この記事のまとめ
- 吸収力をアピールする際のポイントと注意点を解説
- 吸収力をアピールする自己PRは3ステップで書ける
- エピソード別の例文6選を紹介
就活の自己PRで求められる自身の強み。「吸収力」を強みとしてアピールしたいと考える就活生は多くいます。
しかし、「吸収力を具体的にどうアピールすれば効果的なのかわからない」という人や、「そもそも吸収力って強みとしてアピールできるんだろうか……」と不安に感じている人もいるかもしれません。
自己PRは、選考の通過を左右する非常に重要な要素だけに、自信が持てなくなったり、悩んでしまったりしますよね。
この記事では、キャリアコンサルタントの加藤さん、有馬さん、柴田さんのアドバイスを交えつつ、吸収力の自己PRを魅力的にするためのコツ・書き方を解説します。エピソード別の自己PR例文も紹介するので、吸収力の自己PRで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
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吸収力は自己PRでアピールできる! 企業ニーズを意識した表現に言い換えよう
「吸収力は強みとして自己PRでアピールできるのだろうか?」と不安に感じている人もいるかもしれませんが、吸収力は強みとして十分アピールできます。
ただし、吸収力という言葉だけでは、抽象的すぎて意図が伝わりづらく、差別化ポイントになりづらいという点に注意が必要です。
前後の文脈によっては、マイナスのイメージを与えてしまう可能性もあるため、具体的にどういう吸収力のことを指しているのかがわかるよう、言い換える必要があります。その際、企業ニーズを意識して言い換えることがポイントです。
この記事では、吸収力が評価されるポイントからアピールする際のコツ・注意点まで詳しく解説するので、自己PRを書き始める前に必ず理解しておきましょう。
後半では、吸収力の自己PRの書き方を解説します。エピソード別の例文も紹介するので、参考にして自己PRを完成させましょう。
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そもそも吸収力とは? まずは正しく理解しよう
そもそも吸収力とはどういう意味の言葉なのでしょうか。「理解できているつもりだけれど、正しく説明できるかといわれると不安」という人もいるかもしれません。
自己PRでアピールしている内容が、吸収力とは呼べない内容だったということにならないよう、まずは正しく理解しておきたいですね。一般的に吸収力が高いとされる人の特徴も解説するので、自分に当てはまっているかどうか確認してみましょう。
吸収力とは?
吸収力とは、さまざまな情報・状況を自分のなかに取り込む力のことですが、強みとしてアピールすることを考慮すると、漠然としすぎている印象です。
吸収力は単に取り込む力というだけでなく、学習やコミュニケーションを通して必要な情報を柔軟に取り込み、自分なりに解釈して活用する力ともいえるでしょう。
仕事において、特に新入社員では、吸収力は非常に重要な力です。入社すると、先輩や上司から日々さまざまなことを教わりますが、必ずしも手取り足取り丁寧に教えてもらえるわけではありません。
一から十まで言わなくても理解する力や、与えられた情報を自分なりに咀嚼する力は、どの職場でも求められる力といえます。
社会人として新しいことを身に付ける時、学校と違って一から教えてもらえないことは多々あります。そのため、普段からアンテナを高くしてより多くの情報を収集し、そのなかからどんどん必要なスキルを身に付けていく、といった吸収力を持っておくと活躍の場を広げられます。
吸収力が高い人の特徴
では、吸収力が高い人とは、どのような人のことを指すのでしょうか。吸収力が高い人の特徴として以下のようなものが挙げられます。
吸収力が高い人の特徴
- 自分とは異なる意見にも素直に耳を傾けることができる
- 物事に優先度を付けるのがうまい
- 洞察力がある
- 情報同士を関連付けて把握することができる
- 全体を俯瞰して物事をとらえることができる
吸収力が高い人は、「飲み込みが早い」「適応力がある」と表現されることも多く、新しい環境においても必要な情報をうまく取り込み、自分なりのやり方を見つけ出すのがうまい人ともいえます。
このように、吸収力は単なる吸収する力というだけでなく、自分なりに解釈する力、自分なりの意見に変換する力なども含まれるため、社会人として働くうえで身に付けておきたい重要な素質です。吸収力を強みと感じている人は、自信を持ってアピールしていきましょう。
- 自分は吸収力が強みと言って良いのか不安です……。今からでも吸収力をより鍛える方法はありますか?
