Q
大学3年生
男性
私立の大学職員になるには、どうすれば良いですか?
現在就職活動を控えている大学3年生です。民間企業だけではなく、安定しているイメージのある私立大学の職員という仕事にも興味を持っています。
実際、大学職員になるには、どんな学部出身が有利なのか、また具体的にTOEICなどの資格やパソコンスキルはどの程度求められるのでしょうか? 「倍率が高い」と聞いたので、少しでも有利になる武器が欲しいと思っています。
私立の大学職員として働くなら、どんな準備や対策を進めておく必要があるのか教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
安定だけで見ない! 何を活かして貢献したいか示そう
まず、「安定」という点で注意が必要です。有名な大学は別として、私立大学には倒産のリスクがあります。安定性を最優先するなら、国立大学のほうが良いかもしれません。
選考対策として最も重要なのは、「なぜ民間企業ではなく大学職員なのか」を明確に説明できるようにすることです。「楽そうだから」という動機ではないか、と採用側は見ています。
その疑念を払拭するため、「自分のこういう能力を活かして、大学のこういう点で貢献したい」という具体的な理由を準備しましょう。
情報収集や大学の仕事体験を通して自分の適性を見よう
そのためには、志望する大学のホームページを隅々まで読み込み、どのような仕事があるのかを深く理解することが不可欠です。
今からできる具体的な準備として、たとえば新入生や後輩のサポート活動、あるいは留学生の支援など、大学運営にかかわる活動に積極的に参加することをおすすめします。
こうした経験は、志望動機に説得力を持たせるだけでなく、大学職員という仕事が自分に合うかどうかをインターンシップのように検証する良い機会にもなります。
TOEICのスコアや特別な資格よりも、こうした実践的な経験のほうがはるかに重要です。
学部は不問! 「なぜこの大学か」を明確にしよう
大学職員の採用で学部が問われることはほとんどありません。
資格はあるに越したことはないですが、TOEICやパソコンスキルもないといけないというわけではありません。しかし、ある程度持っていたほうが説得力は出てくるのかなと思います。
また、知識として持っていると強いのは法律かもしれません。学校法人のルールを論理的に読み解く能力は役立ちます。
納得感のある理由で自分なりの志望動機を考えよう
採用対策で最も重要なのは、「なぜこの大学で働きたいのか」を明確にすることです。
教育への貢献という公的機関にかなり近い部分があるので、それぞれの大学の特色を研究しながら、具体的に何をやってみたいのかという点を考えてください。
自身ならではの具体的な志望動機を組み立てることが不可欠でしょう。
こちらの記事では、安定した職業について解説しています。大学職員以外にも安定した仕事につきたいと考えている人はチェックしてみてください。
こちらの記事では、説得力のある大学職員の志望動機について解説しています。例文も紹介しているので、目をとおしておきましょう。
こちらのQ&Aでは、大学職員の二次面接の注意点を解説しています。面接に向けてチェックしておきましょう。
あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう
就活では、自分に合った業界・職種が見つからず悩むことも多いでしょう。
そんな時は「業界&職種マッチ度診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけで、あなた気になっている業界・職種との相性がわかります。
自分が目指す業界や職種を理解して、自信を持って就活を進めましょう。








