この記事のまとめ
- 面接で聞かれる「将来の夢」は企業で叶えられる夢であることが重要
- 将来の夢はたったの3ステップで誰でもわかりやすく回答できる
- 将来の夢を答えるコツを押さえて企業とのマッチ度の高さをアピールしよう!
企業によっては面接で「将来の夢」を聞くことがあります。将来の夢は、回答の自由度が高い質問なので「どんなことを答えればいいのだろう?」「どうすれば好印象につながるのかな?」など答え方に困ってしまうこともあるのではないでしょうか。
難しい質問だと感じるかもしれませんが、「将来の夢」を聞く企業の意図を把握して対策すれば、誰でも好印象につなげる回答ができます。さらに4つのコツを取り入れれば、企業との相性の良さをアピールすることもできますよ。
この記事では、キャリアアドバイザーの横山さん、大場さん、小松さんのアドバイスを交えつつ、企業が「将来の夢」を聞く目的を解説したうえで、企業とのマッチ度の高さをアピールする回答のコツを紹介します。アピールチャンスをものにして内定につなげるためにもしっかり準備していきましょう。
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面接で将来の夢を聞かれたらチャンス! 企業とのマッチ度の高さをアピールしよう
将来の夢は企業と学生のマッチ度をさまざまな側面で判断できることから、面接で質問する企業も多いです。学生の立場からすれば企業とのマッチ度の高さをアピールできるチャンスとも言えるので、事前にしっかり準備をしておきましょう。
チャンスをものにするために重要なのは、企業が将来の夢を聞く目的を把握して企業が知りたい情報を回答に盛り込むことです。
そこでこの記事では、まず企業が将来の夢を聞く3つの目的を解説します。そのうえで、企業とのマッチ度の高さをアピールする4つのコツを紹介するので、誰でも企業と相性の良い人物であることを表現できるようになりますよ。
記事の後半では業界・職種別に将来の夢の回答例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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将来の夢を面接で聞く理由は? 企業の目的を押さえておこう
将来の夢を聞く企業の目的を押さえることで、効果的な対策ができるようになります。
特に「将来の夢」は回答の自由度が高い質問のため、面接官の聞きたい内容と逸れた回答になりがちです。面接官の知りたい内容を伝えられないと、アピールにつながりにくくなってしまいます。
効果的なアピールをするためには、面接官が採用の判断基準にしているポイントを把握しておきましょう。将来の夢を通してどんなことをアピールすればいいのかわかるようになりますよ。
面接官が将来の夢を聞く理由は大きく3つに分けられます。一つずつ企業の目的を確認していきましょう。
将来の夢については就職試験の作文で出題されるテーマになることもあります。以下の記事では就活で作文を書く際のポイントと、800字作文の書き方について解説しているため、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
就職作文の書き方
就職試験の作文で評価される書き方のコツ! テーマごとの例文も紹介
800字の就職作文の書き方
就職試験の800字作文のお手本13例|基本の書き方と注意点
会社の方針と学生の方向性が一致しているか確認したい
企業は学生と企業の方向性が一致しているかを確認することで、ミスマッチを防ぐ狙いがあります。
たとえば、学生が「将来は大きな予算を任せられるような営業プレイヤーとして活躍したい」というビジョンを持っていたとします。一方で、企業は「入社後は現場で営業スキルを磨き、その後はメンバーをまとめるマネジメントを任せたい」という考えがあったとすると、ミスマッチが発生します。
ミスマッチが起きると早期退職につながる可能性も考えられます。学生にとっても転職活動などの負担がかかってしまいますし、企業としてもせっかく採用した学生が退職してしまうと採用や教育などにかけた費用や時間がもったいない結果となってしまいます。
入社後のミスマッチは双方にとって望ましくない結果になるので、面接でミスマッチが起きる可能性はないかを見極める質問をしているのです。
キャリアパスを明確にしておくことで、就職先の決定に役立てられます。この記事では、キャリア形成の方法について解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
キャリア形成とは? 4ステップでこの時代を生き抜く方法を考えよう
アドバイザーコメント
横山 慶一
プロフィールを見る将来の夢から企業とのマッチ度やポテンシャルなどが見られている
企業が学生の将来の方向性を尋ねるのは、将来の適合性や成長可能性など、さまざまな側面を評価するためです。
夢や希望を聞くことで、学生がどのようなことに興味があり、どのような将来を描いているのかを知ることができるので、モチベーションや向上心、将来像、コミュニケーション能力、社会人としての適性を評価するために役立ちます。
また、学生が自社にどのような貢献をしてくれるのかをイメージすることも可能となるため、採用では重要なアプローチとなっています。
主な要素としては、学生のモチベーションや向上心の評価(候補者がどれだけ熱意を持っているか)、学生の将来像の把握と成長可能性の評価(変化に対応できる柔軟性や適応力、スキルや知識を磨く向上心を有しているか)、学生の社会人としての適性の評価(組織内での協調性やコミュニケーション能力など、ソフトスキルの適合性はあるか)などです。
これによって、その人の将来のキャリアビジョンが企業のビジョンや文化と合ているか、働くことで成長していけるかどうか、将来のニーズに対応できる人材であるかどうかなどを見極めているのです。
自社で長く活躍できる人材か見極めたい
企業は長く活躍できる学生かを見極めるために「学生の将来の夢が自社への貢献につながるものかどうか」という点に注目しています。
企業が掲げる目標と学生の将来の夢につながりがあれば、学生は目標を叶えるために必要なスキルを業務を通して身に付けることができますし、学生がしっかりスキルを身に付けて業務に貢献できれば、会社の成長にもつながります。
企業は自社に大きく貢献して会社を成長させてくれる仲間を採用したいという思いで採用活動をしています。企業が掲げる目標と自分の将来の夢がイコールである必要はありませんが、学生が目標を叶えることやその過程が企業の成長にもつながるものであることが大切なのです。
