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その他
女性
挫折経験がない人は面接でどうすれば良いですか?
現在就職活動中なのですが、先日受けた面接で「あなたの挫折経験について教えてください」という質問にうまく答えられませんでした。
私自身、大きな失敗や苦労をした経験がなく、自信を持って話せるような挫折経験が見当たりません。周囲の友人は部活や留学、アルバイトでの困難なエピソードを話していて、自分だけ話すことがないことに焦りを感じています。
そもそも、本当に大きな挫折経験がない場合、面接ではどのように答えるのが正解なのでしょうか?
また、挫折経験がない私が、企業に評価されるような回答をするためには、どんな経験を掘り下げて挫折として話せば良いのか、教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
挫折=大事件ではない! 身近な失敗からの学びを語ろう
大きな失敗がないからといって、評価が下がるわけではありませんよ。
面接官が知りたいのは、挫折そのものではなく、困難にどう向き合い、成長したかというプロセスです。まず「挫折=大事件」と考える必要はありません。
部活や留学に限らず、学業やアルバイト、ゼミ活動などで「思うようにいかなかった」「努力したのに結果が出なかった」という体験を振り返ってみましょう。
たとえば、「期限までにレポートが完成せず計画を立て直した」や「学園祭で役割分担に悩み、チームの調整で苦労した」など、身近な出来事で十分です。
「課題→行動→学び」の3点で成長意欲を示す! 課題に向き合える人材としてアピール
回答では、①状況(どんな課題だったか)、②行動(どう対応したか)、③結果(学び・成長)を順に話すのがポイントになります。
たとえば「ゼミ発表で初めて進行役を務めた際、時間配分に失敗して議論がまとまらず悔しい思いをしました。そこで発言時間を計測し、事前に議題を整理した結果、全員が意見を共有できました」といった形です。
つまり、小さな失敗から学んだ姿勢や改善力を示すことが大切になります。
完璧な成功体験より、反省して成長したプロセスを具体的に語るほうが、企業にとって「柔軟に課題に対応できる人材」として高く評価されるでしょう。
挫折経験がなくても大丈夫! 「壁を乗り越えた経験」を語ろう
「大きな挫折経験がない」と感じている人も、面接で焦る必要はありません。
企業が知りたいのは、「挫折の大きさ」ではなく「そこから何を学び、どう成長したか」という自己理解と問題解決のプロセスだからです。
面接官は、困難に直面した際のあなたのレジリエンス(立ち直る力)と、学んだことをその後の行動に活かせるかという学習意欲を測っています。
「人生を揺るがす大失敗」ではなく、「理想と現実のギャップに苦しんだ経験」や「努力が報われなかった経験」として再定義すれば、誰もが語れる「壁」が見つかるでしょう。
回答は3ステップで! 自己分析力と成長意欲をアピールしよう
挫折経験がない場合の回答は、下記のような流れで構成しましょう。
まず「大きな挫折はありませんが、〇〇という壁にぶつかりました」と誠実に伝えることから始めます。
次に、目標と直面した現実(例:資格試験の計画の甘さ、チームでの伝えかたの課題など)を説明し、その壁を乗り越えるために自分自身をどう分析し、具体的に何をしたかを語ってください。
最後に、その経験から得た価値観や学びを明確に伝え、入社後に活かせることを示唆することで、話を締めくくります。
小さな壁からでも深く学べる姿勢こそ、企業が求める能力です。この構成で、あなたの高い自己分析力と成長意欲を自信を持ってアピールしましょう。
こちらの記事では、挫折経験を魅力的に答える方法について解説しています。企業が何を求めているかを理解して、うまく切り抜けましょう。
部活のガクチカを面接で伝えようと考えている人は、こちらの記事も参考になります。部活のガクチカで差別化したい人も必見です。
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