Q

大学3年生
女性

就活に関するあらゆる「なぜ? 」を言語化するためにはどうすれば良いでしょうか?

就活中の大学生です。就職活動ではあらゆる物事に対して「なぜ」と考えることが重要だと理解しているのですが、この「なぜ」という思考がなかなかできません。

「なぜこれに力を入れたのか」「なぜこれをアピールしたいのか」「なぜこれをアピールすることによって会社に貢献できると考えたのか」など、今まであまり意識してこなかったため、どうしても理由を見いだすことができずにいます。

就職相談で「土日休みの仕事に就きたい」と話したときに「なぜ土日休みが良いのか」と聞かれて、返答に思い悩んでしまったこともあります。

自分の頭のなかにある「なぜ」をうまく言語化するには、どのように考えれば良いのでしょうか?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

谷所 健一郎

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過去の選択と現在の希望に対して3回「なぜ」を問いかけよう

就職活動における「なぜ」という理由をうまく言語化するために、2つの思考法を試してください。

まず、感情や行動、希望に対して「なぜ? 」を最低3回繰り返す「3回のなぜ」を実施してください。これにより、あなたの根本的な価値観へとたどり着けます。

「土日休みが良い」という希望に対して、「なぜ? 」を繰り返してみましょう。

単に休みたいという理由から、「安定した精神状態でこそ、仕事で集中力とパフォーマンスを発揮できる」という、仕事への意欲につながる説得力のある根拠が見つかる可能性があります。

希望が成果を出すための必然的な条件として提示できるようになるのです。

ほかの選択肢との比較が自分の価値観を明らかにする

次に、アピールしたい経験や選択を、あえてそうしなかった場合や別の選択肢と比較し、あなたの選択の必然性を際立たせます。

たとえば、サークルでリーダーとして力を発揮した経験なら、「なぜメンバーではなく、あえてリーダーを選んだのか? 」と問いかけてみてください。

この比較により、困難な状況に直面したとき、自分で仕組みを変えることに価値を見いだすといった、独自の強みや責任感が明確になります。

この2つの思考法を踏むことで、無意識の選択が独自の強みや価値観として明確に言語化されます。これで、自信を持って「なぜ」に答えられるようになるはずです。

キャリアコンサルタント/コラボレーター代表

板谷 侑香里

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理由は後付けでも良い! 思考をノートに書きだそう

今まで、無意識にさまざまなことを選択してきたのかもしれないですね。

今まで時間やお金、エネルギーをかけてきたものごと。友達が誘ってくれたというきっかけや、何らかの理由があるはずです。

後付けでもかまいません。日常の出来事にも自分の中で理由を見いだしましょう。「自分自身はこういう人間なのだ。」という自己理解を深めていくことができます。

最初は、何となくかもしれないですし、うまく言葉にすることはできないかもしれません。

ノートにいろいろ書きだしながら推敲したり、ほかの人の理由などを見たりして、自分の思いに近いものや自分に当てはまるものを探してみることも有効ですよ。

さまざまな理由のなかからしっくりくるものを選ぼう

「土日休みの仕事に就きたい」のはどうしてか、考えてみてください。

たとえば、シフト制よりもあらかじめ予定が決まっているほうが、スケジュールが立てやすかったり、仲の良い友達と週末に遊んだり、趣味の習い事や旅行に行きやすいという理由が考えられます。

あるいは、安定したリズムで働きたいという希望があるのかもしれないですよね。

一つひとつ、自分の思いに耳を傾けてあげながら自分への理解を深めていきましょう。

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