この記事のまとめ
- まずは「最近感動したこと」の例文を確認して作成のイメージをつかもう
- 「最近感動したこと」の回答で押さえておくべき文章構成を解説
- よくあるミスを理解して「最近感動したこと」でのマイナス評価を防ごう
- 面接力診断ツール
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面接で「最近感動したこと」を聞かれた時、「どんなことを話せば良いんだろう」「最近感動したことが思いつかない」など、回答のイメージが湧かず対策が進まないという人は多くいます。
また、単に最近感動したことを伝えれば良いだけと思っている人もいるかもしれませんが、面接官は回答からあなたのさまざまな面をチェックしているため、ただ答えるだけでなく内容を工夫することが必要です。
記事ではキャリアアドバイザーの永田さん、板谷さん、野村さんとともに、面接で最近感動したことを聞かれた際の回答方法や好印象を残すコツを解説します。「最近感動したこと」の回答で印象アップを狙って選考突破を目指したいという人はぜひ参考にしてくださいね。
「最近感動したこと」の回答は面接官の意図を知ることが印象アップのカギ
最近感動したことの質問への回答で面接官の心をつかむためには、「なぜ面接官がこの質問をしているのか」を正しく理解することが大切です。意図を汲んだ回答を用意することで、面接官が知りたい情報を伝えることができるからです。
記事ではまず、「最近感動したこと」の例文を11個紹介します。場面別で紹介するので、はじめに回答のイメージをつかんでいきましょう。
次に面接官が「最近感動したこと」を質問する理由について解説します。回答の土台作りとして質問の背景を押さえましょう。
記事後半では回答内容を整理する方法と効果的にアピールできる構成を説明します。やってしまいがちなミスについてもNG例を用いて紹介しているので、選考突破が目指せる回答を用意するためにぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
記事後半では回答内容を整理する方法と効果的にアピールできる構成を説明します。やってしまいがちなミスについてもNG例を用いて紹介しているので、選考突破が目指せる回答を用意するためにぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
まずは「最近感動したこと」の回答例文をチェック! 場面別でイメージを膨らませよう
まずは「最近感動したこと」の回答例文をチェック! 場面別でイメージを膨らませよう
面接で「最近感動したこと」を聞かれても、正直回答のイメージがまったく湧かないという人は多いのではないでしょうか。
どんなことを答えれば良いのかわからないまま回答を用意すると、見当違いの回答になってしまったり、ただ答えただけで特にアピールにならなかったりする可能性があります。
そのため、まずは回答例を参考にして「最近感動したこと」の回答イメージを膨らませていきましょう。ここでは場面別で紹介するので、同じ場面に当てはめて自分の回答を想像しながらチェックしてみてくださいね。
日常の場面の例文3選
日常の場面の例文3選
感動したことというと、何か特別なことでなければならないというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、日常で感じた些細な感動でも問題ありません。日々の生活で出会ったちょっとした感動でも良いのです。
日常生活のなかでよくある、映画を観たときや電車に乗っているとき、アルバイトをしているときで最近感動したことの例文を紹介するので、一つずつ見ていきましょう。
些細なことでも感じ方によって、感動できる出来事は常に溢れていると思います。第三者に伝えるためには「どうしてそのように感じたのか?」というような、それなりのストーリー性が必要になってくるでしょう。
映画で感動したこと
映画で感動したことの例文
最近、映画「プライベート・ライアン」を観て深く感動しました。特に印象に残ったのは、戦場での仲間との絆や、個々の兵士が示す勇気と自己犠牲の精神です。
この映画では、第二次世界大戦中の兵士たちが過酷な状況のなかで互いを支え合い、困難を乗り越える姿が描かれています。彼らの無私の行動や強い信念に感動し、涙が止まりませんでした。特に、ミラー隊長が最後まで仲間を守るために戦い抜いた姿は、私にとって強烈な印象を残しました。
この感動から学んだことは、自己犠牲と責任感の重要性です。私たちは日常生活においても、他者のために自分を犠牲にすることや、困難な状況でも信念を持ち続けることが求められることがあります。
映画を通じて、私もまた自分の行動に責任を持ち、他者との信頼関係を大切にすることの大切さを再認識しました。これからの社会人生活においてもこの学びを活かし、社会や組織に貢献できる人間になりたいと強く感じています。
映画の回答に関連して、面接では「最近読んだ本は何ですか?」と質問されることがあります。こちらの記事で答え方を詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
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電車で感動したこと
電車で感動したことの例文
最近感動したことは、混雑している電車で小学生がご年配の方に躊躇なく席を譲っていたことです。
混雑した車内で年配の女性が立っていたのですが、周りの大人は自ら席を譲ることはなく、状況を伺っている様子でした。そんななかで一人の小学生がその様子に気が付き、一直線にその方の元へ向かって席を譲っていました。
この出来事が心に響いた理由は、その小学生の行動が自然で思いやりに溢れていると感じたからです。彼は読書に集中していたにもかかわらず、周囲の状況に気付いてすぐに行動を起こしました。大人が躊躇していることを気にせず勇気を持って行動に移していた姿に、人の温かさを感じました。
この感動から学んだことは、日常の小さな行動が他人に大きな影響を与えるということです。私はその小学生のように周囲の人々に対して敏感になり、助けが必要なときにはすぐに手を差し伸べることの大切さを改めて実感しました。
社会や職場でもこのような気配りや思いやりを忘れずに行動することで、より良い環境を築いていけると確信しています。この経験を通じて、他者への思いやりと行動力を持つことの重要性を深く心に刻みました。
アルバイトで感動したこと
アルバイトで感動したことの例文
最近、アルバイト先で心から感動した出来事がありました。私は飲食店でアルバイトをしているのですが、ある日同僚が自分のシフトが終わった後も残って、新しく入ったスタッフの研修を手伝っている姿を目にしました。