将来の夢を叶えるためにはどんな職種が自分にマッチしているのかわからず悩む人も多くいます。この記事では、職種の種類を一覧で紹介しているのでぜひ仕事選びの参考にしてくださいね。
職種の種類一覧を徹底解説! 業種・業界・職業との違いも押さえよう
成長意欲があるか確かめたい
将来の夢がどれだけ具体的であるかということから、学生がどの程度の成長意欲を持っているかを図ることができます。
夢を叶えるためには、夢を実現するための計画を立てることが大切です。計画性を立てることで、夢を叶えるために仕事でどんなスキルを身につけるべきか、どんな経験をしておくべきかが見えてきます。
どれだけ仕事に意欲を持って取り組んでくれそうかチェックするためにも、企業は将来の夢の具体性を見ています。夢を叶えるために仕事で身につけておくべきスキルや知識が理解できていれば、それらを身につけるために努力をして大きく成長してくれるだろうという期待が持てます。
つまり、将来の夢が具体的である学生ほど成長意欲が高いという印象につながるのです。
将来の夢を聞くことで、キャリアビジョンを描けているかを確認できます。その夢を実現させるためにどのような目標を掲げていつごろまでに実現に近づいていくか、こうしたイメージをきちんと描けるかどうかが大切で、計画性の有無も確認できるのです。
就活の武器になる! 将来の夢が企業へのアピール材料になる理由
将来の夢は答え方を工夫することで、面接でのアピール材料として活用できます。「将来の夢をうまく答えられるか不安だ」と感じることもあるかもしれませんが、自分の魅力を企業に表現できるチャンスだと捉えて一緒に対策していきましょう。
ここからは、将来の夢が企業へのアピールにつながる3つの理由を解説します。将来の夢を企業に効果的にアピールするためのヒントになるので、しっかりチェックしてくださいね。
志望動機の説得力を高められる
志望動機と紐づけて、企業で働くことが将来の夢を叶えることにつながるということを強調できれば、志望動機の説得力を高めることができます。
たとえばアパレル企業の販売職を志望しているとして、エントリーシート(ES)の志望動機に「店長が店舗の管理だけではなく、店舗づくりにも積極的にかかわれる貴社の働き方に魅力を感じた」と記載していたとします。
そこで「将来自分でアパレルショップを立ち上げたいので、店長として商品が売れる店舗づくりのノウハウを身につけたい」と伝えることで将来の夢と企業を志望する理由に一貫性を持たせることができ、志望動機の説得力が高まります。
説得力のある志望動機を作成するには事業理解が重要です。企業の事業について理解を深めて将来の夢とのつながりを見つけてみてくださいね。この記事では、事業内容について詳しい解説をしているのでぜひ参考にしてくださいね。
事業内容とは? 業務内容や職務内容との違いも徹底解説
仕事に臨む前向きな姿勢をアピールできる
将来の夢を通じて、仕事を頑張ろうとする前向きな姿勢が伝わります。明確な目標があると仕事に対して目標を達成しようという目的ができるので、モチベーション高く仕事に臨むことができるのです。
仕事は自分の頑張りが世の中のためになる非常にやりがいのあるものです。しかし一方で、やりがいが大きいほど大変なことも多くなるのも事実です。仕事に前向きな姿勢を持っている学生ならば、大変なことを乗り越えて大きく成長してくれそうだと企業は期待できるのです。
働くことに向いていないのではないかと仕事に後ろ向きなイメージを持つ人もいるかもしれません。働く経験がないと仕事へのイメージがつかず不安になってしまいますよね。この記事では、働くことが向いていないと感じる原因と対処法を紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
働くことに向いていない原因|不安を完全に取り除く考え方・行動
自分らしさを伝えられる
将来の夢を伝えることで、あなたらしさを表現できます。
たとえば、「IT技術を活用して地元を観光地として盛り上げたい」という夢があるとします。その背景として、自分の地元の課題やIT技術の地域復興への活かし方を伝えることで、地元地域への愛情深さや地元の課題に当事者意識を持って取り組めること、またIT技術への関心の高さなどが伝わります。
将来の夢を持ったきっかけとなる具体的なエピソードを交えて伝えることで、あなたの魅力を表現することができますよ。
アドバイザーコメント
小松 茂樹
プロフィールを見る将来の夢の回答から自己実現への想いを伝えよう
年功序列や終身雇用が前提だったかつての時代では「企業の成功と発展のために従業員がいる」という考え方が主流でした。ところが、経済成長が低迷し、価値観と選択肢が多様化した現代では、「従業員が自分のキャリアを実現するために、企業のリソースを活用する」という考え方が広まりつつあります。言わば、職場は個人の自己実現の場であるということです。
企業の主導でキャリアを作る時代から、個人が自律的にキャリアを作る時代となり、どのような職場を選択するかは今まで以上に重要な選択になります。そのうえで、長期的な展望に立って自律的なキャリアを進めていくうえでは、自分の個人としての意思や目標、夢などが欠かせません。
仕事で自己実現できることは企業にとっても有益
自分のやりたいことと、会社でおこなっている事業や与えられる役割が合致している状態が、両者にとってベストマッチだと言えます。会社側もミスマッチですぐに離職されたり、意欲が低く成果が上がらない状態が続いたりする従業員よりも、意欲的に仕事に取り組み、成果を上げてくれる従業員が欲しいと思うものです。
会社で従事してもらう仕事が、会社への貢献という点だけではなく、個人としての自己実現に結びつくようであれば、企業にとっても有益になるのです。そのため、自分に夢があること、その実現のためにその会社に入社する必要があることを説明できれば、とても良い印象を残すことにつながるでしょう。
企業で活躍する姿をイメージできる将来の夢を伝えよう
そもそも面接で伝える将来の夢はどのような内容でもいいのでしょうか。結論から言うと、内容を見定める必要があります。面接でアピールにつなげるためには、面接官が自社で活躍する姿をイメージできるような将来の夢を伝えることが大切です。
たとえば「将来は海岸沿いに大きな家を建てたい」という夢があったとします。素敵な夢ですが、仕事への関連性が低く選考の材料になりにくいです。
