Q

大学4年生
男性

本当に「就活はご縁」なのでしょうか?

「就活はご縁である」という言葉をよく耳にします。

しかし、これまで多くの企業の選考を受けていて、「この企業に運命的な縁がある」と感じたことはありません。最終的に入社する会社が決まった後に後付けで「縁があった」と感じるだけで、そもそも運命的な縁など存在しないのではないかと考えています。

それに、もし第一志望に落ちた際には、「縁がなかったから」という理由だけでは納得しきれないと思います。

本当に就活にご縁はあると思いますか? あるとしたら、この「ご縁」をつかむために何かできることはありますか? キャリアコンサルタントという就活のプロの方の目線から、率直な意見をお伺いしたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

富岡 順子

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ご縁はある! しかしそれは入社後に実感するもの

就活にご縁はあると思います。

ただ、それを実感するのは内定直後ではなく、入社して5年後、10年後、あるいは20年後かもしれません。就活中になかなか「ご縁だ」と感じにくいのは、ある意味当然のことかもしれませんね。

私自身も、新卒就活で色々な会社に落ちて、最終的に銀行に入りましたが、「銀行に入社して本当に良かった」と心から思えたのは10年後でした。今振り返っても、その銀行に入ることが自分にとってはベストな選択だったと感じます。

今は一瞬一瞬を頑張ることがご縁につながる

ご縁をつかむために今できることは、その一瞬一瞬を一生懸命頑張ることです。

その企業に結果的にご縁があるかどうかは、その後の人生やキャリアを、いかに前向きに自分で主体的に作っていけるかにかかってくるのだと思います。

キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事

若林 宏美

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「就活はご縁」とは努力とタイミングが重なった結果

「就活はご縁」という言葉、確かに耳にすることは多いですよね。でも、質問者さんが感じているような「運」に近い要素とはちょっと違う気がしています。

キャリアコンサルタントとして多くの学生を見てきましたが、実際に「縁」と感じる瞬間は、ほとんどの場合、自分の努力や準備と出会ったタイミングが重なった結果だと思っています。

ですので、単純に「ご縁=運」というわけではないと思うのです。

たとえば、面接でうまく話せなかったとしても、事前に自己分析や企業研究をしていれば、別の企業ではその準備が評価されてチャンスになることもあります。これが「ご縁」と表現される場合もあるのです。

つまり、「縁があった」と後付けで感じるのは、実は自分の努力が正しいタイミングで活かされたからなんですよ。

ご縁を待つよりも「つかみにいく準備」を積み重ねることが大切

だから、第一志望に落ちたとしても、「縁がなかった」と簡単に片付けるのではなく、「今回はどこが足りなかったか」「どんな準備が実を結ばなかったか」を振り返ることが大事です。

そして次の機会に活かすことが、いわば「縁をつかむ準備」になります。

就活における「ご縁」は運だけではなく、自分の努力や準備とタイミングが重なったものだと私は考えています。

だからこそ、自己分析や企業研究、面接練習など、自分でコントロールできることを積み重ねていくことが、結果として「良い縁」に出会う近道だと私は思います。

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