この記事のまとめ
- 自己紹介には必ず話しておきたい基本の4項目がある
- 自己紹介は話す項目次第で個性や意欲をアピールできる
- 自己紹介は話す長さに応じて何パターンか用意すべき
- ChatGPT 自己PR作成ツール
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就活を進めていくうちに、さまざまな場面で自己紹介をする機会が増えていきます。しかし、「自己紹介で何の項目について話せばいいかわからない……」「自己紹介で自分のことを上手く伝えられない……」と悩む人も多いのではないでしょうか。
自己紹介は限られた時間の中でおこなわれるもの。上手く自己紹介ができなければ、相手に自分のことを十分に知ってもらうことができません。そのため、自己紹介で話す項目について事前にしっかりと考えておくことが大切です。
記事では、キャリアアドバイザーの大場さん、横山さん、上原さんのアドバイスを交えつつ解説します。就活の自己紹介で何の項目について話すか悩んでいる人は、参考にしてみてくださいね。
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自己紹介は話す項目次第で第一印象に大きな影響を与える
自己紹介は、話す内容次第で第一印象が決まります。また、エントリシート(ES)や面接などの場面では、自己紹介の印象がその後の選考に影響するなんてことも……。事前に話す項目さえしっかり考えておけば、自己紹介で自分を最大限にアピールできるでしょう。
この記事では、まず自己紹介で相手から見られているポイントについて解説します。このポイントを押さえられれば、自己紹介でどのような点に気をつければ良いのかが明確になります。
そのうえで、自己紹介で必ず入れるべき基本項目4選を紹介します。ここで紹介する基本項目4選は、あらゆる場面の自己紹介で使える項目なので必ず内容を考えておきましょう。
さらに、就活の状況に応じた自己紹介の例文や話す長さに応じた自己紹介の例文も併せて紹介するので、こちらも確認してみてくださいね。
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そもそも自己紹介では何が見られている?
自己紹介で見られている3つのポイント
- 人柄・コミュニケーションスキル
- 事前に話すことを準備できる計画性
- 人前で落ち着いて話せる冷静さ
まずはじめに、就活の自己紹介で相手から見られている3つのポイントについて解説します。
自己紹介で相手から何が見られているのかがわかれば、事前にどんな対策を取れば良いのかが明確になります。自己紹介の内容を考える前に必ず確認しておきましょう。
- 面接などの選考で、自己紹介はどの程度評価対象になりますか? アイスブレイクのような要素が強いのでしょうか? それとも、自己PRなどと同様にしっかり見られていますか?
自己紹介は自己PRと同様に評価の対象となる
面接は面接会場に入ったときから始まっています。まずはじめにドアを開け、軽く挨拶するでしょう。その時、面接官は立ち振る舞いからマナーまで全てを確認しています。そして、1つ目の質問が自己紹介です。
人の印象は第一印象で決まるとも言われるくらいです。自己紹介は面接での極めて大切な出発点にあたるので、自分を知ってもらうために、いかに簡潔に自分を表現できるかが決め手となります。
①人柄・コミュニケーションスキル
自己紹介では、話す内容や話し方、声のトーンなどといった総合的な印象で「どのような人柄なのか」を判断されます。
また、企業で働くようになると、社内外問わず自己紹介をする機会が何度も出てきます。そのため、企業は自己紹介を通して「基本的なコミュニケーションスキルが備わっている人かどうか」も見ています。
自己紹介で「人柄が良くコミュニケーションスキルがある人物」だと判断されるためには、話す内容をしっかりと考えたうえで、話し方にも細心の注意を払いましょう。
コミュニケーションスキルの高い学生は、概ね評価は高くなる傾向があります。
なぜなら、ほとんどの仕事は1人でするものではなく、お互いに情報を共有して進めるものだからです。コミュニケーションスキルはその基本的能力になります。
②事前に話すことを準備できる計画性
自己紹介で話すことを事前に準備していないと、アドリブが得意でない限りは言い淀んでしまうでしょう。自己紹介の準備が不十分だと計画性のない学生という印象を持たれかねませんが、すらすらと自己紹介ができれば、しっかり計画して臨んでいることをアピールできます。
企業で働くようになると、絶対に守らなければいけない締め切りや納期などが出てきます。企業は計画性のある学生を採用したいと考えるため、第一印象の決まる自己紹介で計画性をアピールしておきたいですよね。
また、状況によって、30秒の自己紹介を求められる場合もあれば、1分の自己紹介を求められる場合もあります。事前にさまざまなパターンの自己紹介を準備しておけば、とっさに振られても焦らずに話すことができます。
この記事では、「就活の状況別や話す長さ別の自己紹介の例文9選」を用意しています。後述しているので、気になる人はチェックしてみてください。
自己紹介では、単に名前や生い立ちを話すだけではなく、自分のアピールポイントも含めて簡潔に伝えられると好印象です。そのためには事前準備は必須でしょう。
ただし本番では自分が準備した内容に捉われすぎないようにしてください。面接官が自己紹介の項目を指定した場合は、それに従い過不足なく伝えるのがポイントです。
③人前で落ち着いて話せる冷静さ
いくら自己紹介で話す内容を決めていても、人前になると緊張して上手く話せないこともあるでしょう。多くの人が人前で話すことに緊張を感じます。そんな中で、落ち着いてスラスラと話すことができれば、冷静な学生として見られます。
落ち着いて話すためには反復練習が必須です。自己紹介の練習をするときは、友達や家族、大学のキャリアセンターの職員など、他の人に話している様子を見てもらって、アドバイスをもらうと良いでしょう。また、自己紹介する様子を動画に撮って、話し方や声のトーンなどを客観的に確認していけば自分の改善点に気づくことができます。
企業で働くようになると、プレゼンや商談などで、社内外問わず人前で話す機会が増えていきます。面接官はそのような場合が来たときに「この学生は落ち着いて話せるかどうか」を見据えているのです。
自己紹介の練習方法の例
- 他の人に見てもらってアドバイスをもらう
- 動画を撮って客観的に直すところを確認する
落ち着きのある人は、基本的に相手に安心感を与えます。これは信頼関係を築くうえで非常に重要です。自分に自信がなく不安なときには、相手に安心感を与えることなどできません。
自分自身が自信と矜恃を持つためには、人前でも平常心でいられるように練習して慣れていくのが良いと思います。
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自己紹介はESや面接でよく聞かれる質問の一つ。
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必ず話そう! 自己紹介の基本の項目4選
自己紹介の基本の項目4選
自己紹介は、話す場面や状況によって求められる時間はさまざま。短い自己紹介、長い自己紹介関係なく、すべての自己紹介に必ず盛り込んでほしい基本の項目4選を紹介します。
これから自己紹介の内容を考える人は、まずはこの基本の項目4選から考えていきましょう。
自己紹介は、提出書類の文面以外で初めて言葉で自分を紹介する場面です。話題の選び方には、人柄も見えてくるのでとても重要です。
自己紹介で与えた第一印象を、そのあとの面接の中で覆していくのは結構大変なので、最初が肝心ですね。
①大学・学部・学科・氏名
相手に「自己紹介をお願いします」と言われたら、まず返事をして席を立ちます。そして、自分の所属している大学・学部・学科・氏名を伝えましょう。自己紹介ではじめに話す「大学・学部・学科・氏名」は本人確認の役割も持つので、言い間違えないように気をつけてくださいね。
もし「座ったままで大丈夫です」と言われたら、その指示に従って座ったまま自己紹介をしましょう。
大学・学部・学科・氏名を伝える例文
〇〇大学、✕✕学部、◇◇学科から参りました△△と申します。
②大学の専攻・所属ゼミについて
次に、大学で専攻している分野や所属ゼミでの活動について話しましょう。長々と話す必要はなく、「大学でどんなことを勉強しているのか」を相手にわかりやすく簡潔に伝えられればOKです。
大学の専攻・所属ゼミについて伝える例文
