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看護師の就活は一般の就活より遅いんですか?

看護学校に通う2年生です。一般大学に通う友人が2年生ですでにインターンシップに参加したり、自己分析を進めたりしているため、自分も就活を始める必要があるのではと思っています。

ただ、看護師の採用は病院説明会や採用試験などの時期が、一般企業とは異なると聞きました。

看護師の就活は、実際にはいつ頃から動き出すのが普通なのでしょうか? 一般の就活生と比べて焦る必要はないのでしょうか?

今から就職のために準備できること、また何から始めれば良いのかといった対策の手順などについて、ぜひ教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/国家検定2級キャリアコンサルティング技能士

平野 裕一

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看護師就活は夏から! 周りと比べず自分の準備をしよう

看護師の就職活動が本格化する時期は、法人企業と比べて遅いのが一般的です。一般の学生と比べて焦る必要はありません。

看護師の採用は、国家試験合格を前提とした「新卒一括採用」の要素が強く、病院側も学生の病院実習の状況や国家試験の準備期間を考慮します。

そのため、多くの病院で採用活動(説明会・採用試験)が始まるのは、看護学校3年生の夏(7月〜8月)以降に集中するのです。

一般企業が3年生の春から動くのに対し、看護師の採用スケジュールは根本的に異なるため、今の不安は「時期のズレ」によるものと思われます。

夏からの本番に向けて実習と言語化の準備を始めよう

2年生の今から取り組むべきは、自己分析よりも「職業理解」と「体験」を深めることです。

まずは、実習への取り組みです。実習を貴重な「体験」の機会ととらえ、病院の雰囲気、看護師の役割などを積極的に観察し、記録に残しましょう。これが後の志望動機の材料になります。

次に、言語化能力の準備です。実習で感じた「自分のやりたい看護」や「難しかったこと」を、自分の言葉で説明できるようにメモし、言語化の練習を積んでください。これは、履歴書や面接で問われる質問への回答準備につながります。

看護師の就活は3年生の夏に照準を合わせて準備すれば十分間に合います。実習という現場体験を重視した準備を進め、納得のいくキャリアを目指しましょう。

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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看護師の就活は夏が山場! 一般就活の早期化に焦る必要はない

病院の採用活動は、学校推薦や実習での評価が重視されるなど、一般企業とは異なるスケジュールで進むため、焦る必要はありません。

看護専門学校(3年制)・看護大学(4年制)ともに、最終学年の春から夏にかけて病院見学や説明会への参加をして、夏から秋にかけて選考がおこなわれるのが一般的です。

一般の就職活動でよく言われるような「早期のインターンが必須」といった状況とは異なりますので、まずは落ち着いて準備を進めましょう。

今からできる大切な準備としては、まず自身がどの領域(急性期、回復期、地域包括ケアなど)に興味があるのかを明確にし、志望する病院の見学を早めに予約することです。

また、日々の実習での学びや評価、自分なりの振り返りをしっかりと記録・蓄積しておくことが、後の自己PRや面接で非常に役立ちます。

同時に、夜勤体制や新人教育(プリセプター制度など)の充実度、離職率といった情報も、各病院のホームページ(HP)や説明会、見学などを通じて積極的に収集しましょう。

今からできる準備を進めよう! 国試との両立計画が大切

志望動機を伝える際は、病院の理念に共感するだけでなく、「自分が学びたい看護(症例など)と、その病院が持つ教育資源(研修制度や認定看護師の有無など)がいかに合致しているか」を具体的に語れると、熱意と主体性が伝わり、説得力が増します。

学業や国家試験の勉強との両立も重要ですので、無理のない計画を立てることが大切です。

たとえば、秋までに第一志望群の病院、冬に第二志望群の病院、というように段階的に応募を進めていくと、焦らず、それぞれの選考に集中して臨むことができるでしょう。

こちらの記事では、魅力的な看護師の志望動機について解説しています。避けたいNGワードについてもまとめているので参考にしてみてください。

「病院の面接でどんな質問をされるのかわからない」場合は、こちらの記事に目を通しておきましょう。

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