Q

大学3年生
女性

就活中にSNSの鍵垢を企業に確認されることはありますか?

現在就活中なのですが、プライベートで使用しているX(旧Twitter)アカウントを鍵垢にしています。

先日、企業のなかには裏アカまで徹底的に調査しているという噂を聞き、鍵垢であっても個人を特定されて中身を見られているのではないかと心配になっています。

過激なことを載せているわけではありませんが、つぶやきのようなプライベートなことを書いているところもあるので、不適切だと判断された場合、最悪の場合内定取り消しになる場合もあるとも聞いたことがあり、不安でいっぱいです。

鍵垢の投稿は、よほどのことがない限り企業側に特定・閲覧されることはないと考えても大丈夫でしょうか? それとも、念のためアカウント自体を削除したほうが良いでしょうか?

就活生はSNSの利用に関してどこまで気を配るべきか、具体的なアドバイスや一般的な見解を教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/fc-styling代表

冨永 実希

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鍵垢は基本的には確認されない! 公開垢は投稿内容を見直そう

企業側も、そこまで徹底的に調べるほどの時間的余裕はないと考えられます。鍵垢の内部まで調査する可能性は低く、そこまで労力をかけることはないでしょう。

ただし、名前を検索して公開されている情報については、近年、企業側が確認する可能性はあると認識しておくべきです。企業はそれらの投稿から、応募者の思考性やコミュニケーションスキルなどを判断材料の1つにすることがあります。

「他者評価」を意識し、今すぐ投稿を点検!

したがって、鍵垢の投稿まで心配する必要は低いですが、公開アカウントの投稿については注意が必要です。

そのときの感情でアップしてしまったものなど、もし公開設定の投稿で気になるものがあれば、第三者から見て自分の評価がどうなるかという視点で見直し、不適切だと判断したものは今のうちに削除しておくことをおすすめします。

キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表

渡部 俊和

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SNSの鍵アカも企業は見ている可能性がある

現代の企業経営においてコンプライアンス(法令遵守)は当たり前の概念ですが、これは大きな意味でとらえると、単に法律を守れば良いというものではないのです。

たとえば大企業が税金の安い海外に拠点を作って節税をしたり、小売業が消費者にわかりにくい形で値上げをしていたりすることなどは、法令違反ではなくても批判、拡散され、業績に大きな影響を及ぼしてしまいます。

法令違反でなくても「社会規範に反する行為」は大きなリスクになる

社会規範に反するような行動は、むしろ法令違反よりも大きな罰を伴ってしまいかねないのが現代の高度情報社会であり、SNSの運用はそこに大きくかかわっています。

SNSの裏アカ、鍵アカといったものは本来はプライベートなものであり、個人の責任で管理すべきものなのですが、現在、法律は社員の行動についても事業主の責任を明確に規定する方向に変わってきています。

あまり良い例えではないですが、あなたが誰かを攻撃したり、誹謗中傷によるハラスメントで訴えられたりした場合を想定すると、所属している会社への影響はどうしても避けられません。

少しでもリスクがあればアカウントの削除を検討しよう

企業はリスク管理の一環として、自社の社員が社会規範に反する行為をしていないかどうかを調べざるを得ないという状況になっているのです。つまり、内定者のSNSアカウントを調べることは充分あり得ることです。

投稿内容に問題がないと思うのであれば個人の判断でかまわないですが、過去の内容をよく見直して、少しでもリスクがあるようであればアカウントの削除をするほうが無難ではないかと思います。

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