物事の前後での自分の変化に着目して自分自身を振り返ってみよう
吸収力の高い人は、変化への順応性があったり、情報を自然とかみ砕いて取り入れられたりするため、自分では吸収力の高さに気付かないということも多いです。
吸収力をより鍛えるのであれば、物事を始める前と後での自分の変化に着目して振り返るのがおすすめです。
気付いたらできるようになった、と振り返るのではなく、最初はどういう状態で何を考えてどう行動した結果これが身に付いたというように、具体的に自分がどう動いたかを振り返ることで、自分なりの吸収の仕方が見えてきます。
アピールする強みを決めかねている人は、こちらの記事を参考に決めてみましょう。
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就活で自分の強みを何て答えれば良いかわからない、そもそも自分の強みが浮かばない人に向けて、キャリアコンサルタントが自分の強みを見つける方法やアピールのコツを解説していきます。強みを伝える例文も紹介するので、参考にしてください。
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企業のニーズを知ろう! 吸収力が評価されるポイント
企業のニーズを知ろう! 吸収力が評価されるポイント
- 仕事の飲み込みが早い
- 仕事への理解度が高く順応性がある
- 変化に柔軟に対応できる
吸収力という言葉について理解は深まったでしょうか。吸収力が企業に求められている力だということがわかったところで、もう少し具体的にどういう点が評価されるのかを解説していきます。
以下に挙げる3点は、「吸収力が強みです」と言ったときに、企業が期待するイメージといっても良いでしょう。自己PRを作成するにあたり、企業側の視点を持つことは非常に重要なので、ぜひ知っておきたいポイントです。
①仕事の飲み込みが早い
情報を自分のなかに取り込む力があるということは、一から十まで言わなくてもどんどんと吸収し、理解していく力があるともいえます。
入社すると、日々学びの連続で、業務に関するさまざまな情報を素早く吸収し、自分のものにする力が求められるため、吸収力が高く、仕事の飲み込みが早い人材は重宝されます。
また、仕事の飲み込みが早いということは成長スピードが速いともいえるので、即戦力にもなり得る人材という意味でも企業ニーズが高いといえます。
仕事の飲み込みが早い人は、教える時間も短縮でき、なおかつ、ひとり立ちする期間も早いので、会社としては短い時間で即戦力となる優秀な人材を育成できるという利点があります。そのため、仕事の飲み込みが早い人は、就業先で重宝される確率が高いでしょう。
②仕事への理解度が高く順応性がある
吸収力が高い人は、さまざまな角度から情報を取り込み、処理することができるともいえます。
仕事を理解するうえでは、一つの側面だけに注目するのではなく、さまざまな角度から違った視点で把握することが大切です。吸収力が高い人は、仕事においても、表面的な理解ではなく、深く理解することができる人材といえるでしょう。
仕事への理解度が高い人は、自分の仕事に求められているニーズに対する理解が深いことも特徴です。また、ほかの人とは少し違った視点や細かなニーズに対する視点を持つことができるため、評価につながります。
これまで会ったこともないメンバーと一緒にプロジェクトを進行する、経験のない業務にアサインされる、行ったこともない場所に転勤する、など仕事をするうえで変化はつきものです。
これらに抵抗感を示さずにすぐに順応することは、一般的に社会で働くうえで求められています。
順応性・適応力に自信があるという人は、こちらの記事も参考にしてみましょう。
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テンプレを活用すれば受かる自己PR文が作れます
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
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③変化に柔軟に対応できる
吸収力が高い人は、さまざまな意見に耳を傾け、自分なりに咀嚼して情報を整理する力があることに加えて、新しい情報もどんどん吸収していくことができるため、変化にも柔軟に対応することができます。
昨今では、AIを業務に取り入れる企業も増え、DX人材の育成が叫ばれているように、仕事においても変化のスピードは非常に速く、日々新しい情報、新しい手法を取り入れ、アップデートしていく力が求められています。
吸収力がなく、凝り固まった考えから脱却できない人は、成長スピードも遅くなってしまいがちです。変化を味方につけて柔軟に対応できる力は、これからの時代さらにニーズは高まると考えられます。
アドバイザーコメント
有馬 恵里子
プロフィールを見る変化の激しいこれからの時代に吸収力はますます求められている
社会では、自分で判断し、行動できるキャリア自律した人材のニーズが高まっています。そのために吸収力はとても重要です。
従来は企業という組織のなかで指示されたことを着実にこなし、昇進し、勤めあげることが美徳とされていましたが、変化の激しい現代では、未来を洞察し、いろいろな可能性を想定したうえで自分で判断して進める力が求められます。
