Q
大学4年生
女性
大学4年生なのに就活のやる気が出ません……。
大学4年の秋になっても就職活動に身が入らず、内定を取れる気がしません。
説明会への参加やエントリーシート(ES)の提出が必要なのは頭ではわかっているのですが、どうしても行動に移せません。ついスマホばかり見て一日が終わってしまいます。
選考に落ち続けるうちに、最初の頃にあったはずのやる気もすっかり消えてしまいました。
一方、周りの友人たちは内定をもらって卒業旅行の話などをしているのを聞きます。正直、焦りと自己嫌悪で押しつぶされそうです。
「今からじゃもう良い企業は残っていないんじゃないか」「自分だけ社会人になれないんじゃないか」と、悪いことばかり考えてしまいます。
この時期からでも、巻き返せる方法はあるのでしょうか? こんな状態の私でも、今から内定を目指すことは可能ですか? 何から手をつければ良いのか、アドバイスをいただけるとうれしいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
やる気ではなく、事実や目的に目を向けて行動しよう
客観的に見れば、社会全体では労働人口は不足しています。もちろん今から巻き返すことは十分可能です。
まだ何もしていないうちから不安になって行動を起こせないことが本当に無駄なことであるということにまず気づいてほしいです。行動しなければ何も起こらないのは明らかです。
働かなくても生活できるのであれば別です。しかし、そうでないならば遅かろうが不利であろうが、いつからでも行動を起こすべきです。やる気の問題ではありません。
誰にも依存せずに生活していく準備を!
人間はいつか死ぬものであって、あなたを守ってくれた親や支援者もいつかはいなくなります。
基本的には、誰しも人に依存することなく生活することができなくてはなりません。
生きていくうえではお金も必要です。それは、働くことによって価値を提供し対価を得ることでもあります。
また、仕事の意味は目に見える報酬だけではありません。
自分の役割を果たし、誰かの助けになることができたり、誰かに喜ばれたりすることで仕事の意味を実感することも大いにあります。
まずは働くことの目的を再確認しよう
就活を始める際には「自己分析」から始めるのが通常です。
しかし、あなたの場合はそれ以前に、「なぜ働くのか? 」という自問自答が必要なのかもしれません。
その結果を踏まえて、どこでどう働くのか、職業調べや企業研究とともに考えていくことになります。
さて、立場を変えて考えてみましょう。
あなたがお店で買い物をしようとして、店員さんが「やる気が出ないので売れないんですよ」と言ったらあなたはどうしますか。もちろんそんな店で買い物はできないしお金も払えませんよね。
もしかしたら怒ってクレームを言いたくなるかもしれません。
ただ、あなたの就活の場合は、買い手は企業のほうです。
あなたに報酬をくれる相手は顧客や企業です。相手はあなたのやる気が出るのを待ってはくれません。そのことをよく考えて、すぐに行動を起こしてください。
動けない自分を責めず「小さな一歩」から再始動すべき
現在、あなたが行動に移せないのは、落ちることへの恐れと自己肯定感の低下が原因で、心に強いブレーキがかかっているからだと考えられます。
まずは、就活の合否とあなた自身の価値は無関係だと認識し、自分を責めるのをやめましょう。
心が少しでも軽くなるために、SNSやスマホを見る時間を意識的に制限し、自分を立て直す時間を確保することが重要です。
そのうえで、行動のハードルを下げてみましょう。
まずは採用ページや情報サイトを5分間だけ見てみよう
ESを書くなどの目標ではないところにまずは目を向けてみましょう。
たとえば、企業の採用ページを5分だけ開くといった小さな行動を今日のタスクに設定する、などです。できたという小さな成功体験を積み重ねることが、自信回復の第一歩になります。
具体的な巻き返し策としては、やみくもなエントリーをやめ、ターゲットを絞り込むことが必須です。
就職情報サイトで「随時選考」「秋採用」「冬採用」を実施している企業だけを検索し、あなたの過去の経験や価値観とリンクする企業を3~5社に絞り込みましょう。
熱意を持って取り組める軸が見つかれば、やる気は自然と湧いてきます。
小さな一歩と同時に、スピード感も大切
また、この時期はスピードが命です。
大学のキャリアセンターや新卒専門の就職エージェントにすぐに相談してください。彼らが把握している今からでも間に合う企業を紹介してもらいましょう。ESの添削や面接対策を短期間で集中的におこなってください。
さらに、自己PRを充実させてオファー型やスカウト型の就活サービスを活用することもおすすめです。説明会やES提出の手間を省き、すぐに選考に進める可能性も高まります。
そして何よりも伝えたいのは、あなたの価値は、内定の数で決まるものではありません。
今はつらく感じても、この経験が社会に出てからの粘り強さや他者への共感力につながります。
焦らず、自分のペースで一歩ずつ進めば大丈夫です。
以下のQAでは就活がめんどくさいと感じたときの対処法について、キャリアコンサルタントがアドバイスをしています。就活が面倒と感じてきた人は目を通してみましょう。
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