彼は特に頼まれたわけでもなく、自発的に新しいスタッフのサポートをおこなっていました。忙しい日だったにもかかわらず、自分の時間を割いてまで他人のために行動するその姿勢に感銘を受けました。この行動は、単なる仕事以上にチームの一体感や思いやりの精神を示していると感じました。
この出来事から学んだことは、助け合いの重要性とリーダーシップの真の意味です。アルバイトは個人の責任が重要ですが、同時にチームとしての協力が欠かせません。彼の行動を見て、私も周囲の人々をもっとサポートして困っている人がいれば積極的に手を差し伸べようと決意しました。
またリーダーシップとは役職や地位に関係なく、自発的に他人を助けてチーム全体を良くするための行動だと実感しました。
これからもこの学びを活かして、ほかのスタッフや顧客に対して思いやりを持ち、自分ができる最善のサポートを提供することで、職場全体がより良い環境になるよう努力したいと思います。
就職支援のプロからの例文の評価
最近感動したこととその理由、そしてそこから学んだことを職場で活かせるように簡潔な言葉で伝えることができていて良いと思います。
また、感動についての例文からどんな人なのか人柄が伝わってきますね。
アルバイト経験は、自己PRやガクチカのエピソードとしても使用できます。こちらの記事で作り方を解説しているのでチェックしてみてください。
自己PR
例文10選|アルバイト経験の自己PR必勝法を企業目線で解説
ガクチカ
例文15選|アルバイトのガクチカの作り方と印象に残すコツ
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非日常の場面の例文3選
非日常の場面の例文3選
普段と違ったことに挑戦したり遭遇したりした際は、感動する場面も多くありますよね。そういった場面での出来事は自分のなかでも特に印象に残りやすいのではないでしょうか。なかなかほかの人が体験しないような出来事は、インパクトがあり、ほかの学生と被らない回答を用意することができます。
国内旅行・海外旅行・新しい挑戦に分けて最近感動したことの例文をそれぞれ紹介します。非日常の経験でどんなことがあったか思い出しながら見てみてください。
非日常的な場面では、日常ではなかなかない感動や発見があるでしょう。
たとえば、初めての海外旅行で異なる食文化や現地の人々と触れることで、日本では気付かなかった新たな視点で日本の良さや大切さを発見することができます。
国内旅行で感動したこと
国内旅行で感動したことの例文
最近感動したことは、友人と一緒に訪れた京都の嵐山での体験です。特に感動したのは、早朝の竹林を散策していたときのことでした。
竹林のなかを歩いていると朝日が差し込み、竹の葉が揺れるたびに光がきらめく様子がとても綺麗で、静寂のなかで心が洗われるような気持ちになりました。普段の忙しい生活から離れ、自然の美しさと静けさに包まれることで、自分自身と向き合う時間を持つことができました。
この体験から学んだことは、自然の持つ癒しの力と、日常の忙しさのなかで忘れがちな心の余裕の大切さです。私たちは普段、忙しい生活に追われて心が疲れて視野が狭くなってしまうことが多いですが、自然のなかで過ごして心身ともにリフレッシュすることで心に余裕ができ、視野が広がると感じました。
また、友人と共有したこの感動の瞬間は一緒に過ごす時間の価値を再確認させてくれました。
社会人生活を送る際も、忙しいなかでも心の余裕を持てるように、ときには自然のなかでリラックスする時間を設け、周囲に目を配れるようにしたいと思います。
海外旅行で感動したこと
海外旅行で感動したことの例文
最近感動したことは、イタリアのバチカン美術館で芸術作品に触れる機会があったことです。特に感動したのは、システィーナ礼拝堂にあるミケランジェロの天井画「アダムの創造」です。
この天井画は創世記の一場面を描いたもので、神がアダムに命を吹き込む瞬間が描かれています。実際にこの名作を目の当たりにした瞬間、圧倒的な美しさと芸術の力に心を打たれました。細部にわたる繊細な表現と全体から感じる壮大なスケール感に感動し、しばらくその場から動けませんでした。
この感動から学んだことは、異なる文化や歴史に触れることで視野が広がり、自分自身の内面も豊かになるということです。日本ではなかなか味わえない歴史の重みや芸術の深さに触れることで、自分の価値観や感性が大きく刺激されました。
また、現地の人々との交流を通じて、言葉や文化の壁を越えた人間同士の絆の大切さも実感しました。
今後も、自分の世界を狭めてしまわずに積極的に視野を広げ、さまざまな視点から物事をとらえる力を養いたいと思います。また、今回の経験を活かして自分自身の成長を促し、社会や職場でも多様な価値観を尊重し、柔軟な対応ができる人間になりたいと強く感じました。
面接では、趣味について質問されることもよくあります。旅行が好きだという人はこちらの記事を参考にして回答を用意してみてください。
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ESの趣味欄に旅行と書くのは問題ありませんが、企業の意図を知らないと効果的なアピールができません。この記事では趣味が旅行の人が差別化するコツと選考での心構えをキャリアアドバイザーが解説します。趣味の旅行を内定獲得に最大限活かしましょう。
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新しい挑戦で感動したこと
新しい挑戦で感動したことの例文
最近感動したことは、友人とともに富士山登頂に挑戦したときのことです。登山はまったくの初心者で、富士山の険しさと標高に不安を感じていました。しかし、挑戦することを決意し、登山のためのトレーニングを重ねました。
実際の登山では険しい道のりや急な天候の変化に苦労し、何度も心が折れそうになりましたが、友人と励まし合いながら一歩一歩前進しました。頂上に到達して日の出とともに広がる壮大な景色を目にした瞬間、その達成感と感動は言葉にできないほどでした。
この感動から学んだことは、挑戦と仲間の重要性です。非日常の体験を通じて、自分の限界を超えるためには、努力と粘り強さが必要であり、同時に仲間との協力や支えが大きな力になることを実感しました。また、困難な状況に立ち向かうことで自分自身の成長と新たな自信を得ることができました。
この経験を通じて、今後も新しい挑戦を恐れずに受け入れ、自分を成長させ続けたいと思います。社会に出た後も、未知の課題に対して前向きに取り組み、チームと協力して目標を達成する姿勢を忘れずに持ち続けることで、貢献できる人間になりたいと強く感じました。