予測不可能なことも起こりうるので、ロールモデルがいないというケースもたくさんあります。企業としても指示待ちではなく、変化に応じて自分で考え行動できる人を欲しています。
AI時代にも吸収力の高さは強みになる
現代社会には日々膨大な情報が溢れています。情報処理はAIがおこなえるとしても、さまざまな情報を吸収しながらそれが正しいかどうか判断していくのは人間の役割です。
吸収力が高いと、一つの視点に固執せずにさまざまな視点を取り入れることができ、変化に柔軟に対応できるだけでなく、いろいろな情報に感度を高く持っているので、そこから適切な判断ができます。
吸収力はこれからの時代に求められるキャリア自律した人材の根底にある力といえるかと思います。
こちらの記事では、柔軟性をアピールする際の注意点やコツを紹介しているので、参考にしてみましょう。
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13例文|柔軟性の自己PRで理解必須の注意点と伝え方のコツ
柔軟性の自己PRで気を付けたいのは、マイナスイメージを持たれがちなところです。記事では、キャリアコンサルタントと柔軟性の自己PRでしっかり魅力を伝える方法を解説します。
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自己PRが思いつかない人は、ChatGPTを活用して自己PRを完成させよう
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作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
マイナスにとらえられることも! 吸収力の注意点
基本的には企業ニーズが高く評価されやすい吸収力ですが、言い方を間違えるとマイナスにとらえられてしまうこともあります。
特にエントリーシート(ES)の自己PRでは、面接のように追加で質問をしてもらうことはできないため、文面だけで伝え切る必要があります。
吸収力をアピールしているつもりでも、自分では気づかないうちにマイナスな印象を与えてしまっていたということになりかねないので、自己PRを作成するときは次の2点に注意しましょう。
吸収力だけでは抽象的すぎてイメージが湧きづらい
吸収力という言葉は抽象的な言葉であるため、吸収力だけを伝えても、具体的にどういう力なのかイメージがつきづらいという欠点があります。
強みを具体的に把握できないと、その人がどういう人となりなのか、強みを仕事にどう活かせるのか、どんな成長をしてくれそうかということが想像しづらく、採用側としては不安になってしまいますよね。
自己PRをする際は、どういう吸収力のことを言っているのかを明確にすることが大切です。
積極性がない印象を与えかねない
吸収力が高いと聞いて、言われたことや与えられた情報をインプットする力に長けているととらえられると、積極性がない人なのではないかと思われる可能性があります。
企業にとっては、与えられた情報だけでなく、アンテナを張って自ら情報を取りに行けるような人材の方が魅力的ですよね。特に新卒採用においては、若さを活かして、知らない分野や新しい領域にも挑戦していける積極性が期待されます。
自己PRでアピールする際は、積極性・主体性があることも併せてアピールするようにしましょう。
- 積極性がそこまであるわけではないのですが、どのように伝えるとマイナスな印象にならないでしょうか?
無意識におこなっている主体的な行動を言語化してみよう
人によっては、「吸収力が高い」ことを「インプットする力に長けているが積極性がない」ととらえる人もいるかもしれませんが、実際には、吸収力が高いと主張できる背景は、インプットだけでなく、いろいろな情報なども自分なりに集め、そのうえでアウトプットをしてるからこそでもありますよね。
このように自分が無意識におこなっている行動も言語化していくと良いでしょう。
積極性の伝え方に悩んでいる人はこちらの質問も参考にしてみましょう。
積極性の自己PRについてはこちらの記事を参考にしてみてください。アピール方法を詳しく解説しています。
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例文16選! 自己PRで「積極性」を印象付ける3つのテクニック
積極性を強みに自己PR文を書こうとして、内容があいまいになってしまったり決め手に欠けると感じたりする学生は多いです。記事ではキャリアコンサルタントとともに説得力ある積極性の自己PRの書き方を解説するのでぜひ参考にしてください。
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吸収力をアピールするときの3つのポイント
吸収力をアピールするときの3つのポイント
- 受け身ではなく主体性があることも伝える
- イメージが湧きやすい具体的な表現に言い換える
- 入社後の活かし方も伝える
注意点がわかったところで、次はアピールする際のポイントを紹介します。吸収力をアピールする就活生は多いので、人気企業であれば、採用者は同じような自己PRが書かれたESを何枚も読むことになります。
印象に残る自己PRにするためには、差別化を図りながら、自分らしさを具体的に伝えることが重要です。ここで紹介する3つのポイントを盛り込むことで、採用者に伝わりやすく評価につながる自己PRになるので、参考にしてみてください。