大学では、国文学のゼミに所属しており、枕草子などの平安時代の文学について研究しております。
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③学生時代に取り組んだこと
自分の所属大学と専攻を伝えられたら、学生時代に主に力を入れて取り組んだことについて話しましょう。勉強、サークル活動、アルバイト、留学など、学生時代に取り組んだことについて話すことで、聞き手は「その人がどのような学生生活を送っているのか」をイメージしやすくなります。
以下より、学生時代に取り組んだことについて「項目ごとに何を話すべきか」を解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ガクチカの作成について詳しく知りたい人は、以下の記事でまとめているので参考にしてみてください。
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ガクチカは企業での再現性があるエピソードを伝えることが重要です。ガクチカの作成ステップや高評価を得るポイント、NGパターンをキャリアコンサルタントと解説します。再現性が伝わるガクチカを作成し、内定を掴み取りましょう。
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勉強・ゼミ
大学の勉強やゼミでの活動に一番力を入れて取り組んだ人は、「自己紹介の基本項目4選の②」で話した大学の専攻・所属ゼミに関する内容を掘り下げましょう。
どのような動機でその勉強をしているのか、勉強を通してどのようなことを身につけているのか、勉強で身につけたスキルや経験を今後どのように活かしていきたいのか、など「自己紹介の基本項目4選の②」で話さなかった大学の専攻・所属ゼミに関する具体的なエピソードを話せると良いでしょう。
勉強・ゼミについて話すなら触れておきたい内容
- 専攻についての詳しい説明
- その専攻を選んだ動機
- どのようなことを身につけているのか
- 身につけたことを今後どのように活かしたいか
勉強・ゼミについて取り組んだことを伝える例文
大学では、国文学のゼミに所属しており、枕草子などの平安時代の文学について研究しております。
もともと古典の授業が好きで、より深く勉強するために大学で国文学を専攻しました。疑問点や気になる点は積極的に教授に質問をして、疑問は溜めずにすぐに解決するように心がけています。古典を学ぶことで得たさまざまな教養や探求心を、仕事をするうえでも活かしていきたいと考えております。
自己紹介でゼミについて伝える場合、ただ所属しているだけというニュアンスはよくありません。
ゼミの中でどのようなポジションや役割にいて、どのようにあなたらしさを発揮しているか、そして小さくてもいいですがどのようにゼミに貢献しているかを伝えてください。必ずあなたはゼミ生の1人としての存在価値があるはずです。
部活・サークル
部活やサークルに所属している人は、自分がどのような役職や係、ポジションだったのか話しましょう。そうすることで、あなたがチームという組織の中でどのような立ち位置なのかがイメージしやすくなります。
また、大会などで結果を残した場合は成績について話しておきましょう。結果を残すくらい熱心に活動していたことをアピールできます。結果を残していない場合でも、目指している目標について話すことで熱心さをアピールできるでしょう。
部活・サークルについて話すなら触れておきたい内容
- 活動内容
- 自分の役職、係、ポジション
- 活動中の成績や結果
- 活動中の目標
- 活動を通して学んだこと、得た力
部活・サークルについて取り組んだことを伝える例文①
学業以外では、ラクロス部の活動に力を入れております。ポジションはアタッカーで、副キャプテンとしてチームをまとめています。秋には全国大会を控えており、優勝を目指してチーム一丸となって日々練習に励んでいます。
部活・サークルについて取り組んだことを伝える例文②
学業以外では、大学祭実行委員で副リーダーを務めております。人数が100人以上いる中で、リーダーと協力しながらメンバーをまとめ、スケジュールや仕事の進捗を管理しています。
部活やサークル内での自分の役割などがあれば明確に伝えましょう。また、スポーツであれば自分のポジションも伝えるとイメージが湧きやすくなります。
全体の活動内容以上に、自分自身がどのようにかかわったのかを具体的に伝えましょう。
アルバイト
飲食や塾講師、スーパーのレジやイベントスタッフなど、アルバイトを経験している人は多いでしょう。自己紹介でアルバイト経験について話す場合は、どのような経験をして、その経験を社会人になってからどのような場面で活かせそうかまで話せるとベストです。
また、1つのアルバイトを長く続けた人は、継続力や新人教育の経験などをアピールできるので自己紹介で積極的に話しましょう。
アルバイトについて話すなら触れておきたい内容
- アルバイトの内容
- アルバイトを通して得られた経験や力
アルバイトについて取り組んだことを伝える例文
学業以外では、飲食店でのアルバイトに力を入れております。オープニングスタッフとして入り、今ではバイト最年長としてバイトリーダーを務めて、新人の教育なども担当しています。
どのようなアルバイトであっても、自律的、主体的におこなっていることを伝えてください。
ガクチカの1つとしてPRも可能ですが、アルバイトの場合は、他者評価を得られやすいと思います。店長から褒められたり、同僚から頼られたなどのエピソードを加えると客観的評価の証明になります。
アルバイト経験を自己PRで伝えたい人は、以下の記事で詳しく解説しているので要チェックです。
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アルバイト経験の自己PRは、かなり効果的です。入社後の活躍イメージを伝えやすくなります。アルバイト経験の自己PRの構成や、作成時の注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。例文10選も紹介するので、アルバイト経験を魅力的に伝え、内定を掴みましょう。
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長期インターン
長期インターンに参加した人は、実際にどのような企業でどのような業務をおこなったのかを具体的に伝えましょう。
企業によりますが、長期インターンで新卒1〜3年目の業務を任されることも少なくありません。長期インターン経験者は、ビジネスの基礎スキルが身についている場合が多いため、入社したら即戦力になれることをアピールできます。
長期インターンについて話すなら触れておきたい内容
- インターン先の企業について
- インターンの業務内容
- インターンを通して得られたスキルや力
長期インターンについて取り組んだことを伝える例文
学業以外では、メーカーの長期インターンに参加しております。見込み客へのアポイント荷電や、契約書の作成など営業チームのサポート業務をおこなっています。
自己紹介で長期インターンについて伝える場合、どのような業務を経験したのかを具体的に述べたうえで、学んだことも簡単に付け加えることで、取り組んだ意欲の高さを示せます。
ただ参加しただけに捉えられるような漠然とした内容とならないように注意しましょう。
インターンは効率的な就活対策になります。インターンについて詳しく知りたい人は、以下の記事をチェックしてくださいね。
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ボランティア
ボランティア経験は、社会貢献につながるため好印象を残しやすいです。自己紹介でボランティアについて話す場合は、どのような社会課題を解決するためにおこなっているボランティアなのかをわかりやすく伝えましょう。
ボランティアはなんとなくやるものではなく「問題を解決したい」と自分の意思を持って参加するため、主体性をアピールすることも可能です。
ボランティアについて話すなら触れておきたい内容
- ボランティアの内容
- ボランティアをおこなうきっかけ
ボランティアについて取り組んだことを伝える例文
学業以外では、犬や猫の保護活動に力を入れております。保護活動を始めた理由は、多頭飼育崩壊のニュースを見て、行き場のない犬や猫がたくさんいることを知ったからです。譲渡会で新しい飼い主へつなげるために、普段は保護施設で20匹の犬や猫のお世話のお手伝いをしています。
ボランティアは自らの意志でおこなうものなので、担当者は活動そのものよりも、突き動かされている想いや情熱について聞きたいと思っています。