キャリアコンサルタントからの例文の評価とアドバイス
上記の例文の場合「新しい挑戦をしたからこそ感動に出会えた」という内容も付け加えるとさらに良くなると思います。挑戦という体験が自分にどう作用したのかをもう少し掘り下げて考えて話せると良いでしょう。
学校生活の例文3選
学校生活の例文3選
多くの人とかかわりながら過ごす学校生活では、さまざまな場面で楽しい、うれしい、悲しい、つらいなどいろいろな感情が湧くことが多くあります。そのなかでも、感動する場面というものもあるでしょう。
学校生活の例文では、授業・部活やサークル・友人関係の場面で感動したことを紹介します。自分はグループのなかでどんなことを感じて、どんな学びがあったのかを探りながら見ていきましょう。
積極的に部活動やサークルでの活動をしている人や、ゼミや専攻に力を注いでいる人、交換留学や海外へのホームステイを経験した人などであれば、学校生活の場面での回答を作成しやすいと言えるのではないでしょうか。
授業で感動したこと
授業で感動したことの例文
私は最近、歴史の授業で戦後の日本の復興について学んだ際に感動しました。講義では、第二次世界大戦後の日本がどのようにして急速な復興を遂げたのかについて詳しく説明されました。特に印象に残ったのは、当時の人々の努力と団結の精神です。
講師が紹介した具体的なエピソードや映像資料を通じて、戦争で失ったものの大きさと、それを乗り越えようとする人々の強い意志を実感しました。
この授業で感動したのは、人々の不屈の精神と連帯感です。多くの困難に直面しながらも協力し合い、未来に希望を持って行動する姿に心を打たれました。このような強い意志と連帯感があったからこそ、日本は短期間での復興を成し遂げ現在の繁栄を築くことができたのだと深く理解しました。
この感動から学んだことは、どんな困難に直面しても努力と協力を惜しまない姿勢が重要であるということです。私はこの学びを胸に、日々の生活や将来のキャリアにおいても困難に立ち向かい、周囲と協力しながら目標を達成していきたいと思います。
また、歴史を学ぶことで得た知識や感動を未来の行動に活かし、より良い社会を築く一助となるよう努めたいと強く感じました。
就職支援のプロからの例文の評価とアドバイス
戦後の日本復興に感動した具体例が豊富で、努力と協力の重要性を強調している点が参考になりますね。
より良くするためには、困難に直面したときの行動計画や、将来どのように社会に貢献したいかを加えると説得力が増します。
部活・サークルで感動したこと
部活・サークルで感動したことの例文
大学で所属しているテニス部での大会でチームが見せた団結力に感動しました。その大会は私たちにとって大きな挑戦であり、強豪校との対戦が続く厳しいものでした。個々の試合は白熱し、勝ち負けの結果に一喜一憂することもありました。
特に感動したのは、チームメイトがお互いを励まし合いサポートし合う姿です。試合に負けたメンバーも次の試合で勝つためにアドバイスを送り、全員が一つの目標に向かって全力を尽くしていました。
この経験で感動したのは、チームの一体感と仲間の支えです。試合中だけでなく、練習やミーティングの時間も大切にしてお互いの成長を助け合う姿勢が強く印象に残りました。特に、最後の試合でキャプテンが見せたリーダーシップとそれに応えたチーム全員の熱意には胸が熱くなりました。
この感動から学んだことは、個人の力だけでなくチームとして協力し合うことの重要性です。団結することで一人では達成できない大きな目標を成し遂げることができると実感しました。
私はこの経験を通じて、今後も協力とサポートを重んじチームや組織の一員として貢献できるよう努めたいと思います。そして、この感動を胸にどんな困難にも立ち向かい、仲間とともに目標を達成していく姿勢を大切にしていきたいと感じました。
面接で部活動のエピソードに触れた際、深掘り質問をされることがあります。こちらの記事を参考にして、深掘り質問の「部活動で学んだこと」の対策をしておきましょう。
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部活動で学んだことへの回答は、入社後の成長イメージを伝えることが重要です。部活動で学んだことを伝える構成や伝える際のコツを、例文を交えてキャリアコンサルタントと解説します。入社後を見据えた内容を伝えるカギにしてください。
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友人関係で感動したこと
友人関係で感動したことの例文
大学のグループプロジェクトで友人と組んだ際に、感動することがありました。私たちのグループメンバーはそれぞれ異なる専門知識や経験を持っていて、プロジェクトではお互いの強みを活かしながらアイデアを出し合っていました。
特に感動したのは、一人のメンバーが自分の得意分野を全力でサポートし、ほかのメンバーがその情熱に応えていた姿です。彼の情熱と専門知識が私たちのプロジェクトに新たな視点とエネルギーを与えてくれました。
この経験から学んだことは、異なるバックグラウンドや経験を持つ友人たちと協力することの価値です。それぞれが持つ個性や強みを尊重し合いお互いの成長を支え合うことで、より豊かな成果を生み出すことができると実感しました。
また、友人との信頼関係が深まる過程で、互いの価値観や視点を尊重する姿勢も重要だと学びました。
今後もこのような経験を通じて異なる視点からの学びや成長を追求し、周囲との絆を大切にしながらより良い未来に向けて進んでいきたいと思います。
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ニュースに関する感動したことの例文2選
ニュースに関する感動したことの例文2選
自分の経験したこととは直接かかわりがないものでも、ニュースを見ていて感動したことがあるという人もいるでしょう。ニュースで最近感動したことを伝えると、社会問題への興味関心があることや情報感度の高さのアピールにもつながることがあります。
スポーツのニュースと社会的なニュースの2つで最近感動したことの回答例を紹介するので、ニュースから回答を用意したいという人は参考にしてみてください。
本当に自分が感動したのであれば、どんなニュースでも構わないと思います。面接官は「なぜあなたがそのように感じたのか」を知りたがっているため、その点が曖昧にならないようにしっかりと考えておきましょう。
スポーツのニュースで感動したこと
スポーツのニュースで感動したことの例文
