Q

大学3年生
男性

Fラン大学に通っているのですが、どうしたら大手病を克服できますか?

Fランク大学に通う学生です。就活を始めたものの、「大手企業に入りたい」という気持ちが強く、まさしく大手病で、なかなか中小企業に興味を持てません。

一方で、自分の大学から大手企業に入るのは難しいのではないかと不安もあり、現実と理想のギャップに悩んでいます。

Fランから大手企業を目指すのは無謀なのでしょうか? また、「大手病」に陥らず、納得のいく就職をするためにどんな考え方や行動を意識すれば良いでしょうか?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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評価軸を移すことが大手病克服につながる!

大手病を克服するには、看板から仕事の中身と成長の再現性へ評価軸を移すことが近道です。

まず、あなたのWill=やりたいこと、Can=強み・伸びしろ、Must=市場から求められる役割を棚卸ししてみましょう。 そこから、1~3年で身に着けたいスキルを職務記述書レベルに分解します。

そのうえで、企業を配属ポジションの明確さ、上司のマネジメント能力、案件の量と質、顧客規模などの学習機会、評価の透明性、次の選択肢の広さといった転職市場での資産化で比較しましょう。

地続きのキャリア階段を設計するのも現実的な手段

大学名に不利を感じるなら、長期インターンシップ、資格、プロジェクトの成果物で比較可能な証拠を作ること、OB・OG面談や逆求人イベントで会えばわかる土俵にもち込むことが有効です。

どうしても大手を狙うなら、「関連中堅→協力会社→本体」へといったように、一度で一気に大手就職を目指すだけではなく、地続きのキャリア階段を設計するのも現実的な解です。

最終的には、企業名ではなく「誰と何を成し、どの指標で成長を測るか」を言語化できた選択が、納得度と市場価値の両方を高めます。

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

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大手病を克服する第一歩は自分の軸に気付くこと

まずは、大学のキャリアセンターで、卒業生の就職先企業を調べてみましょう。

厚生労働省の定義では、大企業とは「従業員数1,000名以上」の企業を指します。卒業生の進路のなかにも大手企業が見つかるはずです。

ただし、企業名を眺めるだけでは、どれが大企業なのかはわからないでしょう。まずは「どの企業が従業員1,000名以上なのか」を調べてみましょう。

大学生が自然と知っている企業の多くは、テレビCMを流している大手のBtoC企業です。こうした企業は人気が集中し、大学に関係なく非常に競争率が高いのが現実です。

知名度より働き方の現実を見直すことで視野が広がる

一方で、「聞いたことのない企業だけど、従業員数はどれくらいだろう?」と調べていくうちに、世の中にはさまざまな業界や働き方があることに気付くと思います。

「大手企業ならどこでも良い」と条件を広く取るなら、就職の実現は十分に可能です。

ただし、転居をともなう転勤、深夜勤を含む交替シフト、自動車運転など、労働条件の面でミスマッチが出てくるかもしれません。

そうした現実的な条件を考えたとき、「企業規模よりも自分が重視したいことは何か」に気付けたら、そのときには大手病は克服できているでしょう。

「自分には就活の軸がない」と悩みを抱えている人もいるかもしれません。以下の記事では就活の軸90個を一覧で紹介しています。また、自身の就活の軸の見つけ方も解説しているため、自分に合う軸を見つけて就活に活かしましょう。

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