Q
大学3年生
女性
対人恐怖症だと就活は無理ですか?
人と話すことや、人前に出ることに強い抵抗がある対人恐怖症です。就職活動で面接があると思うと、怖くてなかなか選考に進めません。
このままではまずいとわかってはいるのですが、面接を突破できる自信もありませんし、入社後も人間関係でつまづいてしまいそうで不安です。
対人恐怖症の私でも、比較的安心して働ける仕事や業界にはどんなものがありますか? また、対人恐怖症の人が就職活動の面接を乗り切るための具体的な対策があれば教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
無理じゃない! 模擬面接などを繰り返して慣れていくことから始めよう
対人恐怖症だからといって、就職活動が無理ということは決してありませんので、安心してください。
面接などで人と話すことに不安を感じるのは自然なことですが、大切なのは自身の特性を正しく理解し、それに合わせた工夫をしていくことです。実際に、対人恐怖症を抱えながらも活躍されている社会人はたくさんいます。
具体的な工夫としては、まず大学のキャリアセンターなどで模擬面接を繰り返しおこない、少しずつ場に慣れていくことが有効です。
また、自身が「どのような状況であれば比較的リラックスして話せるか」を自己分析し、話す内容を事前に紙に書き出して整理しておくのも良いでしょう。面接前にストレッチをするなど、自分なりのリラックス方法を見つけるのも助けになります。
強みが活かせる職種選びで道は拓ける! 自分を変える必要はない
さらに、職種や業界選びの視点も重要です。常に多くの人と接する必要がある接客業や営業職などは、ストレスを感じやすいかもしれません。
一方で、研究職やシステム開発、デザイン系の仕事、あるいはコツコツと正確さが求められる事務系の仕事など、比較的一人で集中して取り組める分野であれば、自身の特性や強みを活かし、安心して活躍できる可能性が高いと言えます。
無理に自分を変えようとするのではなく、自分に合った環境を見つけるという視点で、就職活動を進めてみてください。
対人恐怖症でも就活は可能! 自分に合う環境を設計しよう
対人恐怖症があっても就活は可能なので安心してくださいね。
まず、対面接点が限定され、成果が数値化される職種を中心に検討してみてください。たとえば、データ処理、バックオフィス、制作、開発、QA(品質保証)、テクニカルサポートのチャット対応などが該当します。
面接は事前準備でカバー! 配慮事項は正直に伝えてOK
面接はオンラインを選択し、事前に配慮事項を一文で共有しておくと安心です。たとえば、「初対面の場面では強い緊張を感じやすいタイプですが事前準備があれば問題なく対応できます」のような形です。
回答は台本化しておくことで安心感につながります。そのほか、視線分散や間の取り方を練習しておきましょう。練習でカバーできる部分は実は大きいです。
また、人前に出る仕事の有無の確認だけでなく、段階的にどのような業務が割り当てられるのかや相談窓口の有無を確認すると安心材料になるでしょう。「治す」ではなく「働ける環境と手順を設計する」発想が有効です。
こちらの記事では、人とかかわらない仕事を紹介しています。なるべく人とかかわらない仕事をしたいと考えている人はチェックしてみてください。
以下の記事でも一人でできる仕事をまとめています。一人でできる仕事にはメリットがある反面、デメリットもあるため記事を参考にして自分に合った仕事選びをしていきましょう。
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