①受け身ではなく主体性があることも伝える
先ほど解説したように、吸収力があるといっても受け身で主体性のない人なのではないかと考える人もいます。主体性のなさ、積極性のなさは評価を下げてしまうので、吸収力をアピールする際は、このような印象を持たれないよう工夫する必要があります。
エピソード部分では、自ら率先して行動したことが伝わる事例を挙げるようにしましょう。さらに、自分から行動して得た情報や技術を活かして次の行動につなげられたという例で説明できるとより良いですね。
主体的にインプットできるだけでなく、アウトプットにつなげられることまで伝わり、ほかの就活生に差をつけることができます。
②イメージが湧きやすい具体的な表現に言い換える
吸収力という言葉は抽象的で、受け手によってとらえ方が異なります。自分がアピールしようとしている吸収力が、どのような吸収力なのか明確に示すことが大切です。
できれば冒頭で、具体的な表現で言い切ってしまいましょう。吸収力の具体的な説明がないままエピソードが始まってしまうと、読み手は「どういう吸収力なんだろう」と疑問を抱えたまま読み進めることになり、ストレスを感じてしまいます。
次のような一文から始めることで、強みが具体的に伝わるだけでなく、読み手が安心して読めるストレスのない自己PRになります。
具体的な表現の例
・私の強みは、さまざまな意見に耳を傾け、素直に受け入れられる吸収力の高さです。
・私の強みは、新しい分野や苦手な分野に挑戦することも厭わない吸収力の高さです。
吸収力の言い換えには以下のような言い回しもあります。
「私の吸収力は、単に情報を収集するだけではなくそれらを活用して革新的な手法を生み出すことに役立ちます」
「私の強みは吸収力です。伝えられた手順や方法をすぐに理解し、その通りに実行することができます」
③入社後の活かし方も伝える
自己PRにおいては、採用者に「この人はうちの会社で活躍してくれそう、利益に貢献してくれそう」と思わせることが重要です。
強みをどれだけ魅力的に伝えても、仕事に活かせそうにない強みでは意味がありません。また、仕事への活かし方が書かれていないと「この会社で働くイメージがまだできていないのかな」「志望度が高くないのかな」と思われかねません。
採用するメリットを伝え、志望度の高さをアピールする意味でも、仕事への活かし方を具体的に示すことが大切です。
仕事への活かし方をうまく書けないという人は、こちらの記事も参考にしてみてください。締め方のコツも紹介しています。
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例文8選! 自己PRの締め方が決まる3要素と強みが届くコツを解説
自己PRの締め方で採用担当者の印象はがらりと変わります。この記事ではキャリアコンサルタントと自己PRの締め方に必要な3つの要素を解説するので、自己PRの締めに必ず盛り込みましょう。また自己PRの締めに使いやすい6つの型と、やらない方が良い締め方4選も紹介していきます。
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自己PRで悩んだらまずは作成ツールを使ってみよう!
「自己PRで伝えたいことはあるのに、言葉にできない」そんな悩みがある方には「自己PR作成ツール>」が強い味方になってくれます。
表現に悩んでいても、AIがあなたの考えを汲み取り、わかりやすく効果的なPR文にまとめてくれます。
ぜひ効率的に自己PRを仕上げ、選考の準備を整えましょう。
自己PRを書く前に! 吸収力をより効果的にアピールするための準備
3つのポイントは理解できたでしょうか。いよいよ自己PRを作成していくのですが、その前に、より効果的にアピールするためにあと2つ準備をしておきましょう。
自己PRにおいては、アピールする強みが自分ならではの内容であることとその強みが企業のニーズにマッチしていることが重要です。この2点をしっかり満たすために、ここで紹介する準備をおこないましょう。
少し面倒に感じるかもしれませんが、自己PRは事前準備が大切です。準備がしっかりできていると、すらすらと書き上げることができるので、ぜひ実践してみましょう。
志望企業が求める吸収力を把握する
自己PRを書く際、志望企業のニーズを頭に入れておくことが大切です。自分の強みを企業のニーズに無理に寄せる必要はありませんが、エピソードで押し出すポイントや、仕事への活かし方を考えるうえで参考になります。
吸収力はさまざまなとらえ方ができる言葉です。吸収力と一口に言っても、企業や部署によって求められる吸収力は違うかもしれません。
たとえば、新規事業を拡大するために新しいチャレンジをどんどんしていきたいと考えている企業に対しては、「新しい情報を自ら取りに行き、自分のものにできる吸収力」や「優先順位を付けて情報をインプットし、スピーディーに物事を進められる」などと言い換えると良いでしょう。
企業のニーズは、採用ページの募集要項や社員インタビューが参考になります。直接的には書いていない場合が多いですが、企業方針や業務内容も参考に想像してみましょう。また、会社説明会など働いている人から話が聞ける機会があれば、質問してみるのもおすすめです。
- 吸収力が特に求められる業界や業種はありますか?
