Q
大学3年生
男性
マーケティングの仕事が難しいというのは本当ですか?
現在、就職活動中の大学生です。将来はマーケティング職に携わりたいと考えていて、WebマーケティングやSNSマーケティングに特に興味を持っています。
ただ、インターネットで「マーケティング 難しい」と検索すると、「成果を出すのが大変」「常に勉強し続ける必要がある」「数字に追われる」といったネガティブな情報が多く、不安を感じています。
マーケティングの仕事は本当に難しいのでしょうか?
もしそうであれば、どのような点で苦労するのか知りたいです。逆に、マーケティングの仕事にやりがいがあるとすれば、どのような点に魅力を感じて働いている人が多いのかも気になります。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
難しいのは事実だがゲームのように楽しめる人もいる
はい、本当です。成果を出すのは簡単ではありません。
自分が考えたとおりに閲覧数が伸びなかったり、思うような結果が出なかったりすることがほとんどです。常に数字と向き合い、分析と仮説検証を繰り返す地道な作業が求められます。
しかし、その難しさのなかにおもしろさを見いだせるかどうかが、この仕事の適性だといえます。ただ漠然と大変だと感じるか、ゲームのように楽しめるかで、評価は大きく変わります。
やりがいは社会に対して結果を出せるところ! まずは自分で試そう
自分が立てた仮説が、結果として数字に表れ、社会に影響を及ぼせたときの喜びは格別です。
この仕事は、数字を見て分析し、仮説を立てて検証するというサイクルの繰り返しなので、そのプロセスを楽しめる人には最高の仕事です。
まずは自分のSNSで「どうすれば見てもらえるか」を分析してみましょう。自分に合うかどうかを確かめられます。セルフインターンシップのような感覚で、ぜひ挑戦してみてください。
正解がなく難しい! 仮説の質と実行の速さがすべてを左右する
マーケティングの仕事の難しさは、正解が一つに定まらず、仮説の質と実行の速さが成果を左右する点です。
BtoB、BtoCともに市場・顧客・競合・自社資源が常に変化するので、昨日の最適が今日は通用しないことも起こりえます。
学習意欲の高い人や学びのサイクルを回すことに喜びを見いだせる人には適性があります。
また、成果が数字で見えるため、改善の手触りが強く、チームで勝ち筋を作っていく過程におもしろさを感じやすい仕事です。
地道な作業が多かったり、成果が出なかったりすることもある
複数の要素を地道に往復しながらより良い方針・施策を打ち立てることができるかが鍵になります。
具体的な要素は以下のようなものです。
①定性的なインタビューや定量的な行動データの読み解きを通した「顧客理解」
②ペルソナ・ジョブ理論・ベネフィット設計をもとにした「価値提案」
③検索・SNS・広告・オウンド・PRなどから最適解を見つけだす「チャネル戦略」
④見出し・ビジュアル・CTAを工夫する「クリエイティブ検証」
⑤KPIとラグ指標の分解などをおこなう「計測」
ときには数字が出ずしんどいこともあり、壮大な業務領域だと感じる人もいるかもしれません。
まずは一領域でOK! 職種に必須なPDCAの型を体得しよう
もちろん、最初からすべてを背負う必要はありません。まずは一領域(例: SEO記事の構成→公開→順位・CV検証)でPDCAの型を体得すると、ほかの領域にも転用しやすいです。
たとえば、SEO記事を作ってみましょう。「構成」「公開」「順位・CV検証」といった流れを踏むと、PDCAの型が理解できます。
以下の記事では未経験からIT業界への就職を実現する方法を解説しています。必要なスキルや対策方法なども解説しているので、ぜひ参考にしてください。
以下の記事ではマーケティング職の特徴や向いている人などを解説しています。マーケティング職への就職を視野に入れている人は、事前にチェックしておきましょう。
あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう
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