どのような問題意識を持ち、どのように解決したいと考えているのか、その想いを伝えてください。
ボランティアをガクチカとしてアピールしたい人は、以下の記事もチェックしてみましょう。
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ボランティア経験は、学んだ事を適切にアピールすることで高評価につながります。ボランティアで学んだ事を伝える構成やアピールするときの注意点を例文を交えて解説します。キャリアコンサルタントがプロ目線でアドバイスしているので参考にしてください。
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留学経験
留学経験がある人は、語学スキルだけでなく、多様な価値観から学んだことをアピールすると良いでしょう。また、留学で価値観や考え方が大きく変わる人も少なくないので、そのような内面の変化や学びなどを話しても良いですね。
留学経験について話すなら触れておきたい内容
- 留学先、留学期間
- 語学スキルのアピール
- 留学経験を経て得たこと
留学経験について取り組んだことを伝える例文
自分の視野や価値観を広げたいと思い、ロサンゼルスへ1年間留学に行きました。日常的な英会話ができるようになっただけでなく、多様な価値観に触れることで協調性や主体性を身につけることができました。
留学は、語学スキルのレベルアップだけでなく異文化に触れる貴重な体験でもあり、価値観を大きく拡げることができる経験です。
抽象的になりがちなので、具体的なエピソードを添えて経験したことと、そこでの気づきを紹介しましょう。
資格取得
資格は就活でアピールできるだけでなく、勉強したことは社会人になってからも役に立つので、自己紹介で積極的に話しましょう。資格を取得するまでの過程についても話せると、コツコツ物事に取り組めることをアピールできます。
資格取得について話すなら触れておきたい内容
- 資格の名前や内容
- 資格を取得する過程について
資格取得について取り組んだことを伝える例文
学業以外では、資格取得の勉強に力を入れました。学業やアルバイトの合間を縫って毎日コツコツと継続して勉強したおかげで、簿記2級に合格することができました。
自己紹介で資格取得について伝える場合、志望職種に活かせそうな資格の方がより良いですが、それ以外でも意欲的にチャレンジする姿勢は示せます。また、取得見込みの資格であっても話題に挙げて良いでしょう。
ただ、趣味に近いような資格は、趣味として伝えた方が良いですね。
アドバイザーコメント
横山 慶一
プロフィールを見る学業との両立は大前提! 活動への思いを伝えよう
多くの企業担当者は「大学生の本業は勉強だ」という認識をしています。そのため学業をそっちのけで、何かに夢中になっていたという話は、時にはリスクとなってしまいます。修学と両立させて自己研鑽や社会貢献をしていることが評価につながります。
成果や学びがあれば積極的に話そう
学生時代に取り組んだことは、どのような志で取り組みましたか。趣味や好きだからやってきたというものでなければ自分の思いを話してください。
それがもし社会貢献度の高い活動であったのであれば、ぜひ成果や結果を話しましょう。また、内面的な自己成長につながっているのであれば、取り組んだことがどのような成長機会になっていたか話してください。
学業以外で学生時代に何かに取り組むということは、向上心や貢献意識が高いことの表れで、アピールとして非常に有効なのですが、必要以上の誇張や自己主張になるとマイナスになるので気をつけましょう。
④感謝の言葉・締めの挨拶
自己紹介の最後は、相手への感謝の言葉で締めくくりましょう。「お忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます」と相手が時間を取ってくれたことに対して感謝を伝えたうえで「本日はよろしくお願いいたします」と締めくくると、誠実な印象につながります。
感謝の言葉・締めの挨拶の例文
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。
本日はどうぞ、よろしくお願いいたします。
個性をアピールして印象を残したい人向けの自己紹介の項目6選
個性をアピールして印象を残したい人向けの項目6選
1分や2分の自己紹介を求められたら、「自己紹介の基本の項目4選」だけでは時間が足りなくなってしまいます。そのため、「自己紹介の基本の項目4選」の内容を考えることができたら、次に個性をアピールできる項目も考えてみましょう。
自己紹介で印象的なエピソードを話すことができれば、「〇〇を話していた人」と覚えてもらえる可能性が高くなります。以下より、個性をアピールして印象を残したい人向けの項目6選を紹介するので、参考にして内容を考えてみましょう。
①趣味・特技
自己紹介で趣味・特技を話すことは必須ではありませんが、プライベートな一面や意外性を伝えたい場合に触れることがおすすめです。
あなたの趣味・特技が特殊で珍しいものなら印象を残しやすいですが、一般的な趣味・特技だとなかなか印象を残しづらいでしょう。もし、一般的な趣味・特技を話すなら、具体的なエピソードで個性をアピールすると印象に残りやすくなりますよ。
趣味・特技を伝える例文①
趣味は洋画を見ることです。字幕なしでも鑑賞できるようになりたいので、現在は英会話の勉強にも力を入れています。
趣味・特技を伝える例文②
特技は6年間やっていた剣道です。高校では市の大会で1位の成績を収めることができました。現在は週に1回、近くの道場で小学生の指導をおこなっています。
趣味・特技を伝える例文③
特技は料理です。SNSにレシピを投稿しており、フォロワーが増えるような投稿の仕方にも力を入れています。
以下の記事で、自己紹介で趣味を伝える際の注意点について詳しく解説しているので、自己紹介で趣味について話そうと考えている人は要チェックです。
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自己紹介で趣味を伝えるべき? 好印象を残す工夫を例文付きで解
面接の自己紹介で趣味を無理に伝える必要はありません。ただ、あえて趣味を伝えるべきケースが存在するので、それを押さえ、好印象を残していきましょう。キャリアコンサルタントともに、自己紹介で趣味を伝えるおすすめのケースや伝え方、例文を解説します。
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自己紹介で話せるような特技が浮かばない人は、こちらの記事を参考に、自分の特技が何か考えてみましょう。
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特技がない…とっておきの見つけ方7選|一覧や回答例文15選付き
面接で質問される「特技」はどのような回答が望ましいのか、毎年多くの就活生が悩むポイントです。記事ではキャリアアドバイザーの解説を交えながら、特技の選定方法や就活で使えるおすすめの特技、NG回答などを解説します。
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以下の記事では、面接でアピールできる特技60選を紹介しています。こちらも併せて参考にしてみてくださいね。
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回答例60選! 面接で「特技は何ですか?」と聞かれたときの答え方
この記事では、面接で特技を聞かれたときの回答例60選について、キャリアコンサルタントのアドバイスを交えつつ解説します。面接で何の特技を話そうか悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考に回答を考えてみてくださいね。
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②出身地・地元ネタ
出身地や地元ネタは、印象に残りやすい自己紹介の項目の1つです。聞き手は、「相手がどのような環境で育ったのか」を想像することができます。聞き手がその地域になじみがあれば、地元トークで盛り上がるかもしれませんよ。
出身地・地元ネタを伝える例文
〇〇大学、✕✕学部、◇◇学科から参りました△△と申します。出身は兼六園で有名な石川県金沢市です。
自己紹介で出身地や地元ネタについて話す場合、その場所に行ったことがない相手にも興味を持ってもらえる内容であれば取り上げても良いでしょう。
相手が理解しにくかったり、伝えにくい内容は、逆に自分ファーストな印象を与えてしまうので注意が必要です。