オリンピックでの日本選手団の活躍についてのニュースに最近感動しました。特に印象的だったのは、〇〇選手が怪我を乗り越えて金メダルを獲得した瞬間です。この選手は以前の大会で大きな怪我を負い、一時は競技生活の継続も危ぶまれる状況でした。
しかし彼は諦めずにリハビリとトレーニングを重ね、見事に復帰しました。試合の最後の瞬間、彼がゴールを決めたときの表情やその後に見せた涙には、努力と苦難を乗り越えた者だけが味わえる感動がありました。
このニュースから学んだことは、困難に直面しても諦めずに努力を続けることの重要性です。怪我や失敗といった逆境に直面したときこそが自分を成長させるチャンスであり、努力を積み重ねることで再び輝くことができるということを強く実感しました。
またこの選手の姿を通じて、夢を追い続けることの大切さと、目標達成には努力と忍耐が不可欠であることを再確認しました。
この感動を胸に、私も自分の目標に向かって努力を惜しまず困難に直面しても諦めずに挑戦を続けたいと思います。スポーツ選手たちの姿勢を見習って自分自身の成長を追求しながら、夢を実現するための努力を続けていきたいと強く感じました。
社会的なニュースで感動したこと
社会的なニュースで感動したことの例文
最近感動したことは、〇〇でおこなわれた災害復興活動に関する報道です。この地域は、自然災害によって甚大な被害を受け、多くの住民が家や財産を失いました。
ニュースでは地元の住民やボランティア、全国から集まった支援者たちが一丸となって復興に取り組む姿が紹介されていました。特に感動したのは、被災者同士が互いを支え合う姿でした。自分自身も被災しているにもかかわらず、他人のために力を尽くす人々の姿勢に心を打たれました。
このニュースから学んだことは、困難な状況にあっても人々が協力し合い助け合うことで、前に進む力を生み出せるということです。社会的な問題に直面した時、その解決には個人の力だけではなく、コミュニティ全体の協力が必要であると強く感じました。
また、支援活動に参加する人々の姿勢から、他人を思いやり助け合う精神の大切さを再確認しました。
この感動を胸に、私も日常生活や将来の仕事において困っている人々を支援しながら社会の一員として貢献する姿勢を持ち続けたいと思います。社会的な問題に対しても自分にできることを見つけて積極的に取り組み、より良い社会を築くために努力を惜しまない人間でありたいと強く感じました。
キャリアコンサルタントからの例文の評価とアドバイス
この例文では、災害復興活動に関する具体的な感動が豊富で、努力や協力の大切さが強調されていて良いですね。
より良くするためには、学びを自分の行動や将来の目標にどう活かすかを明示すると、説得力が高まると思います。
面接では、「最近のニュースで気になるもの」といった質問をされることがあります。事前に準備していないと回答に詰まってしまう可能性があるので、こちらの記事を参考に対策をしておきましょう。
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例文10選|面接で最近のニュースを話すなら「自分の意見」が重要!
面接で最近のニュースを話すときには、自分の意見を持つことが大切です。最近のニュースについての回答方法や自分なりの意見を持つためのコツなどをキャリアコンサルタントが解説します。例文を交えて紹介するので、面接を突破する手掛かりにしてください。
記事を読む
「最近感動したことはありません」と答えるのはアリ? 専門家が回答
もしかしたら「最近感動したことは特にないから正直に回答しよう」と考えている人もいるかもしれません。
たしかに、直近の出来事を無理矢理「感動したこと」の回答に紐付けようとすると不自然な回答になるため、ない場合はないと答えたほうが良いのではないかと感じる人が多いでしょう。
しかし、実際のところ「最近感動したことはありません」と答えた際は面接官は学生にどんな印象を抱くのでしょうか。キャリアコンサルタントの板谷さんに詳しく教えてもらいましょう。
アドバイザーコメント
板谷 侑香里
プロフィールを見る「感動したことはない」という回答はマイナスイメージを植えつけかねない
面接の中では、会話の受け答えからコミュニケーション能力について観察されています。質問された際に「最近感動したことはありません」という回答をしてしまえば、会話はそれ以上広がらずに終わってしまいます。
バッサリと「最近感動したことはない」と言い切ってしまうことは、コミュニケーション能力が不足してしまうという印象を与えてしまいます。また面接官によっては、「柔軟性が欠如している」「臨機応変な対応力が低い」とマイナスに感じる人もいるでしょう。
どんなに小さなことでも回答として考えてみよう
人生の中で大きな感動は急に思い浮かばないかもしれないですが、感動に対して大小は関係ありません。些細なことで構わないので、日常のなかでの嬉しかったことや心が動いた体験を思い返してみましょう。
「感動したことはありません」と答える代わりに、「感動というと大袈裟かもしれませんが、日常の小さな幸せに喜びを感じています。たとえば……」というように、小さな幸せを共有することで、自分の価値観を表現することができます。
回答のベースとなる! 面接官が「最近感動したこと」を聞く4つの意図
回答のベースとなる! 面接官が「最近感動したこと」を聞く4つの意図
- 人間性や価値観を知るため
- 柔軟性を測るため
- 周囲へ気配りができるかを知るため
- 場を和ませるため
例文をチェックして「最近感動したこと」の回答がイメージできたら、面接官が最近感動したことの質問をする理由や意図を理解していきましょう。
特に意味のなさそうな質問に見えても、面接ではさまざまな視点から応募者を評価しているため、「最近感動したこと」も同様にどんな質問にも意味があります。
ここでは、面接官が応募者に「最近感動したこと」を聞く意図を4つ紹介します。意図を汲んだ回答でしっかりとアピールするために、一つずつ見ていきましょう。
人間性や価値観を知るため
「感動したこと」の回答からは応募者が感動したポイントやどんなことを大切にしているのか、どのような行動を取るのかがわかるため、人間性や人柄、価値観が見えてきます。
こういった人間性や価値観を知ることは企業が自社と応募者の相性を測る際に役立つため、自社とマッチしているかどうかを確認しようと「最近感動したこと」を面接で質問することがあります。
自社とマッチしていない学生を採用した場合、学生が入社後にギャップを感じたり違和感を覚えたりして短期離職につながる可能性があります。これは企業・学生双方に不利益となるため、人間性や価値観を知って相性を測るために質問をするのです。
- ずっと憧れている企業と自分の価値観が異なるのですが、自分の価値観を偽って回答したらバレますか?
