Q
大学4年生
男性
就活で中小企業にも落ちてしまうのですが、私のどこかに問題があるのでしょうか?
現在就活を進めているのですが、大企業だけでなく、中小企業の選考にも次々と落ちてしまい、とても焦っています。
最初は「中小企業ならいくつか内定をもらえるだろう」と甘く見ていました。しかし、書類選考や一次面接で不採用になることが続き、「どこからも内定がもらえないのでは」と不安でいっぱいです。
周りの友人はすでに内定をもらっており、なぜ私だけがこんなに落ちてしまうのかわかりません。自分の能力や人柄に何か根本的な問題があるのかと、自信を失いかけています。
なぜ中小企業の選考でも落ちてしまうのか、考えられる理由を教えてほしいです。
また、この状況を打開するために、今すぐ取り組むべき具体的な対策や、考え方のアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
落ちる原因は大手と同じ! 十分な選考対策ができていないから
中小企業と一口に言っても、その数や業界、規模はさまざまで、大企業のほうが数は少ないくらいです。業界や企業によってもとらえ方は異なります。
まず、「中小企業だから簡単に入れる」という考えは間違いです。中小でも人気がある企業や、熱意を持って採用活動に取り組んでいる企業は数多く存在します。当然、志望する学生も多くなります。
また、もう一つの視点として、大手に比べて中小企業は採用人数が少ないです。
応募者の総数が大手ほど多くなくても、採用枠が非常に少ない場合、結果として倍率は高くなります。
結局は、「しっかりとした対策ができていないから落ちる」ということに尽きるでしょう。
基本的な対策の徹底が不可欠
「中小企業だから」と油断し、大企業ほどの対策をせずに「受かるだろう」という気持ちで臨む人も見られますが、採用担当者は大企業でも中小企業でも同じ視点で評価します。
自己分析、企業研究、業界研究といった基本的な対策を徹底することが非常に重要です。
情報不足は行動で補う! 「滑り止め」感覚はばれる
中小企業を第一志望にしている人もいますが、大手を第一志望にし、「滑り止め」感覚で中小企業を受けていると、選考が進んだ段階で差が出ます。
私が見てきたなかでは、「中小企業だから受かるだろう」という甘い考えで臨んでいる人は落ちてしまう傾向にありますね。面接が進むにつれて、企業研究の浅さや「なぜこの会社に入りたいのか」を自分の言葉で語れない点が露呈してくるからです。
中小企業の情報は見つけにくいかもしれませんが、その分、独自の説明会や懇親会を丁寧におこなってくれる企業も多いです。
企業で働く人の声を自ら集めに行こう
また、採用規模が小さいからこそ、面接の合間などに人事が直接「何か質問はありますか?」と、学生の疑問に答える時間を設けてくれるケースもあります。
あとは、OB・OG訪問も有効です。大学の先輩など、実際にその企業で働いている人から直接話が聞ければ、疑問点も解消しやすいでしょう。
そういった機会を積極的に活用し、情報を自ら集めに行くことが大切です。
中小企業でも落ちるのは「戦い方のズレ」が原因かも
私もキャリアコンサルタントとして、多くの学生さんが「中小企業なら通ると思っていたのに」と落ち込みながら相談に来る姿を見てきました。
でも、これはあなたに問題があるわけではなく、戦い方がズレているだけのことが多いんです。
「その企業に行きたい理由」を深めよう
ある学生さんは、真面目で誠実な印象でしたが、面接で「志望動機が大手と同じ」になっていました。
中小企業は「うちを選ぶ理由」をとても重視します。事業内容や社風、社員数など規模の違いではなく、「この会社だからこそ自分が貢献できること」を言葉にできるかどうかがカギです。
また、選考が早い中小企業では、自己分析や企業研究の浅さがそのまま伝わりやすいです。特に採用担当者は、学生一人ひとりをじっくり見ているため、「うちに来たい理由」が薄いとすぐに見抜かれます。
「中小企業に落ちる」人へ贈る3つの対策
打開策としては、下記の3つが効果的です。
①志望動機を会社名を入れて1社ごとに再設計する
②模擬面接で第一印象と回答の一貫性を確認する
③「自分がどう成長し、どう貢献したいか」を具体化する
落ちることは、あなたの価値を否定するものではありませんし、むしろ「本当に合う会社を見つけるための調整期間」と思ってください。
少し視点を変えるだけで、結果は大きく変わります。焦らず、自分の言葉で一社ずつ向き合っていきましょう。
面接での効果的な志望動機の作り方や答え方は以下の記事で解説しています。例文も紹介しているので、「どのような志望動機が刺さるかわからない」と疑問を持つ人は事前にチェックしておきましょう。
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