③好きな言葉・座右の銘
自己紹介で好きな言葉や座右の銘を話せば、あなたが大切にしている価値観やモットーなどを相手に伝えることができます。そうすることで企業側は、自社が求める人材と学生の価値観がマッチしているかどうかを判断できます。
「好きな言葉・座右の銘が特にない……」という人は、この機会にことわざ・四字熟語などから見つけてみましょう。好きな言葉や座右の銘は、偉人や著名人の名言などでもOKです。
おすすめの座右の銘の例
- 千里の道も一歩から
└大きなことを成し遂げるためには、一歩ずつ着実に進めていくことが大切。 - 初心忘れるべからず
└始めたころの気持ちをずっと忘れてはいけない。 - 継続は力なり
└たとえ小さなことでも、継続しておこなえば成果となってあらわれる。 - 為せば成る
└どんなことでも、やろうと決めて頑張れば達成できる。 - 好きこそものの上手なれ
└何事も、本当に好きならば上達する。 - 石の上にも三年
└最初は辛くても、三年耐えれば報われる。 - 一期一会
└あらゆることは一生に一度きりであると考えて大切にする。 - 七転八起
└倒れても倒れても、その度に起き上がれば良い。
好きな言葉・座右の銘を伝える例文
座右の銘は「千里の道も一歩から」で、小さなことでも毎日コツコツと努力できるのが強みです。
自己紹介で好きな言葉や座右の銘を話す際、一般的に好まれやすい内容として、前向きな言葉、成長意欲が感じられる、周りの人とあまり被らない言葉などがあると思いますが、気にする必要はありません。
好きな言葉を話してみましょう。くれぐれも意味を間違えて捉えていないか、前もってよく調べておいてください。
面接で好きな言葉について伝えたい人は、以下の記事を参考にしましょう。例文と併せて詳しく解説しています。
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面接で好きな言葉を聞かれたら? おすすめの言葉100選
面接で好きな言葉を回答するときは自分をアピールするチャンスです。好きな言葉を選ぶ際に押さえておきたいポイントや伝え方のステップなどをキャリアコンサルタントが解説します。おすすめの単語100選も紹介していますので参考にしてください。
記事を読む
また、面接で座右の銘について伝えたい人は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
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面接に使える座右の銘25選! 好印象を残すコツを例文付きで解説
面接で座右の銘を回答するときは、人柄や価値観を多面的にアピールできるチャンスです。この記事では、座右の銘をアピールにつなげるための原則や、好印象を残すコツ、面接で伝える際の注意点などをキャリアコンサルタントと解説します。すぐに使える座右の銘の例34選もぜひチェックしてください。
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④好きな本・好きな映画
自己紹介で好きな本や好きな映画を話せば、あなたの人となりや価値観などを伝えることができるでしょう。ただ、就活の自己紹介は話す時間に限りがあるので、本や映画の内容をダラダラと語ることにならないよう注意してください。
なぜその本や映画が好きなのか、その本や映画が自分の人生にどのような影響を与えたのか、その本や映画で学んだ教訓を今後の人生にどのように活かしたいのか、など自分と絡めたエピソードを簡潔に話しましょう。
好きな本・好きな映画を伝える例文
好きな本は司馬遼太郎の「竜馬がゆく」です。好きな理由は、幕末という激動の時代の中で短い一生を悔いのないように生きた竜馬の姿に感動したからです。この本を読んで、自分の人生観が「人生は有限だからこそ、限られた時間で精一杯努力して生きよう」という考え方に変わりました。
志望業界にもよりますが、歴史上の人物や出来事を取り上げているものであれば、読んでいなくても想像がつきやすく共感しやすいです。映画の場合は誰もが知っているような有名な映画で高評価のものであれば共感されやすいでしょう。
⑤キャッチフレーズ
キャッチフレーズは、一言で自分の強みやイメージを端的に伝えることができるため印象に残りやすいです。キャッチフレーズを考えるときは、「仕事で役に立ちそうな自分の強み」をベースにした内容にしましょう。
キャッチフレーズを「仕事で役に立ちそうな強み」にすると、企業はあなたが入社後どのように活躍してくれるのかをイメージしやすくなります。
キャッチフレーズを伝える例文
私のキャッチフレーズは、「粘り強い納豆」です。
理由は、茨城の水戸出身であることと、どんなことでも最後まで粘り強く努力できるからです。
- 自分をアピールするためのキャッチフレーズが思い浮かびません。キャッチフレーズを考えるときのコツがあれば教えてください。
暗い印象のものや協調性に欠けるものは避けよう
キャッチフレーズは動物や色、食べ物、身の周りの物など誰もがイメージしやすいものなら何でも良いでしょう。全体像よりも、特に際立つ特徴一点に特化して自分のイメージと結びつけます。
一般的に暗い印象のものや、「一匹オオカミ」のように、協働のイメージからはずれるものは避けた方が良いです。
志望企業と関連するものからキャッチフレーズを考えよう
また、志望企業が取り扱っている商品からイメージすることもできます。
たとえば、寿司チェーン企業で、「自分を寿司ネタにたとえると何か」という質問が面接でされたこともあります。また、テレビ番組の制作会社で、「自分をテレビ番組に例えたら何か」という質問がなされたこともあります。
いずれにしても、そうである理由・根拠に説得力が必要なのは言うまでもありません。
キャッチフレーズの作り方は、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。
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⑥尊敬する人
自己紹介で尊敬する人について話すことで、自分が目標としている人物像を相手にわかりやすく伝えることができます。
ただ、他己紹介になってしまわないように、尊敬する人について話す場合は、なぜその人を尊敬しているのか、自分はその人に憧れてどうなりたいのか、など自分のエピソードと絡めて話せると良いですね。
もし、尊敬する人の名言や座右の銘などがあれば、一緒に話してみるのもおすすめです。あなたの理想の人物像だけでなく、大切にしている価値観やモットーも一緒に伝えることができますよ。
注意点は、話が長くなりすぎると自己紹介からそれてしまうので、短く話すか必ず自分のエピソードと絡めて話すようにしましょう。
尊敬する人の例
- 歴史上の偉人
- スポーツ選手
- 著名人
- 恩師
- 家族(両親や祖父母、兄弟など)など
尊敬する人を伝える例文
尊敬する人は、大谷翔平選手です。尊敬する理由は、プロになるために高校生の頃から目標達成シートを作って、「目標達成のために自分に何が足りないのか」分析して改善の行動を繰り返していったからです。
私も大谷選手を見習って、計画的にコツコツ努力できる人間になりたいと考えております。
面接で尊敬する人について話したい人は、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてくださいね。
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アドバイザーコメント
大場 美由紀
プロフィールを見るキャッチフレーズは他の就活生と差別化できる
周囲との差別化を図り印象付けるには、やはりキャッチフレーズを考えてみると良いでしょう。その際、できるだけ誰でも思いつきそうなものは避けるようにしたいものです。
どうしても就活生がアピールする材料は似てくるので、それを表すキャッチコピーも同じような題材を使いがちです。面接官はたくさんの就活生の自己紹介を聞いているので、またかという印象を与えてしまう可能性もないわけではありません。
また、すべての企業に同じキャッチフレーズで自己紹介するのはリスクもあります。企業が求める人材を意識したうえで、そのような人材であることを裏付けるキャッチフレーズの方がより良いでしょう。
理想のビジョンが伝わるスローガンもおすすめ
あとは、スローガンを考えてみるのも良いです。社会人としてどうありたいか、あるいはその企業の一員となってどんな目標を持ちたいかなど、学生ではなく社会人目線で考えます。社会人意識がすでに醸成されている印象を与えることができます。
