Q

大学3年生
男性

「人となり」という言葉の使い方は?

就職活動で自己PRを考えているのですが、面接官の方に「私という人となりを知ってほしい」というような言葉を使いたいと考えています。

「人となり」という言葉は、企業の方に対して使う言葉として適切でしょうか?

もし使えるなら、どのような文脈で使うのが効果的か、より好印象を与えるための使い方があれば、アドバイスをお願いいたします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント

畠山 千春

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使用してOK! 単体ではなくほかの内容とつなげよう

質問ありがとうございます。結論から伝えると、面接の場で使用する言葉としては適切です。

「人となり」という言葉を調べると、「その人の性格や人柄、普段の振る舞いや考え方、価値観など、外見ではなく中身を指す言葉」と出てきます。そのため、面接の場でも問題なく使えます。

実際に自己PRの場で使用される場合は、「冒頭で使う」「結びの言葉として使う」「志望動機と絡めて使う」など、言い切るかたちで終わらないように使用されるのが良いでしょう。

前置きが必要! エピソードを強調する形で使おう

また、前後の文脈にも注意が必要です。

お互いの理解が深まっていない面接序盤で「人となりを知ってほしい」と言っても、一方的なコミュニケーションのようにとらえられてしまう場合もあります。

知ってほしい人となりのエピソードや根拠などをしっかり話したうえで、より強調する意味合いで添えてあげるイメージで使用するのが良いでしょう。

もし不安な場合は、周りの友人などと実際に会話をする流れで違和感がないか試してみるのが良いかと思います。少しでも参考になれば幸いです。

国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

山田 圭佑

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慎重に使うべき! 具体的な言葉で言い換えてみよう

「人となり」という言葉は、多義的で抽象的なため、ビジネスシーンでの使用は慎重になるべきです。

一般的に「その人の性格や性質」という意味で使われますが、聞き手によって「価値観」「育ち」「信念」など、とらえる範囲が異なってしまう可能性があります。

意図が正確に伝わらないリスクを避けるため、「性格」「価値観」「信念」といった、より具体的な言葉で表現するほうが誤解なく伝わります。自己PRでは、抽象的な言葉に頼りすぎないことが重要です。

締めくくる言葉として使って効果的なアピールにしよう

どうしても面接で「人となり」を使いたいのであれば、自己PRの締めくくりとして、具体的なエピソードを総括する形で使うのが良いでしょう。

「この経験は、私にとって〇〇という譲れない信念を形成しました。この信念こそが、私の行動の源泉となる『人となり』です。貴社の△△という理念のもと、この力を活かして貢献したいと考えています」

このように、具体的な信念を提示したうえで「人となり」という言葉を使えば、その中身が明確になり、効果的なアピールができます。

こちらの記事では、面接で気をつける事を解説しています。面接の心構えとコツを確認しておきましょう。

こちらの記事では面接の鋭い質問例を紹介しています。どのような回答がベストなのかも紹介しているので参考にしてみてください。

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