したいか」を一緒に考えてくれました。その結果、学生をサポートしたいという考えに至り、学校事務を志望しました。
そして、貴校は就活のサポートが他校よりも手厚いと伺っています。私も貴校の就職支援課の一員として、学生が本当にやりたいことを見つけ、それを実現するためのサポートをしたいと考えています。
「就活のサポートが手厚い」だけだとアピールは弱くなりがちです。サポートが手厚いことは、学生に対する働きかけが多いことを意味します。「支援する側になったらどのような働きかけをしてみたいのか」が書いてあるとより効果的ですよ。
学校事務の志望動機はマッチ度とオリジナリティを意識して選考突破を目指そう
学校事務の志望動機は、注意点を確実に押さえて作成することが必須です。それに加えて、マッチ度とオリジナリティを意識して作成することでほかの学生とは重複しない内容になるため、志望度を確実に伝えながらほかの学生と差をつけた志望動機に近づきます。
記事では、学校事務の志望動機で活かせる強みと差別化のコツ、効率的に作成する手順と注意点を解説しました。
志望動機は、自分の熱意をいかに伝えられるかが重要です。紹介した例文を参考にしながらステップに沿って志望動機を作成して、選考突破を目指しましょう。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見る学校事務に就職することが目的にならないように注意しよう
児童や生徒との関わりが好きで学校事務を目指している学生も多いのではないでしょうか。たしかに、他の事務職に比べると人とのかかわりが多く、児童・生徒のサポートができることも学校事務の魅力です。
しかし、注意しなければならないことは、学校や児童・生徒のサポートをして貢献しなければならないということです。どれだけ人とかかわったりサポートしたりすることが好きでも、かかわった相手に価値を提供できなければ評価されなくなってしまいます。
志望先の学校の方向性・方針を正しく把握しよう
採用された後に、学校や児童・生徒に価値を提供することをアピールするためには、「学校がどのような人物像を求めているのか」や「児童・生徒にどうなって欲しい教育理念なのか」をきちんと把握していなければなりません。そして、それらに一致した志望動機やエピソードを話さなければならないのです。
内定欲しさに自分の強みや過去の経験を深掘りすることに力を入れがちですが、「学校事務として働いてどうなりたいのか」を考えて志望動機を考えてください。すると、熱意が伝わり内定獲得にもつながるはずです。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士
Misako Sugihara〇石川県金沢市を拠点に15年にわたり就職支援に携わる。2年前からは転職支援も手掛けている
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Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう
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