Q
大学3年生
男性
「将来の夢」の作文が書けません。
現在就職活動中で、エントリーシート(ES)に「将来の夢」を記述する欄があります。
一度自分で書いてみたのですが高校生が書くような作文のような内容になってしまい、採用担当の方に響くビジネス的な視点や具体性に欠けていると感じています。
漠然とした目標ではなく入社後にどう貢献したいかという視点を入れたいのですが、どのように書けば良いかわかりません。
ESで評価される「将来の夢」の例文や、企業目線で書くための構成やポイントがあれば教えていただきたいです。自分の夢と企業の事業をどう結びつければ良いかなど、アドバイスをお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ESの将来の夢は結論ファーストで事業との接点を示そう
ESの将来の夢では「結論」→「根拠」→「貢献」→「中長期のビジョン」の順で、事業との接点を明示します。
【結論】データを起点に、顧客のLTV(生涯価値)を伸ばすマーケターになりたいです。
【根拠】商学部のゼミでECサイトのCVR(成約率)改善に取り組み、A/BテストでCVRを12%向上させました。
【入社後の貢献】御社アプリのオンボーディング改善で、離脱率の低減に寄与します。
【中長期】プロダクトを横断して成長施策を設計できる人材として、収益の持続的成長に貢献します。
抽象語はNG! 数値や固有名詞で具体的に語ろう
抽象的な言葉やマーケター用語などを使う際は数値・固有名詞で具体化し、企業の事業・顧客課題に結び付けることで納得感を強めましょう。
企業にどのように貢献するかに結び付けよう
ESの将来の夢は「企業貢献に直結するキャリアビジョン」として語るべきです。
「貴社でどのように成長し、どのような価値を提供していく」というビジネス視点で書くことが、採用担当者の心をつかむ鍵となります。
企業が求めているのは個人の目標達成の先に、企業のビジョン実現や課題解決にコミットする姿勢です。あなたの夢と企業の事業が具体的に結び付いた内容を示すことが、評価へとつながります。
具体的な行動計画を示しあなたの本気度をアピールしよう
私の過去の支援でも、具体的な行動計画と貢献目標を示すように案内してきました。夢を漠然と語るのではなく入社後の具体的な行動計画に、落とし込むことが重要です。
まず「〇〇分野で市場シェアNo.1を担うプロダクトマネージャー」のように目指す姿を特定します。次に企業のビジョンや事業上の課題に対し、あなたのスキルを活かしてどう貢献・成長していくかを明確にします。
そして「10年後には私の開発したサービスで貴社の事業の柱を一つ創出したい」といった具体的な貢献目標と年次を明記することで、説得力を持たせましょう。
ESの将来の夢は単なる作文ではなく、あなたという人材が企業にもたらす価値を提示するプレゼンテーションの場です。この視点を持って、ビジネスパーソンとしてのキャリアビジョンを力強く伝えていきましょう。
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こちらの記事では、ESの通過率の調べ方や通過率を下げてしまう原因について解説しています。ESの通過率を上げたい人は参考にしてみてください。
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