企業が面接で見ているのは、自社の目標達成に向けて一緒に頑張ってくれる仲間かどうかということです。「自社の目標に共感してくれそうだ」「仕事を通して大きく成長してくれそうだ」と思ってもらうためには、将来の夢を通して企業への貢献性をアピールしましょう。
活躍する姿をイメージできる将来の夢の例
- グローバルに活躍できるビジネスパーソンになること
- 利用者に信頼される介護士になること
- 生活の基盤となる新しいプラットフォームを作ること
- ベストセラーとなる書籍を世に送り出すこと
「志望企業で将来の夢が叶えられる」「将来の夢を叶えるために必要な能力が志望企業の業務で身につけられる」など将来の夢を叶えることが仕事の成果につながることをアピールできれば、企業もあなたが自社で活躍する姿をイメージできますよ。
基本を確認! 面接で将来の夢を聞かれたときの答え方3ステップ
ここからは面接で将来の夢を聞かれたときにスムーズに回答できるように、基本の答え方を3ステップで紹介します。
いくら素晴らしい将来の夢を持っていても、相手に伝わらなくてはアピールになりません。相手に伝わりやすい表現をすることが大切です。
3ステップに沿って回答するだけで誰でもわかりやすく将来の夢を伝えることができるようになるので、まずは基本を身につけていきましょう。
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ステップ①結論:将来の夢はなにかを端的に伝える
まずは将来の夢はなにかを端的にまとめて伝えましょう。たとえば、「将来の夢は、地元にIT企業のサテライトオフィスを立ち上げ雇用先を創出することで、地域に貢献することです」といったように一文ほどで伝えます。
これは結論ファーストと言われる話法で、文字通りに結論を先に伝えることで、相手の理解を促すのに効果的です。結論から話をはじめることで、相手は話の要点をイメージしながら話を聞き進められるので、話の内容を理解しやすくなるのです。
内定につながらないと悩む人のなかには、質問への回答が伝わりずらく、魅力を十分に伝えきれていない人もいます。この記事では面接でうまく話せるコツを紹介しているので参考にしてくださいね。
「面接で上手く話せない」を克服する6つのコツ|緊張緩和の方法も
ステップ②背景:将来の夢を志すきっかけになったエピソードを紹介する
将来の夢を伝えたあとは、将来の夢を志すきっかけになったエピソードをセットで紹介します。たとえば、「地元で就職したいと考えていたがIT企業がなく、地元を出るしか選択肢がなかった」などエピソードを伝えることで話の説得力が高まります。
また、エピソードを具体的に伝えることであなたらしさも表現できます。将来の夢を志すきっかけになった心を動かされた出来事や課題に感じた物事などを盛り込むことで、面接官はあなたの持っているさまざまな価値観を知ることができるのです。
自社で長く活躍してくれる仲間を採用するためにも、企業は優秀さだけでなく、自社のカルチャーにマッチした学生を見極めたいと考えています。どんな学生がどんな価値観を持っているのか知ることで、企業は自社にマッチした人材であるかを判断できます。
企業の文化になじむ人材であることを表現するためにも、エピソードはなるべく具体的に伝えましょう。
- 将来の夢を目指すきっかけになったエピソードはどの程度深掘りして伝えるといいですか?
質問の主旨に沿っているかが大前提
どの程度深掘りして伝えるかは、面接官の興味関心や質問内容によって異なると思いますが、質問の主旨を理解して問いに沿った答え方をしましょう。
自分の熱意や意欲を伝えるために、具体的な内容と得られた学びや気づき、将来の夢との関連を入れてください。
また、自分の強みや弱みも伝えることで、自分をより深く理解してもらえるでしょう。主観的な意見や感情を述べすぎないよう、また話が長くなりすぎないように注意して、具体的なエピソードを話してくださいね。
ステップ③入社後の展望:企業で将来の夢を叶える方法をアピールする
最後は入社後の展望で話を締めくくります。企業でどのように活躍をして将来の夢を叶えようと考えているのかをアピールしましょう。将来の夢を叶えるために「企業でどのように活躍したいか」「仕事をするなかでどのようなスキルを身につけたいか」などを伝えると効果的です。
たとえば「地方創生事業の営業職として、地域住民の生の声を聞き、住民のニーズを反映させた提案をして地方創生に貢献したい」など将来の夢を叶えるために必要なスキルや経験と業務を紐づけてアピールしましょう。
質問への回答は話の締めくくり方も重要です。この記事では、好印象につながる志望動機の締めくくり方を紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
志望動機の締めくくり例文13選! そのまま使えるテンプレも紹介
将来の夢を通して企業とのマッチ度の高さをアピールするコツ4選
面接では限られた時間のなかで自分の魅力を最大限に企業にアピールする必要があります。将来の夢は企業とのマッチ度の高さを表現するアピール材料になるので、コツをつかんで効果的にアピールしましょう。
企業とのマッチ度の高さをアピールする4つのコツを紹介するので、コツを取り入れて面接官の心をつかむ回答に仕上げてくださいね。
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①企業への貢献度をアピールする
企業は仕事を通して大きく成長して自社に貢献してくれる学生を採用したいと考えているので、将来の夢を通して企業に貢献できることをアピールすると効果的です。
たとえば「御社が地域創生の一環として推し進めているサテライトオフィスの立ち上げ・運用に携わり、幅広いビジネススキルを身につけて地域の雇用創出に貢献したい」など、企業の事業にどのように貢献するかをアピールできれば、活躍が期待できる人材であることを強く印象付けられます。
企業への貢献度をアピールすれば、企業が就活生をどのようなポジションに配置すればより成長し、成果を上げることができるかを考えるうえでの参考材料にもなります。就活生本人だけでなく企業の将来性への影響を期待できるのです。
企業への貢献度を伝えるためには、事業理解や業務理解が欠かせません。企業の理解を深めるためには企業分析が役に立ちます。この記事では、企業分析のやり方について詳しく解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。
企業分析のやり方を完璧にマスターする3ステップ|よくある注意点も
