Q

大学2年生
男性

人間関係に疲れてしまい、学校に行きたくないのですが、どうすれば良いのでしょうか?

大学の人間関係に疲れてしまい、学校に行きたくないと感じる日が増えています。友人やクラスメイトとのかかわりに気を遣いすぎて、気付けば心身ともに限界です。

このまま卒業まで我慢して通うべきか、それとも思い切って進路を変えるべきでしょうか? 将来、社会に出ても人間関係で同じように疲れてしまうのではないかという不安もあります。

人間関係に疲れやすい人が心を守りながら卒業まで過ごすための考え方や、社会人になっても無理せず働ける仕事選びのヒントを教えていただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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学校での人間関係の疲れは「回避と対処の設計」で軽減しよう

大学の人間関係に疲れて「行きたくない」と感じるのは珍しくありません。

まずは自分が消耗する局面を具体化しましょう。 授業後の雑談、LINEの即レス圧、グループワークの役割の曖昧さなど、トリガーを言語化できると対処が進みます。

短期では、出席必須科目を最小行動で確保し、オンデマンドや録画視聴の活用、図書館・ラーニングコモンズなど居心地の良い場所に拠点を変える。

グループ課題は最初に役割・締切・連絡頻度を文書で合意し、資料整理・編集・検証など得意領域に寄せると摩擦が減ります。

対人距離は「今日はここまでにします」、「明日連絡します」など境界線の言い回しで十分に礼儀正しく保てます。

疲れにくい設計を優先して休息も確保しよう!

中期では、学生相談室や保健センターのカウンセリングを頼りにかかわり方の癖を棚卸し、信頼できる少数の関係を深く育てる方向へ舵を切るのが有効です。

将来の働き方は、少人数組織やリモート比率の高い職場、編集・研究補助・データ分析・エンジニア・設計職など「個人作業×丁寧さ」が活きる職種が相性の良い傾向にあります。

また、人を変えれば人間関係に対する考え方も変わる可能性もありますから、人とのかかわりが少ないことに過度に重きを置きすぎなくても良いです。

もし「2週間以上の抑うつ」「睡眠・食欲の顕著な乱れ」などが続くなら医療機関へ。 焦らず、学業のマストと心身の回復を両立する細い橋を渡る設計に切り替えましょう。

国家資格キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー

百田 千穂

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行きたくない気持ちは休息のサインとして受け止めて良い

人間関係に疲れて学校へ行きたくないと感じる経験は、多くの方が通る道です。特に大学では、自分で人間関係を築く自由がある一方で、「合わせなければ」と無理をしてしまう人も多いのが特徴的であると言えます。

まず大切なのは、「行きたくない」と感じる自分を責めないことです。

心と体が「少し休ませて」とサインを出している状態なので、無理をして出席するよりも、一時的に距離を取る勇気を持つほうが長い目で見て健全でしょう。

そのほかには、大学のカウンセリングルームや学生相談室など、話を聞いてくれる場所を活用するのもおすすめです。

自分のペースで回復できる環境づくりが次の一歩につながる

また、「卒業まで我慢」か「進路を変える」かは、今すぐ白黒つける必要はありません。

大切なのは、心が回復する時間を確保し、自分のペースで考えることです。焦って決めるよりも、「どんな環境なら自分が安心して過ごせるか」を丁寧に内観や自己分析をすることで良い選択につながる可能性が高まるでしょう。

社会に出ても人間関係のストレスはゼロにはなりませんが、職場には多様な環境があります。

たとえば、デザインや研究職など一人で集中できる仕事や、少人数の職場を選ぶことで無理なく働ける人も多いのが実情です。また、実力を付け独り立ちすれば、在宅という働き方も視野に入れられます。

あなたは疲れやすい人なのではなく、感受性が豊かで人を大切にできる人だからこそ、心が疲れてしまうのではないでしょうか。その優しさは、社会に出てもきっと誰かを支える力になります。

焦らず、自分を守りながら一歩ずつ進んでみてください。応援しています。

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