新しい知識・スキルの習得やトレンドへの敏感さが求められる業界
新しい知識やスキルを身に付けていくことが求められる業界、また、時代の変化への敏感さが求められる業界では吸収力がより活かせます。
前者の例としてはIT業界や医療業界があります。IT業界では、まだ未知な部分も多いAIも含め、常に新しい技術を学び続ける必要がありますし、医療業界も医療技術の進歩に合わせて柔軟に対応を変えていくことが求められます。
後者の例としては広告業界やコンサルティング業界です。顧客へ最適な提案をするうえで、常にトレンドや市場の変化へのアンテナを広く張り、日々情報収集していく必要があるため、吸収力が活かせるといえます。
企業研究をしたら、ノートにまとめておくようにしましょう。こちらの記事を参考にしてみてください。
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作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!
企業研究ノートは企業選びと選考対策に有効! 就活は情報戦で情報を収集するだけでなく、いかに活かせるかが重要です。記事では企業研究ノートの作り方、必須の情報16項目から情報収集の方法まで、キャリアコンサルタントのアドバイスも交えて解説しています。企業研究ノートで情報を整理し、企業研究を効率的に進めましょう。
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自己分析をして吸収力を深掘りする
自己PRを書く際、強みや強みにまつわるエピソードを具体化するために自己分析をする必要があります。自己分析を一度きりで終わらせてしまう人が多いのですが、できれば何度が繰り返すことがおすすめです。
自己分析で深掘りをする際は、強みである吸収力を裏付けるエピソードを中心に深掘りしてみましょう。深掘りが十分でないと、エピソードが具体性に欠けてしまい、「本当にその強みがあるのかな?」と採用担当者は不安になってしまいます。
具体的には、一つのエピソードに対して「なぜ?」を繰り返す方法です。
たとえば、「アルバイト先で率先して先輩に話を聞きに行き、ほかの人の倍の早さでリーダーまで昇進した」というエピソードに対して、「なぜ率先して聞きに行ったのか」「なぜ聞くことが大切だと考えたのか」というように、なぜを繰り返すことで、行動の背景やそのとき考えていたことが明確になり、エピソードに深みが出ます。

また、面接では自己PRを深掘りする質問が来ることがありますが、エピソードを深掘りしておくと、このような質問にも迷うことなく答えることができます。面接前に確認できるよう、自己分析の過程はノートなどに書き留めておくと良いですね。
自己分析が十分でないと、書いている本人は自分のことなので“相手に伝える”文面で書いていると思うのですが、読み手には、なぜそのエピソードから吸収する力が強みといえるのか? と読みながら【?】を感じてしまう“伝わりにくい”文面であることが多いです。
そうなると伝えたいことが、伝わらないのでもったいないでしょう。
自己分析の詳しいやり方はこちらの記事で徹底解説しています。参考にしてみましょう。
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自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
自己分析は就活の明暗を分ける重要なポイント。自己分析をするメリットや自己分析のやり方、注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。自分に合った自己分析方法を見つけて選考や企業選びに活かしましょう。
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吸収力をアピールする自己PRの書き方3ステップ
吸収力をアピールする自己PRの書き方3ステップ
- 吸収力が強みであることを端的に述べる
- 具体的なエピソードで強みを裏付ける
- 吸収力の仕事への活かし方を示す
いよいよ自己PRを書いていきましょう。自己PRというと、「アピールするためにいろいろと書かなければ!」と考えてしまいがちですが、盛り込む要素は3つだけです。
また、自己PRはだらだらと書く必要はなく、必要な情報をわかりやすく端的に伝えることが重要です。わかりやすく伝わりやすい文章を書く力は、ビジネスパーソンとして必須の要素なので、簡潔な自己PRで採用担当者にアピールしましょう。
3つの要素に書くべき内容を詳しく紹介するので、自分にあてはめてイメージしてみてください。
ステップ①吸収力が強みであることを端的に述べる
まずは、吸収力を具体的に言い換えたうえで、「私の強みは、さまざまな意見に耳を傾け、素直に受け入れられる吸収力の高さです」というように、吸収力が強みであることを簡潔に書きましょう。
採用担当者は大量に送られてくるESを読む必要があり、一つ一つをゆっくり読む余裕はありません。はじめに強みを言わなずに文章が続いてしまうと、文章力がないと判断されてしまう恐れもあります。
冒頭で具体的な強みを示すことで、そのあとのエピソードが読みやすくなります。短くまとめるとまわりと被ってしまうのではと不安になるかもしれませんが、のちにしっかりとエピソードで根拠付けができれば問題ありません。
文章が読みやすいと、ダイレクトに言いたいことが採用担当者に伝わるため印象が良いです。また、文章が整理されていることで、内容にプラスして論理的な思考ができるアピールになるため総合的な評価も高くなります。
ステップ②具体的なエピソードで強みを裏付ける
採用担当者は、冒頭部分を読んで、「具体的にどういうことなんだろう? 本当に吸収力があるのかな?」と強みの根拠が気になります。そこで、強みを裏付けるエピソードで説得力を持たせる必要があります。
自己PRというと、強みのパートに意識が行きがちですが、実は最も重要で差別化ポイントとなるのは、エピソード部分です。
ほかの人にはないあなただけの強みといわれると難しいですよね。強みだけでほかの学生と差別化をするのは難しいので、あなたらしさが伝わる具体的なエピソードで補足しましょう。
エピソードは、自己分析で深掘りした情報をベースに、自己PRの文字数に合わせて盛り込む内容を調整しましょう。文字数に余裕がある場合は、行動の背景やそのときの思いなども盛り込むとより伝わりやすくなります。
- 自分のエピソードが平凡に感じてしまうのですが、どんなエピソードが評価につながりやすいのでしょうか?