うまく立ち回ればバレないが入社後に後悔する可能性がある
バレるかどうかで言えば、上手に立ち回ることができれば特にバレるということはないかと思います。
考えなければいけないのは、憧れの企業とはいえ価値観が異なっていると感じたはずなのに、自分の価値観を偽ってまでして入社したところで「本当に自分が満足したキャリアを送れるかどうか」ということです。
内定や入社というのはあくまでスタート地点に過ぎません。入ってからたくさんの出来事や仕事における人生が始まっていきます。
そのような視点に立って考えると、運よく入社できたとしても、いずれどこかで歯車が狂ってしまう可能性は大きいので、やはり自分を偽ることは避けるべきだと考えます。
柔軟性を測るため
自己PRや志望動機、長所・短所といった質問と比較して、「最近感動したこと」は予想しにくい質問です。このような想定外な質問を投げかけることで、応募者がどのように対応するのかを見て、予期せぬ事態にも柔軟に対応できるかどうかを測ろうとしているのです。
柔軟性は面接だけでなく、入社後の実務でも必要とされるスキルです。仕事では思いがけないような事態が発生することが多々あります。想定外の事態にも冷静に対応する必要があるため、どんな企業でも柔軟性が求められるのです。
そのため、質問の回答に詰まってしまったりすぐに答えられなかったりする場合は、柔軟性がないと思われてしまうこともあるでしょう。もしすぐに回答できない場合は、「30秒ほどお時間をいただいてもよろしいでしょうか?」と面接官に確認して、回答を考える時間を確保することがおすすめです。
考える時間を確保するために瞬時に対応することも柔軟性の一つなので、回答を準備しておくことはもちろん、対応策も準備しておくと良いでしょう。
こちらの記事では本当にあった面接でのおもしろい質問を紹介しています。想定外の質問にも備えられるように参考にしてみてくださいね。
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周囲へ気配りができるかを知るため
仕事をするうえで、同僚や上司、顧客とのコミュニケーションは避けられません。仕事で発生するようなコミュニケーションで信頼関係を築くためには、社内外問わず周囲に気配りをする姿勢が求められます。
そのため、面接官は「最近感動したこと」の回答から気配りができる力の有無をチェックしようとしているのです。
周りの意見に流されるのではなく、自分で何かを考えたり行動したりした結果、自分なりの「感動したこと」の回答ができます。「感動したことがない」という場合は周囲に興味・関心がなく、気配りができないという印象を持たれてしまうかもしれません。
気配り力は顧客のニーズを先読みすることで顧客満足度を向上させるほか、チーム内のメンバーの状況把握などあらゆる場面で必要とされる力です。
潜在的なリスクの早期発見や他人への配慮により、快適な職場環境へとつながるため、どんな企業でも求められているのです。
気配り力を面接でアピールしたいという人は、こちらの記事をチェックしてみましょう。気配り力の自己PRの作成方法を解説しています。
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自己PRに気配りを選ぶならアピールのコツがあります。自己PRで気配りをアピールするときに役立つ経験や面接のコツ、気配りの自己PRが評価されやすい業界・職種などをキャリアコンサルタントが解説します。例文も紹介するので参考にしましょう。
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場を和ませるため
面接という慣れない場では多くの人は緊張してしまい、自分らしさや魅力を存分に発揮できないということがよくあります。
応募者が終始緊張したままの状態で伝えたいことを伝えられないと、面接官は応募者のありのままの姿がわからず自社との相性を判断することが難しくなってしまいます。
そのため、「最近感動したこと」という業務には直結しない質問を投げかけることで、応募者の緊張感をほぐして場を和ませようとしているのです。
しかし、上記で紹介した意図も併せて質問をすることもあるため、「緊張をほぐすための質問だから堅くならなくても良いか」と気を緩めすぎないように注意してください。
回答作成の準備! 4ステップで「最近感動したこと」の内容を整理しよう
「最近感動したこと」の回答は、ただ単純に感動したことを述べるだけでは不十分です。前述したとおり、面接官は質問の回答から応募者をさまざまな視点で評価しようとしているからです。
そのため、しっかりと質問の意図に沿った回答ができるように、回答を作成する前に要素を書き出す準備をすることが重要になります。
4ステップで回答作成の準備をする方法を解説するので、一つずつ手順を踏んで用意していきましょう。
ステップ①最近の出来事を場面別で振り返る
まずは、「最近感動したこと」の回答のためのエピソードを決めていきましょう。話したいエピソードが決まっていなかったり思いつかなかったりする場合は、最近の出来事を日常生活・アルバイト・旅先など場面別に振り返ってみてください。
振り返る際は紙に書き出すことをおすすめします。書き出すことで思考が整理され、どんなことがあったのかを可視化することができるので、頭の中だけで振り返るよりも効率的に思い出すことができます。
詳細まで起こす必要はないので、まずは思いつく限り箇条書きで書き出してみましょう。
- 数年前に感動したことで印象に残っているエピソードでも良いですか?
