Q
大学3年生
男性
大学3年の時間割で就活を考慮すると、どう組むべきでしょうか?
大学3年生になり、いよいよ就職活動を意識し始めました。授業の履修登録をするにあたり、就活と学業を両立させるために、時間割をどう組むべきか悩んでいます。
就活が本格化するのはいつ頃からでしょうか? インターンシップや説明会に参加しやすいよう、平日の午前中や午後など、なるべく空けておくべき時間はありますか?
また、大学のキャリアセンターの利用や資格取得、SPI対策など、3年生のうちにやっておくべきことも含めて、時間割の組み方について具体的なアドバイスをお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
人による! まずは学びたい授業を優先して組もう
就活がどのようなスケジュールで入ってくるかは予測しにくく、人によっても異なるので、あまり神経質になりすぎず、自分の学びたい授業を優先して時間割を組んで良いと思います。
就活の本格化前に準備! インターン情報も確認しよう
ただ、就活の「本格化」は、3年生の3月ごろから、4年生の4月ごろにかけてエントリーが集中する時期です。ここまでにしっかり準備ができていれば大丈夫です。
ただ、3年生には夏・冬のインターンシップといった重要な機会もあります。特に夏のインターンに参加するには、4〜5月あたりから自己分析や業界研究を始めておくことが大事です。
キャリアセンターも活用! 余裕のある計画で進めよう
また、大学のキャリアセンターは積極的に活用すべきです。担当者と定期的に話すことで、就活に役立つ情報が得られたり、履歴書や面接のアドバイスも受けられます。
SPI対策については、1日1時間の勉強を1〜3カ月程度続けることで基礎力がつきます。余裕を持って準備するなら、年末(12月ごろ)から取り組むのがおすすめです。
資格取得については、就活ではそれほど大きなウエイトを占めません。新卒採用は「ポテンシャル採用」が基本なので、資格が「必須」というわけではありません。資格は目的に基づいて取り組むことが大事です。
たとえば、「金融業界に行きたいから簿記を学ぶ」「外資系を目指すからTOEICスコアを上げる」といった形で、自分の志望と結びついている資格であれば、アピール材料になります。
「持っておけば何か就活で有利になる資格は何ですか」とよく聞かれるのですが、資格ありきではなく、目的を先に設定することを考えましょう。
余裕を持たせて組む! 多忙な時期を想定しよう
大学3年の時間割は、就活ピークに余裕を持つための逆算をしておくことがコツです。
一般的に、説明会やインターンは3年夏~秋、早期選考は冬、本選考準備は3年後期~4年前期に重なります。おすすめは、火~木の午後に可動域を作ることです。移動や面談が入りやすい時間帯だからです。
そのために、可能であれば午前中のコマに授業を入れておくのがおすすめです。
固定枠があると楽! 管理ツールも使って漏れをなくそう
組み方の手順は、以下のような形がおすすめです。
①卒業必須科目を最優先で確保
②「重い課題科目」は曜日をまとめて勉強日に充てる
③ゼミは就活に配慮してもらえるかを事前に確認しておく
④オンライン受講可の科目は午前に寄せ、午後の面談・面接に備える
また、当然流動的にはなりますが、なるべく毎週の就活固定枠を決めておくのもおすすめです。
例:水曜15–17時=エントリーシート(ES)/土曜午前=面接練習など
SPI対策は通学時間の単語・計数アプリ、面接は学内キャリアセンターで月1模擬試験のルーティンを回すと効率的です。 大学までの通学時間にもよりますが、就活の移動時間と、授業のオンライン/オフライン参加をうまく組み合わせましょう。
締切管理はGoogleカレンダーなど、デジタルのカレンダーで「会社名/締切/提出物」の3点セットを色分けすると取りこぼしが減ります。
「単位の安全マージン」は最低限確保したうえで、就活には余裕を作る設計が、最終的に両立を楽にします。
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