学生の身分で、毎年ある意味自動的に健康診断を受けられていた場合は知りにくいですが、健康診断は頻繁に大きめの病院でおこなわれています。落ち着いて、近所の病院で定期的に健康診断をおこなっている場所を探しましょう。

就職活動で使う健康診断は、内科・総合クリニックまたは企業の健康診断を扱っている病院で受診するのが一般的かつスムーズです。費用は内容によってまちまちですが、数千円から1万5千円程度になることが多いでしょうか。

一般のクリニックで受診し診断書を発行してもらうのが最も確実な方法

また、診断書については、健康診断に尿検査や血液検査が入っている場合は、受診後1週間から10日以上経過してから郵送されると思ってください。

診断書の即日発行はほぼ不可能ですが、クリニックによっては別料金で特急ができることもあるようです。

企業側から特殊な指定項目（胸部レントゲン・胃カメラなど）がある場合は、別に設備の予約が必要になり、健康診断日が遅くなることもありえます。

その場合は診断書の提出が遅めになってしまうので、企業担当者に事情を話し、いつごろまでなら提出を待てるかなどについて事前に調べておきましょう。

ネットで地域の健康診断施設を調べてみると、どんな検診施設があるのかわかるのではないでしょうか。検診専門の施設もありますし、普通の内科などで受け付けている場合もあります。

その施設で検査可能な項目もわかりますし、費用も知ることができます。就職前の診断なら雇入時検診などという名称で5,000～1万円程度であると思います。

診断書を受け取るまでの期間は、ネットでわからない場合は電話で問い合わせれば良いでしょう。

周囲の人やキャリアセンターにも相談しよう

また、いまの時代はこのようにほとんどのことがネットで調べられますが、そういう時こそ両親や先輩、友人など、こういうことを経験している人に相談してみると、施設を紹介してくれたり、受診時のアドバイスをしてくれるのではないでしょうか。

周りにそういう人がいなければ、地域の役場や大学の学生課、キャリアセンターなどでも相談に乗ってくれるかもしれません。

自分が困ったとき、頼れる人、組織、サービスなどを心づもりしておくことをおすすめします。ほかのことでも想定外の事態に対したとき、自分の知識だけでは解決できないことは、これから沢山起こってきます。そんなとき、誰かの力を借りることができるか。これも社会人としてのポテンシャルに繋がります。

慌てず、他人の力を借りられないか考えることができるのも大切な能力です。