Q
大学3年生
男性
インターンシップの選考におけるグループディスカッションは、どのように対策すべきですか?
志望企業のインターン選考でグループディスカッションがあると聞き、不安を感じています。
グループディスカッションの経験が少なく、リーダーやタイムキーパーなどの役割を担うべきか、議論への貢献を優先すべきか迷っています。
インターンのグループディスカッションでは、企業は学生のどのような点を評価しているのでしょうか? 発言量よりも内容が重視されるのか、バランスの取り方を知りたいです。
選考を通過するために意識すべき立ち回り方や、事前準備のポイントについてアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
GDは協調性がカギ! 貢献姿勢を示そう
インターン選考のグループディスカッションでは、企業は役割の名目よりも、課題を前進させるための貢献姿勢と協働力を見ています。
具体的には、与件の読み取り精度、論点整理、時間配分、他者の意見を引き出して統合する力、合意形成と結論の妥当性などです。
初手で無理にリーダーを名乗るより、「目的・制約・評価軸」の3点を冒頭1分で言語化しておき、「課題把握5分→案出し10分→評価5分→合意3分→発表準備2分」といったタイムラインを提案する人は自然に推進役として評価されます。
発言量は「適度に均されているか」が重要で、「黙っている人に短く問いを振る」「論点が横滑りしたら与件に戻す」「対立が生じたら評価基準を再定義する」などの介在が価値になります。
頻出テーマで思考の型を作っておこう!
準備としては、新規施策立案、顧客満足度向上、業務効率化、地方創生などの頻出テーマで「現状→課題→打ち手→KPI→リスク→一次アクション」の型で3例ほど作っておくと、頭が働きやすくなり、応用が利きます。
最後は「誰が・いつまでに・何をするか」まで踏み込み、筋の通った小さな実行計画で締めると、結論の説得力が上がります。
GDは協働力を示す場として対策しよう
グループディスカッションは、話の上手な人が評価される場というイメージがありますが、実はそれだけではありません。企業が見ているのは、チームで成果を出せる人かどうか。
つまり、「一緒に働きたい」と思える協調性や思考力、姿勢を総合的に判断しています。
役割を決める際に大切なのは、チームの議論が前に進むように貢献する姿勢です。リーダーを務めても、他者の意見を聞かず独走してしまえば逆効果ですし、発言が少なくても的確な要約や新しい視点を出せる人は高く評価されます。
そのため、役割はそれほど気にしなくても大丈夫! 今この場に必要な動きをすることを意識して臨みましょう。
また、グループディスカッションで差がつくのは事前準備力です。ニュースや業界の動きをざっくりと押さえておくと、どんなテーマにも対応しやすくなります。
さらに、練習を通して「自分がどんなタイプの発言をしやすいか」を把握しておくと、本番で焦らずに済みます。
発言量よりも他者との関係構築を意識しよう
発言量よりも、他者の意見を活かしてどのように関係性を構築できるかが重要です。結論を急がず、まずは相手を理解し、論点を整理する姿勢が信頼につながります。
グループディスカッションは、勝ち負けの場ではなく協働のシミュレーションです。自分らしい貢献の形を見つけ、落ち着いて臨めば、自然と良い結果がついてくるでしょう。
グループディスカッションの進め方や突破のコツなどは以下の記事で解説しています。突破して次の選考に進めるようにするためにも、コツを確実に押さえておきましょう。
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