そのためには、企業研究はもちろんですが、複数の社会人にインタビューしていろいろな考えを参考にすると良いでしょう。
ここまで個性を出したい人向けの自己紹介として解説しましたがインターンシップの自己紹介でも活用できます。以下の記事ではインターンシップの自己紹介で取り入れたいポイントをまとめているので参考にしてみてください。
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志望度や熱意をアピールしたい人向けの自己紹介の項目3選
インターンや面接などで、第一志望や第一志望群の企業を受ける場合は、自己紹介で志望度や熱意をアピールできる項目を考えましょう。
自己紹介で第一印象が決まるからこそ、志望度の高い企業のインターンや面接で熱意を伝えておきたいですよね。ただし、志望度や熱意を伝える内容が志望動機や自己PRのように長くなってしまわないように注意しましょう。
ここからは、志望度や熱意のアピールとなる自己紹介の項目を解説していきます。
①簡単な志望動機
自己紹介の中に簡単な志望動機を入れることで、志望度の高さや熱意をアピールできます。ただ自己紹介をする場面が面接の場合は、志望動機は自己紹介の後に別途必ず聞かれるので、自己紹介で志望動機を話す場合は大枠を伝えるだけに留めておきましょう。話す内容は1〜2文程度が適切です。
簡単な志望動機を伝える例文①
就職活動というあらゆる人のターニングポイントにおいて、困っている学生をさまざまな方法で支援している御社に惹かれました。
簡単な志望動機を伝える例文②
自分自身が就職活動でたくさん悩んだので、同じように悩んでいる就活生の支援に携わりたいと思い、御社を志望いたしました。
上記の例文は、簡潔に志望動機が述べられている点で良いと思います。他の就活生も同様のことを話す可能性があり、特別強く印象に残るわけではないと思いますが、自己紹介でのアピールとしては適切です。
そもそも志望動機で何を言えば良いかわからない人や、企業に刺さる志望動機を考えたい人は、以下の記事をチェックしましょう。
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面接の志望動機は、書類よりも深掘りをした内容にすることが重要です。面接で志望動機を答えるための3つの構成を理解し、4ステップで面接の志望動機を考えましょう。回答例文や伝え方のコツを踏まえてキャリアコンサルタントが解説します。
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②企業で活かせる強み
自己紹介で学生時代に取り組んだことを話す際に、その経験を経て身につけた強みを企業でどのように活かせるのかを伝えられれば、意欲の高さをアピールできます。
ただ自己紹介をする場面が面接の場合、自己PRは自己紹介の後に別途必ず聞かれます。そのため、自己紹介では「企業で活かせる強み」に関するエピソードは短く簡潔にまとめて、自己PRと混同させないように気をつけましょう。
企業で活かせる強みを伝える例文
留学で培った語学力や主体性を、御社の営業職で活かしたいと考えております。
自己PRはエピソードが重要です。印象に残る自己PR作成について詳しく知りたい人は、以下の記事を確認してみてくださいね。
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③抱負・意気込み
自己紹介をする場面が面接や内定式の場合、話す項目に入社後の抱負や意気込みを織り交ぜれば、やる気のある新卒として認識されるでしょう。入社後、意欲的に働きたいことをアピールしたい人はぜひ伝えておきたいですね。
もし内定式で抱負や意気込みを伝える場合、締めの挨拶に「ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」と加えれば、意欲が高いだけでなく謙虚な印象も与えられますよ。
抱負・意気込みを伝える例文
入社後は、周りから必要とされる人材として活躍したいです。
ご迷惑をおかけすることも多々あるかと思いますが、精一杯頑張りますのでご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
- 第一志望なので、自己紹介でも特に志望度や熱意をアピールしたいです。コツを教えてください。
志望度や熱意は抽象的にならないように注意しよう
第一志望でなくても志望度や情熱は、しっかりとアピールしてください。
コツはありませんが、説明するという感覚を持つのではなく、相手に伝えようという意識で自分ごととして伝えることが大切です。抽象的な内容になりがちなので、できればエピソードを加えて具体的な実践や経験を話すと伝わりやすくなります。
アドバイザーコメント
横山 慶一
プロフィールを見る自己紹介は自分の人物像がわかるような項目を話そう
自己紹介の目的は、自分のことを説明して伝えることではなく、相手に「この人なら採用したい」と思わせる、心を動かすことです。
詳細に、数多くの事柄を説明すると良いと考えられがちですが、むしろ話しすぎると逆効果になることもあります。
自己紹介で採用担当者が知りたいのは、人物像です。そして人物像は、最初のインプレッション(第一印象)でかなり把握することができます。
志望度や熱意は相手に届ける意識で伝えよう
次に志望度や熱意になりますが、これは本人の中にある想いのため抽象的になりがちなので、できるだけエピソードや具体的な経験を話すことで伝わりやすくしましょう。
志望動機は、仕事内容と自分が取り組みたいこととのマッチングになるので、相性の問題があります。自分が得意であっても企業側で必要としていないことはPRしても担当者の心は動きません。相手に合わせてPRする内容は変わってくるので、そこは準備と戦略をしっかり考えてください。
最後に、自己紹介は、知識や勉強の成果を発表するのとは異なり、自分自身の心からのメッセージとして相手に届けるという意識をしっかりと持つことが大切です。
例文9選! 状況に合わせた自己紹介の項目を準備しよう
自己紹介で話す内容が決まったとしても、話す場面に応じて自己紹介の内容を変えなければいけない必要がでてくるかもしれません。
たとえば「OB・OG訪問の場合の自己紹介」と「面接の場合の自己紹介」では、話す相手が先輩と面接官とで違うので、話す内容は異なりますよね。そのため、あらゆる状況に対応できるように、さまざまな場面を想定した自己紹介を用意しておきましょう。
以下より、就活の「場面別の自己紹介の例文5選」と「話す長さ別の自己紹介の例文4選」を紹介するのでぜひ参考にしてみてくださいね。状況に応じて、自己紹介で話す項目を増やしたり変更したりして柔軟に対応しましょう。
就活の場面別! 自己紹介の例文5選
就活の場面別! 自己紹介の例文5選
- インターンの場合
- OB・OG訪問の場合
- ES・履歴書の場合
- 面接の場合
- 内定式の場合
就活をしていると、インターンやOB・OG訪問、選考中や内定式など、自己紹介をしなければいけない場面がたくさん出てきます。
状況に応じて、話しておいたほうが良い項目や注意してほしいポイントがあるので、必ずチェックしておいてくださいね。
①インターンの場合
インターンで自己紹介をする場合は、「なぜインターンに参加したのか? 」参加理由を話す項目に入れておきましょう。インターンに参加する理由は、前向きさや意欲の高さをアピールできる内容にすれば、好印象を持たれること間違いなしですよ。
インターンの自己紹介で話す項目
- 大学・学部・学科・氏名
- 大学の専攻・所属ゼミについて
- 学生時代に取り組んだこと
- インターンに参加した理由
- 感謝の言葉・締めの挨拶
インターンで自己紹介をする場合の例
①〇〇大学、✕✕学部、◇◇学科から参りました△△と申します。
②大学では、国文学のゼミに所属しており、枕草子などの平安時代の文学について研究しております。
③学業以外では、ラクロス部の活動に力を入れております。ポジションはアタッカーで、副キャプテンとしてチームをまとめていました。秋には全国大会を控えており、優勝を目指してチーム一丸となって日々練習に励んでいます。
④インターンを通して、御社の商品企画に関する業務理解を深めるだけでなく、プレゼンテーション能力も向上させたいと考えております。
⑤本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。
よろしくお願いいたします。
②OB・OG訪問の場合
OB・OG訪問で自己紹介をする場合は、「なぜOB・OG訪問をお願いしたのか? 」依頼理由を話す項目に入れておきましょう。
