Q
その他
男性
毎日がつらいです。どうしたらこの日々から抜け出せますか……?
50代です。
これまで短期間での転職を繰り返したあげく不安症抑うつで休職し退職しました。現在は、休養して8カ月近くになります。
周りは普通に仕事をして日々の生活を送っているので、周囲と自分とを比べてしまい、不安ばかりが募っている状態です。心と体がついてこなくて健忘、判断力、理解力、コミュニケーション能力の低下が出ています。
前に進む気持ちがなかなか持てず、後ろばかりを見ている私に対して主治医からは「それではやれることは何もない」と言われました。
ずっと消えたい、 生きている価値が見出せないとぐるぐると悩み続けて、気づいたら時間が過ぎているような毎日です。もう限界かもしれません。どうしたら良いでしょうか。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
自分を責めないようにしよう
ご相談から、とてもつらい気持ちで過ごしていることが伝わってきました。まず、ここまでの経緯を抱えながらも「どうしたら良いか」と言葉にできたこと自体が大きな一歩だと思います。
心と体が回復の途中にある時期は、焦りや自己否定が強まりやすいものですが、「働けていない自分を責めない」ことが何よりも大切です。
無理のない範囲で、まずは小さな行動から始めよう
うつ病などの回復期には症状の波があり、急に良くなるわけではありません。無理に前進を求めることはかえって状態を悪化させる場合もあります。
まずは主治医やカウンセラーと相談しながら、無理のない範囲で小さな行動を積み重ねましょう。それが回復の土台となります。
たとえば、毎朝決まった時間に起きることや、散歩で季節の移ろいを感じること、日記に一言だけ気持ちを書き留めるなどの小さな「できた」を積み上げることが効果的です。
これらの生活リズムの改善は心身の安定につながります。焦らずに継続していくことが重要です。
一人で抱え込む必要はない! 専門家に相談しよう
孤独感や「消えたい」という強い思いがあるときは、一人で抱え込まずに医師やカウンセラー、地域の相談窓口や支援機関に率直に現状を伝えることが不可欠です。
つながりは大きな安心感となり、精神的な支えになります。
気持ちが限界に近いと感じたら、ためらわずに緊急の相談先を積極的に利用してください。
緊急の相談先には、心の健康相談ダイヤルや、地域保健センター、自殺予防の電話相談などがあります。
あなたの価値は周囲との比較では決まらない
働くことは人生の一部であり、あなたの価値を決めるものではありません。過去の選択や休職の経験も含め、すべてが今のあなたを形づくる大切なプロセスです。
焦らず丁寧に休養を続け、心身が少しずつ整い始めたときに、「これならできるかもしれない」と感じられる小さな一歩を一緒に探していきましょう。
あなたには、まだ未来を切り拓く力が十分に残っています。
まずは休むことを許可しよう
心身ともに辛いなかで、主治医の先生から向けられた「それではやれることは何もない」という言葉。さぞショックだったことと思います。
自己肯定感も自己効力感も落ちてしまっているときは、思考がグルグルしがちです。
メンタル心理カウンセラーと国家資格キャリアコンサルタントの知見と経験から、そのような時期の過ごし方を2つお伝えいたします。
1つ目は「休むことを許してあげる」ということです。身体に出る症状は、心の器がいっぱいになり溢れ出したものです。
そのため、これ以上心身に無理をかけることはおすすめしません。まずは、ご自身が休むことを自分自身に許可してあげてください。
2つ目は「人と比べない」ということです。あなたはあなたの、他者には他者の人生があります。どうか、ご自身オリジナルの人生を生きていただけたらと思います。
職歴を強みに変え、新たな一歩を考えよう
上記のことを踏まえたうえで、今後の仕事についてヒントをお伝えしたいと思います。
短期間での転職を繰り返してきた場合、一般的には次の就職先が見つかりづらい傾向にあります。
ですが、まったく希望がないのかというとそうではありません。
これまでの業務のなかで、共通の成功体験を見つけてみましょう。それを強みとしてアピールすることで、積み重ねられた職歴が生きてきます。
また、住環境をガラッと変えるのもおすすめです。私は沖縄の離島に移住したことで、人生が大きく変わった経験があります。もし可能なようでしたら、併せて検討してみてください。
あなただけの人生を進もう
まずは心身を大切に。ご体調が整った折には、あなたオリジナルの人生を歩み始められるよう願っています。
仕事に行けずに辛い思いをしている人は、次の記事を参考にしてみてください。仕事に行けないと感じる理由や具体的な対処法を解説しています。
仕事のストレスを溜め込んでやばいと感じている人は、こちらの記事もぜひ読んでみてください。ストレス解消法や心を軽くする考え方について解説しています。
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