自分のNo.1エピソードの行動の背景や思いまで盛り込もう
吸収力が強みだと感じるエピソードとして、伝えたいNo.1エピソードを振り返ってみましょう。
自分自身のエピソードは自分が当たり前におこなっていることが多いので、自分からみると「平凡だな」と感じることが多いですが、他人から見ると「素晴らしい」と感じることも。
不安であれば友達やキャリアセンターの先生に確認してもらいましょう。評価につなげるには、選んだNo.1エピソードの行動の背景やそのときの思いなども盛り込むことを忘れないようにしましょう。
ステップ③吸収力の仕事への活かし方を示す
最後に、吸収力の仕事への活かし方を書きましょう。仕事への活かし方を書くことで、その会社での具体的なキャリアを思い描けていることが伝わり、志望度の高さをアピールすることができます。
また、強みと仕事を結びつけて書くことで、採用担当者は「この人なら会社に貢献してくれそうだ」と納得できるので、選考突破がぐっと近づきます。
仕事への活かし方を書く際は、志望企業・志望部署の方向性に合致した内容になっているか必ず確認しましょう。内容に不安がある場合は、大学のキャリアセンターや就活エージェント、社会人の先輩など知見のある人に見てもらうと良いですね。
エピソード別に紹介! 吸収力をアピールする自己PR例文6選
盛り込む内容はわかったものの、「具体的にどのくらいのボリュームで書けば良いかわからない」「エピソードをどのくらい具体的に書けば良いかわからない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
エピソード別に6つの例を紹介するので、全体のボリューム感や書き方などを参考にしてみてください。
①アルバイト
アルバイトの例文
私の強みは、新しい環境や業務に対する高い吸収力です。この力は、3年間続けた飲食店でのアルバイトの経験を通じて培われました。
入店当初は、接客の基本や店舗オペレーションについてまったく知識がなかったため、積極的に先輩スタッフに質問し、マニュアルを徹底的に学習しました。さらに、忙しい時間帯でも冷静に周囲を観察し、効率的な動き方を学ぶよう心掛けました。
これにより、通常3カ月かかる研修期間を2カ月で終え、早々にリーダーを任されるまでになりました。また、新メニューの提案コンテストで、顧客の声を反映した商品を考案し、採用されるなど、学んだ知識を活用して成果を上げることができました。
この経験から、新しい環境でも迅速に適応し、効果的に業務を遂行する能力が身に付いたと確信しています。御社でも、この吸収力を活かし、業界知識や専門スキルを素早く習得し、早期に戦力となってチームに貢献したいです。
早々にリーダーを任されたエピソードは吸収力の早さのアピールとして良いと思います。ただ、顧客の声を反映した商品を考案したエピソードは少々話がずれるため、迅速に学び業務に活かせる点に絞ったほうが一貫性があります。
アルバイトのエピソードはこちらの記事も参考にしてみましょう。
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例文15選|アルバイトのガクチカの作り方と印象に残すコツ
ガクチカでアルバイト経験を書くときは、ついありきたりな内容になりがち。だからこそ、周囲との差別化が高評価のポイントになります。魅力的に伝える基本構成や周囲と差をつけるコツ、アピールする際の注意点などを、キャリアコンサルタントと例文を交えて解説します。
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②学業
学業の例文
私の強みは、新しい知識や技術に対する高い吸収力です。この力は、大学3年次に取り組んだ研究プロジェクトを通じて培われました。
このプロジェクトでは、私の専攻である経済学に加え、システム開発にかかわるITの知識も習得する必要があり不安がありましたが、成長の機会ととらえ、積極的に取り組みました。具体的には、毎日2時間を新分野の学習にあて、関連書籍を15冊以上読み、オンライン講座を5つ受講しました。また、教授や先輩方に積極的に質問し、理解を深めました。
この結果、3カ月という短期間で必要な知識を習得し、プロジェクトを成功に導くことができました。
この経験から、未知の分野でも迅速に知識を吸収し、それを実践的に応用する能力が身に付いたと確信しています。御社でも、この吸収力を活かし、業界特有の知識や最新技術を素早く習得し、イノベーションの創出に貢献したいと考えています。
- 学業に一生懸命取り組んできたのですが、誇れるような成績や成果がなく、どのようにアピールすれば良いでしょうか?