②志望動機と紐づけて一貫性を持たせる
将来の夢と志望動機と紐づけることで、面接での回答に一貫性を持たせることができます。
たとえば企業を志望する理由が将来の夢を叶えるために必要な経験を積めるからというものだとすると、将来の夢を見すえて就職先を考えたうえで自社に興味を持ってくれたのだ、という納得感が生まれます。
また、志望動機と紐づけることで将来の夢を軸に企業探しをしていることが企業に伝わります。「将来の夢を叶えるんだ」という思いの強さをアピールできますよ。目標達成意欲が高い学生は、仕事にも意欲を持って取り組んでくれるイメージが持てるので、好印象につながります。
企業への貢献性をアピールするには、企業の業務で自分の強みが活かせることをアピールするのも効果的です。この記事では、自己PRの効果的なアピール方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
面接官を惹きつける自己PRの答え方|例文12選
③応募先の企業だからこそ将来の夢を叶えられる理由を盛り込む
「志望企業だからこそ将来の夢の実現につながるのだ」ということをアピールするのも効果的です。企業独自の取り組みや企業ならではの強みがあるからこそ、将来の夢を実現できるのだということをアピールしましょう。
他社ではだめで志望企業でなければ将来の夢が実現できない、あるいは将来の夢を最短で実現できるなど、企業ならではの理由を将来の夢に盛り込むことで、企業への志望度の高さを表現できますよ。
企業ならではの魅力を知るためには、OB・OG訪問がおすすめです。実際に企業で働くOB・OGだからこそわかる企業の魅力について尋ねてみましょう。この記事では、OB・OG訪問で効果的な質問をする極意を紹介しているので、チェックしてみてくださいね。
OB・OG訪問は質問選びが鍵! おすすめ質問100選を紹介
アドバイザーコメント
小松 茂樹
プロフィールを見る過去のエピソードを伝えることで説得力が高まる
将来の夢を伝えるだけで納得感は生まれません。面接官が気になるのは「なぜ、その夢なのか?」「その夢にどのくらいの熱量を抱いているのか?」といった点です。
そのため、その夢にいたった経緯やきっかけを説明することが必要です。そこに個人としての固有な体験や状況がなければ、就職活動の対策の一環として、適当にかっこいいことを言っているだけだと思われかねません。しっかりと自分の言葉で伝える必要があり、そのためにはやはり自分の体験に根ざして語ることが欠かせないのです。
会社理解を深めて自分の夢とのマッチ度をアピールしよう
そのうえで、「なぜその企業なのか?」についても、しっかりとした回答ができることが望ましいです。業種や職種レベルで合致しているだけでは、他の会社でも構わないのではないかと思われてしまいます。
その会社でなければならない理由を説明するためには、会社に対する深い理解が必要です。事業内容や商品サービスだけでなく、創業の精神や経営理念、沿革などに目を通して、その会社の独自性を考察しましょう。
自分の夢と適合できるポイントが多ければ多いほど、企業側も自社に必要な人材だと感じやすくなりますよ。
④夢を叶えるために努力していることを伝える
将来の夢を叶えるために努力していることがあれば積極的に伝えましょう。たとえば「地元地域を盛り上げるために自治体と協力をして、SNSを通して地元のPR活動に取り組んでいる」など将来の夢の実現に向けて取り組んでいることをアピールしましょう。
夢を叶えるために努力していることの例
- 将来の夢
グローバルに活躍できるビジネスパーソンになること
努力していること
英会話教室に3年通い、英会話を学んでいる - 将来の夢
トップセールスになること
努力していること
営業の長期インターンシップに参加して営業スキルの基礎を磨いている - 将来の夢
ベストセラー作家を生み出す編集者になること
努力していること
毎日1冊本を読む習慣をつけている
学生はできることも限られているので、将来の夢の実現に直接的に影響するものでなくても構いません。将来の夢を見すえて自分なりに取り組んでいることを伝えることが大切です。自分の目標を叶えるためにしっかりと努力できる人材であることが企業に伝わりますよ。
将来の夢を叶えるために努力できる人は向上心という素晴らしい強みを持っています。向上心は仕事をするうえで重要な素質であり、好印象につながります。この記事では、自己PRで向上心を効果的にアピールする方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
例文12選|向上心の自己PRでアピール必須の3要素と注意点
- 夢を叶えるために努力していることをアピールするときのポイントはありますか?
夢に向かう姿勢や継続力をアピールしよう
まず、面接官に理解してもらうためには、夢を具体的に伝えることが必要です。加えて、どのような努力をしてきたのか、どのような結果が得られたのか、努力を継続する意志を持っていることなどを伝えましょう。
夢を叶えるため真摯に取り組んでいる姿勢や、努力が実を結んでいること、将来へ向けて熱意が継続していることをアピールしてくださいね。
ポイントも解説! 面接で聞かれる「将来の夢」の回答例を業界・職種別に紹介
いざ将来の夢を伝えようとしても、なかなか納得のいく回答が思いつかないこともありますよね。そんなときはほかの人の回答例を参考にするのがおすすめです。
ここまで記事で紹介した将来の夢を伝える際の基本の3ステップと4つのコツを踏まえた回答例文を業界・職種別に用意したので、ぜひ活用してみてくださいね。
①将来の夢の回答例文:メーカー
①将来の夢の回答例文:メーカー
私の将来の夢は、世界一安全な飲料水を作り、それを世界中に届けることです。
私はこれまで10カ国以上旅行したことがあるのですが、どの国に行っても飲み水に悩まされます。基本的に水道水を飲むことができず、ペットボトルの飲料水を飲むのですが、買った水ですら腹を壊すことがあります。
一方で、日本の飲料水は非常に安全で腹を壊すことはありません。
そこで、より安全な飲料水を作り、それを世界中に届けて、誰もが安全でおいしい水を飲める世界にしたいと考えています。
志望企業だからこそどのように自分の夢を実現できるのかまで述べると、企業とのマッチングをより強くアピールできます。また、夢の実現に向けて今から努力していることも加えると、夢のリアリティが出てきますよ。
面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!