依頼理由を伝えることで、OB・OG側も目的に沿った話をしてくれます。たとえば「御社が第一志望のため、OB訪問をお願いしました」と伝えれば、内定を取るための選考対策などについて深く話してくれます。
また、忙しい合間を縫って会ってくれていることに対して、感謝の気持ちもしっかりと伝えましょう。
OB・OG訪問の自己紹介で話す項目
- 大学・学部・学科・氏名
- 大学の専攻・所属ゼミについて
- 学生時代に取り組んだこと
- OB・OG訪問をお願いした理由
- 感謝の言葉・締めの挨拶
OB・OG訪問で自己紹介をする場合の例
①〇〇大学、✕✕学部、◇◇学科から参りました△△と申します。
②大学では、国文学のゼミに所属しており、枕草子などの平安時代の文学について研究しております。
③学業以外では、ラクロス部の活動に力を入れております。ポジションはアタッカーで、副キャプテンとしてチームをまとめていました。秋には全国大会を控えており、優勝を目指してチーム一丸となって日々練習に励んでいます。
④御社が第一志望で、企業理解や選考対策についてのお話を伺いたく、この度OB訪問を依頼させていただきました。
⑤本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。
よろしくお願いいたします。
そもそもOB・OG訪問が何かわからない人や、これからOB・OG訪問に行こうと思っている人は、以下の記事を必ずチェックしましょう。
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OB訪問・OG訪問は必要? 就活を有利に進める手順を完全網羅
OB・OG訪問は社員のリアルな声を聞ける貴重な機会です。万全の準備をして最大限に活用しましょう。この記事ではOB・OG訪問の準備方法やマナーなどについてキャリアコンサルタントが解説します。OB・OG訪問を実施し、就活を成功させましょう。
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③ES・履歴書の場合
ESや履歴書は、インターンに参加する前や面接を受ける前に必ず提出する書類です。形式は指定される場合が多いので、指定に沿って記載していきましょう。
直接会って自己紹介するわけではないので、ESや履歴書の自己紹介には「自己紹介の基本項目4選の④」にある締めの挨拶は入れなくても問題ありません。ただ、採用担当者は選考時に大量のESや履歴書に目を通すので、少しでも印象を残すためにも自分をアピールできる項目を盛り込みましょう。
ESや履歴書に書く自己紹介の内容は、基本的に面接などで話すときの内容と同じで問題ありませんが、1文が長くなりすぎていないかには気をつけましょう。また、主語と述語が対応しているか、目的語が抜けていないか、修飾語が長すぎないか、などにも注意してください。一回読んだだけで、頭に内容がスッと入るようなわかりやすい文章を心がけましょう。
また、企業を意味する「御社」と「貴社」を混同させないようにしましょう。話すときは「御社」、ESや履歴書に書くときは「貴社」と使い分けてくださいね。
ES・履歴書の自己紹介で話す項目
- 大学・学部・学科・氏名
- 大学の専攻・所属ゼミについて
- 学生時代に取り組んだこと
- 自分をアピールできる項目
ES・履歴書で自己紹介をする場合の例
①〇〇大学、✕✕学部、◇◇学科の△△と申します。
②大学では、国文学のゼミに所属しており、枕草子などの平安時代の文学について研究しております。
③学業以外では、ラクロス部の活動に力を入れております。ポジションはアタッカーで、副キャプテンとしてチームをまとめていました。秋には全国大会を控えており、優勝を目指してチーム一丸となって日々練習に励んでいます。
④趣味は洋画を見ることです。字幕なしでも鑑賞できるようになりたいので、現在は英会話の勉強にも力を入れています。
ESや履歴書は、簡潔にわかりやすく、自分の特徴を絞って書くことがポイントです。できれば一言で自分をしっかりアピールする内容を含めると、インパクトが出せて良いでしょう。
④面接の場合
面接での自己紹介は、選考の合否につながる可能性もあるので一番力を入れなくてはいけません。自己紹介の基本の項目4選を話すのはもちろん、自分をアピールするための項目をいくつか追加してみると良いでしょう。
面接の自己紹介で話す項目
- 大学・学部・学科・氏名
- 大学の専攻・所属ゼミについて
- 学生時代に取り組んだこと
- (+話す長さに応じて何項目か加える)
- 感謝の言葉・締めの挨拶
面接で使える「10秒、30秒、1分、2分の自己紹介の例文」は後述しているので参考にしてみてくださいね。
また以下の記事で、面接での自己紹介のコツについて詳しく解説しているので、こちらも必ずチェックしておきましょう。
関連記事
面接の自己紹介の作り方・伝え方|やってはいけないNG例も紹介
面接での自己紹介は、第一印象を左右するものなので非常に重要です。自己紹介をするのは短時間ですが、他の就活生よりも良い印象を残せるポイントは多くあります。ポイントや自己紹介例、練習法についてキャリアコンサルタントの意見も交えて解説します。
記事を読む
- 面接で自己紹介を上手く話せませんでした。自己紹介で第一印象を悪くしてしまった場合、選考に影響しますか?
自己紹介でつまずいてしまったと感じたら切り替えることが大切
自己紹介でつまずいたと自分では思うかもしれませんが、本来第一印象を悪くしたかどうかは面接官にしかわからないことです。自分だけの勝手な思い込みで、面接官は何も気にしていないかもしれません。
まだまだ面接の出だしの部分です。失敗したという思いはすぐに捨てて、気持ちを切り替えましょう。暗く落ち込むことなく、明るくハキハキとした応答で挽回しましょう。選考は、自己紹介だけでなく面接全体を通じて評価されます。
⑤内定式の場合
内定式の自己紹介は、先輩社員や同期から自分のことを知ってもらえるチャンス。出身地や趣味など、社員と共通点を作れそうな項目を話しておけば接点が作れるかもしれませんよ。
また、最後に意気込みや抱負を話せれば、意欲のある学生として好印象を残せるでしょう。
内定式の自己紹介で話す項目
- 大学・学部・学科・氏名
- 大学の専攻・所属ゼミについて
- 学生時代に取り組んだこと
- 意気込みや抱負
- 感謝の言葉・締めの挨拶
内定式で自己紹介をする場合の例
①〇〇大学、✕✕学部、◇◇学科から参りました△△と申します。
②大学では、国文学のゼミに所属しており、枕草子などの平安時代の文学について研究しております。
③学業以外では、ラクロス部の活動に力を入れておりました。ポジションはアタッカーで、副キャプテンとしてチームをまとめていました。
④「千里の道も一歩から」を座右の銘とし、小さなことでも毎日コツコツと努力できるのが強みです。入社後も、この強みを活かして精一杯頑張ります。
⑤ご迷惑をおかけすることも多々あるかと思いますが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
話す長さ別! 自己紹介の例文4選
話す長さ別! 自己紹介の例文4選
- 10秒の自己紹介
- 30秒の自己紹介
- 1分間の自己紹介
- 2分間の自己紹介
就活の自己紹介は、場面や状況によって話す長さが異なる場合が多いでしょう。話す時間を相手から指定される場合もありますが、特に指定されない場合もあります。話す時間を相手から指定されなかったら、基本的に30秒から1分の自己紹介が適切です。
そのときどきによって、自己紹介にどのくらいの時間を求められるかわからないので、さまざまな時間を想定した自己紹介を何パターンか準備しておくと安心ですよ。
以下より、10秒、30秒、1分、2分の自己紹介の例文を紹介するので、参考にしてみてくださいね。
①10秒の自己紹介
10秒の自己紹介を求められたら、前述した「自己紹介の基本項目4選の①」にある所属している大学・学部・学科・氏名と、「自己紹介の基本項目4選の④」にある締めの挨拶を伝えましょう。
10秒の自己紹介は、文字数でいうと50字〜70字程度が目安です。作成の参考にしてみてくださいね。
10秒の自己紹介で話す項目
- 大学・学部・学科・氏名
- 感謝の言葉・締めの挨拶
10秒で自己紹介をする場合の例
①〇〇大学、✕✕学部、◇◇学科から参りました△△と申します。
②本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。
よろしくお願いいたします。
- 10秒程度の自己紹介では、大体みんな話すことが同じになると思います。企業はどんな目的があって短い自己紹介を求めるのでしょうか?
