Q
大学4年生
男性
他県の警察官を志望する場合、志望動機はどう書けば良いですか?
将来、警察官として働きたいと考えています。しかし、生まれ育った地元ではなく、他県の警察官採用試験を受けようと考えています。
面接では「なぜ他県を志望するのか」と必ず聞かれると思いますが、納得してもらえる理由が見つからず悩んでいます。
正直に言えば「自分の地元よりも治安が悪く、警察官の需要が高そうだから」という理由ですが、そのまま伝えるのは適切ではない気がします。他県の警察官を志望する場合、どのように志望動機をまとめれば良いか、アドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
他県を志望するときはその地域への貢献意欲を明確に語ろう
他県の警察官を目指す場合、「地元ではないのに、なぜここで働きたいのか」と必ず問われます。そこで戸惑う学生は多いですし、「治安が良くないから」という理由をどう扱うべきか迷う気持ちも自然です。
実際に、戸惑っていた学生がいました。最初は「事件が多そうだから力になれそう」とだけ考えていました。
しかし、地域の犯罪統計や防犯施策を調べ、「課題の背景には観光地特性や人口構成の変化がある。そうした地域特性に向き合いながら、安全な街づくりに貢献したい」と言語化したことで、動機に深みが生まれました。
課題への関心をその地域で警察官として果たしたい役割へつなげよう
警察組織は地域密着性が非常に強い組織です。そのため「どんな地域課題に関心を持ち、どう向き合いたいか」を語れると説得力が高まります。
「治安が悪い」は課題認識の一部ですが、評価されるのは「課題を解決したい」という姿勢です。
地域の特徴や防犯の取り組みを調べたうえで、「地域特性に応じた安全確保に携わりたい」「多様な人々が安心して暮らせる環境をつくりたい」といった表現に変換すると、前向きな意志として伝わりますよ。
大切なのは、他県を選ぶ理由を問題視で終わらせず貢献意欲につなげることです。
地域の不安にどう寄り添いたいかを軸に語ろう!
現在あなたが警察官としての就職を希望する県に住んでいるのであれば、そこまで違和感はありませんが、引っ越してまで他県の警察官として活躍したいと望んでいるのであれば、採用側には必ず違和感が生じるでしょう。
他県の警察官となりたい理由をしっかりと練り込む必要があります。
志望動機を作成する前には、今あなたの頭に浮かんでいる、就職を希望する県の治安の悪さをできるかぎり具体的にイメージしてください。最近その地区で起きた、重大な犯罪事件のニュースなどを振り返ってみるのも良いでしょう。
警察官として自分が果たしたい役割を率直に伝えよう
そのような犯罪に巻き込まれ、また近くで目撃するなどして悲しい思いや不安な思いを抱えている県民の方の顔も、同時にイメージしてください。
そのような人たちに向けて、あなたはどのような声をかけ、どのような働きかけをしていきたいでしょうか。その思いを、できる限りストレートな形で文章にしてください。
「犯罪などが多く治安が悪い地区」での活躍を希望するのは、警察官にふさわしい正義感の持ち主であるあなたにとって、きわめて自然なことでしょう。
自信を持って「不安や困りごとを抱えている県民に寄り添い、自分の活動で安心させたい」と、志望動機を通して主張してください。
面接での効果的な志望動機の作り方や答え方は以下の記事で解説しています。例文も紹介しているので、「どのような志望動機が刺さるかわからない」と疑問を持つ人は事前にチェックしておきましょう。
以下の記事では警察官の自己PRの書き方やほかの就活生と差別化するコツなどを解説しています。警察官を目指す人は選考突破するためにも事前に確認しておきましょう。
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