自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
「面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。
39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
- もうすぐ初めての面接がある人
- 自信のあった面接に落ちてしまった人
- 面接への不安を和らげたい人
②将来の夢の回答例文:商社
②将来の夢の回答例文:商社
私の将来の夢は、国境を感じることなく欲しいものがすぐに手に入る世の中を作ることです。
私は買いものが好きで、ショッピングサイトをよく見るのですが、海外のものを購入しようとすると自宅に届くまでに2週間から1カ月ほどかかることが多々あります。
今では商品が自宅に届くまで1カ月ほどかかると想定して買いものをしているのですが、やはり欲しいと感じたときに手元に届いた方が便利であり、買いものをした実感が得られて気持ちも高まります。
そこで、国外でもスムーズな流通システムを作って、商品を欲しいと思ったらすぐに手に入る仕組みを作りたいと考えています。
自分の体験に即して書かれていて、とても良い印象です。視点もグローバルでスケールが大きいですね。できれば流通システムを作るうえで、自分がどんな役割を果たしていきたいかまで盛り込むと、もっと良くなりますよ。
③将来の夢の回答例文:小売
③将来の夢の回答例文:小売
私の将来の夢は、流行のものを取りそろえているお店をオープンさせることです。
私は食べ物や洋服など、流行りのものを調べて体験することが好きです。インターネットで調べたりSNSで見たりした流行のものは、足を運んで体験するようにしています。
しかし、一つの店舗で一つの流行しか体験できないのが現状です。そこで、一箇所で多くの流行を体験できる店舗を作りたいと考えるようになりました。
この夢を実現するためにも、接客や店舗開発、商品開発などをしっかり学びたいと考えています。
素晴らしい将来の夢を持っていることが伝わる文章です。さらに具体的な例や経験から得た教訓や気付き、追いもとめてきたことなどを共有すると、より深い理解が得られ、魅力がアップするでしょう。
④将来の夢の回答例文:金融
④将来の夢の回答例文:金融
私の将来の夢は、誰もが便利だと思う決済サービスを作って、世界中に届けることです。
近年、数多くの決済サービスがリリースされていますが、「アプリを開くまで時間がかかる」「1カ月でいくら使ったかわかりづらい」など、それぞれ不便に思うポイントがあるのも事実です。
そして、私は普段現金を使うことはほぼなく、決済サービスを利用して支払いをしています。私自身も「もっと便利な決済サービスが欲しい」と考えているため、金融業界に勤めて、誰もが便利で使い勝手が良いと思える決済サービスを作りたいと考えています。
理想とする決済サービスを作るにあたって自分の強みと紐づけると、より将来の夢の実現可能性が期待できます。また、金融業界の中でも志望企業だからこそ実現できる根拠があると、説得力が増しますよ。
⑤将来の夢の回答例文:サービス
⑤将来の夢の回答例文:サービス
私の将来の夢は、小学生から高校生が机に向かって学習するだけでなく、社会に出た後にもとめられる能力を身に付けられる教育サービスを作ることです。
私を含め、現在の日本では進学することを主な目的として学習します。これが悪いわけではありませんが、社会に出た後、多くの人が「何のための学校だったのだろう」と疑問に思っていると考えています。
小学校から高校までの期間は人生の基盤を作る重要な時期です。その時期に自分が人生を通してやりたいことや好きなことを見つけ、それを社会にもとめられていることと掛け合わせて行動に移す能力が身に付けられる教育サービスを作りたいです。
実際に多くの人が問題認識を持っていて、共感してくれるであろうテーマであり、将来の日本を変えることになりそうな素晴らしい夢ですね。個人的にも同意です。
できればこのような考えに至るようになったエピソードがあると良いですね。自分の体験なのか、周囲を観察して思ったことなのか。具体的な理由があると、より好意的に受け取られると思います。
⑥将来の夢の回答例文:マスコミ
⑥将来の夢の回答例文:マスコミ
私の将来の夢は、スポーツやアスリートのかっこよさをそのスポーツをやっていない一般の人に届けられる世の中を作ることです。
私はレスリングという多くの人には経験のないスポーツに取り組んできました。レスリングは迫力があるだけでなく、人間とは思えない多彩な動きをして相手を倒します。
実際に見たことがある人は「かっこいい」といってくれるのですが、「どういう競技かいまいちわからない」「ルールなどをよく知らない」という人も多くいます。そして、このような状況はレスリングに限らず、多くのマイナースポーツで起きていると考えられます。
そこで、メディアを立ち上げたり、動画を配信したりするなどして、あまり知られていないスポーツのかっこよさを届けられるようになりたいと考えています。
素晴らしい夢とビジョンを持っていることがよく伝わると思います。
経験と情熱以外にも社会貢献や問題解決意識、メディアを活用する具体性、発展的なプロジェクト指向性など、掘り下げると多くのアピールポイントが出てきそうです。
さらに具体的な計画やアプローチを加えて、夢とビジョンの深さと魅力をより明確に伝えましょう。
⑦将来の夢の回答例文:IT
⑦将来の夢の回答例文:IT
私の将来の夢は、IT技術やサービスを活用して地元を盛り上げることです。
私は田舎出身なのですが、東京をはじめとする都会と比べるとIT化が遅れており、アナログな方法で物事を進めていることが多々あります。
たとえば、電車に乗る際に交通系ICを使えなかったり、アルバイトや社員の管理を紙媒体でおこなっていたりするなどが挙げられます。
このような現状ではITに慣れた若者が住みたいと思わず、高齢化が進む一方です。
そこで、地元にITサービスを導入し、若い移住者を増やして盛り上げたいと考えています。この夢を実現するにはたくさんの人からの理解や協力が必要になると思いますが、地道に進めていきたいと思います。
公務員志望であれば、地元への貢献を具体的にアピールするのは良いです。もしIT企業を志望するのであれば、自分のITに対する現時点のスキルや将来性を加え、地元に限らず国内の同様の課題への貢献を述べるようにしましょう。