本人確認の意味合いもあるが、振る舞いやマナーもチェックしている
面接冒頭の10秒自己紹介は、採用担当者としては本人確認の意味合いが強いです。10秒間では、所属と挨拶しかできませんが、第一印象を与えるのには充分な時間です。
皆同じことを話す中で、服装や身だしなみ、声のトーン、目線、緊張感、周囲に対する配慮、立ち居振る舞い、マナーなどは個別に見てとることができます。ベテランの面接官はそこから信頼関係や関係構築力も見切ることができます。
面接のマナーに不安がある人は以下の記事を参考にしてみてください。面接マナーついて詳しくまとめています。
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絶対に落とせない面接のマナー! 「即不合格」にならないための作法
面接のマナーは合否をわける重要要素。念入りな対策が欠かせません。面接時の一連のマナーから身だしなみのマナーまでキャリアコンサルタントが徹底解説します。集団面接やWEB面接のマナーも紹介するので、参考にしてください。
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②30秒の自己紹介
30秒の自己紹介を求められたら、前述した「自己紹介の基本項目4選」をすべて話せばちょうど良い時間で話すことができます。就活では30秒の自己紹介を求められるケースが比較的多いので、「30秒の自己紹介=自己紹介の基本項目4選を話せば良い」と覚えておきましょう。
30秒の自己紹介は、文字数でいうと150字〜200字程度が目安です。作成の参考にしてみてくださいね。
30秒の自己紹介で話す項目
- 大学・学部・学科・氏名
- 大学の専攻・所属ゼミについて
- 学生時代に取り組んだこと
- 感謝の言葉・締めの挨拶
30秒で自己紹介をする場合の例
①〇〇大学、✕✕学部、◇◇学科から参りました△△と申します。
②大学では、国文学のゼミに所属しており、枕草子などの平安時代の文学について研究しております。
③学業以外では、ラクロス部の活動に力を入れております。ポジションはアタッカーで、副キャプテンとしてチームをまとめています。秋には全国大会を控えており、優勝を目指してチーム一丸となって日々練習に励んでいます。
④本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。
よろしくお願いいたします。
③1分間の自己紹介
1分間の自己紹介を求められたら、「自己紹介の基本項目+ 2〜3項目」を話すと丁度良いでしょう。
1分間の自己紹介は、文字数でいうと300字〜400字程度が目安です。作成の参考にしてみてくださいね。
1分間の自己紹介で話す項目
- 大学・学部・学科・氏名(+出身)
- 大学の専攻・所属ゼミについて
- 学生時代に取り組んだこと
- アピールしたい項目をいくつか
- 感謝の言葉・締めの挨拶
1分間で自己紹介をする場合の例
①〇〇大学、✕✕学部、◇◇学科から参りました△△と申します。出身は兼六園で有名な石川県金沢市です。
②大学では、国文学のゼミに所属しており、枕草子などの平安時代の文学について研究しております。
③学業以外では、ラクロス部の活動に力を入れております。ポジションはアタッカーで、副キャプテンとしてチームをまとめています。秋には全国大会を控えており、優勝を目指してチーム一丸となって日々練習に励んでいます。
④また、趣味は洋画を見ることです。字幕なしでも鑑賞できるようになりたいので、現在は英会話の勉強にも力を入れています。
④座右の銘は「千里の道も一歩から」で、小さなことでも毎日コツコツと努力できるのが強みです。この強みを御社でも活かしたいと考えております。
⑤本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。
よろしくお願いいたします。
また、就活では1分間の自己紹介を求められるケースがかなり多いので、必ず準備しておきましょう。
以下の記事で、1分の自己紹介について詳しく解説しているので、これから1分の自己紹介を考える人は要チェックです。
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自己紹介は1分程度が基本。1分で伝える基礎構成を理解し、5ステップで自己紹介を作成しましょう。自己紹介を1分間でまとめる秘訣や注意点についてキャリアコンサルタントが解説します。話題別で例文も紹介するので、参考にしてください。
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④2分間の自己紹介
2分間の自己紹介を求められたら、1分間の自己紹介に具体的なエピソードなどを追加してみましょう。
2分は意外と長く、話す順序をしっかりと整理しておかないと途中で支離滅裂になってしまう可能性が高いです。1分間の自己紹介を考え終わったら、2分間の自己紹介も必ず準備しておきましょう。
2分間の自己紹介は、文字数でいうと600字〜800字程度が目安です。作成の参考にしてみてくださいね。
2分間の自己紹介で話す項目
- 大学・学部・学科・氏名(+出身)
- 大学の専攻・所属ゼミについて(掘り下げる)
- 学生時代に取り組んだこと(掘り下げる)
- アピールしたい項目をいくつか
- 感謝の言葉・締めの挨拶
2分間で自己紹介をする場合の例
①〇〇大学、✕✕学部、◇◇学科から参りました△△と申します。出身は兼六園で有名な石川県金沢市です。
②大学では、国文学のゼミに所属しており、枕草子などの平安時代の文学について研究しております。
もともと古典の授業が好きで、より深く勉強するために大学で国文学を専攻しました。疑問点や気になる点は積極的に教授に質問をして、疑問は溜めずにすぐに解決するように心がけています。古典を学ぶことで得たさまざまな教養や探求心を、仕事をするうえでも活かしていきたいと考えております。
③学業以外では、ラクロス部の活動に力を入れております。ポジションはアタッカーで、副キャプテンとしてチームをまとめています。秋には全国大会を控えており、優勝を目指してチーム一丸となって日々練習に励んでおります。
部活動を通して、チームワークの大切さを学び、さまざまなタイプのメンバーをまとめるリーダーシップを身につけることができました。
④また、趣味は洋画を見ることです。字幕なしでも鑑賞できるようになりたいので、現在は英会話の勉強にも力を入れています。学業や部活動の合間には、オンラインで英会話のレッスンを受けて日々コツコツ勉強しております。
④そのため、座右の銘は「千里の道も一歩から」で、小さなことでも毎日コツコツと努力できるのが強みです。この強みを御社でも活かしたいと考えております。
⑤本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。
よろしくお願いいたします。
- 1分〜2分などの長い自己紹介では話すネタが尽きてしまいます……。どのように内容を膨らませればいいでしょうか?
話を膨らませやすいのは失敗や苦労した経験
理系の学部で、専攻が職種に紐づいているなら、研究の様子を具体的に言うことで内容はいくらでも膨らませることはできます。
ただし、研究内容をあまり細かく言っても、面接官にとって理解しにくいことは多くあるので、むしろ研究のプロセスで失敗や苦労したことなどの共感を得られやすい内容を数字や固有名詞を入れて具体的に話すと良いでしょう。
学生時代に取り組んだことについても、苦労したエピソードを1つに絞って、それを突破したことで自信につながったことに着地するストーリー展開もあります。ここでも、数字や固有名詞を入れると良いですが、ダラダラ話さないように枝葉末節は省き、簡潔にわかりやすく説明することを心がけてください。
残念な自己紹介とは? 気をつけたいNGパターン
自己紹介のNGパターンは、知らず知らずのうちにやってしまう可能性が高いため注意が必要です。自己紹介の後に「なんだか残念な学生だな……」と思われないように、必ず確認しておきましょう。
話す項目が多すぎる
自己紹介で話す項目が多すぎると要領を得ないため、聞き手を混乱させてしまうでしょう。そもそも、自己紹介は自分の基本的なプロフィール情報が相手に伝わればOK。たくさん話す必要はないので、内容は短く簡潔にまとめましょう。
基本的に、自己紹介で話す項目は「基本項目4選+1〜3項目か」程度に留めておくとベスト。1分や2分など、比較的長い自己紹介を求められたとしても、話す項目数をただたくさん増やすのではなく、それぞれの項目を深掘りして話していきましょう。
自己紹介で話す項目が多すぎる人は、話したいことをまとめられない人だと判断されてしまいます。
面接官は時間配分を考えながら面接を進行しています。話す項目が多すぎるとタイムオーバーになり、薄い面接内容のまま評価されることになるかもしれません。
面接で話す自己紹介の内容は短く簡潔にしましょう。話す項目が多すぎると、面接官が本当に知りたいことを十分に語る時間がないまま面接が終わってしまいます。
自己PRの内容と被る
自己紹介と自己PRを混同させていませんか? 自己紹介は自分のことを知ってもらうためにおこないますが、自己PRは自分の魅力をアピールするためにおこないます。そもそも、自己紹介と自己PRは目的が異なるのです。
自己紹介が自己PRになってしまうと、相手から「求められた回答ができない人」「的外れな回答をする人」という印象を持たれるかもしれません。
自己紹介では、自分の基本的な情報と自分をアピールする内容を簡単に伝えるだけでOKです。自分のアピールポイントは、「自己PRについて話してください」と言われたときに詳しく話すようにしましょう。
自己PRは自分の強みとそれを裏付けるエピソードを言って、その強みを業務の中で活かして活躍するという内容の構成となるので、自己紹介とは根本的に異なります。
自己紹介はあくまで、自分の好印象を最初に残すことを考えると良いでしょう。
自己紹介と自己PRの違いは以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。
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自己紹介と自己PRの違いは? わかりやすい例文つきで解説!
