Q
大学3年生
男性
ESで聞かれる「3年後の自分に手紙」の書き方とは?
現在就職活動中で、とある企業のエントリーシート(ES)に「3年後の自分に手紙を書いてください」という設問があり、書き方に悩んでいます。
正直、まだ入社もしていないのに3年後のことなんて想像できず、何をどう書けばいいのかわかりません。夢や目標を語ればいいのか、それとももっと具体的な仕事内容について書くべきなのでしょうか?
このような質問の意図は何で、採用担当者はどのような部分を見ているのか教えていただきたいです。どのような視点で書けば、説得力のある手紙になるのか、具体的なアドバイスをお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
未来への宣言! 本気で成長したい姿勢を伝えよう
エントリーシート(ES)で問われる「3年後の自分への手紙」というユニークな設問に、どう答えれば良いか悩みますよね。
この設問は、単なる夢を語る場ではなく、あなたの「成長意欲」と「企業への本気度」を示すための「達成可能なコミットメント(約束)」として作成すべきです。
採用担当者はこの設問を通じ、あなたが入社後何をすべきかを逆算して目標設定できるか(目標設定能力)、そして、その内容に志望企業ならではの具体的な仕事内容が盛り込まれているか(仕事理解度)をみています。「頑張りたい」といった抽象的な表現では評価されません。
3つの視点で説得力UP! 目標に向けた熱意を示そう
説得力のある手紙を書くには、3つの視点を盛り込むと効果的です。
一つ目は、「役割」と「成果」を具体的に示すことです。「〇〇事業部でチームリーダーとして前年比120%の成果を出す」というように、誰が見てもわかる役割と数値目標を設定します。
二つ目は、企業のミッションと自分の強みを紐付け、入社後に自分がどう貢献できるかを明確にすることです。
最後に、「入社までの3カ月間で△△資格を取得します」といった現在の努力と覚悟を表現すれば、目標達成への本気度が伝わり、熱意を効果的にアピールできるでしょう。
企業研究の結果とあなたの強みを組み合わせた、「その企業だからこそ実現できる3年後の目標」を熱意を持って書き上げることが、あなたの主体性をアピールし、内定獲得への道を切り開きます。
自分の3年後の姿と企業のビジョンを重ねて書こう
この設問には、あなたの「価値観」「目標設定能力」「企業への本気度」などを見る目的があると考えられます。
漠然とした夢ではなく「入社後3年間で何を達成したいか」「そのための具体的な行動目標を立てられているか」がチェックされるでしょう。
また、あなたの描く3年後の姿が、その企業の一員として実現可能か、企業のビジョンと合っているかも評価のポイントです。企業の事業内容やキャリアパスを深く理解したうえで、手紙を書きましょう。
実現可能性が大事! 具体的な成長ストーリーを示そう
手紙に説得力を持たせるためには、「地に足のついた想像力」が必要です。実現不可能な妄想を書いてしまっては、高い評価は期待できません。
1年目で経験するであろう業務やぶつかる壁を想像し、それを2〜3年目でどう乗り越え、成長していくかというストーリーを描くことが重要です。
「過去(入社直後)の困難を乗り越えたことや、課題をどうクリアしたのか」を、できる限り現実的に描写しましょう。手紙の最後は、3年後の自分への激励や、今後の企業へ貢献する姿勢を示すと、まとまりが良くなります。
こちらの記事では、ESの通過率の調べ方や通過率を下げてしまう要因について解説します。ESの通過率を上げたい人は目を通しておきましょう。
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