就職活動で女性が濃紺のスーツを選ぶのは、まったく問題なく、むしろおすすめできる選択肢です。

濃紺のスーツは、清潔感、誠実さ、知的な印象を演出できる色です。シャツの色も合わせやすいというメリットがあります。

確かに、就活においては真っ黒のスーツを着ている人が多数派かもしれません。

しかし、黒に近い濃い紺色、特に「これ黒かな？ネイビーかな？」と感じるようなダークなネイビーは、真っ黒よりも少し明るく見え、柔らかい印象を与えることができます。

そのため、高印象な選択肢の一つと言っても過言ではありません。実際、私自身も公務員試験や教育業界などでも、黒よりもネイビーを選んで行きました。

紺色のトーンやスーツの素材には要注意

ただし、「ネイビー」と一言で言っても、非常に明るくてカジュアルなネイビーもあれば、黒に近いダークなトーンのものもあります。

明るすぎるネイビーは避け、黒に近い濃いトーンを選びましょう。また、安っぽい生地だとカジュアルに見えてしまうため、色味やトーンだけでなく、素材感にも注意を払うことも大切です。

説明会などで目立つ可能性があることは頭に入れておこう

なお、説明会などに参加すると黒のスーツが多いのは事実です。そのため、濃紺を選ぶと自分だけ違う色味で目立つ可能性があります。

あえてこの個性を出すことを狙う場合もありますが、一方で逆に浮いて見える可能性もあるため、ご自身がどう見られたいかを意識して選ぶ必要があります。

就活では、スーツの色は黒以外はNGという決まりはありません。

濃紺・ネイビーは柔らかさや誠実さを感じさせる色で、「スーツが濃紺だから不採用」ということはありません。就活で着用している方も見かけます。

濃紺スーツを選ぶときのポイントを3つあげます。

①色味はほぼ黒に近いネイビーを選ぶ：屋内では黒っぽく見えるくらいの濃いネイビーなら、どんな業界でも安心です。明るめのブルーや光沢の強い素材は避けましょう。

②インナーは白または淡い色を着る：白いブラウスを合わせると、顔まわりが明るく見えて印象が良くなります。リボンブラウスやカットソーでもOKです。

③小物で「きちんと感」を出す：靴・バッグ・ベルトは黒で統一を。ストッキングは肌色が基本です。

大切なのは色よりも清潔感ときちんとした印象

就活で見られるのは「何色を着るか」よりも、「どんな印象か」です。

濃紺は、明るさと誠実さを両立できる色です。自分が「このスーツなら堂々と面接に臨める」と思えるものを選ぶと良いでしょう。