Q
大学3年生
男性
金融機関の支店訪問後のお礼状の書き方を教えてもらえますか?
現在就職活動中で、志望している金融機関の支店訪問に参加させていただきました。
お忙しい中、貴重なお時間をいただいたので、マナーとしてお礼状を送ろうと考えているのですが、郵送とメールのどちらが良いのか、またどのような内容を書くべきか悩んでいます。
特に金融機関ということもあり、形式や礼儀を重んじる印象があるため、失礼のないようにしたいです。
お礼状の構成や、送付のタイミング、もし郵送にする場合の便箋や封筒の選び方など、具体的なマナーについてアドバイスをいただけないでしょうか。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
丁寧さを重視! 具体的な内容で感謝を伝えよう
マナーとしてお礼状を送ろうとする思い、素敵ですね。
お礼状を書く際、意識することは礼儀です。特に初めて書く場合は、丁寧すぎると感じる程に丁寧に書きましょう。
内容の構成としては次のように進めます。
最初に「拝啓」や「初夏の候、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。」といった挨拶を添えます。そして、「先日は貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。」とお礼を述べます。
次に、訪問の感謝と具体的な感想を書きます。
たとえば、「御社の支店での業務を実際に拝見し、職員の皆様の業務に対する姿勢に大変感銘を受けました。」といった内容です。
さらに、「御社での業務を通じて、更なる成長を遂げたいと強く感じております。」といった今後の抱負を伝えましょう。最後に、「これからも勉強させていただきたく存じます。」で締めくくります。「敬具」として結びます。
手書きで郵送! 早めの送付でより好印象を得よう
送付方法としては郵送がおすすめです。金融機関は形式を重視することが多いので、手書きの手紙は丁寧な印象となります。もしメールを使用する場合も、誤字脱字に注意し、丁寧な表現を心掛けましょう。
送付のタイミングとしては、訪問後なるべく早く、できれば翌日までにお礼状を送ると良いです。郵送を選ぶ場合は、便箋は白無地かシンプルなデザインを用い、封筒も無地でしっかりしたものを使用します。
手書きで丁寧に書き、封筒の宛名も正確に手書きし、きちんと封をして送りましょう。
翌日までにメール送付! 数日以内に手紙を送ろう
金融機関の支店訪問後は、当日〜翌日中にまずメールで御礼、そのうえで数日以内に紙の礼状を投函すると丁寧です。
便箋は白無地、封筒は長形3号・白、黒インクで清書しましょう。
宛名は訪問形態で使い分けます。「〇〇銀行〇〇支店 御中」または「〇〇銀行〇〇支店 △△様」とします。
個人宛に郵送する際は表を「△△様」、裏の差出人で自分の住所氏名・大学・連絡先を明記します。
不安があれば同封で名刺(なければ添えずで良い)を添えるとさらに親切です。
重要な4点を含める! 簡潔にまとめた内容を送ろう
本文には以下の4点を含めて、10〜12行程度にまとめます。
①御礼(具体的な時間・機会への謝意)
②学びや印象に残った点(できれば抽象的なものではなく、印象的だったエピソードに、固有名詞・数字を加えるのがおすすめ)
③志望度の高まりと次の行動(説明会参加・ES提出予定日など、ネクストアクションがあれば記載)
④結び(今後のご指導のお願い)
以下が書き方の例です。
「(①)このたびはお忙しいなか、◎◎月◎◎日の支店訪問に参加させていただき、ありがとうございました。(②)地域密着型与信の取り組みについて具体事例を伺い、特に〜が印象に残りました。(③)今後につきましては、◎◎月◎◎日までにエントリーシートを提出します。引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いします。」
スピード、簡潔、具体の3拍子がそろうことが、高評価につながります。
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