吸収力としてアピールすれば仕事での再現性があることも伝わる
学業をPRとして示す際、吸収力としてアピールすると効果的です。たとえば、テキストや資料の読み込みのコツを駆使して、時間をかけずに記憶として定着させることができるといった示し方もあります。
また、「吸収力が高いので一度記憶したことを忘れない」などは「教えられたことは二度と質問しない、次から自分一人でできる」といったように実際に仕事の場での再現性があると伝えることも可能です。
学業のエピソードはこちらの記事も参考にしてみましょう。
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例文12選|学業の自己PRに欠かせない下準備と組み立ての手順
学業を題材にした自己PRの有効性や効果的なアピールをするためのコツについて、就活のプロであるキャリアコンサルタントが解説。学業を題材にした自己PRの例文12選も紹介。仕事での再現性を示して、受かる自己PRを作成しましょう。
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③部活
部活の例文
私の強みは、新しい技術や戦略を迅速に吸収し、実践する能力です。
大学では4年間バスケットボール部に所属していました。入部当初はチームの戦力外でしたが、徹底的に練習と分析に取り組みました。具体的には、毎日2時間の個人練習に加え、先輩や指導者に積極的に助言を求め、プロの試合を週に3試合以上分析しました。
この結果、2年次にはスタメン選手として試合に出場できるようになり、3年次にはチームの戦略立案を任されるまでに成長しました。相手チームの分析と、それに基づく戦術の提案をおこない、その年の地区大会で準優勝という成績を収めることができました。
この経験から、未経験の分野でも、集中的な学習と実践を通じて急速に成長できる能力が身に付きました。御社でも、この吸収力を活かし、業界知識や専門スキルを素早く習得し、チームの一員として早期に貢献したいと考えています。
初めに端的に自己の強みを伝えたうえで具体的なエピソードの行動や結果も含め記載されているのが素晴らしいです。ブラッシュアップポイントは、迅速に吸収することを大切にしている背景やどのように迅速に動いたかについても記載すると良いでしょう。
部活のエピソードはこちらの記事も参考にしてみましょう。
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部活の自己PRで高評価を得る必勝法|15例文を役職・部活別で紹介
部活動経験は有効なアピールになる題材の一つ。部活動経験の自己PR方法をキャリアコンサルタントが解説します。役職や部活別で例文15選も紹介するので、参考にしながら企業の目を引く自己PRをつくりましょう。
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④サークル
サークルの例文
私の強みは、さまざまな意見に耳を傾け、迅速に本質を理解し吸収する能力です。この力は、大学での3年間のディベートサークル活動を通じて培われました。
活動を始めた当初、私は自分の意見を主張することばかりに注力していましたが、相手の主張を深く理解することの重要性に気づき、訓練を重ねました。具体的には、毎週のディベート練習で、自分と反対の立場を意図的に選び、その視点から論理を組み立てる練習や、議論のなかで出てきた新しい概念や理論について、毎日1時間の学習時間を設け、理解を深めました。
この結果、2年次には地区大会で準優勝、3年次には全国大会でベスト8という成績を収めることができました。
この経験から、異なる意見や考え方を積極的に吸収し、多角的な視点で問題をとらえる能力が身に付きました。御社においても、この能力を活かし、多様な意見や情報を迅速に理解し、新しい提案ができる人材に成長したいと考えています。
意識して自分と異なる視点を持つために行動したことが具体的にまとめられていて、説得力があります。ただ、さまざまな意見に耳を傾けるというよりは、さまざまな視点で考えられるという言い方のほうが適切かもしれません。
⑤留学
留学の例文
私の強みは、新しい環境や状況に対する高い吸収力と、それを活かした柔軟な対応力です。この能力は、1年間のアメリカ留学を通じて培われました。
留学当初、言語の壁や文化の違いに戸惑い、授業についていくことさえ困難でした。なんとか状況を打開しようと、毎日2時間の語学学習に加え、さまざまな国籍の学生が集まるサークルに所属し、多様な価値観や習慣を学びました。また、アメリカの議論重視の授業スタイルに合わせ、予習を徹底し、授業中最低3回は発言するという目標を設定しました。
この結果、留学開始から3カ月後には、TOEFLスコアが30点向上し、授業でのディスカッションにも積極的に参加できるようになりました。
