Q

大学4年生
女性

「分け隔てなく接することができる」という強みは就活でどう活かせますか?

就職活動の自己PRで、自分の強みとして「分け隔てなく誰とでも接することができる」という点をアピールしたいと考えています。

サークル活動やアルバイトでは、年齢や立場に関係なく人と打ち解けられた経験があり、この点は自分でも自信を持っています。

ただ、この強みは「協調性」や「コミュニケーション能力」といった一般的な言葉に埋もれてしまいそうです。具体的に、どう表現するのが効果的なのでしょうか?

また、「誰にでも良い顔をする八方美人」ととらえられてしまうのではないかという点も気になります。

「分け隔てなく接する」という強みを、採用担当者にポジティブに伝えるためのポイントやアピール時に注意すべきことなどについてアドバイスいただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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「誰とでも仲良くできる」は具体化しよう! 4つの要素で効果的にアピール

「分け隔てなく誰とでも接することができる」というのは、チームで働くうえで非常に価値のある強みです。

しかし、自己PRで「誰とでも仲良くできます」と伝えるだけでは、抽象的でほかの応募者との違いを出しにくいのも事実です。

この強みを効果的にアピールするためには、①難易度の高い相手や状況において、②あなたが具体的にどのような行動を取り、その結果、③関係性がどのように変化し、④どのような成果につながったのかを明確に示すことが重要なポイントとなります。

たとえば「学年横断のサークルで新入生が定着せず、入門会を『役割付き座席』に変更して初対面の心理的負担を下げ、定着率を40%から68%に改善しました。年代や価値観の差を尊重する設計が得意です」などが良いでしょう。

八方美人に思われないために! 「No」を言えた経験を添えてバランスを

さらに、「八方美人」ではないかと懸念されるのを避けるためには、ただ誰にでも合わせるのではなく、言うべき時には「No」と言える是々非々の姿勢を示したエピソードを併せて語ると、あなたの誠実さや芯の強さが伝わり、よりバランスの取れた人物像として評価されます。

このように、具体的な状況設定、行動、成果、そして必要に応じた「是々非々」の姿勢を示すことで、「分け隔てなく接することができる」というあなたの強みは、単なる性格ではなく、組織に貢献できる実践的なスキルとして輝きを増すでしょう。

キャリアコンサルタント/ヒトノビ代表

小関 珠緒

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協調性とは言葉の意味が異なる! 言い換えをうまく活用して差別化しよう

「分け隔てなく誰とでも接することができる」という強みは、とても大切な資質です。ただ、自己PRでは一般的な言葉になりやすいため、「どういう場面で」「どんな価値を生んだか」を具体的に語ることが鍵になります。

「協調性」とは性格や意見の異なったもの同士が互いに譲り合って、調和をはかることを指します。

一方、「分け隔てなく接する」とは、人によって扱いに差別をつけないことを指すのです。つまり「公平さ・安心感を与える力」として表現すると差別化できます。

そのため、「誰にでも同じ態度」ではなく「相手を尊重できる」ことを強調すると良いでしょう。たとえば、「相手の立場に関係なく、敬意を持ってかかわれる」という言い方が良いと思います。

実際のエピソードで説得力を上げる! 信頼を築く姿勢をアピールしよう

さらに、その強みが具体的な成果にどう結びついたかをエピソードで示すことが重要です。「私のこの姿勢によって、後輩が安心して相談できる雰囲気が生まれ、チーム全体のコミュニケーションが円滑に進みました」といった形で、チームへの貢献を語れると説得力が増します。

また、「八方美人」と誤解されないためには、「誰にでも良い顔をする」のではなく、「意見が異なる相手とも、まずは相手を理解しようと努め、丁寧に話し合うことで信頼関係を築くことができる」という、誠実な姿勢をアピールすることが大切です。

このように、具体的な行動や成果と結びつけて語ることで、「分け隔てなく接することができる」というあなたの強みは、組織にとって不可欠な価値として輝き始めます。

こちらの記事では、そもそも企業が求める誠実さとはについてキャリアアドバイザーが解説しています。誠実さをアピールしたい人は要チェックです。

分け隔てなく接することができる人は、気配り上手と言い換えられます。こちらの記事では、気配りをPRしたい人に向けたアドバイスを紹介しています。

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私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。

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