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薬学部生でインターンシップに行かないのは、良くないですか?

薬学部の学生です。周りの友人がインターンに参加し始めていて、自分も行かないとまずいのか不安になっています。

薬学部は病院や薬局などの進路が多いので、企業のインターンに参加する意味があるのかわかりません。

学業や研究が忙しいなかで、時間を使ってまで参加する必要があるのでしょうか?

また、一般企業を考えていない薬学部生にとって、インターンに参加するメリットがあれば知りたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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薬学部生のインターンは必須でないが視野は広がる

薬学部生がインターンに行かない選択は、必ずしも不利とは限りません。なぜなら、病院・薬局志望なら学内実習や実務実習が核で、成績・レポート・態度が評価軸になりやすいからです。

ただし、進路の納得度や視野の広さという観点では、短時間でも現場に触れる価値は大きいです。いまは一般企業を考えていなかったとしても、それ以外を志望する際に志望理由に厚みが出ます。

たとえば製薬企業・CRO・CSO・公衆衛生領域の1dayプログラムや職場見学、オンライン座談会でも、MR、CRA、PV、RA、QC、メディカルアフェアーズなどの職種理解の輪郭がつかめ、面接での志望理由が具体化します。

量より質! 最小コストで接点を持とう

もし学業が多忙で時間を取るのが難しいなら、研究の節目に合わせて半日〜1日の低負荷プログラムを狙いましょう。

そして、代替として病院見学、学会聴講、薬剤部の仕事紹介会、OB・OG訪問の記録を残しておくと、履歴書の「活動」欄を十分に埋められます。

要は「量より質」。自分が何に惹かれ、どの患者価値・社会価値に貢献したいのかを言語化するための接点を、実習と補完し合う形で最小コストで組み込んでいくのが賢い進め方です。

国家資格キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー

百田 千穂

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インターンは将来像を作る機会として考えるべき

薬学部に在籍していると、実務実習や研究で忙しく、「インターンに行く時間がない」「そもそも必要なのか」と感じる方は少なくないでしょう。

結論から言えば、必ずしも行かなければいけないものではありません。ただし、参加することで得られる学びや気付きは大いにあると言えます。

まず、インターンは現場理解を深める機会として役立ちます。たとえば、多くの方と接することで、患者さんへの対応やチーム医療の流れを体験できるからです。

それにより、学習や実習などに限局した机上の空論から、将来の働き方へのイメージがより具体的になります。これらの時間は、自分の適性を確かめるための内観や自己分析のチャンスともとらえられます。

また、製薬会社や一般企業を視野に入れた際には、インターンが業界研究の入り口になるケースになるでしょう。実際に社員の方と話すことで、研究職・開発職・営業職など、薬学の知識をどんな形で活かせるのかを体感できます。

短期やオンラインで負担なく経験を得る選択肢も視野に入れる

もし学業が忙しいなら、1dayや数日程度の短期インターンや、オンライン開催のものから始めても十分効果を期待できます。

大切なのは行くか行かないかよりも、自分の将来像を考えるきっかけをどう作るかです。その視点さえあれば、どんなチャンスでも成長につなげることができるようになります。

以下の記事では、インターンに参加するメリットやインターンの選び方などを解説しています。インターンについてあまり理解できていない人は、事前にチェックしておきましょう。

あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう

インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

そんな時は「適職診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。

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インターンの志望先を決められない人
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