できるだけ直近のエピソードを選ぶことが望ましい
最近の出来事は、応募者の現在の価値観や考え方を反映しやすく、面接官が求める「自己理解」や「成長」を示す材料となります。
しかし、どうしても最近の出来事が思いつかない場合は、数年前のエピソードを用いることも可能です。
この際、過去のエピソードを通じて自分が何を学び、どのように成長したかを具体的に伝えることで、面接官に対する説得力を高めることができます。
重要なのは、選んだエピソードがあなた自身をよく表していることです。
ステップ②特に印象に残ったものをピックアップする
最近感動したことを書き出したら、どのエピソードを面接で話すのかを決めていきましょう。書き出したなかでも特に自分の印象に残っているものを選んでください。
感動したエピソードがたくさんあればあるほど良いのではないかと考えている人もいるかもしれませんが、できれば一つに絞ることをおすすめします。もちろん、感動した場面がたくさんある場合は感受性が豊かで周りのことをよく見ているというアピールにもなり得ます。
しかし、限られた面接時間でたくさんのエピソードを伝えようとすると内容の詳細を伝えることが難しくなります。それでは面接官の意図を汲んだ回答にはならないので、特に印象に残っているエピソードを選んで、詳細を伝えられるようにしましょう。
ステップ③なぜ感動したのかを深掘りする
特に印象に残っているエピソードを選んだら、なぜ感動したのかを考えてみてください。ただ一言で「感動した」と伝えるだけではあなたの人柄や価値観が伝わらず、面接官に正当に評価されない可能性があるので、どういった点に感動を覚えたのかという詳細を語れるようにしましょう。
なぜ感動したのかの詳細を深掘りするのが難しい場合は、「なぜ」を複数回繰り返す方法がおすすめです。
「なぜその出来事を選んだのか」「なぜその出来事に感動したのか」「なぜそう思ったのか」というように繰り返していくことで、詳細を深掘りすることができますよ。
ステップ④どんなことを学んだのかを言語化する
繰り返しになりますが、「最近感動したこと」を回答する際はただ感動したことを伝えるだけでなく、その後の学びも併せて伝える必要があります。そのため、出来事を通して何を得たのか、どんな学びがあったのかを考えてみましょう。
出来事を通じて得た学びや気付きを伝えることで、企業はあなたの物事に対する姿勢を知ることができます。「広い視野を得ることができた」「自分もその姿勢を見習いたい」「日常的に心掛けるようにしようと思った」などのように、自分の言葉で学びや気付きを伝えられるようにしてください。
- 最近感動したことはあるのですが、特に学びになったことがありません……。
その出来事に対して「なぜ自分は感動したのか」と問いかけてみよう
感動した出来事を学びや気付きにつなげるためには、自分とどのように結び付けているかが重要になってきます。
たとえば、スポーツ選手の引退セレモニーを見て感動したとします。
なぜ感動したのか考えてみると「必死に打ち込んできたものが終わりを迎えている姿が切なかった」や「応援している周りの人たちがみんな泣いていた」などさまざまあると思います。
その自分なりの理由をさらに掘り下げてみて現状の自分と比較してみます。すると、まだまだ自分の未熟なところやこれからの生き方に影響を与える部分などに気付くでしょう。
その気付きこそが「学び」となるのです。
わかりやすさも重要! 「最近感動したこと」を伝える王道構成
わかりやすさも重要! 「最近感動したこと」を伝える王道構成
- どんなことに感動したのかを簡潔に述べる
- なぜ感動したのかを伝える
- 感動した出来事からどんな学びがあったのかをまとめる
どんなに良い内容が用意できても相手が理解しづらい文章になっていると、魅力がうまく伝わらず、せっかくのアピールポイントが無駄なものになってしまいます。そのため、わかりやすい文章構成を意識して回答を作成することが重要です。
ここでは「最近感動したこと」を伝える際に意識するべき構成を紹介します。3つの順番を意識することで魅力がしっかりと伝わる回答になるので、ポイントを押さえていきましょう。
文章構成を意識せずに回答を用意すると、核心までの背景説明が長くなり、伝えたい感動ポイントをきちんと伝えられないリスクがあります。質問の意図を意識して、論理的に答えられるようにすることが大切です。
①どんなことに感動したのかを簡潔に述べる
これからどんなことについて話すのかを最初に述べることで、面接官はエピソードの背景をイメージしながら聞くことができるため、理解しやすくなります。そのため、まずはどんなことに感動したのかを簡潔に述べましょう。
たとえば、「先月〇〇へ旅行に行った際にたくさんの人と会話をしました。そこで、△△といった話で盛り上がったのですが~~~」というように、結論から話さずにだらだらと詳細から話し始めると「結局何の話がしたいの?」と思われてしまいます。
まずは簡潔に「私が最近感動したことは〇〇です」とはっきりと述べてから詳細を話すことを意識しましょう。
②なぜ感動したのかを伝える
これからどんなことについて話すのかという結論を伝えられたら、なぜその出来事に感動したのかを詳しく説明しましょう。先ほど深掘りした内容を文章にまとめてみてください。
詳細を伝えるとは言っても、伝えることの取捨選択は必要です。細かい日付や時間、人の名前など、感動した出来事の概要を伝える際になくても良い情報は伝える必要はありません。
あまりにも細かい情報までもすべて回答に盛り込むと回答が長くなりすぎるだけでなく、本当に伝えたい事柄が埋もれてしまうことがあるので注意しましょう。
- 「最近感動したこと」のエピソードの詳細まで詳しく説明しようとすると、長くなりすぎてしまいます。
印象的な部分にフォーカスして伝えられるように要点を絞ってみよう
詳細を伝える際、内容が長くなりすぎると面接官に伝えたいポイントが埋もれてしまいます。
重要なのは、要点を絞り、エピソードのなかで最も印象的な部分に焦点を当てることです。感動した理由や背景を簡潔に述べることで、相手に伝わりやすい内容になりますよ。
また、学びを強調することも大切です。話の流れを意識して構成を整えることで、聞き手に理解されやすい回答に仕上がります。要点を明確にして相手に伝わる工夫をすることが、良い印象を与えるためのカギです。
③感動した出来事からどんな学びがあったのかをまとめる
感動した出来事を伝えるだけでなく、最後に自分はどんな学びを得ることができたのかも忘れずに添えましょう。「共感した」「心が動かされた」といった簡潔なものではなく、なるべく具体的な学びを含めることを意識してください。
「自分の価値観だけで物事を判断するのは良くないと学んだ」「諦めずに努力を重ねる姿勢を見習いたいと思った」などのように詳しい学びを最後に伝えることで、出来事を通して成長した姿勢を示すことができます。
これは入社後の業務でも前向きに学ぶ姿勢があるというアピールにもなるので、積極的に伝えるようにしてください。
「最近感動したこと」の構成は、自己PRでよく使用されるPREP法に似ています。「さらに精度の高い回答を作成して面接官の心をつかみたい!」という人は、こちらの記事を参考にしてPREP法をマスターしましょう。
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伝わる自己PRを書くために重要な構成。構成をしっかり考えることで、採用担当者に響く自己PRが作成できます。今回は構成の組み立て方からエピソードの書き方、さらに自己PRを魅力的にするコツまで幅広く解説しています。最後には例文も豊富に紹介しています。
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「最近感動したこと」の回答でやりがちなミスとは? NG例も紹介
「最近感動したこと」の回答でやりがちなミスとは? NG例も紹介
「最近感動したこと」の回答の準備項目や文章構成を押さえられたら、多くの学生がやってしまいがちなミスを理解して、面接で失敗してしまわないようにミスを未然に防ぎましょう。
NG例を用いながら、「最近感動したこと」の回答でよくある5つのミスを紹介していきます。無意識のうちにやってしまっているものがないかチェックしてから作成し、作成後にもう一度ミスをしていないか照らし合わせてみてください。
NG例①明らかに嘘をついている
「面接官にばれなければ大丈夫だろう」と考え、自分では経験していない魅力的に聞こえるエピソードを話したいという人もいるかもしれません。しかし、面接では回答したことに対してさらに深掘りされることが多いため、嘘をついた回答はかなりの確率でばれてしまいます。
本人が得たスキルと話している印象が噛み合わないなど、面接中の態度から面接官が違和感を抱くこともあります。面接で嘘をついていることに気付かれると、「入社後も平気で嘘をつくことがあるのではないか」と面接官の信用を失ってしまうでしょう。
面接官はエピソードのインパクトではなく、応募者がどんな価値観を持っていてどんなことを学んだのかを知ろうとしているため、話す出来事の大小を気にするのではなく、自分の感じたことをしっかりと言語化することが大切です。
「最近感動したこと」で明らかに嘘をついている例文
私は最近、週末に突然訪問した老人ホームでボランティア活動をした際に感動することがありました。
お年寄りの方々と一緒に過ごすなかで彼らの人生の経験談を聞くことができ、とても心温まる時間を過ごしました。その経験から、人生の深い意味や家族の大切さを改めて感じました。これからも定期的に訪問して、お年寄りの方々と時間を共有したいと思っています。
上記の例文は一見良い回答のようにも見えますが、嘘をついていた場合、「どの老人ホームでボランティアをしているのか」「具体的にどのような活動をしているのか」というような深掘り質問に答えられなかったり回答に詰まったりした際、嘘をついていることに気付かれてしまいます。
自分の信頼度を下げないようにするためにも、回答では嘘をつかないようにしましょう。
- 面接官は面接のプロだから嘘を見破るとは言いますが、本当にどんな嘘でもわかるのでしょうか?
