Q
大学3年生
男性
就活で企業に対して「御社にマッチしている」と伝えて良いのでしょうか?
エントリーシート(ES)や面接の志望動機などで「御社と私はマッチしていると思います」という言葉は使って良いのかと悩んでいます。
企業の求める人物像と自分の強みや価値観が合っていることを伝えたいです。
実際に就活の場で使える、「マッチしている」のおすすめの言い換え表現があったら教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「マッチ」でOK! 具体性で差を付けよう!
「マッチしている」という言葉自体は使っても問題ないです。
ただし、それだけで終わらせず、企業の求める人物像と、ご自身の具体的な経験にもとづく強みが「どのように」合致しているのかを具体的に説明することが重要です。
そして、企業に役に立てることや貢献できることを具体的な言葉で伝えましょう。
「社風が良い」から一歩踏み込もう!
多くの学生が「社風に共感しました」といった抽象的な表現で終わってしまいがちですが、それでは不十分です。
「御社の求める人物像と私の強みがマッチしているので貢献できると思います」というように、具体的な言葉で伝えることを意識しましょう。
実際に、私が以前支援した学生は、志望動機として「インターンシップに行ってそこで働いている人たちの雰囲気がとても良かったので、私もここで働きたいと思った」と話していました。
しかし、これでは社風への共感だけで終わってしまいます。
その場合、「なぜ自分はそういったチームの雰囲気や風通しの良さを重視するのか」「それが仕事にどんな影響を与えると考えるのか」「今までのどんな経験からそれが大事だと思ったのか」といった点を深掘りしましょう。
今までの経験を交えて具体的に説明することが重要です。
無意識である部分を言語化すると納得感が生まれる
私が学生を支援するときは、「どうしてそう思うの」「なんでそれが大切なの」とかなり突っ込みます。それは責めたいわけではなく、学生自身が無意識である部分を言語化できるようにと思ってです。
本人も気付いていなかった深層にたどり着いたときは、私も学生もとても納得のいく心地良さを感じます。
このように、無意識を言語化することは、面接だけでなくこれからのキャリアが充実したものになると信じています。
企業に「マッチしている」と言い切るのは逆効果になることも
あなたがマッチしているかどうかを判断するのはどちらかと言えば企業側のほうなので、あまり良い伝え方とは思えません。
就活においては企業は買い手側、応募者は売り手側です。社会全体では労働力不足で売り手が優位な状況ではありますが、売り手が買い手に対して「この商品はあなたに合っている」といっても説得力がないのはわかるでしょう。
よほど相手のことを調べつくして、根拠をもって話すことができればインパクトがありますが、そうでない限りは、このアプローチは成功しにくい方法だと思います。
もっとわかりやすく言えば、「どの立場で、何を根拠にそう言えるのか?」という点が現実とずれているのです。
あなたは企業の求める人物像を知っているつもりかもしれませんが、それが正しいとは限らないのですから、もう少し謙虚な伝え方を考えてみてはどうでしょうか。
根拠よりも「共感」と「貢献意欲」で伝えよう
たとえば「私の〇〇という強みは、御社の〇〇という分野でお役に立てるものと考えています。」「私は〇〇を重視しており、御社の〇〇という点に深く共感しております。」といった伝え方であれば、より立場をわきまえた表現になるのではないかと思います。
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