Q
大学3年生
女性
4流大学とは、どこまでのくくりを指しますか?
現在、就職活動を控えている大学3年生です。ネットで「4流大学」という言葉を見かけ、自分の大学がどの位置づけなのか気になっています。
「一流」「二流」といった明確な定義はないと思いますが、世間や企業の人事が考える4流大学とは、具体的にどのレベルの大学を指すのでしょうか?
4流大学でも努力でその差を埋める方法や、評価されやすくなるアピールの仕方を知りたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
4流大学の明確な基準はない! 自分の実力を基準に考えるべき
就職活動を控える学生の間で、「4流大学」という言葉を目にして不安になる人は少なくありません。しかし、結論から言えば「4流大学」という明確な基準は存在しません。
多くの場合、これは偏差値や知名度をもとにした主観的な呼び方であり、正式な区分ではないのです。
一般的に、旧帝大・早慶・上位国公立が「一流」、MARCH・関関同立などが「二流」、地方国公立や日東駒専・産近甲龍などが「三流」、それ以外の無名大学や偏差値40未満の大学を4流と揶揄する傾向があります。
ただし、これはあくまで一部のネット上の評価であり、実際の採用現場では大学名よりも個人の実力や経験を重視する企業が増えています。
「何を学びどう行動したか」が評価される!
現代の採用活動では、学歴よりも「何を学び、どのように行動したか」が問われます。
たとえば、学外活動・インターンシップ・資格取得・ポートフォリオやSNSといった発信活動などで成果を出すことで、大学名の壁を越えることは十分可能です。
特に中小企業や成長企業では、自分で考え行動できる人や主体的に課題解決に取り組む人を高く評価する傾向があります。つまり、「4流大学」と呼ばれる立場でも、努力次第で十分に採用担当者の印象を変えられるのです。
もし不安を感じているなら、学歴ではなく自分のストーリーを磨きましょう。何を経験し、どんな学びを得て、どんな価値を提供できるのか自分のキャリアを明確にしアピールすることで、大学名を関係なくすることができます。
4流というくくりより自分の強みをどう示すかが大切
まず、「4流大学」というくくりですが、企業の人事を含む世間一般で、明確な定義をもって共通認識されている分類はありません。
「一流」「二流」といった言葉も同様に、人によって指す大学群が異なる曖昧なものです。
少なくとも私がかつていた採用の現場では、出身大学を「一流」「四流」といった序列で判断することはしていません。重要なのは、「どの大学にいるか」ではなく、「その大学で『あなたが』何をしたか」です。
「そこで何を成し遂げたか」を言語化することが評価につながる
大学のランクを気にしている時間はもったいないです。その時間は「自分をいかに魅せるか」を考える時間に変えましょう。
おすすめはガクチカの深掘りです。表面的な結果だけでなく、目標設定、課題、それを乗り越えるための行動、そこから得た学びなど「何を聞かれても大丈夫」くらいのレベルまで言語化します。
エントリーシート(ES)や面接対策にもなるはずです。
応募書類や面接は、あなたの努力する姿勢、目標達成意欲、論理的な思考力といったスキルが、大学名に関係なく評価されます。大学のくくりを気にするよりも自分を魅力的に伝えることをきわめてみてはどうでしょうか。
以下の記事では学歴フィルターの実態について解説しています。自分の学歴に自信がなく、学歴フィルターの実態について知っておきたいという人はぜひ参考にしてください。
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