必ず見破られるわけではないが嘘は避けるべき
面接官は必ずしも嘘を見破れたり、どんな嘘でもわかったりするというわけではありません。ただ、長年の面接の経験から違和感や不自然さを覚えて疑念を抱くということはあります。
その場合、履歴書の内容を元に具体的な質問をおこない、一貫性を確認するなどの対応を取ります。
複数回の面接の設定や異なる評価者が面接をおこなう仕組みが一般的であるという背景には、複数の目で面接した方が双方にとって納得のいく結果になるからです。
嘘をつくと自己肯定感が下がりますし、嘘の内容によっては入社後に自分の首を締める可能性も高いです。自分に嘘をつくようなことをせずに、感動した体験を魅力的に伝えられるように表現するにとどめておきましょう。
内定後に嘘がバレてしまったときについて、こちらのQ&Aでキャリアコンサルタントが回答しています。ぜひチェックして、面接で嘘をつくことのリスクを理解しておきましょう。
NG例②何を伝えたいのかよくわからない文章になっている
文章の構成が意識できていなかったり、一つの回答に複数のテーマが混在していたりする場合わかりづらい文章となり、面接官は「何を伝えたいのかよくわからない」と感じてしまうことがあります。
構成がしっかりしていないような伝わりづらい回答をすると、面接の準備が不足していると思われることがあるでしょう。また、明確かつ簡潔に意見を伝える能力が不足していて、論理的思考力が欠如していると考える面接官もいるかもしれません。
簡潔に意見を伝える能力や論理的思考力はどの仕事でも求められるため、能力が不足していると判断されて、選考通過率が下がる可能性があります。
下記のNG例文を参考にして、自分の回答がわかりづらいものになってしまっていないか確認しておきましょう。
「最近感動したこと」で伝えたいことがまとまっていない例文
最近感動したことはたくさんありますが、一つ挙げるとしたら、先週末に友人と一緒に映画を見に行ったことです。その映画は本当に感動的で、主人公が困難を乗り越えて成功する話でした。
その後に友人と食事をしたときに見た映画についていろいろと話し合ったのですが、そのときもすごく楽しかったです。また、その映画の音楽がとても良く、サウンドトラックを購入しました。映画を見た後に家に帰ってからも、購入したサウンドトラックをずっと聴いていました。
映画を一緒に見たその友人とは高校時代からの付き合いで、数年ぶりに会えたことにも感動しました。
NG例③一言で終わらせている
面接官は「最近感動したこと」の質問を通じて、応募者の価値観や考え方を知ろうとしていますが、下記の例文のように一言や一文で終わらせてしまうと感動した内容が表面的にしか伝わらず、深掘りができなくなってしまいます。
「最近感動したこと」で一言で終わらせている例文
私が最近感動したことは、電車で子どもが老人に席を譲っている姿を見たことです。
また、短い文章で回答を済ませるとエピソードの具体的な内容や背景を説明できないため、感動した理由や出来事の詳細が伝わりません。
さらに、第三者に十分に説明する力やコミュニケーション力が不足しているという印象を与えることもあり、面接官のなかには「意欲や熱意が不足している」と感じる人もいるため、一言で回答を終わらせてしまわないように注意してください。
回答を一言で終わらせることが適切な場合もあれば、情報として不足していると感じられてしまう場合もあります。さりげない形で「理由としましては」と後に続けて説明した方が無難かもしれませんね。
NG例④無難すぎるエピソードになっている
無難な内容になっている回答ではほかの応募者との差別化が難しく、面接官に強く印象付けることができない可能性もあります。ほかの応募者と同じような回答で印象があまりないものでは、応募者の個性や独自の価値観、考え方が十分に伝わらなくなってしまうのです。
面接はほかの応募者と差を付けて自己アピールする機会でもあります。自分の人間性や強みが伝わるアピールができるように、下記のNG例文をチェックしておきましょう。
「最近感動したこと」で無難すぎるエピソードになっている例文
最近感動したことは、先日友人の誕生日パーティに参加したことです。みんなでプレゼントを渡して、友人がとても喜んでくれました。
その姿を見て私もうれしくなり、とても感動しました。友人との時間を大切にしようと思いました。
無難すぎるエピソードを選ぶと、ほかの応募者との差別化が難しくなります。
面接は自分の個性や価値観を伝える機会なので、印象に残る具体的なエピソードを選んで独自の視点や感情を盛り込むことで、面接官に強くアピールできるでしょう。
NG例⑤抽象的な内容になっている
「最近感動したこと」を回答する際は、抽象的な表現やよくある言い回しにせずに、自分の視点で感じたことを具体的に伝えることが大切です。そうすることで話す内容に説得力が増し、あなたの考え方や価値観が明確に伝わりやすくなります。
抽象的な内容になっていると、どのような体験に感動したのかという具体性が欠け、どれだけ感動したのか・学びをどのように活かしているのかという説得力が不足してしまいます。
また、抽象的な表現は受け手によって解釈が異なる場合があるため、共感を得にくくなってしまうでしょう。
下記のNG例文のようにならないように、自分の感情や学びをしっかりと言語化して回答を用意しましょう。
「最近感動したこと」で抽象的な内容になっている例文
最近感動したのは、自然の美しさです。特に夕焼けの色合いや風の匂いが、心を落ち着かせてくれると感じました。自然のなかにいると、日常の喧騒から解放される感覚があります。
NG例⑥面接官が反応に困る回答になっている
宗教やプライベートすぎるもののような、面接官が反応に困る回答にならないように注意しましょう。
先にも述べたとおり、「最近感動したこと」の質問では応募者の経験や価値観、自己成長などの具体的な事例を求められています。宗教に関するものなどあまりにもプライベートな内容は、面接官は適切に判断することが難しく反応に困ってしまう場面が考えられます。
