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試用期間に退職した場合も、履歴書には書く必要がありますか?

転職活動を始めたばかりなのですが、前職を試用期間中に辞めてしまいました。

働き始めてすぐに、自分のスキルや価値観が会社の求めるものと大きく違うと感じ、試用期間中に退職を決意しました。在籍期間は2ヵ月ほどです。

履歴書にこの短期間の職歴を正直に書くべきか、書かずに空白期間としておくべきか迷っています。書いた場合、面接で退職理由をどう説明すれば良いか、書かない場合にも何かしらリスクを負うことにならないか不安です。

試用期間での退職の場合、どのように対応する良いのか、具体的な書き方やマイナス評価を回避する方法などについてもアドバイスをお願いいたします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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試用期間も職歴! 正直に書いて誠意を示そう

たとえ短期間であっても、原則として職歴はすべて事実に基づいて記載する必要があります。試用期間中に2カ月で退職した場合でも同様です。

応募書類には社名と在籍期間を簡潔に記載し、もし面接で質問されたら、その経緯を正直に伝えましょう。

その際は、「入社後に業務内容とのミスマッチを早期に認識し、上長と相談のうえ、引継ぎを完了させて円満に退職しました」という流れで説明するのが基本です。

さらに、その経験から何を学び、次ではどう活かすのかという再発防止策を添えると、採用担当者も納得しやすくなります。

短期でも得た学びを言語化して次に活かそう!

もし、試用期間での退職を隠して空白期間として扱った場合、後から経歴詐称として判明すると、かえって信頼を大きく損ねてしまいます。最悪の場合、内定取り消しにつながる可能性もゼロではありません。

短期間の在籍であっても、そこから得た学びや気づきは必ずあるはずです。その経験を前向きに言語化し、次のキャリアに活かす姿勢を示すことが、信頼を得るための鍵となります。

キャリアコンサルタント/1級キャリアコンサルティング技能士

木原 渚

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原則は書くべき! 誠実な姿勢で正直に伝えるのが大事

試用期間中に退職した場合でも、雇用契約を結んだ事実はあるため、原則として履歴書に記載すべきです。記載することで誠実さを示せますが、もちろん「なぜ短期間で辞めたのか」という理由は必ず質問されます。

その際は、「実際に働いてみた結果、自身のキャリアの方向性との違いに早期に気付き、決断しました」というように、その経験から学び、次への糧にしているという前向きな姿勢で説明できるように準備しておくことが重要です。

隠すリスクを理解し、前向きな説明を準備しよう!

もし記載しない場合、後から雇用保険や住民税などの手続きの過程で事実が発覚する可能性があります。そのときに「なぜ言わなかったのか」と信頼を損なうリスクは小さくありません。

大切なのは、事実を隠すことではなく、その経験をどう次に活かすかを自分の言葉で説明できることです。合わないと判断し早期に決断したことは、結果的にポジティブな選択だったと語れるようにしておきましょう。

以下の記事では失敗しない履歴書の書き方を解説しています。また、提出時のマナーなどについても触れているため、これから履歴書を作成し提出する機会がある人は、事前にチェックしておきましょう。

履歴書を書く時間がない時は、「履歴書完全マニュアル」を活用しよう!

履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。

そんな時は履歴書のポイントを網羅した履歴書完全マニュアル」を参考にしましょう。この資料を見れば、選考を突破できる履歴書をすぐに書くことができます。

実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。


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