⑧将来の夢の回答例文:官公庁・公社・団体
⑧将来の夢の回答例文:官公庁・公社・団体
私の夢は、高校教員になり、生徒が「高校生活があったから今がある」と思えるような環境を整えることです。
私自身、高校生活が充実していたからこそ幸せを感じている自分がいると思っています。高校生活が充実していた要因の一つに先生から良い教育を受けられたことが挙げられます。
私の先生は勉強を教えるだけでなく、自ら学習して成長していく姿を生徒に見せてくれました。その先生のおかげで「人生は常に学び続けるものである」と思うことができ、今でも学習を辞めることなく成長できています。
私もその先生のように自分が成長していく姿を見せて、生徒が高校卒業後も成長できるような環境にしたいと思っています。
自分の体験に基づいた話で、かつ将来的に自分がどのような人になりたいのかも記載されている、とても良いエピソードですね。
先生がどのような学びをしていたのか、もしくは自分がどのように成長していきたいのかを具体的に記載するとさらに良いと思います。
面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう
不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。
そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。
簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。
- 近く面接本番を控えている人
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⑨将来の夢の回答例文:営業職
⑨将来の夢の回答例文:営業職
私の将来の夢は、お客様満足度100%を達成できるような、誰よりもお客様ファーストなウェディングプランナーになることです。
私は世話好きという性格なのですが、「それやって欲しかった」と言われたときは非常に嬉しさを感じます。しかし、このようなことを毎回言ってもらえるわけではありません。
ですので、常に相手がもとめていることを想定してコミュニケーションを取ることで人のニーズを汲み取る力を養ったり、それぞれの人にぴったりの提案ができるように、遊びなどの提案をするときも複数の候補を用意するなど工夫をしてきました。これはプランナー業務にも活かせると思っています。
入社後は、業務を通してコミュニケーション力や提案力などの強みを磨き、夢の実現を目指していきます。
素晴らしいウェディングプランナーへの夢とコミットメントがよく示されています。顧客満足度、信頼関係構築、提案力などのアピールポイントに加えて、自身のビジョンや実践的なスキル、顧客への深い思いを伝えることでさらに良くなりますよ。
⑩将来の夢の回答例文:販売職
⑩将来の夢の回答例文:販売職
私の将来の夢は、老若男女問わず、誰からも親しまれる販売員になることです。
自宅の近所にあるスーパーには、誰にでも笑顔で接し、多くの人から愛されている店員さんがいます。その店員さんがいるだけでスーパーの雰囲気は明るくなります。また、それだけでなく、身体が不自由な人が来店された際は、いち早くそれに気が付いて手助けをしています。
このような姿に憧れて、私も誰からも親しまれる販売員になりたいと思いました。コミュニケーションスキルや状況把握力などさまざまなスキルを身に付けて、誰からも親しまれる販売員を目指します。
ありたい販売員像を述べるのは良いですね。自分に足りない点を身に付けたいとしていますが、むしろすでにある程度は備わっている前提で、その力をさらに伸ばしていきたいというスタンスで、どのように伸ばすか述べましょう。
⑪将来の夢の回答例文:事務職
⑪将来の夢の回答例文:事務職
私の将来の夢は、多くの人から頼りにされる存在になることです。
私は大学2年から3年生で事務職のアルバイトをした経験があります。最初は仕事も遅く、知らないことばかりだったのですが、経験を積むにつれて「それ〇〇さんが知っているよ」や「〇〇さんに任せたら一瞬で終わるよ」などといっていただいたことがありました。
このように頼りにされることがとてもうれしくて、社会人になった後も、社内外、年齢を問わず頼りにされる存在になりたいと考えています。そのためにも、経験をたくさん積んで、知識やスキルを身に付けていきたいと思います。
アルバイトの立場で、周囲から頼りにされるレベルにまで仕事のレベルを上げていったのは素晴らしいですね。
夢というからには、目標をもう一段上げても良いかもしれません。周囲に頼りにされることはもちろんですが、ベテランや専門家からも一目置かれるレベルまで目指すと、一層「夢」としての迫力が出るでしょう。
⑫将来の夢の回答例文:企画職
⑫将来の夢の回答例文:企画職
私の将来の夢は、音楽とスポーツを掛け合わせたイベントを企画することです。
私は幼少期からスポーツに取り組んできたのですが、試合前の集中したいときや試合に負けて落ち込んでいるときなど、数多くの場面で音楽に助けられました。
そして、スポーツに取り組む多くの人が同じように音楽に助けられた経験があると思います。そこで、音楽とスポーツを掛け合わせて、感動を生み出せるようなイベントを企画したいと考えるようになりました。
入社後はまずイベント企画の基礎を固め、ジャンル問わず多くの現場で経験、経験を積んでいきたいと思います。そして、どんなイベントも成功させられるような企画力を身に付け、夢の実現を目指します。
音楽によって励まされ癒された個人的な経験を通じて、音楽の力への深い思いと夢の実現に向けた意欲が伝わります。さらにこれらの情熱、成長意欲、感動を提供する使命感を強調することで、魅力的な表現ができるでしょう。
⑬将来の夢の回答例文:エンジニア職
⑬将来の夢の回答例文:エンジニア職
私の将来の夢は、エンジニアとして自ら企画・開発したITサービスを作ることです。
私は大学1年生からプログラミング学習をはじめ、これまでいくつかの案件に携わってきたのですが、どれも既存サービスの改善やバグの修正という業務でした。
ぼんやり「自分のサービスを作りたい」と考えてはいたものの、その技術やアイデア力がなく、形にできていないのが現状です。
そのため、今後は社会人として働く中でたくさんの経験を積み、世の中の課題やもとめられていることを把握して、将来的には自らITサービスを企画・開発できるようになりたいと考えています。
