Q
大学3年生
女性
介護職のインターンシップの感想は正直に書いても良いですか?
介護職のインターンに参加する予定の学生です。終了後に提出する感想文で、どのように書くのが正解なのか悩んでいます。
介護の仕事は体力的に大変だと聞いていて、もし実際にきついと感じた場合、その気持ちを正直に書くべきか迷っています。
ネガティブな内容を書くと、選考で不利になるのでしょうか?
企業に良い印象を与えるためにポジティブな内容にまとめるべきか、それとも感じたことを率直に書くほうが良いのか教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
介護のインターンの感想は「正直さ+敬意」の両立が大切
介護職のインターンの感想は、正直さと専門職への敬意を両立させる書き方が最も評価されます。
単なる「つらかった」「大変だった」で終えると印象はあまり良くありません。
しかし、「何が負荷だったのか」を身体介助、移乗、記録、感染対策、夜勤リズム、感情労働などの業務要素に分解し、そのうえで「安全・尊厳・自立支援」という介護の原理と結び付けて学びを言語化すると成熟度が伝わります。
たとえば「腰部負担の大きさに驚いた」だけでなく、「ボディメカニクスと福祉用具活用が安全性と生産性に直結する」と具体化しましょう。
そして、さらに自分の体力・技術で改善可能な点、チーム連携で軽減できる点、制度・配置で解決すべき点を切り分けます。
ネガティブな感想は改善・提案とセットで!
ネガティブな所感は、必ず改善提案や、筋力強化、感染対策の手順反復、記録の標準化練習、高齢者理解の書籍・研修受講など自分の次の一歩とセットで書くと前向きに読まれます。
構成は「導入・目的→観察事実→解釈・専門知→改善案→決意」の順でまとめれば、率直さは保ちつつ、選考で評価される熟考された振り返りになります。
正直な感想はマイナスではなく成長の材料として伝えるべき
介護の現場は人と深くかかわる尊い仕事である一方で、体力的・精神的な負担もともないます。だからこそ、インターンを通じて感じたことをどう表現するかを迷われていらっしゃるのだと思います。
まず結論から言えば、正直に書いて大丈夫です。ただし、感じたままをそのまま書くのではなく、気付きとして前向きに伝えることがポイントです。
たとえば、「想像以上に大変だった」と書く代わりに、「現場の大変さを体感し、支援する側の責任の重さを実感した」と言い換えると、素直な気持ちを保ちながらも成長の姿勢が伝わります。
大変さもそのままではなく学びとして言語化する視点が重要
企業が感想文で見ているのは、苦労の有無ではなく、その経験をどう受け止め、次にどう活かそうとしているかです。大変だった経験のなかに学びややりがいを見い出せているかが評価の分かれ目となります。
もし迷ったら、次の順番で書くとバランスが良くなります。
①印象に残った場面
②感じたこと(正直に)
③そこから学んだこと
④今後に活かしたいこと
「大変さのなかにも成長があった」そんな等身大の感想が、一番誠実で印象に残る文章になります。あなたの気付きと素直さは、きっと介護の現場で働く方々にも真摯に伝わることでしょう。
以下の記事では、介護職の採用選考で刺さる志望動機の書き方を解説しています。「介護職を志望しているがどう志望動機を作れば良いかわからない」と悩む人はチェックしておきましょう。
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