Q
大学3年生
男性
消防士になりたいけど志望動機がありません。
将来、消防士として働きたいと考えています。子どもの頃からの夢であり、人の役に立ちたいという気持ちも強いです。
しかし、なぜ消防士になりたいのかという具体的な志望動機を言葉にするのが難しく、面接で上手く答えられるか不安です。
特別なエピソードや経験がなくても、消防士になりたいという熱意を伝えることはできますか? また、消防士の仕事内容について詳しく知らなくても、説得力のある志望動機を作る方法はありますか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
志望動機がないときは行動を起こして動機を言語化しよう
「小さい頃から憧れていたけれど、決定的なエピソードがない……」ということは実はよくあります。
たとえば、幼い頃から消防車を見るとワクワクし、人を助ける仕事に惹かれていたものの、明確なきっかけがないことに不安を感じている、などです。
そんな場合は、自分の思いを整理し、地域の防災訓練に参加したり、消防署を見学しましょう。
「災害現場だけでなく、日常の安全を守る活動も含めて、人々の暮らしを支える仕事だと知り、より強く志望するようになった」など言語化してみると、気持ちが具体的になり、自信につながることがあります。
憧れを理解と覚悟に変えたプロセスを示そう!
消防士は身体を張って命と向き合う職務だからこそ、採用側は表面的な憧れではなく理解と覚悟を重視します。
特別な経験がなくても、「人の役に立ちたい」という原点に、自分なりの学びや行動を積み上げることで説得力が生まれます。
仕事内容を深く知らない段階なら、調べる過程も立派な動機形成です。
たとえば「火災対応に加え、救急活動や予防業務など多面的に地域を支える点に魅力を感じた」といった形で、自分の視点の変化を語ると良いでしょう。
大切なのはきっかけの華やかさではなく志を育てる姿勢。あなたの思いは、行動と言葉で必ず形になります。
抽象化によって見える動機の源泉を志望理由の軸にしよう
消防士という仕事を、すこし抽象的に表現してみましょう。
たとえば「火事を消し止める・炎のなかに取り残された被害者を救う」「火災防止・安全対策に関するセミナーを市民におこなう」「レスキューの訓練をする」という具体的な仕事内容があります。
これらを「火災に関する困りごとを解決する」「火災を未然に防ぐ」「火災現場で活躍できる身体を作る」といった具合に言い換えます。
これらをさらに抽象化すると「困っている人・危険のなかにある人を助ける」「身の回りに潜む危険に気付いていない人に向けて、それを教える」「体を鍛える」という感じになるでしょうか。
抽象的なイメージを具体的な業務理解と結び付けよう
最も抽象的になった3番目の言葉は、あなたの「消防士になりたい」という気持ちの源泉に、かなり近付いているのではないでしょうか。
このように、具体的な仕事内容を抽象化することで志望動機に説得力と熱意を持たせることは可能です。
ただ、そのままでは消防士の実際の業務に理解がない、子どもっぽい文章になってしまいます。
そのため、抽象的なイメージは志望動機の骨組みにするようにし、できる限り実際の消防士の仕事を具体的に知り、頭のなかで自分がその仕事に就いている姿を想像しながら文章にしていきましょう。
面接での効果的な志望動機の作り方や答え方は以下の記事で解説しています。例文も紹介しているので、「どのような志望動機が刺さるかわからない」と疑問を持つ人は事前にチェックしておきましょう。
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