プログラミングを学んだことや携わったこれまでの経験を述べている点は良いですね。技術が不十分である現状を述べているのも良いですが、アイデア力もないということまでは言わずに、前向きな表現に置き換えましょう。
⑭将来の夢の回答例文:デザイナー職
⑭将来の夢の回答例文:デザイナー職
私の将来の夢は、流行に敏感なデザイナーになることです。
私は昔から絵を描くのが好きだったのですが、独自性のある絵を描くことはできませんでした。しかし、流行のキャラクターを描いたり、最新と言われる方法で絵を描いてみたりすることが好きです。
そして、昨年からデザイナーとして学習を始めたのですが、絵を描くときと同様に流行に沿って制作することを得意としています。
プロのデザイナーは自分の制作したいものではなく、顧客にもとめられるものを制作する必要があると思います。その中で、顧客に貢献するためにも積極的に流行を提案して、「〇〇といえば流行を押さえられるデザイナー」と言われるくらい成長したいと考えています。
最新の技術やトレンドを追いかけて、顧客の要望を実現しようとする姿勢は素晴らしいですね。
夢というからには、もう少し壮大な目標も欲しいですね。商品やサービス、ロゴなどでも良いので、将来どんなものを手掛けたいかを盛り込むと良いと思います。
⑮将来の夢の回答例文:技術職
⑮将来の夢の回答例文:技術職
私の将来の夢は、技術職として誰もが安心できる製品を製造することです。
私の父も大手車メーカーにて技術職として働いていました。何度か父の働く姿を見学しに行ったことがあるのですが、同僚から「仕事が丁寧」「ここまで丁寧だと故障は考えられない」などと言われていたのを今でも覚えています。
私も父の姿を見て、車メーカーにて技術職として働きたいと思い、そして父を超える仕事ぶりで顧客に安心・安全を届けたいと考えるようになりました。
入社後は学習と経験を積んで、一流の技術職を目指したいと考えています。
夢を叶えるために努力していること、努力を継続していく意識などを加えて、具体的な夢のイメージを伝えると、面接官の理解がさらに深まると思います。
⑯将来の夢の回答例文:研究職
⑯将来の夢の回答例文:研究職
私の将来の夢は、研究職に就き、頭痛を根本的に解決できる薬を開発することです。
私は幼少期から頭痛に悩まされてきました。低気圧のときだけでなく、普段とは違うことをするとき、緊張がほぐれた後など、ひどい頭痛が襲ってきます。
今は鎮痛剤で和らげていますが、根本的な解決が必要だと思います。そして、これは私だけでなく、ほかにも悩まされている人がいるはずです。
そこで、私が頭痛を根本的に解決できる薬を開発し、多くの人の頭痛を治したいと考えています。
将来の夢の実現に向けた意欲にリアリティがありますね。ただ、企業で働く際の健康面の不安が危惧されます。どのように高い志があっても、企業人として働くための健康管理に問題があることは本来は言わない方が良いです。
具体例もチェック! 面接で将来の夢を答えるときのNGパターン
将来の夢は伝え方次第でアピールポイントになりますが、逆効果につながる場合もあります。失敗を未然に防ぐためにも、将来の夢を答えるときのNGパターンも押さえておきましょう。
具体例をセットで紹介しているので、自分の回答と照らし合わせてNGパターンに当てはまっていないかよく確認してくださいね。
パターン①仕事と関連性のない夢を伝えている
基本的に面接では仕事と関連性のない将来の夢を伝えるのは避けましょう。面接で質問をしているということは、質問への回答を採用の判断材料にしているということです。仕事との関連性が低いものはアピールになかなかつながりません。
パターン①仕事と関連性のない夢を伝えている
私の将来の夢は幸せな家庭を築くことです。
私は30歳までに結婚し、子どもは2人欲しいと考えています。そして、住む場所は都会から離れた地方を想定しています。
まだ、結婚相手がいるわけではないですが、将来の夢を叶えられるように、仕事やプライベートどちらも努力していきたいと考えています。
仕事を通してどんなビジネスパーソンになりたいか、仕事でどんなことを成し遂げたいのかを考えてみましょう。
「責任が大きい仕事を任せられるビジネスパーソンになりたい」「生活の基盤となるIT技術を開発したい」など、目標が明確であれば意欲的に仕事に取り組むことができますよ。
パターン②退職を連想させる内容になっている
企業によっては退職を連想させるような将来の夢は控えておくのがおすすめです。
採用する際に自社で長く活躍してくれるかという点を重視する企業は多いです。特に、管理職候補になる人材を採用したいと考えている企業では、現場でスキルや経験を積んだあとは、マネジメントなど企業の成長をけん引するような役割を任せたいと考えています。
将来の夢に起業や独立を考えている学生は、どんなに適性がマッチしていても方向性が異なると判断されて、なかなか採用にはつながりません。
パターン②退職を連想させる内容になっている
私の将来の夢は起業することです。
私は現在プログラミングはできますが、営業や顧客対応ができないという状況です。そのため、御社でこれらの基本やスキルを身に付けて、将来の起業に役立てたいと考えています。
なお、現在想定している起業時のテーマは「広告媒体と広告主のマッチングサービス」を作ることです。私自身、広告収入をメイン収益としたビジネスに取り組もうとした経験があり、その際、広告主とのマッチングサービスが欲しいと考え、将来作りたいと考えるようになりました。
ただし一部の企業では、起業や独立など目標を「成長意欲がある」「志が高い」などと評価するケースもあります。なぜなら起業や独立を考えている人は自分に必要なスキルや経験を理解できているケースが多く、成長意欲が高い傾向があるからです。
このように企業によって退職を連想させる夢もポジティブに捉えられる場合もあります。とはいえ一般的には企業の不安材料となる可能性が高いので、退職を連想させる内容は避けておくのが無難ですよ。
ベンチャー企業は一人ひとりの裁量が大きい傾向があるので、将来的に起業や独立を考えている人にはマッチした環境とも言えます。この記事では、ベンチャー企業について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
20社を徹底比較!ベンチャー企業に向いている人の特徴とは?