また、厚生労働省で、宗教や支持政党など本来自由であるべき事項は、公正な採用をするために採用選考時に配慮すべきと定められています。そのため、企業はこういった事項を合否の判断基準に入れられないのです。
面接官のなかには、こういった規定や前提を考慮せずに「自分が話したいことを話す」という人に対してコミュニケーション能力が欠如していると感じる人もいるかもしれないので、面接官に公正に評価してもらうためにも、他者のプライバシーを侵害するような内容や、客観性を保ちながら評価することが難しくなるような内容が含まれる回答は避けるようにしましょう。
「最近感動したこと」で面接官が反応に困る回答になっている例文
最近感動したのは、宗教のイベントに参加したことです。特にクリスマスのミサに参加して、心の平穏を感じました。信仰が私の生活に与える意味を再確認できました。
一般的に触れにくい話題などに対しては、面接官は反応に困ってしまう場合もあるでしょう。たとえば反社会的組織、死について、個人的な病気、宗教関係などです。
また、競合している企業を評価するような回答も自身の評価を下げる一因となる場合があるので注意が必要です。
最近感動したことがない人必見! どうしても思い浮かばないときの対処法
記事で紹介した方法を試してみても、「最近感動したことが全然ない、思いつかない」と困っている人もいるかもしれません。そういった人は下記の項目を試してみてください。
最近感動したことがどうしても思い浮かばないときの対処法
- 最近のうれしかったことを振り返る
- 意識的にニュースに目を通す
- 周りの人に「最近感動したこと」を聞いてみる
「最近感動したこと」というと難しく聞こえるかもしれませんが、「最近のうれしかったこと」と言い換えてみると考えやすくなるのではないでしょうか。言葉のハードルを下げて「最近うれしかったこと」を振り返ってみると、感動した瞬間が見つかることがあります。「なぜうれしかったのか」を「なぜ感動したのか」に置き換えて考えてみてください。
また、ニュースをしっかりと見てみることもヒントになります。自分が今まで知らなかった情報や興味がないからとあまり意識してこなかった情報には、意外な発見が多くあるので、意識的に目を向けてみてくださいね。
それでもどうしても思い浮かばないという人は、身近な人に「最近感動したこと」を聞いてみましょう。共感できた出来事があった場合は、自分にも似たような出来事がないか振り返るようにしてみてください。周囲のエピソードを参考にすることで思い出せることがあります。
「感動したこと」というと壮大なイメージがあるかもしれませんが、「おいしい料理を食べた」「畑で収穫した野菜が美味しかった」などのように、些細な喜びを感動と捉えることも一つです。
どうしても思いつかない場合は、自分のSNSを見返してみると過去の投稿の中から感動したことが見つかることもありますよ。
何かを振り返るときは、頭の中で考えていることを思考の流れに沿って描き出す自己分析法であるマインドマップを作成することが効果的です。こちらの記事でマインドマップの作成方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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「最近感動したこと」の回答内容と伝え方を工夫して選考突破を目指そう!
「最近感動したこと」は、ほかの頻出質問と比較してあまり聞かれる機会がないため、どのように用意すれば良いのかわからないという人が多くいます。
しかし、記事で紹介した面接官の意図や準備項目、文章構成を押さえることで、魅力を詰め込んだ回答を作成できるようになるでしょう。
作成のポイントと併せて場面別の例文やNG例文を参考にして「最近感動したこと」の回答を用意し、選考突破を目指してくださいね。
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見る企業は「最近感動したこと」の回答から人となりを知ろうとしている
「最近感動したこと」はなかなかレアな質問だとは思いますが、このような質問をおこなう意図としては「その人らしさ」を知りたいという企業側の背景があるように思います。
「この人はどんなことに興味を持っているのだろう」「どんなことに心が動かされるのだろう」と、その人のパーソナリティに踏み込んでもっと知りたいという欲求がこのような質問をさせるのではないかと思います。
「企業が求める回答」ではなく「自分らしい回答」を意識しよう
回答をする際は、やはり飾らずに「あなたらしさ」をきちんと出せるように心掛けるのが良いでしょう。
「こう考えたら合格するかな」といった取り繕った返事をするのではなく、自分の胸に手を当てて本心を探ってみたときに出てきた気持ちを素直に表現することが大切だと思います。
日常的に毎日いろいろな出来事が起こっているはずです。そういう出来事を簡単に見逃してしまうのではなく、一つひとつ立ち止まって見つめてみることでいろいろな感情が出てくると思います。ぜひ意識して感じてみるようにしてください。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー
Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/コラボレーター代表
Yukari Itaya〇未就学児から大学生、キャリア層まで多様な世代のキャリアを支援。大企業からベンチャー、起業・副業など、幅広いキャリアに対応。ユニークな生き方も提案するパーソナルコーチとして活躍
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表
Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う
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