Q

大学3年生
男性

体育会系サークル出身だと就職に有利ですか?

現在大学3年生で、来年から本格的に就職活動が始まります。私は体育会系のサークルに所属し、部長も務めていました。

よく「体育会系は就職に有利」と聞きますが、これは部活出身者に限られる話でしょうか? サークルだと部活ほど厳しくないイメージを持たれてしまい、企業からの評価が低くなるのではないかと不安です。

体育会系サークルでの活動経験を就職活動で有利に活かすためには、どのような点に注目してアピールすべきでしょうか?

特に、企業が評価してくれるポイントや、面接での効果的な伝え方など、何か具体的なアドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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サークルでも体育会系は強みになる! 成果基準で語ろう

「体育会系は就職に有利」といわれるのは、いくつか理由があります。

それは、厳しい目標に対する継続力や、役割遂行への強いコミットメント、逆境への耐性などに対する期待が大きいことが背景です。

上記の能力は部活に所属していた人のみならず、サークルに所属していた人にも同様にいえます。きちんと「成果基準」で語れば、評価される可能性は十分あります。

経験を整理し、自分の役割を「できること」に言い換えよう!

具体的には以下の5つを整理することで、上記に挙げた能力が十分に伝わります。

①大会成績・参加率・資金調達など、どのように目標を設定したか、という「目標設定」

②人不足・怪我・会場難など、不測の事態や逆境に対してどのように対応したか、という「逆風」

③課題に対して、練習設計、役割分担、渉外対応など、いかなる形で解決を図ろうとしたか、という「打ち手」

④打ち手の結果、どのような数値や結果が残ったか、あるいはその成果のポイントは何だったか、という「成果」

⑤これまでの経験を踏まえ、職務での活かし方を述べる、「再現性」

たとえば、部長経験であれば意思決定や利害調整などの経験が語れます。

それ以外にも、たとえば会計担当であればコンプラと信頼残高づくり、渉外担当であれば提案力など、役割に応じた能力として翻訳すると伝わりやすいです。

国家資格キャリアコンサルタント

小寺 一綺

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体育会経験は強みになるが活かし方で評価が変わる

有利・不利は活動の内容に大きく依存します。

確かに部活動出身者は、目標に向けたPDCAサイクルの実践、粘り強さ、仲間とのコミュニケーション力などが評価されやすい傾向にあります。

これにより「体育会系は就職に有利」というイメージがあるのかもしれません。

企業はコミュニケーション能力や問題解決能力を評価する

しかし、何より重要なのは、実際にどのような行動や考えを持って活動に参加していたかをアピールすることです。

サークル活動でも、自分がどのような役割を担い、仲間とともにどんなチャレンジに取り組んできたのかを具体的に説明することが大切です。

あなたの部長としての経験を述べたうえで、リーダーシップを発揮した場面や、どのように成果を上げたかを語りましょう。そうすると、あなたの強みがより際立ちます。

企業が評価するポイントとしては、コミュニケーション能力、問題解決能力、チームワーク、リーダーシップなどが挙げられます。

多くの場合、採用試験の評価基準は、会社内の評価基準と結びついています。そのため、インターンシップなどで企業の人に聞いてみることがおすすめです。

また、面接では、成功した経験だけでなく、失敗から学んだことやそれをどう克服したかを語れるようにしましょう。成長意欲や適応力を示すことができます。サークル活動を振り返って、あなただから話せる経験を見つけてください。

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