面接では、「自己紹介」と「自己PR」が求められます。学生の中には、「どちらも同じようなもの」と考えている人も多いですが、自己紹介と自己PRの目的を混同すると評価を下げる原因になりかねません。記事ではキャリアアドバイザーと自己紹介と自己PRの違いを解説します。
記事を読む
項目以外も重要! 自己紹介で好印象を残す5つのコツ
項目以外も重要! 自己紹介で好印象を残す5つのコツ
- 相手の目を見て話す
- 声のトーンは明るくハキハキとする
- 早口にならないようにする
- 言葉のひげをなくす
- 自己紹介後にお辞儀をする
自己紹介で話す内容が決まったら、好印象を残すための5つのコツを最後に押さえておきましょう。
これらのコツをしっかり押さえられれば、第一印象アップにつながるだけでなく、自信を持って自己紹介ができるようになりますよ。
こちらの動画では、好印象を残すコツを実践した自己紹介をしています。話すスピードや声のトーン、表情も参考にしてくださいね。
①相手の目を見て話す
自己紹介中は、緊張のあまり目を泳がせてしまったり、恥ずかしくて目線が下になってしまいがちです。せっかく話す内容が完璧でも、目線のせいで印象が悪くなってしまっては非常にもったいないですよね。
一般的に、目を見て話せないと「自信がない」「後ろめたいことがある」「嘘をついている」など、相手にネガティブな印象を与えてしまいます。一方で、相手の目を見て話すことができれば「自信がある」「自分に興味がある」など、相手にポジティブな印象を与えることができるでしょう。
ただ、ずっと相手の目を凝視してしまうと不気味な印象を与えてしまうので、相手の目を見つつも3〜5秒に一度程度は目線をそらすことも必要です。
目を見て話をすると、面接官には就活生が真剣で熱意を持っているように映ります。普段の生活でも同じように感じると思います。
自信がなかったり嫌な感情があったりすると、目をそらしますよね。目を見て話をするということは好印象につながります。
②声のトーンは明るくハキハキとする
声のトーンは、意外と見落としがちなポイントです。 小さな声でぼそぼそと話してしまうと、話の内容を聞き取りにくくなるだけでなく、相手に暗い印象を与えてしまいます。一方で、明るくハキハキと話すことができれば、それだけで前向きさや明るさをアピールできます。
上記のメラビアンの法則を見ると、第一印象には、話す内容以外の情報が大きな影響を与えていることがわかります。そのため、第一印象を良くするためには、表情や話し方はもちろん、姿勢や所作などにまで気を配れるとベストです。
メラビアンの法則とは?
コミュニケーションを取る際に言葉と表情、態度が矛盾していると、話し手が聞き手に与える影響は「視覚情報:55%」「聴覚情報:38%」「言語情報:7%」の割合で伝達されるという心理学上の法則。
③早口にならないようにする
自己紹介中は、緊張して話すスピードがいつもよりも速くなってしまいがちです。緊張すること自体は悪いことではありませんが、早口になってしまうことで肝心の伝えたい内容が相手の頭に入っていきません。緊張したときこそ、ゆっくりと話すことを心がけましょう。
どうしても早口になってしまう人は、言葉の句読点を意識してみましょう。話す途中の「、」で一区切りして「。」で一呼吸置けばゆっくり話せるので、言い間違えや言葉のつっかえが圧倒的に少なくなります。
早口で話をされると、何を言っているのか理解することが難しい場合があります。早口過ぎると、人とコミュニケーションを取るうえで問題があると判断されるかもしれません。
④言葉のひげをなくす
話の途中に「あ~」や「え〜っと」などの言葉のひげを挟むことが癖になっていませんか? 言葉のひげは、人前で話すことに慣れていないと出てきてしまうことが多いです。
そのため、自己紹介で話す内容が決まったらスラスラと話せるようになるまで声に出して繰り返し練習しましょう。メモを見なくても、自信を持って話せるようになれば完璧です。
また、あえて話と話の間に1〜2秒の沈黙を作るのもおすすめです。「あ~」や「え~っと」と言ってしまいそうな話と話の間に、一呼吸入れるイメージで1〜2秒の沈黙を作ることで言葉のひげが出てしまうことを未然に防ぐことができますよ。
言葉のひげをなくす方法
- メモを見ないでスラスラ話せるように反復練習をする
- 話と話の間にあえて1~2秒の沈黙を作る
⑤自己紹介後にお辞儀をする
自己紹介が終わったら、忘れずにお辞儀をしましょう。この時、お辞儀の角度は30度が目安です。背筋を伸ばしたまま、手は体の前に軽く添えてくださいね。
一般的に、ビジネスシーンのお辞儀は状況によって角度が異なるので、上の図を見て確認しておきましょう。今からお辞儀の角度をビジネスマナーとして意識できれば、社会人になってからも役に立ちますよ。
アドバイザーコメント
大場 美由紀
プロフィールを見る自己紹介で好印象を残すなら笑顔は必須
見た目の第一印象はとても大切です。特に笑顔と姿勢は、第一印象に大きく影響します。
企業にとっての採用活動は、仕事で活躍してくれる人材を採用することは確かに重要ではありますが、やはり一緒に働く仲間として受け入れられるかどうかという点は大きいです。その就活生を企業の一員として迎え入れた時、一緒に働く職場の人間にどのような影響を及ぼすかも考えます。
社内で顔を見て一緒に働くなら、やはり笑顔で明るい人物の方が良いでしょう。笑顔の人の方がコミュニケーション能力も高そうに見えます。なぜなら、笑顔の人の方が話しかけやすいからです。また、ポジティブな印象を与えることができます。緊張する場面でも笑顔でいられるメンタルの強さも感じさせます。
猫背になっていないかも注意しよう
また、姿勢の良さも印象を大きく左右します。姿勢が良いと自信があるように見え、健康そうにも見えます。日常的に姿勢を意識している人は案外少なく、パソコンやスマホをのぞき込むことが多いため、つい猫背になりがちです。
良い姿勢と笑顔は意識的にチェックして、日頃から心がけていきましょう。
万全に準備した自己紹介で第一印象を良くしよう
就活の自己紹介は、話す内容次第で第一印象に大きな影響を与えます。しかし逆に言えば、話す内容さえしっかりと準備できていれば、第一印象を大幅に良くすることも可能でしょう。
これから自己紹介の内容を考える人は、今回紹介した基本の項目4選をベースにして、話す場面や話す時間に応じてさまざまなパターンの自己紹介を用意してくださいね。また、自己紹介でどんなことを話せばいいかわからない人は、ぜひ例文9選も参考にしてみてください。
アドバイザーコメント
上原 正光
プロフィールを見る自己紹介で悩むなら必要事項を伝えるだけでもOK
自己紹介は自分自身を他人に知ってもらうための第一歩です。初対面の相手に対して自分がどんな人物なのか話をします。相手からすると、他の人との違いについて印象を残すことができれば頭に残りやすいです。
ただし自己紹介に含める項目については面接官から指示されることが多いので、事前に準備した内容ではなく、きちんと指示に従うことが必要です。
そんなに上手に自己紹介できないという場合には、何を話すか悩むことなく、簡潔に必要事項だけを述べれば良いでしょう。特別なことを言わなくてはならないわけではありません。まだまだ面接の導入部分です。
深く考え込まずに簡潔に済ませて、面接の本体で自分自身を知ってもらえるように十分な時間をかけてアピールすることが大切です。
自己紹介で好印象を与えるためには話し方やしぐさにも気をつけよう
人の印象は第一印象が鍵となるので、話す内容以上に表情や視線にも注意を払うことが大切です。面接導入時の緊張を抑える意味合いでも、面接官の目を見ながら少しゆっくりめに、大きめな声で、明るくハキハキとにこやかな表情で話すことで好印象を持ってもらうことが重要です。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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キャリアコンサルタント/フィナンシャルプランナー
Miyuki Oba〇大学などでカウンセリングや講義、企業や行政における新人研修・セミナーなどに多数登壇。ファイナンシャルプランナーおよび小論文講師としての知見も加味したアドバイスをおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/インテグラルキャリア研究所所長
Keiichi Yokoyama〇20歳後半からカウンセリングの勉強を始め、キャリアに比重をおくコンサルティング、人材育成を企業内で推進。独立後は大学のキャリアセンターで学生の就職支援にもかかわる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として3000人以上の学生と面談を実施。大学でも多くの学生のキャリア支援をおこなう。独立後は、就活生からシニア層までさまざまなキャリア相談に携わる
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