この留学経験から、未知の環境でも迅速に状況を理解し、適切な戦略を立てて行動する能力が身に付きました。御社においても、この吸収力と柔軟な対応力を活かし、急速に変化するビジネス環境や多様な顧客ニーズに迅速に適応し、チームに貢献したいと考えています。
留学経験をアピールする際は、単に現地になじんだ、語学力が身に付いたという点だけではなく、その国の優れた日本にはない生活習慣や学び方などをどのように取り入れ、活用したかを述べてください。
また、それがどのような自分の強みをもたらしたかを伝えると好印象につながります。
留学のエピソードはこちらの記事も参考にしてみましょう。
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⑥インターン
インターンの例文
私の強みは、高い吸収力を活かして短期間で仕事の本質を理解し、効果的に業務を遂行する力です。
大学3年次の夏に、大手IT企業での3カ月間のインターンシップに参加しました。新しい技術や業務プロセスを迅速に習得するために、毎日の業務終了後に上司や先輩社員に質問に行き、疑問点の解消と改善点の把握に努めました。また、学んだ知識を即座に実践に移し、週1回のチームミーティングで業務効率化のアイデアを提案しました。
この結果、新しい分析手法を短期間で習得し、そのメリットを社内勉強会で発表できるまでになりました。この発表は、正社員の方々からも高い関心を集め、後日、実際の業務にも採用されました。
この経験から、未知の分野でも迅速に核心を理解し、実践的なスキルへと転換する能力が身に付いたと考えます。御社においても、この吸収力と仕事理解度を活かし、迅速に業務を習得するだけでなく、常に改善と革新を意識しながら業務に取り組みたいと考えています。
強みやおこなった行動が具体的にわかりやすく記載されており、読み手に、あなたがなぜ吸収力を強みと伝えたいかが“伝わる”文章でとても素晴らしいです。
行動した経験を通して感じた思いや、どのように応募先で活かしていきたいかも書けているのもGOODです。
吸収力を効果的にアピールして選考を突破しよう!
吸収力は強みとしてアピールできるのだろうかと不安に思う人もいるかもしれませんが、吸収力は社会人として身に付けておきたい非常に重要な力です。自信を持ってアピールしましょう。
吸収力はさまざまなとらえ方ができる言葉なので、吸収力をアピールする際は、企業のニーズを把握したうえで具体的な表現に言い換えることが大切です。エピソードと関連付けて伝えることでよりあなたらしさが伝わり、差別化された自己PRになります。
ここで紹介した自己PRの書き方のコツやエピソードの例文を参考に、吸収力をアピールして選考を突破しましょう。
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見る具体的なエピソードと併せて自信を持って吸収力をアピールしよう
ビジネスを取り巻く環境は価値観の多様化、技術の革新などにより急速に変化しています。そのため、吸収力のある人材は多くの企業で歓迎されています。どのような職場でもこれらの変化に対し、すぐに適応し業務を展開させていくことが求められているからです。
そのため、面接の場において吸収力があることについて説得力を持たせながら示しましょう。最も重要なのは具体的なエピソードを併せて伝えることです。自分なりにやり方を工夫したり、コツをつかんだりしながら新しいスキルを短い期間で会得した事例を示すようにしましょう。
主体性と柔軟性もアピールするとより好印象に
吸収力の良さが単に勘が良いだけだと思われないように注意しましょう。普段からさまざまな情報を収集し、かつさまざまな分野について学ぼうとする姿勢があることも伝えることが大切です。
また、どのような環境においても違和感を抱かず、そこに順応しようとする柔軟性を持っていることもアピールすると良いでしょう。不明な点は遠慮なく質問できることも好印象につながります。
これらをアピールしながら吸収力があることを述べ、職場においてもすぐに成長できる人材であると伝えていきましょう!
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Yoshiko Kato〇人材会社で約15年間、18,000人以上のキャリア相談を受けてきた。独立後は企業や大学、個人と契約し、キャリア構築の支援をおこなう。キャリアコンサルタント歴は20年以上
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/NC Harmony代表
Eriko Arima〇大手人材紹介会社で約5年、転職者や若者、女性のキャリア支援を担当した。その後はIT企業の採用責任者を務め、現在は幅広い世代を対象にキャリアや就職活動の支援もおこなっている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう
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