起業家精神をもとめられるようなスタートアップやベンチャー、あるいは社内起業を推進しているような大手起業であれば、起業の夢も肯定的に捉えられるかもしれません。
「将来は自分で事業を興したい。その力を身につけるために、まずはこの会社でしっかりと事業を軌道に乗せて、貢献しながら成長していきたい」といったように、少なくとも当面の間は就職先で全力を尽くす姿勢を示せれば、アピールにつなげられますよ。
パターン③「将来の夢はありません」と回答を諦める
「将来の夢はありません」と回答を諦めてしまうのは絶対にやめましょう。回答をしないということは、企業にアピールできるチャンスを自ら逃してしまうということです。企業の質問には、自分なりの答えを出して回答することが大切です。
どうしても将来の夢が見つからないという人は、自分のなりたい社会人像を回答することがおすすめです。「重要な意思決定を任せてもらえるような信用されるビジネスパーソンになりたい」「視野が広く気が利くビジネスパーソンになりたい」などなるべく具体的に伝えましょう。
パターン③「将来の夢はありません」と回答を諦める
私には将来の夢がありません。
そのため、まずは目の前の仕事に懸命に取り組み、いつしか成果を残せられればと考えています。
将来どんな社会人になりたいか決まっていれば、入社後に理想を叶える方法を一緒に考えていけばいいと考える企業も多いです。まずは、自分の将来の展望を相手に伝えることが大切ですよ。
- こうなりたいという社会人像が特にありません……。
まずは自己理解を深めよう
社会人としてどのようなことを成し遂げたいのかを考えて、自分の達成目標を持ちましょう。そのためにまず、自分の長所と短所を理解して価値観を明確にすることで、自分の軸を発見できます。
次に、社会人として身につけたいスキルをリストアップしましょう。自分の成長目標を定め、なりたい社会人のイメージを膨らませることで、自分のモチベーションを高めることができます。
働くことに魅力を感じられないと就活が面倒だと思うこともあるかもしれません。この記事では、就活の面倒が一気になくなる方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
就活の面倒が一気になくなる方法14選|前向きに進める秘訣も解説
面接では、「将来どのような社会人になりたいか」と質問されることもあります。以下の記事では答え方を詳しくまとめているので参考にしてみてください。
16例文| 面接で「どんな社会人になりたいか」に答える4つの方法
面接で将来の夢を答えるときは企業への貢献性をアピールして面接官の心をつかもう
将来の夢はなんでも回答すればいいわけではなく、企業への貢献性をアピールできるものであることが大切です。将来の夢を通して企業で活躍できる人材であることをアピールしましょう。
将来の夢がない人は、理想とする社会人像を伝えるのがおすすめです。大切なのは、「仕事を通してどんな目標を叶えたいか」という将来の展望を企業に伝えることです。将来の夢を聞かれたら、企業とのマッチ度の高さをアピールして選考突破を目指しましょう。
アドバイザーコメント
大場 美由紀
プロフィールを見る将来の夢を伝えることで活躍できる人物であることを表現できる
将来の夢を考えることは、特別なことというより、むしろ必然だと捉えておいた方が良いでしょう。やりたいことが特に思いつかない人材にポテンシャルを感じるのは難しいからです。
また将来の夢はその企業だからこそ実現できるものであることが大切です。その企業では実現不可能な内容だと、かえってマイナスな印象になるので気を付けてくださいね。
将来の夢をもち、その企業の入社を第一に志望しているということは、つまり同業他社では実現できない夢を持っていると言い換えられます。企業にとっては、それだけ真剣に企業研究をしていて、マッチングに心配がないと考える判断材料にもなります。
将来の夢は志望動機や自己PRにも関連する重要項目
将来の夢は、志望動機に直結し、志望動機をバックアップできる情報です。自己PRも補強材料となってくるでしょう。
つまり、単に将来の夢を語れれば良いわけではなく、しっかりとした根拠や準備が必要だということです。夢に具現性があれば、その夢の実現まで経験を積み、頑張って貢献してくれるようになるだろうとその将来性に期待できるのです。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/インテグラルキャリア研究所所長
Keiichi Yokoyama〇20歳後半からカウンセリングの勉強を始め、キャリアに比重をおくコンサルティング、人材育成を企業内で推進。独立後は大学のキャリアセンターで学生の就職支援にもかかわる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/フィナンシャルプランナー
Miyuki Oba〇大学などでカウンセリングや講義、企業や行政における新人研修・セミナーなどに多数登壇。ファイナンシャルプランナーおよび小論文講師としての知見も加味したアドバイスをおこなう
プロフィール詳細中小企業診断士/キャリアコンサルタント
Shigeki Komatsu○営業企画・マーケティング・情報システム・総務・人事・経営企画室など幅広いキャリア経験を持つ。現在はキャリア形成や能力開発に向けた企業研修や個人面談などを提供している
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